サラスヴァティ・・・ 2014.12.5
2014年 12月 05日
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今日の滝行は、なんと雪が降ってきました。みぞれのような小さな雪ですが、滝も限度まで冷たくなったようで、頭が割れるように痛かった。けど、しばらくするとなぜかポカポカしてくるから不思議。極寒の滝に打たれるコツは、ただ、抜き切ること。この極意に気付いたのは、滝行を初めて3~4年経ってからかな。感動とも言える気付きをいただき、これぞまさに人生だな、と。そんな滝行も明日で満行。9月頭以来の行でしたが、ここ数日のいろんなコリがほぐれた感じがします。今年は東京で最後のセミナー、トークライブ、セッションが残っていますが、新鮮な気持ちで投入することができそうです。
それにしても今年も本当にあとわずか。やり残したことは、ないな。滝行100日できなかったのは残念だったけど、その代わりに尊い実績を残すことができた。そして今年はこれがまだ残ってます。
本日、新刊の見本が10冊届きました。実は「宇宙となかよし(評言社)」を文庫化したいって思いは昔からありました。ぶっちゃけ、出た当初から文庫になればな~と願ってました。だけど、2刷くらいでインパクトのある売行きじゃないので、難しいかな~と思ってたら、あれよあれよと実現。その話になったのは9月頃じゃなかったかな。年内に出しましょうって話になり、だけど、9月はアイスランド、11月はチャリンコもあるし、かろうじて10月が作業できるくらい。実のところ東京出張中に丸一日ホテルにいるときがあって、その瞬間に一気に仕上げたのでした。もちろん手直し等はその都度するけども、大きな作業は2~3日で片づけてしまった。11月のチャリンコ中もスマホで原稿を確認しながらとか、そんな感じで進めて、本日、こうやって手にできたのです。新たな我が子を抱きかかえるような愛おしさ。改めて、10年前のサラリーマン時代は想像もできなかった。感慨深いです。
ちなみにサンマーク文庫には阿部敏郎さん、五日市剛さん、山崎啓支さん、本田健さんなど、私もよく知る人が出してるし、他にも故・江本勝さんとか斎藤一人さんとかそうそうたるメンバー。憧れの存在だって人たちと同じラインナップなんて、ほんと、どうにかしてるぜ。ともかく、自分的にはこの本は文庫が合ってると感じてます。だって、バッグに入りやすいじゃないですか。一応、読者ターゲットなどがあるとすれば、30歳前後の女性向け。ハンドバックにも入りやすい。そして確かにその層のウケはいい。けど、ときどき男性からも「泣きました!」ってメッセージをもらうし、ようはですね、この本の舞台当時の「オレの気持ち」に感情移入できる人たちにはすごく受け入れられるかな。
新たなに書き下ろしたあとがきには「そろそろ『人生詰んだ!』と言われてもおかしくない状況」って一文があります。20代前半はいろいろ希望もあったのが、20代後半でそろそろ現実が見えてくる。同級生は会社員としてきちんと給料をもらい、結婚し、子どももいて、マンションを購入してりして。対するオレは、、、ニート。27歳のゴールデンウィークなんて、お菓子の箱詰めのバイトに費やし、現金で3万円ちょっともらったとき、涙する感じでした。それは単純にお金が入った喜びと、何とも言えない切なさと。ただ、オレの良かった点は、何だかんだと希望は捨てなかったこと。
ある日、田原俊彦主演の「教師びんびん物語」の再放送に感動し、涙を流しながら希望を思い出す。そしてそれなりの知人に片っ端に(熱い)手紙を書き、そこで気にしてくれたのが、前にいた会社の所長。理系の会社だけに、文系の私が正規採用されるのは難しいと言われながらも、とりあえず社長に聞いてみると言われ、希望がつながれた。しかし、結果は残念ながら、、、でもそのとき!
「タダでいいから雇ってください!1か月使ってみて、それでダメならあきらめます!」
と言ってしまい、それならばと「時給650円」からスタート。それでも希望はつながるもの。その半年後に人員不足もあり、契約社員として登用。しかし、月収は新卒の7掛け、ボーナスなし。年収にすれば、おそらく200万円あったかどうかかな。いろいろ不満に思うこともあったけど、だけど、いろんな意味で鍛えてもらったのは事実。その甲斐あって、3年目から一応の正社員。だけど、業績の悪化からボーナスはほとんどなしで、収入もさほど変わらなかった。それでいて、社員が減るものだから、仕事は増える一方。そして4年目の冬、徹夜が続き、よくて3時頃に家に帰って軽くシャワーを浴びて寝て、また9時には出勤なんて日々が続いてたら、身体に異変。さあ寝ようと横になると、動機がハンパなく激しくなって眠れない。このまま心臓が破裂して死ぬんちゃうか、、、なんてこと思いながら、そんな毎日。後から知ったけど、これはかなりヤバいシグナルだったようで、ある日突然、プッツンとなる兆候とも言われた。
でも、そんなオレを少なったのがスピリチュアル。いろいろ厳しい環境だけど、心だけは奪われない。積極的に、ツイてる、ツイてる。その間に21日滝行なんて無謀なこともやって、ちょうど仕事の峠と重なりながら、何だかんだこなせちゃった。その数日後、「天の声」が聞こえて、その日に辞意表明。そして4月いっぱいは残務をこなして、5月から21日間のインド。そう、ちょうどその頃のことを舞台に書いたのが「宇宙となかよし(評言社)」であり、今度の新刊。もちろん舞台はそれだけじゃなく、2008年のグループでのインドツアー、その前に2003年8月のスリランカもそうかな。物語の中心にサラスヴァティ・ヨーコなる人物が登場するんだけど、この人のモデルは3人くらいいて、サラスヴァティ(弁財天)の名前をとってきたのは、そのスリランカでのひとり旅。
ゴールって街の近くの村で、突然、イタリア人のおばちゃんに声をかけられ、そのままなぜかスリランカ人の家庭に合流。オレ以外はそのイタリア人オバチャン、オーストラリアの男性2人。今思うと、なんであのような流れになったのかさっぱりわからない。オバチャンのノリとしか言いようがなくて、地元の家庭に流れ込んだのも、「突撃となりの晩御飯」的な感じだったのです。オーストラリアの2人はクレイジーだと言ってたけど、何だかんだとイタリア人オバチャンのノリに押されてしまい。そのときの写真がこれ。
左上が家庭での集合写真。右上がその村の海岸。左下が食卓。右下がイタリア人のオバチャン。なぜか帰りの空港まで一緒だった。で、下中央にいる女性ですが、この方が「サラスヴァティ」を名乗る日本人の女性。家庭には合流しなかったのだけど、同じ宿に滞在してて、いつもビーチや仏塔で瞑想してた。完全な菜食主義者でめっちゃ怪しい人と思ったけど、実はきちんとした精神科医。成人した娘が二人いて、リゾートマンションをいくつか持ってセミリタイアして好きなことしてるんだと。普段はバリとインドにいるけど、スリランカに来たのはインドビザの延長のため。この村に来たのもたまたま。
そこでですよ、いわゆる「スピリチュアルな話」をたくさんしてくるんです。当時はその手の話はまったく興味がなかったけど、だけど、なんか面白かった。そして最後に別れ際に言われます。
「あなた、そのうちこっちの世界に来るから~、はっはっは」
行ってたまるか、、、と思いながら、オレの人生が変わり始めたのはもしかしたら、その頃からかも。いわゆるスピリチュアルな情報がどんどんやってきて、本格的に片足をつっこんでしまったのが、翌年2004年3月。その2か月後の5月からブログ開始。その一年後、、、会社を辞めてインド。そのときの話が新刊「インド~」であり、主要人物の一人である「サラスヴァティ・ヨーコ」のイメージが、まさにスリランカであったその女性。写真はわざと小さくしてますが、そんな雰囲気あるでしょ。
で、その方の言う通り、はい、「こっちの世界」に来ちゃいました。あの人、今、どうしてるのかなあ。まだ10年前だし、普通に健在だろう。もしかしたらバリ島に行ったらいるのかもね。宿の名前はメモしてるし、会ったらまた何か起こりそうだな。こうやってブログに書いてると、もしかしたらどこかしらから連絡も来るかもしれないし。そうなると、面白い。
そんな裏のストーリーがありまして、ま、ここまでは本に書けませんけどね、分量的に。いよいよ来週は「新刊記念・投げ銭トークライブ」ですが、とにかくも「旅」はリアルにオレを育ててくれた。それはスピリチュアルな意味においても。当日はどんな話が登場するか自分でもよくわからないけど、ぜひ来てくださいね。少なくとも「投げ銭(無料~無限)」でやるのは最初で最後になりますから。
あと、12日の「Q&Aセミナー」も内容を少し書いてみました。「お金」がテーマでして、やっぱり何かありますね。実は今日もそれに関連する出来事がありまして、いろいろ納得した次第。場所は東新宿にある新宿文化センターですが、いつも終了後はタイ料理で乾杯。それもまた楽しみの一つですので、どなたかぜひご一緒しましょう。てなわけで、明日で滝行も満行。思いっきり「こっちの世界」に来ちゃってるじゃないか。ありがとうございました。
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■12月12日(金)/東京/夢なに・Q&Aセミナー
■12月14日(日)/東京/新刊記念・投げ銭トークライブ~旅は人生の縮図~
■1月31日(土)・2月1日(日)/熱海/宇宙とkokokaraコラボワークス2015
念願の100日達成しました。
素直にうれしいです。
私でも続けることができました。
願望が叶う叶わないはどうでもよくなって100日続いたという事実が
うれしいです。
Qさんありがとう
影山さん、おめでとうございます!
私も87日目ですが、最近秘伝の目標は叶っても叶わなくてもどっちでも良いと思うようになりました。
叶わないより叶ったら良いかな~って感じです。
それよりその道程を楽しみたいと思っています。
そんな甘い考えでは叶わねえよ、とQさんや、全国の秘伝実行者に怒られるかも…
でも目標に向かって頑張っている俺って43歳のおっさんだけど青春してるじゃん、素敵じゃん、カッコ良いじゃん。
そんな俺大好き。
影山さん、いつかセミナーで会いましょう!
でわでわ
鈴木智理さんへ
有り難うございます。無事に達成できましたよ。
99日を終わって
残すは・あと1回のみ・になったとき、それを書き終えたとき。
是非その瞬間を味わってみてください。
87回まで終えられたとか。あと少しですね。がんばってね。
今の私は、まずは、そこから少しずつ頑張ってます。
シンプルな事ですが、多くの人は現実と折り合いつけてしまいますよね。
希望さえ失わなければその後の発展に繋がる出来事にも出会えるはずです。
来週の新刊、楽しみに読ませていただきますね(^o^)/
おめでとうございます!
素晴らしいですね!
まあ、常識が違いますからね。カルチャーショックは受けるかも。
ありがとうございます!お楽しみに!