船井幸雄さんを偲んで 2014.1.21
2014年 01月 21日
滝行18日目。朝7時に打たれてたら雪が降ってきました。道理で寒いはずだ、なんてね。当たり前ですが、今日も凍えました。家に帰ったら熱い紅茶と立て続けにお湯を何杯も飲み、リンゴをかじって朝食となります。冷えた身体に白湯が美味い。ちびQを幼稚園に送って10時からコーチング。そのとき、あるニュースが入ってきました。船井幸雄氏が20日の朝、お亡くなりになられたそうです。船井さんからは随分と離れて久しいですが、私がスピリチュアルに関心を持つようになった2004年から2005年にかけては、かなり傾倒していました。なんと生涯で400冊も本を出していたそうですが、その当時、ほぼ毎月1~2冊のペースで本を出されていました。そしてその都度買ってる時期もありました。
とにかく、書かれてある情報の正しさとか怪しさとかは知る由もなく、ただ、新鮮だった。すべてが新鮮だった。船井さんの本を読むと世界がどんどん広がってくる。本当にまったく知らない世界がここにある。その中でアセンションだとかフォトンベルトだとかの話も当時の船井さんの中では流行ってて、ホームページも毎日チェックしていました。「船井幸雄のいま知らせたいこと」が更新されるのを楽しみに、そしてむさぼり読んだものです。その当時、ちょうど私もホームページ(かたみち切符)を開設したばかりで、同時にこのブログにつながる日記を書き始めていました。見て頂ければわかる通り、最初はほんの数行とかで、内容もペラペラ。ただ、何となく書いてみようと思っていた程度。だけど、書くと読んでもらえるし、当時は吹奏楽関連の人たちがよく読みに来てくれて、楽団の掲示板でも話題にしてくれてました。アクセスは一日20人程度かな。それでもすげえ読んでもらってるな~と思ったもの。今はその200倍から300倍のアクセスがありますが。
で、ホームページを更新したり、日記を書いてると、何だか楽しくなってきた。だけど、当時、ハマりつつあるスピ系の話は書くのが相当躊躇われた。そんなある日、5月12日ですね。こんな記事を書いていました。
(後半部分)
今日の夕方、本屋で「船井幸雄の『成功塾』」という新刊を買いました。
その中に次のような文章がありましたので、引用したいと思います。
「いま、船井総研では年間一億円以上のコンサルティング粗利をあげている社員が何人かいますが、そのほとんどが、私が『毎日20通ずつ手紙を書け』と言ったのを忠実に実行しているものたちです。これは、自分でホームページをつくって毎日更新するということでも構いません。こういうことがしっかりできる人は成長します」
一億円以上の粗利を上げることが目的ではありませんが、毎日、更新するということは「毎日20通の手紙」に匹敵するものなのですね。
私の友人・知人だけでも、最低20人はこのページに来てくれていると思います。
更新することでその20人にメッセージを送ったということになるのですね。
頑張って20通書く努力も並みではありませんが、結果としてそれと同じことを一回の更新でできるのは、いい時代になったとしか言いようがありません。
そう考えると、毎日、ただの駄文の垂れ流しではダメです。
読んでくれた人が「いいなあ」とか「もうけた」と思ってくれるような文章内容及び情報提供が必要です。
せっかくだからやってみようと思います。
読んでくれた人に少しでも喜んでもらえるよう精進していきたいと思います。
ですので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
・・・こんな決意表明をしたものの、まさか10年も毎日書き続けるとは、、、誰が予想したでしょうか。ちなみに最初の2年~5年目くらいまでの日記の中には、ちょっとマズい記事もいくつかあって削除しています。ですので、今からさかのぼると「毎日」ではないかもしれませんが、そんな事情です。あと、海外旅行中も2008年までは書いてない日があります。当時はまだ旅先からブログ更新できる感じじゃなかったし、実際、2005年に行ったインドからはブログを開くことすらできませんでした。今はノートも軽いし、他にも便利な端末がたくさんあるので、世界中のどこからでも更新できますけどね。
で、そんな感じで、最初の5年ほどは海外の数日を除いて毎日。ここ5年は完全に毎日更新しています。20人にメッセージを送るだけのつもりだったのが、、、今では5,000人もの人に送り届けている。おそらく今後も書き続ける限り増えていくでしょう。そのうちに一日10万人なども普通にやってくる。ブログランキングの上位の名だたるブログが閉鎖しても、「宇宙となかよし」だけはいつまでもしぶとくトップ10に入ってる状態。
話を戻しますが、今にして船井さんの言ってることは本当だったんだ、、、と実感しています。一億の粗利こそ稼いではいませんが、もしかしたら船井さんの言うトップ社員の「年収」と、私の「年商」とでは、どっこいどっこいか、もしかしたら私の方が多いかも。当時は月収20万円にも満たないワープア社員だったのが。
その後もしばらくは船井幸雄をウォッチしていて、8月に講演会があると聞いたので行ってきました。そのときの記事がこれ。今改めて読みに行ったのですが、リンク切れがかなりあるんですね。修正せずにそのままにしておきます。自分なりに講演内容をシェアしてるのですが、面白いのがこれ。
○運が良くなる方法の話
この話は私も想像がつきました。「ツイてる」と言うのです。船井氏は直接はそのように表現されませんでしたが、五日市剛という人の実例から「感謝します、ありがとう」というと必ず運が良くなるということでした。五日市と言う人はそれを日常で100%実践して、本当に運が良くなり本まで書いています。齊藤一人氏と理屈は同じですね。一方、最も運を逃がすのが「言い訳」だとか。これは参考になりますね。
ブログを書き始めて間もなく、本屋でたまたま斎藤一人さんの本を見つけて、それでどハマりして「ツイてる教」と言われるほどに、「ツイてる」しか言わなくなっていました。すると、本当に運が良くなるから不思議なもの。基本的に素直なんですね、根が。素直が一番。
で、このときに「五日市剛」って人の存在を知って、さっそく検索してみます。すると、小冊子で出回る前だったか、「ツキを呼ぶ魔法の言葉」のダイジェストがネットに丸々あったので、それをブログに転載。今はリンク切れしてますが、転載フリーだと書かれてました。おまけに当時はワードファイルで全文も流されてました。で、そのときの転載記事がこちら。
まあ、何となくそのままにしてたのですが、いつの間にかその手のダイジェスト記事もどんどんなくなってて、「五日市剛」で検索するとその記事がトップに出てくるようになってたのです。その後は小冊子がすごい勢いで広がっていき、同時に「五日市剛」で検索する人も増え、それに伴いこのブログのアクセスもみるみる上がっていった。五日市さんの話と親和性もあるので、そのまま読者になった方も多く、先日ご紹介したアトムカンフーさんもその一人。そしてその翌年だったか、福岡で講演会があって、知人がスタッフをしてたこともあり、講演後に楽屋に通して頂けました。で、握手をして写真を撮って頂き、それとなくブログの話をしたら、「あ~、知ってるよ~」とビックリのことを言われます。それもそのはず、自分の名前くらいは検索しますからね。私もたまにはしてみます。
で、その後は笑文さんという方のご縁から、2007年7月に五日市さんを囲むミニ講演を企画し、私は質問書を作成し、簡単な司会と、新大阪駅まで迎えに行く役目。めっちゃ緊張しましたね。さらにその翌年、その延長のご縁からQ州ツアーでいつも泊まってる宿坊に一緒に泊まり滝行合宿にお付き合いまで頂きました。なんでしょうね、この展開。さらに翌年、五日市さんから「評言社」さんをご紹介頂き、2009年12月に拙著「宇宙となかよし」が出版され、キャンペーンもしたので一気にアマゾン一位へ。それをウォッチしていたある出版社の編集者さんが私に興味を持って頂きメール交換。しばらくお休み期間があったのですが、昨年の夏に晴れて対面することができ、今、その方に出版のお世話をして頂いてるのです。ちなみに当時、私の周辺では「プレゼント三冊子」なるものがあり、安くてすぐ読めて感動的、実用的ってことから三冊の小冊子がよく出回っていました。もっぱらまとめ買いしてプレゼントする用としても。その三冊とは、、、まず、五日市剛さんの「ツキを呼ぶ魔法の言葉」で、二冊目が本田健さんの「幸せな小金持ち(無料冊子)」、そして三冊目が野口嘉則さんの「鏡の法則」。で、今、お世話になってる編集者さんはその三冊目を担当されていた方。
まあ、今年、どんな形になるかはこれからですが、ものすごい「糸」でつながってるでしょ。で、それをたどって行くと、そう、船井幸雄に行き着いちゃうのです。そして10年もブログを書いてること自体が、2004年5月12日の決意から。なんだかね、、、ちょっと胸が熱くなってきました。ここ数年はさほど追いかけてる方でもなかったですが、船井さんがいなかったら今の私は確実にいない。直接お話をしたことはありませんが、以前、船井メディアの秘書の方が私のセミナーに来られたり、また、船井さんの本でイヤシロチとして紹介されている社長さんと懇意にさせて頂いている時期もありました。
ただ、何度も言うように、ここ数年は離れていました。フォトンベルトも否定され、アセンションも何もなく、と言うより、私もかなりいろんなことを知るにつけ、そして本当の意味での「宇宙の法則」を知るようになり、一番重要なのは、地に足着けて自らの意思で歩んでいくことだ、、、と思うようになり、それまでの「アミューズメント」としてのスピはもういいか、とのスタンスを取るようになったのは、読者の皆さんもご存知の通り。正直な話、船井幸雄は私の中では過去の人だったのです。だけども、その訃報を聞くと、やっぱりショックを受けずにはいられなかった。新聞よりもネットの方が情報は早かったですが、なんとなく晩年の船井さんを象徴するような扱いなのか、と思わなくもなく。
船井さんのホームページを見に行ってみました。今のところ訃報に関する表記はなし。ただ、ここ数日は話もできないほど病と共にいた船井さん最後の執筆を読んで涙が。。。ちょっと転載します。
こんな年にどう生きるべきか……ということですが、日本人は、勤勉、質素で、技術指向がやはり国民性からみて第一の特性でしょう。これを活かすことです。
ついで、本当のことを実感として知り、それの可否を調べることだと思います。マスメディアの発言は半分は問題外にしてください。それよりも自分の感覚でつかんで、調べ、そして本当のことを知ってほしいのです。
現実に地に足をつけて考えてほしいのです。
いまの世の中は、スピリチュアルなこととか食とか遊びなど、どうでもいいことに浮かれている人に、かなり焦点が当っています。一度そのようなどうでもいいことは忘れ、現実人間にもどってほしいのです。そうしますと、「あっ」と、びっくりするほど、自分のしていたムダに気づくでしょう。間違いも分ると思います。
いずれにしましても、今年こそは、地に足のついたよい仲間をつくり、仲間間で助けあい、地道に生きてほしいのです。一人ではムリだと思います。
いまさらスピリチュアルやおいしいものに夢中になるという時ではありません。
ぜひ生きるのに必要なことに今年は全力投球をしてください。
ただ、将来への夢と希望は忘れないようにしてくださいね。これらは大事です。
いま半病人の私は、直感が冴えています。
それゆえ、多分、ここに書いたようになるでしょう。 ……と思っています。
「現実に地に足をつけて考えてほしいのです」
これが船井幸雄ご本人による最後のメッセージ。スピリチュアルビジネス界のドンと言われ、あれほどスピリチュアルにドップリと思わせた船井さんが、最後はスピリチュアルを「どうでもいいこと」と裁断。そう、現実に地に足つけて考える。
今、私が一人ひとり返している「天使企画」のメッセージにもまた、心の世界を大切にしながらも、まずは地に足着けて頑張ろうぜってエールが根底にあります。宇宙はえこひききしない。これが最近の私の主たる哲学。やればやるだけ結果が出るし、やらなければそのまま。宇宙に対して常にエネルギーは等価。出したエネルギーの分だけ得られる。だから働こう、動こう、発信しよう、そして愛を与えよう。そしたら誰もが100%自分らしく、そして幸せになれるのだから。
と言うわけで、船井さんを振り返ったらちょっと熱くなってしまいました。これからもわくわく楽しく生きていきます。船井先生、ありがとうございました。ご冥福を心からお祈り申し上げます。
ありがとうございました。
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