潜在意識は誤差に弱い??? 2017.3.6
2017年 03月 06日
ただ、この音声でも言ってるのですが、重要なのは文字列ではなく、「初日15分間+1日1回」なのです。なぜに「15分間」なのか。『マイダスシステム』を始め「15分間」を提唱する人は少なくありません。おそらくそれが最適だと思うのですが、なるほどと思うことも。
メルマガの音声でも話したのですが、初日に15分間、一生懸命にアファメーションします。潜在意識は基本的に異物を排除しますので、そのアファメーションもどっかで防御されます。一方で潜在意識ってちょっと鈍いところがあって、タイムラグとか誤差に弱いんです。
誤差に関して言えば、脳内のドーパミン・セロトニンの量を「二倍にしろ」と言われても抵抗しますが、「一割増しにしろ」くらいならできちゃうんです。面白いのでこの話を続けましょうか。
数値はうろ覚えですが、ドーパミンってある程度数値化されています。たとえば、「酒:100」、「タバコ:50」、「セックス:200」、「大麻:300」、「コカイン:1,000」、「ヘロイン:2,000」みたいな感じで。特にヘロインがヤバくて、一説によると「人間が一生で得られる快感の総量をはるかに上回る」とかで、一度やってしまうと抜けられない。チャーリー・パーカーとか当時のジャズマンもこぞって中毒になってます。
所詮はドーパミンなんです。『サピエンス全史(下)』にも書かれてますが、人間の幸福とは「ドーパミン(セロトニン)」であって、現代人より石器時代の人の方が多いなんて説を提唱しています。お酒を飲むのも、タバコを吸うのもドーパミンのため。砂糖や小麦もそう。その延長に麻薬があるわけだけど、覚醒剤やヘロインは一気にドーパミンを放出する代わりに、自分で出す能力を失わせてしまう。麻薬が切れたらドーパミン・セロトニンがまったく出なくなって禁断症状に陥る。なので、一度手を出したらよっぽどじゃないと手を切ることが難しい。精神論をはるかに超えてますから。
ただ、通常はそんな薬物とか、お酒とかタバコとか砂糖に頼らずとも、自らドーパミンを出すことは出来ます。本を読んだり、音楽を聴くことでも可能。また、「空想」でもできたりする。そこで「何かワクワクすることを空想してください」と言って、ワクワクしたとしましょう。旅のこととか、恋人のこととか、お金のこととか、家族のこととか思い出すと、その瞬間、セロトニンが放出される。旅先で子どもの写真を見るのもセロトニンのため。
で、そこで出たドーパミン・セロトニンを「100」としましょう。それを一気に二倍にしてくださいと言われても潜在意識は抵抗する。だけど、1割増しなら騙される。そこで「110」になる。それをさらに1割増しで「121」となり、さらに1割増しで「133.1」、複利でどんどん増やしていくと、146.4、161.1、177.2、194.9…とどんどん増えるわけで、気が付いたら二倍に。
それを誰にも邪魔されないところで、できれば有能なガイドが横にいて数値をどんどん膨らませると、そのうちヘロインレベルになる。これを実際にやっていたセミナーがありまして、今では有名となっています。苫米●英●さんですが、伏字になってないか。
そしてヘロインを超えるようなドーパミンに達すると人は「神」を見る。いわゆる至高体験ですが、1960年代にマズローを創始者とする「トランスパーソナル心理学」の一派であるスタニスラフ・グロフは当時まだ合法だったLSDを用いてその世界を探求しました。LSDが禁止されてからは、呼吸法で同じことを可能にしたのですが、いずれにせよ着地点はドーパミンの総量を増やすことで、結局、麻薬と変わんないわけ。
ただ、一説によると大麻やLSDは覚醒剤やヘロインのような副作用や禁断症状があまりなく、実際、大麻などはタバコやお酒なんかよりはるかに中毒性が低いと言う人は多いです。今、全世界的に大麻の合法化が進んでいますが、日本もそのうちそうなるでしょう。
ともあれ、できるだけ麻薬はもちろんお酒やタバコ、砂糖に頼らずにドーパミン・セロトニンを出せるようにしたいですが、それもまた「決めれば出る」ようなもの。これからワクワクすることしか選択しない、などと決めれば24時間365日、ハッピーでいられます。なんの話だっけ?
潜在意識は誤差に弱いって話でしたね。そう、15分程度なら誤差の範囲なんです。アファメーションを6時間ぶっ通しでやれなんて言うセミナー講師がいますが、それはまったく理にかなっていません。どうやら、アファメーションも15分を過ぎた辺りから効果が薄くなり、1時間、2時間やると潜在意識が防御に入るので逆効果なんです。なので、まずは潜在意識が抵抗しない「15分間」でしっかり唱える。
それだけでも潜在意識が気付かないレベルで「呪文」が入っており、翌日から1日1回やるのは、潜在意識に抵抗を呼び覚ませないように浸透させるため。そうやってジワジワジワジワ、誤差に弱い特性を利用しつつ唱えていると、気が付けば望み通りのお金が引き寄せられている、という流れです。
あと、潜在意識はジワジワコツコツの誤差に弱い特質を利用しながら「繰り返し」をする一方、強烈な「インパクト」にも弱いです。たとえば「運なに144ページ」などがそうですが、それだけで臨時収入100万円超えが続出するのも、まさに潜在意識の特性を利用したもの。まとめると潜在意識は「繰り返し」と「インパクト」に弱いので、その特質を理解して活用すると、まあ、お金程度のことは簡単に引き寄せられるわけです。
と言うわけで、まとめましょう。100万円をゲットする実験をやってみてください。
1.呪文は「100万円をゲットしました、ありがとうございます」でOK
2.その「呪文」を初日に「15分間」、真剣唱える
3.翌日からは思い出したときに「1日1回」唱える
※「3」の「1日1回」を忘れた場合は一週間ほど間を置いてから「1」に戻る
これで100万円くらいは引き寄せられるんだけど、難しいのは「3」なんでしょうね。私もつい忘れてしまいますから。そうなるとまた一週間後になるんですが、それも忘れてしまうから、なかなかね。でも、簡単は簡単でしょ。それでも出来ないってのは、やっぱり潜在意識が抵抗してるんだとお考えください。
また、時々は強烈な「インパクト」で引き寄せたいときは『運なに144ページ』を実践する。ただし、『運なに144ページ』は3か月に一回くらいにしておいてくださいね。あんまりやり過ぎると、潜在意識が構えちゃいますから。
と言うわけで、メルマガを取らずとも内容がわかっちゃいましたが、音声で聞きたい人はどうぞご登録ください。
週末からいよいよ東京出張です。特に11日の薄井先生とのコラボは絶対のおススメ。
■3月11日(土)/東京/薄井孝子の「人生がどんどん良くなる超意識メソッド」プレ講座 (produced by Q)
10くらいのテーマで進める予定ですが、今の段階で私の考えるところを付け足しておきましょう。
■「超意識からのメッセージ=サイン」を受け取る方法
このセミナーのテーマでもあります。私の本『運なに』とも共通するテーマですが、薄井先生のは「サイン」を受け取るためのトラウマの処理などを取り扱います。
■超心理学(いわゆる超能力の科学)はいかに人生を豊かにするのか?
「超心理学」といはいわゆる「超能力の科学」のようなものですが、オカルトやサイキックに対してどこまで「科学」で迫れるかを扱います。確かに人間には超能力があるようで、ある種の制限を取っ払えば不思議な力を発揮します。そのために「超心理学」のアプローチは効果的。
■「引き寄せの法則」を上手く発動させる方法
「引き寄せの法則」も結局、シンクロニシティを活用した方がはるかに早い。と言うか、シンクロそのものと言えるわけで、その「サイン」に気付くことがまさに引き寄せの発動方法だったりします。
■「至高体験」から人生を完全にOKにする!
マズローの「至高体験」を意味しますが、今日書いた麻薬系の着地でもありながら、もちろんそんなものに頼ることはありません。自ら「至高体験」を呼び起こす。最近はヌミノースって言葉で説明することもあります。
■願いがかなわない原因を取り除く(先祖、過去生、家族システムから)
これはガチの心理療法になりますね。理不尽な責めや、頑張っても上手くいかない原因の一つに「過去」があることは否定できない。それも自分ではなく、先祖や家族のシステム不備にその原因があることがわかってきました。さらに「過去生(前世)」にまでアプローチすることも。
残り5つの説明はまた明日。そして翌日の単独セミナーもかなり濃い内容になりそう。パスはメルマガをチェックしてくださいね。
■3月12日(日)/東京/4時間で現実創造のシナプスを徹底的につなげるライブセミナー
毎回、早期に満員になる個人セッションですが、今回はまだ席が空いていますので、ぜひこの機会に。人生を変えるきっかけをつかんでください。
■3月13日(月)/東京/ビリーフチェンジ個人セッション(60分)
それではまた執筆を進めます。ありがとうございました。
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