世界に行くとするか! 2016.11.18
2016年 11月 18日
ピコ太郎、こと古坂大魔王。よほどお笑いマニアでなければ知らない名前、と思う。知ってたとしても、その他大勢の一人として、そんなにマークされる人ではなかったはず。藤沢あゆみ先生のブログを読んで、なるほど~と思いました。
PPAP世界をビックリさせる方法ピコ太郎さん大ブレイクの秘密
古坂大魔王って人は25年のキャリアで、いわば無名のベテラン。所属はエーベックス。芸人仲間ではその腕を買われてて、「さんまさんより面白い?」との評価もあった。YouTubeが世に定着する前から動画での活動を始めていて、いろんな意味で今につながる準備を着々と進めていたわけか。
「アイハバペーン、アイハバアポー・・・(略)」、、、こんなんオレでもできるわ。素人の大阪人が言いそうなセリフだけど、今まで誰も「こんなん」をやってこなかった。むしろ「オレでもできるわ」と言わせるところにヒットの原因がある。
ジャズがなぜに流行らないのか。あらゆるポップミュージックの基礎にあり、芸術性も大衆性もともに高いジャズが流行らないのがおかしい。なんて思うことも実はなくて、ジャズの流行らなさの原因はその難解さ。ジャズは「テーマ→アドリブ→テーマ」って感じで進むのだけど、たとえばディズニーの「星に願いを」などはジャズのスタンダードでありながら、ジャズの人はなんであの美しいメロディを崩すのか、さらにアドリブになるとめちゃくちゃなことするのか。普通にテーマを演奏してくれればいいの。
もちろんジャズの面白さはメロディを崩すところとか、アドリブソロにあるのだけど、一定のルールや慣れがなければジャズはわからない。もちろんわかってしまえばどっぷりハマってしまうのだけど、誰もがハマれるものじゃない。
それに比べると、PPAPはなんとシンプルなことか。古坂は狙ってやってたのか。もちろんそれなりに面白いとは思ってたろうけど、まさか「世界」に出て行くなど絶対思ってないはず。
・・・と思いたいのだけど、実は狙ってたと思うのよね。「マネーの虎」で「ロンドンでロックバンドとして成功したい」と言ったことが、少し形こそ違えど、現実になってしまった。ロンドンどころか世界が相手。一度口に出したことは、それ以降、どうしても意識してしまう。古坂がこれまでどんな活動をしていたのか知りませんが、PPAPみたいなことは続けてたと思うのですね。そもそも動画スキルだって決して低くないわけで。
そして毎回、毎回、「今度はどうかな?」と期待を込めていた。だけど、案の定、外れる。それでも続ける。今回も10万円で作った動画で、「たった10万円」と思うかもしれないけど、では素人の諸君が10万円で動画を作るかと言うと、決してそんなことはない。ヒカキンはじめプロユーチューバーであれば、キャッシュポイントも確立してるし10万円は安いかもしれない。けど、その時点ですでにプロなんです。古坂も、どうなるかわからない動画に10万円かけるのは、それ自体がすでにプロの仕事であり、「いけるかも」と思ってないとできないんです。
プロと素人の違いはここ。プロは常に「いけるかも」と思って、実際に行動に移す、お金もかける。素人は「いけるかも」と思っても、行動には移さない。自分が思ったようなことを誰かがやって売れたりしたら、「これは先に自分が考えてた」などと言ったりする。考えるのは誰でもできるし、同じようなことはすでにその数100倍も誰かが考えている。結局、やるかやらないか。
古坂が狙ってたと思うもう一つの理由は、本当に「世界」に出ながら、古坂は割と平然としてるように見えること。身近ではどうかわからないけど、メディアに出てくる古坂はこれまでとほとんど変わらないよう。つまり、古坂の中にはすでに「世界」があり、ずっとイメージングしていた。その通りになっただけのこと。
自分の話に変わるけど、オレも「世界」を狙っている。50歳になったら自転車で世界一周をし、そしてニューヨークで英語で講演をする。世界的ベストセラーを出す。「世界のQ」になる。しかしもし、今急にニューヨークでの講演や、NYタイムスの取材が来たりしたら、おそらく平然とはしていられないはず。それが違いだ。
古坂は「世界」を狙って、虎視眈々と行動を積み重ねてきた。そしてそのイメージの世界に自分を置いてきた。だからこそのミラクルなんだろう。
オレは今、3週間後の1,200人のトークライブで頭がいっぱいだし、軽くプレッシャーにもなっている。滝行をしてセロトニン、メラトニンが出ているおかげでぐっすり眠れるが、寝過ぎとの自覚もある。かなりのストレスかもしれないし、はやく終わってほしいのが正直なところ。来年2月はインド、3月は沖縄、4月はロンドン、5月以降はまた自転車もやる。そのことを考えると、にわかに現実逃避できるけど、決して目をそらしてはならない。
「世界」に出るヤツが1,200人でビビってちゃダメだよね。だけど、みんなそうなんだ。オレだって10年前、「15名満員御礼」で喜んでいた。それが「80名満員御礼」になったとき、血が逆流しそうになった。そして100人を突破し、それくらいが仕事としてはちょうどいいスケール感になった。実際そうなんですよ。3時間1万円のセミナーに100名集める。これが一番効率いい。100人くらいなら資料とかパワポとか、その他の機材なども必要ない。身一つで3時間100万円。これを続けるのが最も効率良いし、やり方もわかる。
だけど、それじゃあ面白くない。未知なる世界に憧れてしまう。これはオレの性分だ。だから世界を旅したがるし、そして「世界」を夢見てしまう。その布石として今回の1,200人があるし、これに関わる人たち、参加される人たち、丸ごと次の次元に誘いたいと思っている。
1,200人。今のオレにはまだプレッシャーだ。だけど、これを超えたら次は1万人か。そして10万人、100万人。数を増やすことが目的じゃないけども、「未知の世界」には変わりないし、オレはそれを見たい。さて、今日もまた一歩進むとするか。ありがとうございました。
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こんにちは~
ピコ太郎のネタ、お笑いとしての面白さはま~ったく理解できないのですが、構成は結構練られている感じがするのですよね。
リズム芸+雰囲気芸+ボキャ天でいうインパク知的要素(思わず「気づいてない意味があるのでは?」と考えてしまうので)。雰囲気も西洋、アジア、インド映画辺りの要素が入り混じっていてなかなか奥深いと思ってます(考え過ぎですかね)笑?
PS
随分前にコメントさせて頂いたことがあるのですが、
HN失念の為、新HN=雪男とさせて頂きました<(_ _)>
けっこう癖になりますよね。