帰国しました~NZチャリ旅情報も 2016.3.3
2016年 03月 03日
クライストチャーチのラウンジでブログを更新して、まずはメルボルン。行きではここで工具を没収されたけど、今回ももちろんスルー。そして台北までの長いフライトになるのだけど、なんだかあっという間に着いたような。ここは台北の桃園空港で、福岡行の搭乗待ち。
この間、この旅の収支をざっと出してみるとこんな感じに。
・福岡-クライストチャーチ往復:83,660円
・クイーンズタウン→クライストチャーチ片道:18,108円
・食費:34,240円
・宿泊費:13,840円
・観光費:23,200円
・その他:8,320円
○合計:181,368円
食費からその他までの現地の費用は「1NZL=80円」にしています。初日に4万円を81円で両替したのですが、その4万円がなくなった後半にはカードで支払いし、為替も80円を切ってました。「その他」は自転車部品、送料など。半分は航空代ですが、それでも国際線往復の8万3千円は安かった。
決してケチケチするつもりもなくて、だけど、自転車をやってしまうとお金の使い道がわからないんですよね。食事はスーパーになってしまうし、カフェに入っても知れてる。ぶっちゃけ、日本人に会ったら奢りたくてしかたなかった。だって、一人だと使わないんですもん。
それでも、お金を使わなくても、ニュージーランドは最高でした。そしてぜひ自転車に挑戦して欲しい。主要な街には設備の整ったキャンプ場があるし、道路も走りやすく、治安も抜群によく、そして何より景色が素晴らしい。
紫外線に弱い人はそれなりの対策が必要だけど、自転車の旅としてこれほど最適な国も少ないのでは。むしろ、ニュージーランドに行くのに自転車に乗らないのはもったいないとさえ思える。とは言うもの、次回は普通にレンタカーとは思いますが(笑)
ちなみに、もし自転車でニュージーランドを旅行するならば、必要なもの、注意事項などを簡単に忘れないうちに書いておきます。
○自転車の搬送について
日本からNZに自転車を搬送する際、日本の自転車屋にて箱をもらってそれで運ぶのがいいです。箱は言えばもらえると思います。飛行機に積める重量は航空会社によって違うので確認が必要。また、スペースの関係もあるので、事前に電話で自転車を積む旨を知らせておいた方がいい。チャイナエアラインは23キロまで無料で、それ以上は1キロ40米ドルでした。
自転車は10キロ~18キロくらいが主流と思うので、重量ギリギリまでキャンプ道具その他の荷物を箱に入れ込みます。そこに「工具」も入れておかなければ、私みたいに空港で没収されることがあります。普通の電池はOKですが、充電バッテリーは箱に入れずに機内持ち込みに。
重量ギリギリまで入れて他の荷物は「【Life Innovation】 スーツケースの持ち手に通せる!! 折りたたみバッグ ボストンバッグ トラベル バッグ 軽量 全4色 海外旅行 旅行 メンズ レディース 男女兼用」って折り畳みのバッグに入れておくと、向こうに着いてからかさばらずに済みます。
そして帰りは、ニュージーランドの場合は空港に「自転車を入れる箱」が25ドルで売ってるので、それが便利。街中の自転車屋で箱をもらうことも可能ですが、今度は街中から空港に運ぶのにタクシーとか使うとかえって高くつきますから。空港まで乗って、そこで箱を買って自転車を解体するのがベストでしょう。
○キャンプ道具について
当然のことテントとシュラフは必要。テントはフライシートがあるものでないと、ニュージーランドの朝晩は寒いのでテント内の結露がひどいとのこと。私が使ったモンベルの「ムーンライト」は完璧でした。自炊道具は、どうしても自分で自炊したい人以外は不要でしょう。多くのキャンプ場にキッチンが食器ごと揃ってますので。
また、日中はものすごく日差しが強くとも、今回のように真夏でありながらも、朝晩はめちゃくちゃ寒いので、それなりの防寒対策は必要。シュラフも3シーズンではキツいでしょうが、ダウン、靴下、毛糸の帽子などで対策すれば3シーズンでも何とかOKかな。とにかく寒さを舐めてはいけません。
サンドフライと言う厄介な虫がいるとの情報でしたが、私はそこまで悩まされませんでした。刺されるとめちゃくちゃかゆいそうですが、場所にもよるのでしょう。それでも虫対策は必須。私は日本からムヒと前に皮膚科でももらったステロイドを持って行きましたが、ムヒはかなり役立ちました。現地で専用の薬も買えるそうです。
あと、キャンプ場ではシャワーやランドリーで「コイン(1ドル、2ドル)」が必要な場合があるので、小銭はある程度持っていた方がいいでしょう。私はランドリー用にコインがなくて、キッチンにいる人に両替してもらいました。
○水と食料
私が一番やられたところ。幹線道路では割と店を見かけるのですが、グーグルマップの自転車道など進んでしまい、数時間、店がなくてかなりきつい思いをしました。また、幹線道路でも「峠越え」などは80キロ近く店がなかったので、たっぷりの水、食料(パン、アメ、果物など)を用意しておくこと。
ただ、本当に水も食料もなくて困った場合、車はかなり通るので、いざとなったら「もらう」って手もあります。きっと快く対応してくれるでしょう。ニュージーランドの人は優しいし、自転車にも理解がありますので。
○宿泊
自転車の場合は「ホリデーパーク(有料キャンプ場)」がかなり便利。シャワー、キッチン、電源も完備で15~25ドルくらいで泊まれます。ただし、テント持参に限り。モーテル、B&B、バックパッカー宿などもあるにはありますが、今回はほとんど満室で泊まれませんでした。一泊くらいはしようと思ってのが、ほとんどが「NO VACANCY(満室)」の看板がかかってましたので。テントがない場合、夏場のオンシーズンは予約をしておいた方がいいかと思います。
キャンプ場は「無料」の場所もありますが、簡易トイレのみとかで設備は不十分。ここは20ドル(1,600円)くらいケチらずに、シャワーなどで快適に滞在したいものです。それでも、節約旅行をしたい場合は無料も選択肢にあるってことで。
○日差し対策
サングラスは必需品。持った以上に日差しがきついので、なければ前に進めないくらいまぶしい。帽子もあればいいですが、そもそもニュージーランドは自転車ヘルメットが義務付けられてますので、それで日差し対策にはなります。
紫外線の強さは日本の7倍とかで、実際、がん患者の半分は皮膚がんだそうです。なので、長袖、日焼け止めはあった方がいいかと思います。私は日光に強い体質だと自負してるので、そこまで神経質にはなりませんでしたが。
まあ、そんなとこでしょうか。そんなに多くはないと思いますが、ニュージーランドを自転車で周りたい方はご参考までに。
そんな感じで、9泊の旅も終わったわけです。キツさもほどよく、そしてとても楽しい旅になりました。これからも自転車の旅は続けるでしょう。
そうこうしてると、メルボルンの空港に着いたとき、『夢なに韓国版』の版元さんからちょっとしたご提案をいただき、今後、まだなにも決まってないですが、韓国(ソウル)でセミナーをすることになれば、福岡から自転車で行きたいと思います。博多から釜山までフェリーで行って、そこから「釜山~ソウル自転車専用道路(2012年開通)」で一気に向かうわけです。
これはかなり現実的な話だし、かなり盛り上がりそう。ぶっちゃけ、セミナー代とかもらわなくてもOKだし、ぜひ、韓国の皆さんも前でお話したいですね。2014年11月に福岡から東京まで自転車で行ったように、ソウルであれば飛行機に乗せずとも可能ですから。きっとやるでしょう。
そんなとこで無事に帰国しました。三男ヒロ君の首が完全に座っててビックリ。長男も次男も相変わらずですが、長男は今月で幼稚園卒園なんですよね。なんだか寂しい。そして来月から小学校、次男は幼稚園。いろんなことが変化、成長してるわけで、私もどんどん次の世界に進んでいきたいと思います。ありがとうございました。
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