学びの週末 2013.11.17
2013年 11月 17日
昨日はセミナーが終わってから懇親会の予定だったのだけど、何となく気分が乗らずに参加辞退。時間は8時前。そう言えば昔はよく会社帰りにジャズを聴きに行ってたな~と思い、スケジュールを調べると東京からいいミュージシャンが来ていたので久々に入店。マスターからも「お久しぶりです」みたいに言われたのですが、前回行ったのはほんといつだろう。3年、いや、4~5年は行ってなかったかも。やっぱ、音楽はいいもんですね。一昨日のポールに引き続き。
で、今日はセラピスト養成講座再受講の10日目。と言っても、実際の参加は3回目だったのですが。欠席した分は次回にまた振替です。午前中に「恐怖症の治療」に関する講義があり、ランチを挟んで公開セッション。私の場合は、この公開セッションを見るのがメインの目的。棚田先生ならどうするか、を勉強させてもらうのです。セラピーには決まった「型」があるにはあります。しかし実際の現場では、その「型」の通りに進むことはほとんどなく、「型」は身に付けて当たり前の前提で、最も要求されるのが「フレキシビリティ(柔軟性)」だと思っています。私の勉強の仕方はシンプル。まずはテキストを理解する。そして音読して録音する。それを何度も何度も聞く。覚えるほどに聞く。そして実際のセッションではすべて忘れて委ねる。そして経験を重ねる。すると直感が働き、思いもよらない対応が産まれたりするもの。そしてそれが症状を劇的に改善させることもしばしば。棚田先生もほとんどは型通りではありません。受講生からしばしば、「あのときはなんでああしたんですか?」と質問されるのですが、当然のこと「わかりません」と。確かに後付で説明しようと思えばできるのだろうけど、説明したところで陳腐になるし、再現性が保障されるものでもない。
私もかなり以前ですが、このセラピーを学ぶ前、〇〇症の方のコーチングをさせて頂きました。正直、どうすればいいかわからないので、ただ、話を聞いて思ったことをしゃべるだけ。だけど、あー言えばこう言う状態になり埒があきません。その瞬間、パッとひらめいたことがあり、そうするようにアドバイスしたところ、見事に一発で治ってしまいました。それからまたしばらくして、別のクライアントさんが同じ症状を訴えてきました。以前にある方法で治ったので、何も考えずにそれと同じ方法を勧めたところ、猛烈に抵抗にあい失敗。結局、本当のセラピーとは「現場」にしかないってこと。ある程度の再現性が担保された「型」は身に付けるけど、実際のその「現場」での対応力が何よりも要求される。
別の話ですが、以前、あるビジネスコンサルタントのセッションを受けたことがあり、そのとき、いろいろと指摘を受けました。一言で言うとボロクソ。その後は運よく、その方のグループセッションに参加させてもらい、その中で先ほど受けた内容を一気に改善して提出したところ、わかった、と言われました。石田さんが曲りなりにもここまで生き残って来れたのは、この現場対応力なんだな、と。そう言われると、私も思い当たることがたくさん。前も書いたと思いますが、私が「ブログ」の効果を実感できたのは、書き始めて半年ほどしたときのこと。市民向けのコーチング講座のとき、なぜか私が前に立たされ、3名から質問を受けることになったのです。そのとき、自分でも思いもよらぬ回答をしていたのですが、それはどっから来たのか。単にブログに書いたことをしゃべっていただけだったのです。
つまりは「量」です。大量の文章を書き、大量のインプットをし、大量の経験を積む。それが無意識のアーカイブとなり、現場現場で絶妙にチョイスされて自然に出てくるんです。「型」を「意識」するのではなく、「型」も含めてすべてのリソースは「無意識」にあり、その無意識を信頼する。そのためにはアーカイブにどれだけリソースを蓄積するかが重要。このブログにしても、学んだこと、気づいたこと、などを時には左脳的、分析的に書くことが多い。新たなアイデアを出すことも多い。それらを一度でも出してしまうと、無意識のアーカイブに貯蔵され、現場で最高のリソースとなるのです。今回、養成講座を再受講した目的もそれで、大量に情報をインプットすること。ただ、これまでとは違うのは、今の私は具体的な症例を持つクライアントがいること。
「どうすれば、あの症状を治癒することができるのか」、、、を念頭に置き、その上でリソースが無意識化されるように吸収する。私のビリーフチェンジ個人セッションは、回を重ねるにつれて、いわゆる難しい症例が多くなってきました。「症例」とは必ずしもメンタルに限らず、具体的な「病名」を持つものも増えてきた。立場上、法律上、もちろん「治療する」とは言えませんし、言うつもりもありません。だけど同時に、治療に向かわせるという希望は常に持ってセラピーをしています。しかし、これは何度も言うのですが、まずは病院での診察ありきです。中には「西洋医学は信頼できない」など、思考停止状態の情報に惑わされ、やたらと非西洋的、例えばメンタルセラピーだったり、東洋医学だったり、気功だったり、ホメオパシーだったりに走る人がいますが、私は大反対。なぜ反対かはいちいち書きませんが、セラピーを受ける方もする方も、まずはちゃんと勉強してください、としか言いようがない。
もちろんそれは医学の専門的な勉強ではなく、少なくとも歴史を知ること。「西洋医学」と言うものが、どのような歴史を持ち、いかに真摯に技術を積み上げてきたかを知るだけでも、変な情報には騙されません。もちろん西洋医学は万能ではありません。が、それは西洋医学に実際に従事している人たちの方が十分過ぎるほどに自覚していること。西洋医学は万能ではない、イコール、非西洋医学は正しい、では決してありませんから。
話が脱線しましたが、とにかくまだまだ修行は続きます。だけど、去年よりも今年、そして今年よりも来年は技術的にも向上し、より多くの人を救い、もっと幸せになる人が増えているとは思います。それだけが希望と言えば希望かな。ところで、12月に東京で行う「ビリーフチェンジ個人セッション」と「メンタルコーチング個人セッション」はどう違うのか、とのご質問を受けたので簡単に答えます。「ビリーフチェンジ(BC)」はその場での問題解決を目指すのに対し、「メンタルコーチング(MC)」は将来的なビジョンや戦略を定める、という感じでしょうか。時間の長さも重要で、BCは技法も限定されるので一時間以内に必ず終了させますが、MCはマトモにやったら一時間では終わらず、できれば3時間は欲しい、という内容になります。もちろんそれぞれは重なる部分も大きいのですが、もっと端的に言うと、BCは「今すぐ楽になりたい」であるに対し、MCは「将来もっと楽になりたい(楽しくなりたい)」って感じでしょうか。BCはアシスタントを付けて、密室で行うの大して、MCは解放感のあるホテルのラウンジで、コーヒーを飲みながらゆったりやる感じ。そんな風にご理解くださいませ。
と言うわけで、今日も学びの多い一日となりました。ちなみにお昼は他の受講生と3人でランチ。昨日は滝行も明けたことだし、何となく気分もいいしで、ちょっとしたコースを頂きました。そして昼からギネスビールを二杯。
真っ昼間から飲むビールは最高ですね。日の高いうちから飲んでいると、アル中か余程の酒飲みかのように思われるかもしれませんが、ここでは「昼に飲むビール」の最高さを味わいたいだけ。昼にウィスキーや焼酎ではダメ。ここはビールか、またはロングのカクテルですね。ショートはNG。昼ビールこそが至高なのです。ただし、自分のセミナーとかではやりませんが。てなわけで、21日滝行も明けたことですし、だからと言って気を抜くことなく、また明日からどんどん進化していきたいと思います。ありがとうございました。
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