出会いを演出する 2005.4.13
2005年 04月 13日
今日は午前中、客先に打合せに行き、午後は事務所に戻りそのまま有休を取り、3時過ぎに出て行きました。私の知っているある人とある人を引き合わせる用事のためです。近頃、「出会い」の大切さを身にしみて感じています。人間とは読んで字のごとく人と人とが支えあって生きています。1人では生きていけません。思うに、生きていく上で大切なのはお金でもなく、手に職でもなく、才能でもなく、「どれだけ人を知っているか」なのでしょう。もちろん、お金や才能が人をひきつける部分もあるでしょうが、それは絶対に必要な条件ではないと思っています。
あるお金持ちが言ってたのですが、「今仮に無一文になってもすぐに取り戻して、生きていく自信がある。なぜなら自分には人間関係という掛け替えのない財産があるのだから。」、と。なるほどです。人は支えあって生きている以上、その支えが大きければ大きいほど、自分自身も強くなるというものです。逆に人間関係が希薄であればどうなるでしょうか。どんなに才能のあるミュージシャンでも共演者や演奏会場がなければ演奏は出来ません。どんなに有能な技術者でも「会社」という枠組みがなければ仕事をすることが出来ません。しかし、人間関係があれば中途半端なミュージシャンでも共演を繰り返すことによって演奏技術を磨くことができます。人間関係があれば会社がなくなっても、誰かの支えによって新しい展開が開ける可能性も大きくなります。
私が今の会社を辞める決心ができたのも、老若男女あらゆる人たちとの屈託のない人間関係があるからだと思います。幸い私はこれまでいろいろな人を「紹介」してもらってきました。そして紹介してもらえる時は積極的に会うようにしていました。いろんな会合などにも積極的に参加してきました。なので、それによって助けられている部分がずいぶんとあります。とても感謝しています。
しかし、これからは単に「紹介される」だけでなく「紹介する」ことも積極的に行うべきだと考えています。言わば人と人との出会いを演出するためのプロモーター、マネージャーでありたいと思っています。そして、やってみるとわかるのですが、「紹介してもらう」よりも「紹介する」ことの喜びの方がはるかに大きいのです。紹介した人はしばしば私に感謝していただけます。しかし、紹介することによる喜びを得られた私こそが感謝の気持ちでいっぱいになります。
今回の出会いがお互いのためによりよりものに発展していくことを心から願っています。
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(昨日に引き続き)

