福岡スーパーバンドエクスプレス2005 2005.4.29
2005年 04月 29日

今日はまず、昼過ぎにノアールの演奏があります。曲目は「ザ・ボレロ」、「ストロベリーダンスアワー」、「ストリート・パフォーマーズ・マーチ」という楽しい曲ばかりです。私は8ヶ月ぶりに楽器を吹いた前回の練習で一回通しただけで、今日はすぐに本番。さらに「ザ・ボレロ」と「ストロベリー」ではソロまで任されてしまいました。
「ザ・ボレロ」はおなじみ、ラベル作曲のボレロをリズミカルにアレンジしたもので、結構かっこいい曲になっています。それでもソロは順々に回されます。私はクラリネットなんですが、ソロでは前に出て立って吹かなければなりません。なので、本番前に必死でフレーズを暗譜してのぞみました。さあ、曲が始まりました。私はまだ体になじんでいないので、休符の間は必死で小節数を数えます。しかし、私が数え間違えたのか、周りがとちったのか分かりませんが、しっくりとソロを受け継ぐことができず、演奏中???の感じでした。後ほど私が犯人でないらしきことは分かりましたが、ともあれ、「曲が止まらなかった」ので幸いです(笑)。
2曲目の「ストロベリー」はファンク調の楽しい曲で、これもソロがあり私は前に出て吹かねばなりません。でも楽譜なしのアドリブなんでも、間違いがないので、ソロの内容はともかく、何とかなります。しかし、私だけ「決めポーズ」が決まってなかったそうです(反省・・・)。
3曲目は今年のコンクールの課題曲です。譜面づらは簡単なんで、とりあえず何とかなりましたが、これから曲を仕上げていくのが大変ですね。
われわれのステージ終了後は、他の団体の演奏を聴いていました。それにしても近頃の中高生も上手になったものです。今までは指導者の力量や練習量などから、全体のまとまりは上手であってもソロになると、「中学生だな・・・」と思わせることが多かったのですが、今日聞いたのは誰もが大人顔負けの素晴らしい演奏でした。しかしそんなことよりも、中高生の演奏は楽しいものです。私は付き合いでもない限りアマチュアの演奏は聴きに行かないのですが、中高生の演奏を聞くとプロからは味わえない楽しさを味わえます。「若さ」と言えば月並みですが、とにかく、「一生懸命」というエネルギーがビンビンに伝わってきて、私まで元気になるものです。今日は大自然のエネルギーを浴びるように、中高生の演奏を体で聴いてきましたので、私もかなり若返ったように思います(笑)。ああいうときは、上手下手とか細部を気にしながら聴くのではなく、心を裸にして聴くのがいいですね。だと、「感動」できます。

一通り団体の演奏が終わり、最後は「自由演奏会」に突入です。私はクラリネットの席のほぼ真ん中に座りました。当然、お客さんもいるのですが、ステージ上でも実にざっくばらんとした雰囲気です。杉山氏の軽快なトークとともに演奏会が進められます。1、2曲目は「フラッシング・ウィンズ」と「吹奏楽のための第1組曲」という吹奏楽のオリジナル。学生時代から何度もやってきた曲をこうやってみんなで演奏するのは楽しいものです。3曲目はルロイ・アンダーソンの「トランペット吹きの休日」。トランペットが大活躍する曲ですが、なんと50人近くのトランペットがいっせいにメロディを吹くという圧巻の演奏。伴奏側に回っている私も気持ちがよかったです。


【演奏席から映したマツケンサンバの動画です(15秒)】
最後はスクエアの演奏で有名な「宝島」です。これもノリのいい曲なんで、「マツケンサンバ」の勢いを引きずって、中には指揮者の横に寄って太鼓を叩き始める輩まで出てきました。調子ノリの男子高校生ですが、いるんですよね。ああいう、盛り上げさせられる人間が(笑)。でも、全体がノリノリでした。

それにしても近頃はこういう世界から離れていたこともあってか、久々に楽しい経験をさせてもらいました。世の中いろんな楽しみがあるものですが、やっぱり「音楽」の楽しみというのは格別ですよね。いつも思うのが、「クラリネットを辞めないでよかった~」ということ。5月はインドに行って日本不在ですが、6月にはまた復活して、みんなと音楽を楽しんで行きたいな、と思います。それに演奏会の後の「ビール」というのは一本100万円のワインなど足元にも及ばないくらい美味しいものです。今から6月の演奏会が楽しみになってきました(爆笑)。
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ラヴェルの「ザ・ボレロ」をこの度演奏したいということなのですが、
実は音源はあるもののその他の情報がなく、楽器屋さんもわからないということなのです・・・もしよければ、「ザ・ボレロ」について何か編曲者や、出版会社について知っていることがあれば教えていただけませんでしょうか。
一応、メールアドレスです。pinky_honeys@yahoo.co.jp です。
失礼しました。