コペンハーゲンをひとり感じる時 2014.9.21
2014年 09月 21日

日本にいるときの眠れない感がウソのように、布団に入った瞬間に朝を迎えています。もっと、目が覚めるのは4時とかで、まるで年寄りのように早起きなんですが、それも旅の醍醐味だよね。今日は一日、コペンハーゲンを満喫します。9時過ぎに最後のメンバーも無事に到着して、10名が揃いました。これで一つまた安心。今回の旅も昨年と同様に10名で行こうと思っていたら、割と直前になってしっかり埋まりました。身支度をしてさっそく、コペンハーゲンのハイライトと言われる「人魚姫」に行きます。




以上。「世界三大がっかり名所」の一つでした。ちなみにそれ以外はシンガポールの「マーライオン」、ブリュッセルの「小便小僧」と言われています。そしてその後は、あ、ちなみに私が今回のツアーの主催者でありリーダーです。そのリーダーが率先してグループを離団。それじゃあ、夜7時にロビーってことで。今日は完全自由行動で私は「ひとり」で街を探索します。リーダー不在のツアーもまたQさんツアーの醍醐味ですね。と、その前に宿の前にあるスーパーで買い込みをしてひとりランチ。

これで約1,500円。イチジクは味がなくてマズい。お菓子は砂糖の塊でマズい。試しに買った北欧名物の黒い飴は予想通りマズい。ビールだけはかろうじて普通に美味い。日本で1,500円だしたら、それなりにいいもの食えるにね。デンマーク、最高。そしていよいよ個人的メインの一つである「政府公認無法地帯」であるクリスチャニアに潜入しました。

ゲートをくぐると無法地帯で、生憎と写真は厳禁。ウィキから引っ張ってきますと、
デンマークの首都コペンハーゲンにある、850人の住人と34ヘクタールの土地をもつ地区である。自治を自称する。1971年に軍の所有地に建国されて以来、たびたび論争の中心となってきた。この地区内では、2004年まで大麻が合法であった。
クリスチャニアの人々は、デンマーク政府が関わっていない彼ら独自のルールを持っており、そのルールによって、窃盗、暴力行為、銃、刃物、防弾チョッキ、強い麻薬が禁止されている。この地区の中に、Pusher Street として知られている有名な通りがあるが、そこでは、2004年まではハシッシュ(英語版)やスカンク(英語版)などの大麻が、常設屋台で公然と売られていた。なお、現在では、コカイン、アンフェタミン、エクスタシー、ヘロイン等の強い麻薬は規則によって禁止されている。ただし、この規則が全員の了承を得られていないため、それらの商売が完全に無くなったわけではない。
と言うことなんですが、入った瞬間、大麻の香りが鼻腔をくすぐり、なんだ、堂々とやってるじゃん。ただ、看板には「大麻の売買は禁止」と書かれてて、ようは、そのコミューンの住民の中では何らかの形で手に入るようになってるんでしょう。ただ、大麻合法ってのは世界的には決して珍しいことではなく、オランダやアメリカのコロラドなどもそうなってます。このコミューンの興味深いのは政府に反して自治的な法律(規則)で世界が作られている面。政府も一応「社会実験」って意味で黙認してるとか。とても興味深かった。まず、日本にいると大麻の香りなんてなかなかかげないけど、その中では至る所から漂ってきます。もちろんその中にいたところで何のおとがめもないし、ツアーのグループさえいますから。旅の醍醐味って、オレ的には「非日常を五感で味わうこと」です。本で読んでも、テレビで見ても、わからない世界がある。今ではグーグルストリートビューなどで、その風景を見ることはできる。だけど、実際に五感でその場にいるのとでは、まったく次元が違う。コペンハーゲンで最も訪れるべき場所。だけど、結局、行ったのは今回はオレだけ。明日の午前中に誰か行くのかも。その後はブラブラと街歩き。




なんだかね、最高です。ひとりで街を歩きながら、いろんなこと感じ、考え、そして感動する。もう、何度も何度も世界を旅してきたつもりだけど、行けば行くほどに行きたくなる。オレにとってはまさに麻薬。そして旅で得た五感の刺激は、日常に戻ったとき、何らかの形で間違いなく噴出する。それがまた快感。そしてチボリ公園へ。





ここは前から行きたかった。昔、サラ・ヴォーンの「サッシー・シングス・ザ・チボリ」ってアルバムが好きでよく聞いていたし、世界のテーマパークの原型とも言われるし、童話作家アンデルセンがよくここで思索を巡らせたとも言われるし。設立はなんと1843年。その頃、日本は江戸時代。マルクス=エンゲルスが「共産党宣言」を発表し、おっと、イギリスと中国はアヘン戦争だ。そんな時代から残る。居るだけで何とも感慨深い。ホットドッグを食べ、コンサートを聞き、しばらくずっと佇んでいました。次の本の思索を練りながら。
夜7時にホテルのロビーに集合し、本日のディナーに向かいます。例によってグーグルマップで「レストラン」と入力して、それが固まってる場所に歩きます。いろいろありましたが、なぜか「ベトナム料理店」に落ち着きます。と言っても、完全な「中華料理屋」でして、安くお腹いっぱいにするのに成功しました。本日はオレのオーダー。昨晩のおっしーの恐るべしオーダーの反省を生かしつつ。そんなわけで、またスーパーで物資を買い込み、夜の宴へと突入するのでありました。

明日はいよいよアイスランドです。ありがとうございました。
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