「行動」を定義する 2014.12.21
2014年 12月 21日
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2014年はまだまだ終わってなかった。ホリエモンと寿司を食う会に参加して、強烈な余韻のままに朝を迎え。ホリエモンにあやかって本日開催の「奇特な望年会(笑)」も満員御礼となり、2泊3日ながら濃密な出張となりました。ホリエモンが牢屋に入ってたことは、おそらく国民のほとんどが知ってると思いますが、だけど、その理由についてそれなりにでも理解してる人は決して多くないと思います。中には脱税やインサイダー取引なんて思ってる人も多そうな感じ。
確かに裁判で実刑を食らって収監されたので、「犯罪」の烙印を押された事実は変わらないでしょう。ただ、ホリエモンが果たして「確信犯」かどうかについては、当時からいろいろ言われており、だけど出所後の今、相変わらずメディアに出まくり、多くの人から応援されている事実を見ると、やっぱりそれは彼が「ピュア」だったからだと思うのです。落ち度はあるにせよ、決して確信犯的に法を犯したわけじゃない。私も当時からそう信じていました。
橋下徹もそうだけど、尖り続ける人がこの社会にいなければ楽しくない。私自身もスケールは小さいですが、これからも尖り続けていたいと思いますし、信念を売り渡して安全を得ようなんて気持ちはありません。ただ、もし私がホリエモンと同じ立場に立つと、やはり家族のこととか考えて、日よってしまうかもしれませんが。。。
ついでにですが、私が理解してる範囲でのライブドア事件について、簡単に説明するとこう。当時、ライブドアはポータルサイトの運営などはしていましたが、実際の収益はいわゆる「錬金術」と呼ばれる方法に依拠していました。ある企業の株を買い、つまり買収し、それを売り抜けて収益を得るようなやり方。それがある日、少しややこしいやり方で収益を得てしまい、ライブドアはそれを会計上、「利益」に計上しました。しかし、検察側はそれを「増資」とみなした。つまり、「利益」か「増資」かの会計上の問題であり、もしそれが「利益」ならば儲かってる会社として株価は上がる。「増資」ならばその限りではない。そこで会計士が「これは利益でいいです」と言ったので、ホリエモンは専門家の意見に素直に従っただけ。しかし、裁判では最終的に「増資」だとして、不当に株価を釣り上げるための「粉飾決算」とみなされ、実刑に結び付くことになった。
最終的に司法がそう裁いたのだから、そうなんでしょう。ただ、いわゆる「粉飾決算」で捕まる会社も少なくないのですが、ほとんどの場合は執行猶予が付くなどして、代表者が収監されるなんてケースはなかった。それなのに、なぜにホリエモンは牢屋に入ったのか。それは一言でいうと、「態度が悪かったから」です。あまりにピュア過ぎて、信念を曲げることができなかったから。ご本人もおそらくは牢屋の中で何度も後悔したと思うのですが、だけど、それだけピュアな人間だからこそ、社会であそこまでクレイジーでいられる。
おそらくホリエモンはほとんど物欲らしい物欲もなく、純粋に宇宙開発など「事業」をやりたいだけなんでしょう。中二病のそのまんまで。けど、そんなクレイジーな人間がないと世の中、つまらない。北朝鮮や昔の社会主義の国だったら、そんな人間はまず真っ先に排除され、だからこそぶっ潰れたんでしょうが、日本もまだまだ似たようなところはある。法治国家なので、犯罪を犯すような人はそれ相応の懲罰は必要でしょうが、狂ったような人がもっとのびのびと活躍できるような社会であれば、もっと面白くて活性化するんじゃないかな~と思うのです。もっとも、そうさせないのは国の法制度ではなく、世間の目やマスコミなんでしょうが。
そんなわけで、たった二時間お会いしただけですが、何だかずっと余韻から抜け出ることがない。不思議な感覚だ。で、今日は午後から元お笑い芸人の三好秀典さんとお会いしてきました。先週の土曜日に初めてお会いし、その翌日に私のトークライブにご参加いただいた。そして今日は急に東京に来ることになったので、神タイミングとして来月の「R1ぐらんぷり」の対策コンサルをお願いすることになりました。品川のカフェで二時間ほど笑いっぱなしでしたが、いやいや、そう笑ってばかりはいられない。だって、来月の主役はオレなんだから。ちなみに三好さんはかつて「ガブ&ぴーち」という漫才コンビで活動していて、2005年にはM1ぐらんぷりのセミファイナルまで進出しました。動画が残ってたので見たのですが、千原兄弟などから大絶賛。結局、相方さんの就職によってコンビは解散したそうですが、今は「笑顔」を広げるための活動をされています。
それにしても、正直な話、決して「売れた」と言われる実績ではないながらも、その世界で活動してきたその話術はさすがで、ちょっとした会話に何度も感服させられ通しでした。てなことゆうちょに言ってられないわけで、一日も早くネタを完成させて練習に入らなければならない。って言うか、オレは何モンだって思うわけだけど、ようするに「挑戦」したいだけなんだね。今年の1月に出場して、その空気を初めて味わうことができた。吐きそうなほど緊張して、もう二度とやらないと思いながらも、そこには多くの「青春」があり、まさにこの日のために人生をかける若き芸人がいたわけで。とにかく、今年も「挑戦」することになった以上、できうる限りの「最高」を表現しよう。
その後、品川から再び赤坂のホテルに戻り、しばらく休憩の後、いよいよ「望年会(笑)」です。「9名限定」が瞬く間に満員となり、実は先週も使ったちょっとお洒落なスペイン料理屋でワインを飲むのです。何となく個室っぽい部屋に通してもらい、お料理はコースにしてもらいました。その方が楽だからね。
四種前菜、フォアグラのリゾット、アヒージョ、パン、パスタ、ローストビーフ、デザート、コーヒーって流れで、最初はスパークリングで乾杯。その後はワインを中心にめいめいお酒と会話を楽しみます。実のところ、今日の会はほとんどが初対面。私でさえも初対面の方が2~3名はいらっしゃいましたが、不思議なくらいにすぐに打ち解け、大盛り上がりとなりました。やっぱり思ったのは、人と会うことは大切だってこと。今日は一つの「定義」をさせていただきました。しばしば「行動が大切」と言うのですが、そもそも「行動」とは何のか。定義します。
「行動とは人と会うことである」
結局、世の中の一番のストレスが「人と会うこと」なんです。もちろんいい人と会うと楽しいですが、世の中、そればかりじゃありません。実のところ私自身も、一人でいることが何よりも好き。旅にしてもひとり旅が大好きで、グループで行ったところで、必ず一人になる時間をいただきます。お金はどうやって稼ぐのか。究極のところ、人と会うことでしか稼ぐことは出来ません。
インターネットが登場した当時、これは「経済の東京一極集中」を解体し、地方の活性化につながるものと期待されていましたが、今にしてそれは幻想だったことがわかります。もちろん部分的には地方で可能な仕事も多いですが、それとて実際に対面しなければ発生しない仕事は多い。私が福岡にいることは幸いで、飛行機の便数が多く、安いので気軽に東京出張できます。今回のように。なので、実際の話、福岡に住む私でさえも、収入の大半は東京から得ています。これなら東京に住んだ方がいいと言われることもありますが、家族が福岡にいる以前に、経済的にも福岡にいる方が便利。何度東京に行こうと、70平米の2LDKで月7万円のマンションは東京にはありませんから。
それはともかく、行動とは人と会うことなんです。しばしば「滝行すれば人生変わりますか?」などと聞かれますが、はっきり言って変わりません。もちろんお金も儲かりません。私が滝行で人生を変えることができたのは、実はそれ以上に人と会いまくってきたからです。もちろん今も会いまくっています。今回もホリエモンと会い、会の参加者と会い、そして元芸人と会い、さらには9名の皆さんとお会いできた。それにより、またさらにパワーアップすることができた。人生を変えたければ、会って会って会いまくること。それしかありません。
そして私自身が多くの人と積極的に会っていくと同時に、これからも人と人との出会いを演出するような場を作っていきたいと思っています。中でもツアーは最高です。ほとんど初対面の人と、非日常的な場所で会って、交流する。今日の「望年会(笑)」も決して安い参加費ではありませんが、あえてそうすることで、出会いの質を高めることは出来たと思います。そして今日の参加者さんは、間違いなくパワーアップできたことでしょう。
福岡には明日帰りますが、来年もまた、たくさんの人と会いに、いろんな場所に出かけて行こうと思います。今日はこの辺で。ありがとうございました。
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買い物する時、直感なのか衝動買いなのか戸惑ってしまう今日この頃です。
行動=人と会う
いい言葉、まさに名言ですねえ。
ではでは
戸惑ってしまう。それは「衝動」ですね。
はい!
>会計士が「これは利益でいいです」と言ったので、ホリエモンは専門家の意見に素直に従っただけ
じゃあ、代表としてのホリエモンの責任はあるけど、本当に罰せられるべきは会計士だと?
ホリエモンは「ピュア」だから、悪いのは会計士だと?
あの事件の時、側近がすぐに口を割ったのは、彼に人望がないからと言ったコメンテーターor専門家がいました。
会社のことよりも、当時付き合っていた吉川ひなのが気になるとの発言をして、側近たちもあきれはてたという報道をしたテレビもありました。
それらはガセなんでしょうかね?
オレオレ詐欺は、人の弱みに付け込むということで、被害者には同情論(うっかりしているかもしれないけど)が多いけど、株式で失敗して自殺した人は、儲けようとした結果の失敗だとして、
欲が絡んでいるので「自己責任」みなす辛口の風潮もありますが、粉飾決算をしているかどうかまで一般投資家はわかりかねると思います。
だから、彼は実刑を食らって、罪を償ったのです。民事でも相当賠償しています。
>じゃあ、代表としてのホリエモンの責任はあるけど、本当に罰せられるべきは会計士だと?
会計士も罰せられています。
>あの事件の時、側近がすぐに口を割ったのは、彼に人望がないからと言ったコメンテーターor専門家がいました
口を割ったのは税理士の宮内氏など2名であり、彼らは横領していたので、堀江氏を悪者に仕上げる必要があったのが真相です。それ以外の側近は口を割るどころの話じゃなくて、一緒に戦い、そして今でも力になっています。本当に人望のない人間であれば、なぜにいまだに各界の著名人、専門家が堀江氏を応援するのでしょうか?
>会社のことよりも、当時付き合っていた吉川ひなのが気になるとの発言をして
まったく取るにならないワイドショーネタです。言ったとしても、その前後の文脈もなし、相当にバイアスがかかってるのが常識的な見かたでしょう。そもそも会社よりも女性を気にするような経営者が、あそこまで会社を大きくすることができるでしょうか?
>株式で失敗して自殺した人は、儲けようとした結果の失敗だとして
株は自己責任なのは間違いないですが、その前に、「時代の寵児だ!LDの株はますます上がるぞ!」とはやし立てたマスコミにも責任のいったんはあると考えます。しかし、マスコミが罰せられることはないのは、戦前に戦争ムードを作った新聞社が無傷なのと同じ構図。
>粉飾決算をしているかどうかまで一般投資家はわかりかねると思います
堀江氏もわかってなかったんですよ。つまり、粉飾は確信犯ではない。そもそも堀江氏は徹底したリーガルチェックをしているし、どんな些細なことでも、金融庁などの言質をとって進めていました。だけど、裁判に負けて、結果として粉飾決算とみなされ実刑判決を食らった。しかし、罪を憎んで人を憎まず。堀江氏は罪を償って出てきました。2年間は取締役になれないなど縛りはあるものの、すでに罪人ではありません。そして才能ある実業家です。世の中には表に出ないだけで、のうのうと悪事を働き、美酒をあおっている人がたくさんいる中で、きちんとしたけじめをつけた堀江氏は、実に潔いと思っています。だから、個人的には堀江氏の動向に好意的に注目したいと思ってます。