マルタで何かが動いた日 2017.4.23
2017年 04月 23日
そうこう迷ってたらヨメさんから電話。マンションの内覧に行ってるようで、いい物件があったのでどうしようかとの相談。写メでいろいろ見せてもらったけど、正直よくわからん。でもここはなんかあると思い、ゴーサイン。細かいことはヨメさんがわかってて、それでOKならOK。あとはオレの直感に頼るしかないけど、マルタにいて直接見ずに決めたってネタにもなるし、直感のOKも出た。オレの人生、こんなことの繰り返し。
マンションに関してはローンはある手続きで通しておいてまして、あとはいい物件が見つかるのを待つだけだった。これは何度か目の内覧だけど、決めるときにオレがマルタにいていなかったなど、最高のネタだ。
個人的には賃貸でもいいのだけど、ローンだと万一の時の保険があるから家族が家を失うことはないって、文字通りの保険のために買うようなもの。まあ、40代でローン組むのも遅きに感じだけど、すべてはタイミングで、どんどんよくなるのです。これでオレもさらにむちゃくちゃできそうだ!
そんなわけで、ここは慎重に、空港まで両替に行くのでした。宿に行って「カード、ノー!キャッシュ、オンリー!」とか言われたらつらいからね。元の7キロをキックボードで戻ります。庶民的な通り、きれいな景色など楽しみながら。
庭園なども美しい。去年行ったニュージーランドを思い出す。
サボテンと実。イタリアのシチリア島ではサボテンの実をよく食べるようで、ここマルタでも自生しているのをよく見かけます。どんな味なんだろう。どこかで一度は食べてみたい。
さて、空港に着いて両替と思ったのですが、ここも日曜日はクローズ。どこの銀行でも空港はあいてると思ったのに。ユーロだから両替する人なんてごくわずかなんだろうな。
したがって、どうしようもないので予約したホテルに行くしかない。カードは使えると信じて。空港から徒歩で4時間なので、いかに小さな島かがわかります。
島の真ん中を直進するのだけど、しばしば舗装の粗い道に出くわします。そんなときはキックボードはまったく役に立たない。幸いキックボードは軽いので、片手で持って普通に歩けますが、「オレ、なにやってんだろ〜」って瞬間が時々ありますね。最高。
ようやくカードを使えるスーパーを見つけたのでランチに。パン二個、ビール、オレオで4ユーロ。安いと思ったけど、日本とそんなに変わらんな。って言うか、日本が安すぎ。
20年前、本格的に旅をし始めた当初は、アメリカに行こうが、ヨーロッパに行こうが、物価は安かった。韓国も実感値として日本の半額。タイは五分の一、インドは十分の一くらいの感じだった。けど、いつの間にか日本はデフレが続く一方、他の国は普通に経済成長して、普通に物価も上がっている。相対的に日本の購買力は低下しまくり。もはや日本は先進国レベルの物価ではない。もちろん都市圏の土地などは世界最高峰に高いのだけど、生活用品、自動車、電化製品などは高品質で低価格のままで、そりゃ中国人が爆買いするわけです。
ただ、これから日本は物価上がりますので。アベノミクスとかじゃなく、どんどん上がりますので。その根拠はまた追い追い書きます。
そして突き進みます。海が見えるとテンションが上がる。話変わりますが、今、技術の世界では本気で火星に人を送り込んで、定住させようと目論んでるんだそうですね。
金星は暑すぎるし、酸の雨が降ってるので即却下。月は良さそうだけど、大気がなかったりなど、住むにはまったく不向きなんだって。だったら火星は向いてるのかと言うと、確かにそのままでは住めない。だけど、気温は20度くらいまで上がるし、マイナスでも50度くらいだったらロシアのどこかで普通に住んでる人がいるレベル。水もあるらしいし、大気は酸素こそ薄いけど、二酸化炭素や窒素がある。とにかく、どうこうしたら住めないこともないらしいのです。素人にはわかりませんが、専門家が言うには自給自足も可能であるとか。
なので遠くない将来、人類が火星に到着して、そこで子どもが生まれたら間違いなく「火星人第一号」でしょ。その人がどれくらい生きるかとかわかりませんが、間違いなく人類史に残る一人にはなる。そして子孫がどんどん増えれば、都市もでき、すでに火星の土地をネタで買ってるオレは勝ち組になる。
ただ、そうなるためにおそらく最大限に懸念されるのが「火星の空はピンク」だと言うこと。そりゃ、観光でちょこっと行くには珍しくて面白いけど、ずっとピンクだと気が狂うだろうって。確かにね。
地球人のDNAには「空は青い」って情報がインプットされてて、そこに生きる源みたいなものがあるのかもしれない。だからこそ、青い空、海に気分が上がるのだろう。そんなこと思いながら走ってます。
突然のおしり。地中海の青い空におしり。
どっかでみたことあるカフェ。ん、ここは中国か?こんなの見ながら走るのも、キックボード(限りなく徒歩)の醍醐味だね。
マルタだよ、これが。
江ノ島を自転車で横切った時のことを思い出したりした。まったく違うけど、人は過去の少しでも似た経験に当てはめようとするものだ。なかなか「あるがまま」にはなれないものだ。
あと4キロくらいで突然のトレッキング。グーグルマップは時々こんないたずらをしやがる。
宿に到着。6千円くらいなのに、おそろしく豪華なのに驚き。この辺、マルタは物価が安いのかな。さっそくシャワーとバスタブで洗濯。現金がなくてコインランドリーできないのです。
3時間ほど寝てまして、7時過ぎに街歩き。この街、メリーハと言うらしいけど、そこのシンボルである教会。あとは夏場は海水浴ができるらしく、それくらいの小さな街。観光名所でもない。
しかしこの景色を見た瞬間、なぜか涙が出てきた。わけわからんよ。でも、なんか出てきたんだよ。
ああ、これ見るためにマルタに来たのかな。同じ地中海のサントリーニ島には「世界一美しい夕日」があったけど、地中海の夕日ほど美しいものはないかもね。こりゃ、オレは火星には住めません。
今朝、マンションを申し込んだのだけど、いろいろ動いた気がする。人生は「考え方」次第でどうにでもなることを知ったら、もう人生に怖いものはなくなる。周りや環境、他人じゃない。自分の「考え方」だけが大切なんだ。そんなことをこの夕日は思い出させてくれました。
この街、特に何があるわけじゃないけど、宿も快適だし、明日も泊まることにしました。ありがとうございました。
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