今日は10時に本日の宿の前に集合なので、割とゆっくりでした。昨日のセミナーに参加された方ら6名でまずは戸隠神社に行きます。ここ最近、戸隠神社の名前はよく聞きます。今さらカミングアウトでもないですが、実は私、神社にほとんど興味がないのです。密教系の寺院にはすごく興味あるのですが、前々から行ってました。オレって神社に興味ないのよね~、ごめんなさい、と。
私の「三大興味ない」は動物、スポーツ(ボクシング除く)、そして神社だったりして。虫には興味があっても、なぜか犬とか猫の類の動物には興味なく、このブログにもほとんど登場しない。スポーツについても同様、オリンピックもワールドカップもほとんど取り上げない。たまにボクシングついて熱く語る程度で。そして神社。実際、私主催の旅で神社を訪れることは多いのですが、当人、あまり興味なく、詳しくもありません。それでも、、、宮崎県の「秋元神社」、鹿児島県の「霧島東神社」はスゴイと感じています。出雲大社も伊勢神宮も、まあ、誰かと一緒に行くのはいいですが、わざわざ行きたいとも思わない。
そんな前フリをしながら、それでも「戸隠神社」は一度は行っておきたかった。ってことで、車で一時間、到着しました。かなり標高高いので薄着の私にはちょっと寒い。戸隠は神社そのものよりも「お蕎麦」が楽しみな方が大きいですが、それでも戸隠の秘境感はかなりのもの。駐車場から片道一時間歩くと聞いて、一瞬、うえ~と思いましたが、それもまた戸隠なんだろう。それにしてもすごいな。うん、うん、この雰囲気は好きだ。
途中にある門。神社にあまり興味ない人と言いながら、それでも一般の人よりは行ってると思います。職業柄と言っていいのでしょうか。それでもこの門には圧倒された。神様いるぞ的な雰囲気。
最後の方でちょっとした登りの階段があり、雪がまだ残っててぬかるんでるのですが、思ったより早く到着したのは、私が速足だからでしょう。歩くのと、飯を食う速さは負けません。ちなみに飯を食うのが早くなったのは、おそらく理由がありまして、小学二年生にさかのぼります。学研かなんかの学習雑誌に「ドラえもん」が出てきて、ただし、藤子不二雄が書いたのじゃなく、タッチがちょっと違う別の人が書いたのが出てきてですね、その中ののび太がカレーライスを丸のみしてたのです。「カレーを飲む」という発想がない私には(誰もないか)、そのコマが衝撃的ですぐに真似をしました。なるべくかまずに飲み込む。そんな練習を一時的にでもしてたせいで、食べるのが早くなってしまったのです。
話を戻しますが、戸隠神社の奥社に到着。戸隠神社には奥社、九頭龍社、中社、火之御子社、宝光社があり、今回は奥社と中社に行ったのですが、奥社は「開運・心願成就」だそうで、私は新事業の繁栄を祈りました。500円払ってお札にも書かせていただきました。
奥社から。雪がまだ残っていますね。
今日は雨が降るって言ってたのは誰だ。オレが来るといつも晴れるのだ。気持ちいいね。
と言うわけで、楽しみにしていた戸隠蕎麦。こんな風に束ねて出てきます。私は大阪生まれ育ちながら、うどんより圧倒的に蕎麦が好き。福岡もラーメンじゃなく「実はうどん」と言われるのですが、うどん屋に行ってもだいたい蕎麦を食べます。しかしね、、、信州の蕎麦は圧倒的に美味いね。他の方は「天ざる」を食べていましたが、私は「かも蕎麦」を。食べ終わると東京もですが、蕎麦湯が出てきますよね。赤い湯さし入った。この蕎麦湯なる存在を知ったのは、かなり大人になってからでして、大阪ではあまり一般的でないと思われます。
その後、中社に軽く参拝。結論から言うと、戸隠神社はめちゃめちゃ良かった。また来たいと思う。そしてその後は善光寺。ここもサラリーマン時代の出張で来ました。
宿坊。善光寺は浄土真宗、天台宗など、仏教のいろんな宗派が集まっているらしい。いつか泊まってみたいな。
うん。
うん。
5時になり鐘がつかれます。
真っ暗闇で生まれ変わる。これも二回目です。
と言うわけで、戸隠神社、善光寺へと行ってきました。めちゃくちゃよかった、行ってよかったのですが、私って毎度ながら観光地にはほとんど興味がない人。旅は好きだけど、観光地に興味がないのは、国内のみならず海外でもそう。興味があるのは、ただ、その土地の人と自然と文化。それを満喫する手段として、自転車に勝るものはない。
仲間と話したのですが、私は今、44歳です。まさかの44歳って、まあ、普通に歳取ればそうなるんですが、20代の頃って40代の自分が想像できないじゃないですか。私が物心ついて、初めて両親の年齢を知ったのが父親42歳でした。「おとうさん、なんさい~?」って話から「お父さん=42歳」と知ったのが、親の年齢に接して初めての瞬間。私は小学生だったのですが、まさか私がその年齢を超そうとは。正直、中身は子どものまんまな自覚あるんですが。
そんな私も10年後には54歳になる。しかし、その姿は想像できる。なぜなら同業で50代、60代がかなりいるから。そしてまだ60代でも現役バリバリなんだ。おそらく10年後、同じように自転車に乗って旅をしているでしょう。そのために必要なことは何か。お金は当然なんだけど、もっと当然なのが健康。
昨年、とあるジャーナリストの方とお話していたのですが、今、腎不全で人工透析を受けている人が、国内に30万人いて、その半数が糖尿病からの人工透析。その原因として、もちろん全員ではないですが、多くは不摂生だと言われていました。遺伝だったり、事故だったりで、不摂生以外で人工透析を受けられる方もいらっしゃいますが、不摂生が多いのは歴然たる事実。そしてそれが原因である以上、予防できるのです。
で、そのジャーナリストの方が言われるのは、「40代では気づかなくとも、50代で一気にくるから・・・」と。つまり、人工透析を受けるほどの腎不全(糖尿病)は50代になってから一気に表面化するとのことで、それは40代の蓄積が原因であると。そのように不摂生が原因で人工透析を受けられる方には、なぜか「なんで、もっと早く注意してくれなかったんですか!」と逆ギレする人が多いらしい。お医者さんは何度も注意を促していたのですが、聞く耳を持たずになってから自覚するわけで。たとえば今、血糖値が高めで、尿検査でちょっとでも陽性が出るならば、今ならまだ遅くない。食事と運動でまるっきりリカバリーできるから。40代で気づいたら、それだけで50代からの人生はバラ色。
なので、健康診断は行きましょう。以前、とあるスピな方が「健康診断は不健康を引き寄せる」なんて発言されていましたが、そう思ってる人ならそうかもしれませんね。ですが、私は「健康診断は健康であることへ感謝する年に一回の儀式」と考えていますので、どっちを選ぶかはその人のライフスタイルとしか言いようがない。ともあれ、健康第一。54歳になっても、64歳になって、74歳になっても、バリバリ現役で自転車に乗り続けます。
これは「信州サーモン」の定食。ちょうどいいよね。これはここ最近できたブランドのようで、海のない長野県には貴重なお魚。ニジマスと鮭を掛け合わせた一代限りの種で、サーモン独特の癖が少なく、とても美味しかったです。私の子どもたちはサーモンの刺身が大好きなんですが、私はさほど好きでもありません。ちょっと脂っこすぎて、どちらかと言うと白身が好きなもので。とか言いながら、実はサーモンって「白身魚」って知ってました?豆知識ですが、餌によってこんな色になるそうで、餌を変えたらきれいな白身なんだって。白いサーモン、どうなんだろう。美味いのかな?
この後はコンビニに買い出しに行き、部屋飲み。1時頃まで、本2~3冊になろうかとの濃い話。最後の方は「2045年」の話に白熱しました。2045年は「技術的特異点( シンギュラリティ)」と呼ばれ、人工知能(AI)が人類の知能を超えてしまうらしい。これって、サラッと言われますが、すごいことですよね。現存するほとんどの仕事がAIにとってかわられる。通訳、翻訳、税理士・会計士、弁護士・弁理士みたいな仕事はおそらくなくなるだろう。医者ももしかしたらないかもしれない。セミナー講師はどうだろう。AIの方が面白くてためになると思うので、これもなくなるだろう。今から28年後。オレたちはいったい何をしているだろうか。まったく予期できない、未知の世界が、自分の親くらいの年齢になるとやってくる。
ただ、そうなると人間もまた学習し、何らかの創造性を発揮してると信じて、AIにできない仕事を生み出しているかもしれない。そもそも「仕事」なんて概念がなく、衣食住からあらゆる必要なことをAIがやってしまうので、人間はAIを奴隷にして、または人間がAIの奴隷になって、何もせずとも生きていけるユートピアが産まれるかもしれない。
ただ、そうなると『夢なに』にも書いた「ゼビウス無敵モード」のごとく、人間が存在する意味がなくなり、「性欲」の遺伝情報がすべてオフになり種を保存しなくなる。ってことは、2045年から半世紀を待たずに人類は滅亡するかもしれない。いや、今でさえも若者の性欲が減少しているし、それを手軽に処理する手段が氾濫してるので、「種の保存」に関する積極的なモチベーションが低下しているかもしれない。このトレンドが続くと普通に人類滅亡ですが、日本や先進国以外はまだまだそんな状況でもない。
まあ、どんな世界になるかわからないけどね、5年後、10年後、30年後にはどうなってるのかを「考えること自体」がとても大切だし、逆説的にもそれが「今」をより良く生きる秘訣だと思っているので、「夢かな心理学」の上級コースではそんな話題にもどんどん入り込んでいきたいと思っています。そんなわけで、明日はちょっとロングトリップかも。ありがとうございました。