「お金」がない根本的な理由 2016.10.22
2016年 10月 22日
今日は土曜日。夜は祖父母宅で三男の「餅踏み」をやりました。ここでは将来の適正を占う意味で、電卓、ボール、しゃもじなどを並べて選ばせます。三男はみかんを選びました。食べ物関係かな。農家でも料理人でもいいなあ。そんな一日でした。
さて、今日もまた「お金」の話の続きですが、昨日書いたブログを読み直してみて、なかなかいいこと言ってるな~とか思いました。それは、
お金のある人は「小さなお金に細かく、大きなお金におおらか」
お金のない人は「小さなお金におおらかで、大きなお金に細かい」
という話。どういうことかと言うと、まず「お金のある人」は普段の生活は割とけち臭かったりします。例えば払わなくていい税金は払いませんし、同じサービスなら安いところを選びます(人間関係がある場合は別)。そしてなにより、無駄遣いをしないし(ギャンブル、過度な嗜好品など)、節約する術もよく知っています。
お金に関する知識も経験もあるからゆえ、余計なお金は1円も無駄にせず、そして1円を大切にします。斎藤一人さんなども、1円は1万円札の孫みたいなものだから大切にしなよ、と言いますし。
だけども、大きなお金にはとてもおおらかで太っ腹。人にご馳走するのも好きだし、旅行や自己投資をケチることもない。学びに対していくらでも払う。そして何より「楽しいこと」にしっかりお金を使います。
一方、「お金のない人」は、小さなお金にすごく無頓着。月々300円のなんかのサービスを使いもしないのに放置していたり、ギャンブルや嗜好品などに惰性で使っていたりする。ちなみに消費者金融の世話になる人の8割以上はギャンブラーだと聞いたことがあります。とにかく無頓着なのです。お金に対して。それでいて、普段から「お金ない、ない」と言いまくっている。よく聞くと、日ごろ我慢も節制もしていない。
なのに、大きなお金に対しては恐ろしいほどけち臭い。自分を高める努力もせず、ただ、毎日を過ごすだけ。自分にお金がないのは、自分じゃなくて世間のせいにしている。1万円の商品を買うのに、店員にしつこく聞いたりするけど、そんなのは買った後もクレーマーになるから、あまり相手にしたくないと聞く。
旅とか学びとか、形に残らないものにはあまり使わない。本も買わない。そして変わったことにお金を使わない。人にご馳走するなどもっての外。そうやって、お金を使わずに現状を維持する。それでいていつも不満ばかり言ってる。
お金のある人とない人、もう完璧なまでに傾向がハッキリしてるんです。もう一度書きますが、
お金のある人は「小さなお金に細かく、大きなお金におおらか」
お金のない人は「小さなお金におおらかで、大きなお金に細かい」
のですから、もし自分が「お金のない人」だと自覚あるなら、「お金のある人」になるために、お金の使い方を改善すればいい。
マツダの元社長の松田恒次氏は「無駄を省いて贅沢を」という格言を残したことで知られています。普段から徹底したコスト削減をしながら、研究には贅沢に使う。切り詰められるコストを切り詰め、それで残った資金は研究開発に。それでこそ一流企業になれたんですね。マツダは技術のマツダと言われていた時期もあったそうで。
自分のことであれば、確かに普段はけち臭い。いつも使うガソリンスタンドのクーポンは取っておいて、毎回2円引きで使っていたり、500円玉貯金していたり、使わないサービスはさっさと解約したり、物持ちだっていいし、かなりのドケチの自信があります。
だけど、周りからは結構太っ腹と言われます。ここ最近は4~5人の飲み会なら自分で全部払うことも少なくないし、基本的に旅とか学びとか、形のないものをメインに使う。そして何よりも「楽しいこと」に集中的に使っている。
この話の中で最も大切なのもここ。結論的には、
「お金のある人は『楽しいこと』に使う」
のです。ただし、刹那的な楽しさではないですよ。ギャンブルとか、嗜好品とか、風俗とか、いわゆる中毒性のあるものに使うのではないです。本当に心からワクワクすることに使う。今の私で言うなら、「旅」が真っ先にそう。家庭とのバランスもありますが、旅ならいくらでも使いたい。未知の世界のためなら惜しまない。
あとはコズモクダカ関係(音楽関係)もそうだね。ひょんなことからオリジナルが二曲できて詞まで書いた。レコーディングしたい、CDブック作りたい。賛成してくれる人は多いと思うけど、お金が絡むと面倒だ。だけど、オレはやりたい。だったら、しばらくはすべてオレが持とう。だってその方が楽しいから。楽しいことにケチケチしたくないのです。
それででしょうか。やっぱりお金が減らない。楽しいことしかしてないのに、本当に減らないどころかどんどん増える一方。なんでだろう。言うまでもない、「楽しいこと」に使うと、その楽しい気分がさらなる楽しい現実を引き寄せるから。その現実とは、つまりお金。もう一度言うけど、ほんと、楽しいことにはとことん躊躇せず使う。太っ腹に使う。
周りのお金ある人も、ほとんどそう。金持ちはケチだとも太っ腹とも言われるけど、それがメカニズム。無駄にはケチだけど、必要や楽しいことには太っ腹。お金のない人はその逆。無駄には太っ腹(無頓着)で、必要や楽しいことにはケチケチする。
だけども、これにも理由がある。お金のない人の根底には、「楽しんではいけない」なるビリーフがあるのだから。「楽しんではいけない」があるから、楽しいことにお金を使えない。
逆にお金のある人は、楽しむことに躊躇も制限もない。自分は楽しむべきだと知っている。だから「楽しいこと」にどんどんお金を使って、楽しい気分になり、それゆえに楽しい現実が引き寄せられる。お金も引き寄せれる。
ってことは、お金のあるなしのメカニズムもわかった。「楽しんではいけない」のビリーフ(制限となる思い込み)があると、お金はやってこないわけだ。単純、シンプル。
では、もっともっとシンプルにするなら、「楽しんではいけない」の本質はなんだろう。結論から言うと、それは「罪悪感」です。「私ばかり楽しんでは罰が当たる」みたいな感情です。ちなみに「罪悪感」の反対語ってなんでしょう?実は、そんな言葉は存在しません。ネットでも辞書でも調べてみてください。こじつければあるでしょうが、「上⇔下」みたいな対になる言葉はないのです。
ってことは、「罪悪感」なんてのは、それ自体が独立した概念であり、突然、湧いて出てきたボウフラのような言葉。多くの場合、親や環境から植え付けられたもの。楽しそうにしていると、調子に乗るなと叱られたりとか。それで楽しむことへの「罪悪感」が植え付けられ、それが貧乏の引き金になってるんです。
結論。お金がない人の原因は罪悪感が強いから。ってことは、お金を引き寄せたければ、罪悪感を取り除けばよろしい、って話になりますね。そのための手法もなくはないのですが、ま、気づいたが吉日。まずは一歩、楽しいことをしてみて、出てくる罪悪感を感じてみましょう。「あ、これだったのか」と見つけることができたら、そこから解消が始まります。お金を引き寄せるって、実に実に簡単なことだったんですね。
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そんなわけで、「お金」の本質は「罪悪感」の有無にあるってことでご理解いただけましたでしょうか。どんどん核心に迫ってきましたね。もう一歩だ。ウハウハ状態までもう一歩だ。ありがとうございました。
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