センスに金を使え! 2014.4.6



 2月後半から4月半ばまで、2014年のハイライトと言うべき怒涛の日々が今週末で一応落ち着くことになります。と言っても、1月には「R1ぐらんぷり」など大きな挑戦もしたわけですが、2月後半のフィリピンから今週末のアンソニー・ロビンズまでは実に濃かった。人生ってこんなに楽しくていいのかしら。そう言えば近々、おっしーと行くフィリピンツアーが開催されそうです。私は数少ない「海外キップ」ですので、ここで使うのはまだもったいない。今年は9月のアイスランドで一応打ち止めのはず。その次は来年の花粉の時期。今思ってるのがセドナ、バングラディシュ、トルコ~アルバニア、モロッコ~スペイン、チュニジア~マルタ、辺りかな。来年の秋はもしかするとラダックか、一人で行くとしたらバルト三国かな。いろいろ考えてるとワクワクしますね。そしてこうなると、ほとんどが「実現」するんです。

 そうそう、長らく放置してましたが、4月19日(土)の福岡グループセッションの案内文を書き上げました。開催まで二週間を切りましたが、まだ受付中です。

■4月19日(土)/福岡/願いを叶えるビリーフチェンジセラピー・公開セッション

 今までは、婚活とかお金とかテーマ別にやってきましたが、これから先は「願いを叶える(願望実現)」へと枠を広げて開催していこうと思っています。「願望実現」の中には確かに「病気を治す」、「ウツを改善する」などが含まれていいと思いますが、私の場合はどちらかと言うと、「収入アップ」、「結婚・恋愛」、「仕事・転職」など、より積極的な方向を目指しています。実際、セラピーとしてはこっちの方が難しいのですが(ウツを治すなどは割と簡単)、私の場合はコーチングも武器として持っていますので、6~8名のセッションの中で、セラピーもコーチングも見れるのはお得だと思っています。他にもNLP、スピリチュアルワークなど、クライアントに応じていろいろ使い分ける。

 私はセラピーなりコーチングを「サイエンス」として行っていますが、つまり再現性のある技術として考えていますが、同時に「アート」であるとも考えています。9ステップセミナーの中で、ジェームスが「センスを磨け」って話をされていましたが、ビジネスにおいても、文字通り美的センスが重要となる、、、というのはスティーブ・ジョブズを見ればよくわかります。芸術、音楽、美術、舞台、ダンス。スポーツなど、いわゆる学校で習う「読み書きそろばん」以外の、どちらかと言うと軽視されがちな科目に力を入れるべき、との話は共感。その意味で、私にとって「アート」のリソースは「ジャズ」になります。ただし、一流~超一流のジャズ以外は聞いてはいけませんけどね。

 そう、セラピー・コーチングも「ジャズ」なんです。ジャズはテーマに基づいてアドリブを繰り返すってのが基本パターンですが、楽器の編成が違えば、アレンジが違えば、同じ楽曲(テーマ)でもまったく別物になる。だけど、一流の演奏に共通することはセンス。例えば、この演奏なんてセンスの塊。



 動くポール・デスモンド、ましてやカラーなんかかなりレアな動画なんですが、技術的には決して難しいことしてないけど、誰も真似できない境地にある。私にとっての三大アルトサックスはチャーリー・パーカー、エリック・ドルフィー、そしてポール・デスモンド。そう言えば、同じアルトだけど、ビリー・ジョエルの「素顔のままで」の中のフィル・ウッズのソロもまたセンスの塊だもんなあ。すべてのジャズマンが生涯でこのようなソロができればと憧れる。

 私は音楽の才能もないので、その世界で勝負することなど到底できませんが、プロの方に言わせるとかなり「聞く耳」は持ってるそうで、耳年増と言えばそうかもしれませんが、センスを感じる能力はまああるようです。なので、私は私で一流・超一流のセンスを「セラピー・コーチング」に活かしたいと思っています。言っては申し訳ないけど、セラピーで言うなら、棚田さんとそれ以外の同種のセラピストと何が違うのか。もちろん技術の差もありますが、それ以上にセンスが違う。私が目指してるのもそこ。技術はしっかりと身に着けた上で、自分ならではのセンスを磨いて、それをセッションに活かしていきたい。「サイエンス(技術)」と「アート(センス)」が融合したときにこそ、クライアントに真に変革をもたらすことができる、と思っています。

 あと、一応の同業で言うなら、阿部敏郎さんとか雲黒斎さんなんかも、まあ、センスはずば抜けてるなあと感じます。平易な文章であっても、真似すると痛い目にあう。一時期か、今でもそうかもしれませんが、やたらと阿部さんの文章を真似したようなブログが乱立していましたが、その奥にあるセンスがまったく違うので、残念ながら読ませる文章にはならないんですよね。それもそのはずで、阿部さんは長年の音楽や芸能の世界で一流と触れて自ずとセンスが磨かれてきた、黒斎さんもまた大手の広告代理店で業務を通してセンスを磨きまくってきた。文章や表現にそれがにじみ出てくるわけで、そりゃ人気が出るはずです。

 結局、技術は真似しやすいですが、センスはそう簡単には得られるものじゃない。時間をかけて、時には大金をかけてゆっくりと磨いていく必要がある。確かに天性のセンスってありますが、多くの場合は時間と経験がものをいう世界。出張時のホテルなんかでも、できれば不格好なビジネスホテルよりも、一万円多く払っていいホテルに泊まりたい。例えば、私は何かと渋谷によく泊まります。渋谷でセミナーすることはほとんどないのだけど、個人セッションなんかは「セルリアンタワー」でよくやってるし、飲み会なんかも渋谷が多いです。なんか好きなんですよね、あの街が。他によく泊まる場所としては、新宿、東京、品川、両国、浅草辺りになりますが、やっぱり渋谷が好き。何があるのかな、あそこには。そして泊まるのは、一度、セルリアンタワーに泊まりましたが、二泊で5万円とそれなりの値段で確かに素晴らしいのですが、部屋に入ってしまえばまあ普通。だったら、その半額くらいの「渋谷グランベルホテル」に泊まりたい。私はまだシングルしか泊まったことないですが、部屋もシャワールームも狭いのですが、なんかセンスを感じる。デザイナーが入ってるだけある。これからも滞在時間が比較的長い場合はそこに泊まるようにしています。

センスに金を使え! 2014.4.6_b0002156_11121393.jpg 値段の差はセンスの差。これがわかれば、普通のビジネスホテルに泊まるのが逆にもったいなくなる。仕方なく泊まることはありますが。あとまあ、最近はめっきり使用しませんが、ラブホテルもまたセンスのあるなしはあるんでしょうね。だけど、過去に泊まった範囲では「いいな~」と思う部屋に当たったことはありません。見かけは興味を引くのですが、やっぱりそう言う場所だからね。タバコ臭いイメージもあるし。そう言えば、結婚式をした博多の「ウィズ・ザ・スタイル」もまたセンスのいいホテルです。特典があったのでわざわざ泊まりましたが、めちゃくちゃいい気分になりますものね。また、何かの記念日には泊まりに行きたいものです。
 
 と言うわけで、ま、自分で言うのもなんですが、私なんかまだまだセンスないな~と自覚させられます。お金はセンスにつぎ込む。すぐに形に出るものじゃないけど、そこはケチらず積み上げる。それがいつしかリターンとなって現れると信じて。あと、ちなみにカフェだったら、やっぱりスターバックスはいいですよ。まず、禁煙なのがいい。ファミレスのロイヤルホストが全店舗禁煙にして売上が上がったそうだけど、喫煙者には申し訳ないけど、やっぱりタバコはマイナスにしかなりませんよ。私がホテルを選ぶ基準も、真っ先に禁煙かどうか。カフェもそうだし、できれば居酒屋もそうあって欲しい。例外はジャズのお店とショットバー。ただし、モクモクは勘弁して欲しい。スタバは他の同種店よりも単価は高いですが、やっぱり禁煙であることの安心感がある。そして先日、「悟りの聖地」である那覇のスタバで原稿の見直しをしてるとき、ふっとスタンゲッツが流れてきた。ああ、これこれ、と思いましたものね。スタンゲッツと言えば村上春樹。村上春樹もまたセンスの塊だもんなあ。好き嫌いは別として。オレは何だかんだ言って、、、読んでしまう。

 とにかくね、お金を使うのはセンスに対してです。先日、「占い」についてちょっと批判めいたこと書いたら(実際には批判するつもりはないけどね)、占いは「転ばぬ先の杖」であり、「季節を過ごしやすくするもの」だ、とのご意見を頂きました。冬には服を着こむように、占いやバイオリズムを知っておくと、その季節(運気)を過ごしやすくなるんだとか。なるほどな~と思った瞬間、違和感が走ります。いや、冬に着込むのは、それが「冬だから」ではなく、「寒いから」じゃないかと。確かに「冬」って情報があれば、事前に厚着して大難を逃れることはできます。しかし、どれくらい寒いかは外に出てみないとわからない。逆に「夏だから」と薄着しか持ってなかったら、いざ、寒かったら大変なことに。

いや、でもそれはそれでいい。オレもそれで先日学んだから。「沖縄だから」とダウンを持って行かなかったら、その日が特別に寒くて見事に風邪をひいたから。だけど、それで学んだ。沖縄と言えど3月はまだ油断できないから、次回からはしっかり上着を用意しておこう、と。それでも、熱を下げる特効薬を持って行ってたのは、過去の学習のたまもの。それがなかったら、ツアーはかなり死んでたかも。

 「情報」や「技術」も大切ですが、私はやっぱり「実体験」を大切にしたい。究極は空気の臭いを嗅いだだけで、その日の服装を決めらるようになりたいけど、それは毎日の生活でも同じ。ちょっとした身体感覚に敏感になって、それで人生の選択をしていきたい。その感度を磨くのは、まさに体験を積み重ねるしかない。それがセンス(感覚・感度)を磨くってこと。「占い」などの情報もいいとは思うけど、私はどちらかと言うと、実際に体験して、失敗を繰り返しながら、自分の感度を上げていきたいな~と思う方。

 と言うわけで、話を戻すと、19日の福岡でのグループセッションは感度ビンビンでやっていきますので、セッション枠も含めてまだまだ受付しています。案内サイトにセンスがないのはごめんなさい。これから磨いていきますので、長い目で見てあげてください。ではまた明日。ありがとうございました。

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by katamich | 2014-04-06 23:39 | ■人生哲学 | Comments(0)