苗さんの話 2014.1.22

苗さんの話 2014.1.22_b0002156_2213372.jpg朝起きたら外は真っ白でした。こんな日にも、と言うか、こんな日こそ滝行です。21日行も今日で19日目。いろんなことがあった21日間。R-1ぐらんぷり、毎日の天使企画メッセージ。その他諸々。1月に21日行をするのはここ数年の定番となってて、ここからまさに新年がスタートするわけです。今日はちょっと喉が痛かったので、早めに病院に行って薬をもらってきました。もっぱら、喉の乾燥が原因だと思うのですが、去年は放置してかなり長引かせてしまいました。喉の炎症なんてものは、抗生物質で一発で治るわけで、これを無理してサプリとかレメディで対応しようとするほど根気もないし、時間もない。バシッと治して2月からセミナー、セッション、合宿に備えたいと思います。熱海ワークスは早々と満員になりましたが、2月1日大阪セミナー2日大阪セッション7日東京セミナー10日東京セッションはまだ席もありますので人生を加速させたい方はぜひお待ちしています。


ところで、昨日の話になりますが、昼間に社会保険事務所に行ってきました。昨年夏から厚生年金に切り替えたのですが、切り替え一年未満の事業者はちょっとした確認作業があるとのことで。普通にクリアして、帰りにブックオフによると、こんな本がありました。中村文昭「お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!2」です。このシリーズ1はかなり前に読んでいたのですが、2は初めて。ただ、知ってはいました。この中には3月に行く久高島の話が書かれてあるから。中村文昭さんは久高島のノロ(神人、カミンチュー)、真栄田苗さんに会いに行ってるのです。第5章の「自分の物差しで測れない人との『でっかい出会い』」なる章に丸々登場するのです。


「苗さんという一風変わった人がいる」と聞きつけ、すぐに連れて行ってもらったとか。本に書かれてある内容そのものは今まで直接何度か伺った話ではあります。だけど、こうやって整理して読むと、やっぱりすごいな~ってことが思い出させるじゃないですか。苗さんは物心つく頃から普通の人が見えないものが見え、聞こえないものが聞こえ、それを当たり前のように過ごしてきたそうです。その辺の話、例えば斎藤一人さんなんかも、物心ついた頃から知りたいことがあれば目の前の白い光に聞けば教えてくれるとか、私の滝の導師も2歳の時に食中毒で一度死んで、落雷と共に蘇生し、それ以来、見えないものが普通に見える人生を歩んできたそうな。


苗さんは生れもってノロになる宿命を背負いながらも、それに反発して15歳の時に島を出て、普通に結婚もして、商売もかなりやってきたそうです。しかもどんな商売をやっても繁盛しまくりで、一時期は4店舗ほど同時にやりくりしていたとか。おそらくは何か特別な努力とか勉強とかせずとも、直感だけでやっていたんだと思います。とにかく、昔から不思議なことが当たり前で生きてきたので、あまり深く考えることもなかったのでしょう。中村文昭さんは、そんな人智を超えた力を持つ人に出会うと、必ずする質問がありました。それは、


「運命や人生はあらかじめ決まっているものか、それとも変わっていくものか」


という問い。苗さんの答えは「ある程度は決まっているけど、それをまっとうできるかどうかで、段々人生は変わってくるよ」、とのこと。苗さんは生まれながらにノロとして生きる宿命を背負いながら、反発して島を出た。だけど、ことあるごとに、「帰ってこい、帰ってこい」というシグナルを受け取り、それは主に体調を悪くすることで現れるとか。この本には書いてないような不思議な話もこれまで何度か聞いたのですが、例えば胃潰瘍だったり、子宮筋腫だったり、それも病院では手の尽くしようのない状況にまでなったとか。去年、一昨年と私のグループでは苗さんに島を案内して頂いた後、夕食後に1時間ほどお話をおうかがいすることができました。今年もお願いするつもり。そのときに聞いたのが、とにかくノロとしての宿命に背くばかりに、最後の方は死神に憑りつかれたかのような形相をしていた。とにかく医者に見せても匙を投げる。そして沖縄だけに、ユタと呼ばれる霊能者にも看てもらおうとするのだけど、苗さんの顔を見た途端、誰もがピシャッと戸を閉める。または居留守を使う。ちなみにノロは神様に遣える神職のことで苗さんはこれ。ユタは市井の霊能者、拝み屋ってとこ。


まあ、そんな感じでもうお迎えがそこまで来てる感じなので、医者もユタも近寄ろうとしない。そんなある日、とにかく栄養をとろうとある食堂に這うように出て行ったとき、先にいた一人の女性客が苗さんを見て言ったそうです。


「あなた、大変なもの背負ってるわね。それ、あなたの病気じゃないから。逃げちゃダメ、決めなさい!」


すべてを見透かされたような口調で、苗さん自身もその意味するところはわかる。ノロとして生きよ、ということ。もう逃げられない。心の中で「はい」と言って、食堂を出て家の玄関に着いた瞬間。まるで出産するかのようにボトッと子宮筋腫が落ちて、そこで出血もピタリと止まり病気を克服してしまった。


実はこの話、他人事じゃないかもしれない。いわゆる難病だとか、またはどんなにあがいても叶わない願いを持つとか、もう人智を超えたと形容したくなるほどの問題・困難に直面している人は、もしかしたら何かから逃げてるかもしれない。そう考えると、私もそうだった。2005年に会社を辞めたのだけど、その一年前、ちょうど船井さんの話をしてた時期なんだけど、ブログも始めて、滝行にも出会って、かなり前向きになっていた時期。それでも将来の不安はずっとあるので、滝の導師にいつも相談事をしていました。そのとき、毎回言われるのが、「で、いつ会社辞めるんだ?」って話。待ってください、誰も会社辞めるとか言ってませんよ。だけど、導師は「そうなっとるぞ」と言うのです。


それからがまあ、大変だった。2005年に年明けてからが、とにかく寝させてくれない。3日連続徹夜とかが続いたりして、心身がかなり衰弱状態。社用車で客先に行って帰ってきた駐車場で、ちょっとシートを倒して仮眠を取るのが貴重な睡眠。そんなときって必ず金縛りにあって霊を見るんです。実はあの当時、結構、霊を見てたのですが、その正体がわかってからは見なくなりました。そんで、滝行に行って導師に会うたびに「いつ辞めるんだ?」と聞かれる。「いや~、あと一年くらいは・・・」と返事してたのですが、そりゃそうでしょ。だって、辞めたら食っていけませんから。


そんなある日、3月も半ばになった頃、車で客先に行く途中、ふと、「会社辞めていいよ」なる声が聞こえてきて、「なんだ、今のは、神様に聞いてみよう」と思って信号で止まった場所は「筑紫神社前」の交差点。その後のことはこれまで何度も書いた通り。で、そこで「逃げない!決めた!」となったのです。会社を辞めるってね。


それ以来は、まあ、いろいろありましたが、ピンチになるたびに助けられて、宇宙から導かれるように今に至るって感じ。今は本当に生きるのが楽しい。もし、今、生きづらさを感じているならば、、、何かから逃げているんじゃないでしょうか? 自らの天命を生きることから逃げてるんじゃないでしょか?


・・・と言う話をですね、苗さんから聞いて、まあ、それだけでも人生観が変わりましたね。今年3月、久高島に行くのは5回目ですが、苗さんに会うのは4回目。会うたびにいろんな気づきを持って帰り、そしてパワーアップする。そして苗さんがいつも教えてくれる、人間にとって大切な「あいうえお」。


「あ」は、ありがとうの心。
「い」は、いたわりの心。
「う」は、嘘をつかないこと。
「え」は、笑顔でいること。
「お」は、思いやり。



なるほどね。これがすべて言い尽くされてるかも。これが人間として、そして自然と調和、宇宙と一体化したあり方として必要なことなんだろう。と言うわけで、この本も面白かったですが、実際に久高島に行って苗さんに会うと、それはそれは人生を揺るがす体験になること間違いなし。去年の今頃はすでに20名満席になってましたが、今年も当初の15名から増員して、もう少し席がありますので、よかったら一緒に行きましょう!20名以上は受付できませんが。


そんなわけでして、3月は花粉の季節でもあるけど、それだけに花粉のない沖縄は快適そのもも。今からめちゃくちゃ楽しみだ。ほんと、2014年は楽しいことばかり。わくわく。それではまた明日。ありがとうございました。


Commented by Mぐみ at 2014-01-23 07:20 x
Qさん、初めてコメントさせて頂きます。
まずは感謝の言葉を!Qさんありがとうございます!!!
今年に入り「宇宙となかよし」というタイトルに惹かれ、ブログを拝読させていただくようになりまして、大きなパワーを頂いています。私は現在外国に住んでいることもありQさんのセミナーなどにすぐ参加する事はできませんが、ブログのおかげで既に沢山のことが腑に落ち、自分にいい変化をもたらしている事を実感しております。自分にとってパーフェクトなタイミングでの出会いだと思っています。2年後に帰国の予定です。その際は絶対にQさんにお会いしたいと思います!
今後もブログを楽しみにしております。
Commented by katamich at 2014-01-23 20:26
■Mぐみさん!
これからもどうぞよろしくです!二年後にぜひお会いしましょう!
by katamich | 2014-01-22 23:39 | ■精神世界 | Comments(2)