のび太のように・・・ 2015.7.28
2015年 07月 28日
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福岡に戻って参りました。これでしばらくはゆっくりできますが、早急に8月29日(土)・30日(日)の河口湖の受付を開始しなければ。あと、車をこすった件の事後処理も。でも、レコーディングも終わったし、原稿も預けているし、まずはひと段落です。そしてさっそくレコーディングした音声を聞きました。撮った直後はいろいろ気になる部分もありましたが、聞いてみるとそんなに違和感はないですね。アナウンサーのように流暢にはいきませんが、勢いと思いは伝わる。そんな音声になったんじゃないでしょうか。発売と反響が楽しみだ。
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「ひとり」のために
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ただ、今からこんなこと言うのもなんですが、「賛否両論」な本にはなると思います。前作と同様、非常に「素直」な内容だし、ウソや誇張がないのはもちろん、取り繕ったり、カッコつけたりもありません。ありのまま。成功体験、失敗体験、そのまんまに書いています。そしてしゃべっています。結局、オレが伝えられることって「エネルギー」しかないんですね。技術やノウハウならば、もっと良い先生がたくさんいます。だけども、この等身大のありのままのオレにしか伝えられないことがあるのもまた事実。もちろん合う合わないはあるでしょう。それでも、ひとりでも多くの人が、この本をきっけかに人生好転、人生逆転するエネルギーになることを願っています。
結局、「ひとり」のためしかないんです。いろいろ批判する人もいるでしょうが、それでも「この本に出会えてよかった」と思う「ひとり」がいれば、それで十分じゃないですか。100人いて、100人を満足させることなど不可能。もしそれを可能にするなら、原理主義的な宗教家か独裁者を目指すしかない。だけど、実際はいろんな人がいて、いろんな意見があって、いろんな思いがある。だから面白くて、そしてダイナミズムがあるんです。
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「自尊心」の本質
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ただ、一方で自分自身のことを考えたら、まだまだ反省すべきことはありますね。今回の東京セミナーでは「自尊心」についてお話しました。自尊心の高い人ってどんな人か。その一例としてタイガー・ウッズの話があります。
あるトーナメント戦で相手選手とは一打一打のギリギリの攻防を繰り広げていた。そして終盤、相手選手がもしこのパットを外せばタイガー・ウッズの優勝が決まる。普通ならば、当然、相手が外すことを願う。だけども、タイガー・ウッズは「入れ!入れ!」と念じていたそうです。
つまり、相手が外すことでの優勝など欲しくない。それって自分の力じゃない。もちろんトータル的には自分の力なんだけど、そのパットに関しては、自分の力ではない。最後の最後まで最高の試合をするために、相手選手までも応援できる心。これがまさに自尊心。
なので、本当に意味での「自尊心」とは自分だけでなく、他人の幸せをも心から祈れるような存在になること。自分の失敗についても、悲観することなく前向きに。そして他人の幸せ、成功を願う。「のび太の結婚前夜」でも言われています。
「あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね。」

普段ののび太の素行を見ると、「ほんまかよ!」って言いたくもなりますが、きっと大人になって成長したんでしょう。オレも今にしてようやく、「しずかパパ」の言うことに大きくうなずけます。
「人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむ」
これがまさに「自尊心」なんです。この逆が「人の不幸を願い、人のしあわせを悲しむ」ってことでしょうか。言い方を変えると、「人の失敗を願い、人の成功を憎む」ってことか。そしてそのような言動を取ること。それってものすごく「自尊心」が低い。
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少しずつ目指していきたい
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オレ自身もいろいろ反省すべきところがある。やっぱり、どこかで「オレが、オレが」ってところがり、他人の成功を素直に喜べないこともある。もちろん自分の身内とか、身近な人に対しては心から喜ぶ自分もいるんだけど、「知らないわけじゃないけど、そんなに仲良くもない」って人に対しては、決して素直に成功を喜ぶとも限らない。
だけど、急に生まれ変わることも難しいけど、少しずつ、一歩一歩、なりたい理想の自分を目指していきたい。まずは他人を悪く言うこと、批判をやめよう。すぐにはゼロにはできないけど、少しずつ自覚してやめていこう。でも、これでも10年前と比べたら随分と減ったものだ。なので、10年後の自分はもっと減って、そして「結婚前夜ののび太」に近づいてるかもしれない。亀のようなノロマな歩みですが、少しずつ理想に向かっていきたいと思います。
他人への悪口はそのまま自分に返ってくる。だけど、他人の幸せや成功を願う言動もまたそのまま自分に返ってくる。その源にあるのが、まさに「自尊心」。失敗したら自分のせい、だけども前向きに笑い、成功したらおかげさま。一方で、他人の成功についても、心から喜び、そして笑い、失敗については寄り添っていきたい。
新しい本が出ると、また自分自身のステージも大きく上がる。しかも次のは「文字」だけでなく「声」まで届けてしまう。それだけ賛否両論はあると思うけど、批判をしっかりと前向きに受け止める一方、賞賛には調子に乗らず、だけども素直に喜び、この本を手にする人たちの幸せと成功を心から願って行きたいと思います。なんだかまたステージが変わったような気もします。これからますます楽しみだ。ありがとうございました。
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