生きる上で最も重要なスキル 2016.12.22
2016年 12月 22日
ことの顛末がどうなったかネット上で報告はいたしません。一つ言えることは、「自分自身を客観視するほど、生きる上で重要なスキルはない」、ということ。犯罪を含む、ほとんどの失敗は客観視の不足にあります。借金やギャンブル依存、不貞、人間関係、夫婦関係など、あらゆる問題の根幹は「客観視の不足」にあると痛感しました。
法律家を始め、財務、会計、医療、コンサルなどは、「客観視のプロ」と言える職業。自分自身のお金の使い方を客観視できていれば、無駄な借金などありえません。自分自身の食生活を客観視できていれば、不健康もありえません。
今年、長谷川豊さんというフリーアナウンサー・アルファブロガーの方が、透析患者を取り巻く状況について辛辣な記事を書きましたが、その記事内の「言葉」の問題で、すべての番組を降板させられ、ブログも自粛せざるを得ない状況に陥りました。一つの「言葉」でそれまで培ってきた有形無形の財産が一瞬にしてゼロになってしまったのです。
これもまた長谷川氏が自身の「言葉」を客観視できていなかった結果と言えるでしょう。が、同時に長谷川氏の訴えていた内容自体、多くの人に「客観視」を促す上で重要な記事ともいえました。
先日、とあるフリーライターさんとお話する機会があったのですが、その方はあらゆる業界に精通しており、現在は社会保障に関する取材を進めているとのこと。
その方が言うには、「日本の医療保険は5年以内に崩壊する」と。年金、介護、保育など社会基盤を取り巻く問題は今年の「保育園落ちた!日本なんとか!」って流行語に見られる通り、よく知られる事実ではあるとは思います。しかし、その中で何が一番深刻かと言うと、それは間違いなく「医療」です。長谷川氏がブログで提起していた「人工透析患者」について、そのための費用はほとんどすべて医療保険から拠出されます。一人年間500万円とも言われます。また、ガン治療など高度医療に関する保険制度も、医療保険財政を著しく圧迫しています。
もしもこの事実を国民が知ってしまったら、間違いなくパニックになる。長谷川氏が一瞬で干されてしまったのは、その「言葉」の問題ではなく、国民に知られてはならない事実を書き過ぎてしまったからかもしれません。しかし、その事実は厚労省の資料でも確認できるし、新書レベルのジャーナルでも読むことができる。しかし、そのような資料に目を通す人は国民の1%もいません。大多数は知らないのです。
「へ~、医療保険は5年以内の崩壊するのか~」
多くの人はこんな実感でしょう。今回、年金制度改革法案が通りましたが、実のところ「年金」なんてどうでもいい。老後はわずかな年金で細々と暮らすか、または、老後も精力的に働いて豊かな生活を送るか。その二つから選べと言われたら、ほとんどが後者を選ぶでしょう。働きたくない人もいるでしょうが、たとえば自分の好きな仕事で十分な収入が得られるのであれば、それを否定する人は少数ではないでしょうか。
ひょっとしたら近い将来、生涯現役が当たり前で、「年金生活=生活保護」と思われるような時代が来るかもしれません。そしてそれが理想です。しかし、医療に関してはその財政のひっ迫状況、その深刻さは年金や介護と比べてあまりに知られなさ過ぎている。
このままいけば5年以内に公的医療保険制度は崩壊する。そんなこと信じられない、と今の日本人は言うでしょう。今まで通り3割負担で病院に行けるんだ、高齢者も病院を井戸端会議の場として使えるんだ。それが当たり前と思ったら大間違いで、先進国でもすでに公的医療保険制度がない国が存在するじゃないですか。それはアメリカ合衆国。
そうなんですよ、アメリカには公的医療保険制度がないんですよ(一定条件を満たした高齢者などはあるけど)。あるのは民間の医療保険。つまり、生命保険なんかと同じ扱い。なので、日本だってそのようになっても不思議じゃない。お金のある人はしっかり保険に入って手厚く医療を受けられるけど、そうじゃない人は病気や怪我をしてもお金がなくて治療できない。5年以内に確実にそうなると言うのですよ。
今は年金でジャブをかましながら、次は間違いなく医療にメスが入ります。憲法第25条の生存権を鑑みるまでもなく、人は誰もが公平に医療を受ける権利がある。そう思いたいのですが、すでにそれを支える財政は崩壊寸前。では、どうすれば崩壊を防ぐことができるのか。
それがまさに、一人ひとりの健康意識なんです。人工透析に関していえば、その9割以上が生活習慣病、つまり日ごろの不摂生、自業自得によって引き起こされると長谷川豊氏、そして多くの医師が言っています。私がお会いしたライターさんも同じことを言われていました。
人工透析患者の多くは、30代40代で医師から忠告を受けています。生活習慣を改めましょう、暴飲暴食を止めましょう、運動しましょう、と。しかし、そのような忠告を聞かないでいて、50代に入って「急」に病院に送られるのです。もう一度言いますが、「急」にです。そしてそうなったらもう手遅れ。週に三回、血液をろ過するための管につながらなければならない。そして言うらしい。
「どうして、もっと早く言ってくれなかったんですか!」
いや、医者は何度も言ってたのです。生活習慣を改めましょうって。だけど、30代、40代ではまだまだ若いので、無茶ができる。暴飲暴食してもどうってことない。しかし、それは50代で「急」に来るのです。
脅すようですが、もし今、30代、40代で血糖値が高めの人は気を付けた方がいい。コレステロール、尿酸値が高い人も同様だ。今ならまだ間に合う。生活習慣を「客観視」しよう。
昨日見ていたブログの中に、ある30代の男性が、医療従事者の知人から糖尿病になると言われて憤慨している記述がありました。確かに暴食しまくっています。だけどまだ30代なので大丈夫と思う。今まで通り「暴食」しててもどうってことない。しかし、これは50代になって「急」に来るのです。そして週三回の血液のろ過と、年間500万円を医療保険から食いつぶすようになる。その忠告は無視していいものじゃない。医療従事者は、その人の普段の食生活を見るだけで将来が見えるのだから。
では、どうすれば50代で病院通いしなくて済むようになるか。私がお会いしたライターさんは簡単だと言われます。それは、この二つ。
・一日最低20分のウォーキング
・炭水化物(糖質)の量を減らす
たったこれだけと言われるのです。20分のウォーキング。24時間のうちたったの20分。それを習慣にするだけで生涯健康でいられる。加えて炭水化物(糖質)を減らす。その目安はなにか。それは、夕ご飯の米を茶碗半分以下にする。たったそれだけ。もちろん朝と昼に減らした分を大量に採っていいわけじゃない。だけど、それは普通に食べていい。ご飯をお代わりなどしない範囲で。
だけど、夜だけはご飯の量を半分以下に。もちろんその分をうどんとかパンで補っては意味ないですが、要は夜だけは炭水化物の目安を「ご飯を茶碗半分以下」に抑えること。これだけで、ちょっと体重が増えてるな~って人は、みるみる痩せていくのです。
だけど、、、ご飯半分はつらい、我慢できない。その場合はどうすればいいか。我慢しなくていい。方法があるのです。もうこれは万能のスーパーフードと呼ぶしかない。そのライターさんは言われます。そのスーパーフードとは、、、「豆腐」です。
現代人は炭水化物(糖質)過多でありながら、たんぱく質が極端に不足していると聞きました。たんぱく質を摂取するのに一番いいのはお肉とお魚。だけど毎日、肉と魚ばかり食べられない。その場合は「豆腐」を食べればいいのです。できれば、3パック100円とでなく、2パック150円くらいのちょっといい豆腐。なぜか。それは2パック150円の豆腐は美味しいから、です。毎日でも食べられるから、です。
ご飯の量を半分に減らし、その分を豆腐で補う。いや、いっそのこと夜はご飯を抜いて豆腐にしてもいい。朝と昼に食べれば、必要な糖質は十分にとれる。そう、豆腐革命を起こせばいいのです。それで健康な50代、そして医療保険を救う、、、とは言い過ぎかもですが、いずれにせよ食生活、生活習慣を「客観視」する必要があるのです!
そんな「客観視」に最適なのが、まさにこれ。どんどん良くなるホルモンバランスだ!
■1月29日(日)・30日(月)/熱海/宇宙とkokokaraコラボワークス2017~どんどん良くなるホルモンバランス
と言うわけで、食生活もそうですが、インターネットとの付き合い方、人間関係、お金、あらゆることを時々は「客観視」して、もっと言うと「俯瞰的」に見ることで、多くの失敗を防ぐことができ、人生はどんどん良くなるのです!
私も発狂ばかりしてないで、しっかり客観視して生きていこうと思います。ありがとうございました。
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