日本社会のビリーフ 2013.5.15
2013年 05月 15日


だけど、です。今はインターネットがあります。こうやって生の一次ソースで確認できる。そして個々人が自由に発言できる。ただ、現状では新聞やテレビの力が強いことは事実。実は今日、フェイスブック上でちょっとした議論になってしまいました。正確には昨日から。とある影響力のある方が橋下の発言を批判していたので、まず、そこでは私は知りました。その段階では詳しいことがわからなかったので、「マスコミがまた切り取って偏重報道してるだけのような気がする・・・」とコメントしました。その後もいろいろわかってくるにつれて、ちょっとした議論に。周りの人もその方のフォロアーなので、当然、援護するわけですよね。ただ、すべてが感情、印象、コミュニケーションの問題。では、どっからその印象を与えられたか。やっぱり新聞やテレビなんです。前後の文脈を切り離してセンセーショナルな部分だけ切り取って報道が判断材料。一次ソースをきちんと見て発言してる人など皆無。
まだまだネットはマスコミの力にはかなわない。だけど、この2~3年でガラッと逆転することは目に見えています。もう少しの辛抱です。そしてわかったこと。ああ、こうやって私たち日本人は70年間、「洗脳」されてきたんだな、ということ。そしてそれこそが、戦後日本社会に根付いた「社会的ビリーフ」なんだろう。
ビリーフ、ここでは「禁止令」と言った方がわかりやすいかもしれないけど、一人ひとりの人生にもいくつかの「禁止令」があります。一番深刻なのが「存在してはいけない」というもの。他には「ありのままであってはいけない」、「重要であってはいけない」、「愛着を感じてはいけない」などあるのだけど、それと同じ構造が日本社会にもあったのです。それがまさに「誇ってはいけない」なる禁止令。
様々な禁止令をインプットする主体は、個々人においては主に両親。お利口にしてるときは笑顔だけど、失敗したら悲しい顔をする、など。それだけで「お利口じゃないと価値がない」と思い込むようになり、「ありのまま」の自分を認めることができなくなる。多くの人にそのような「禁止令」があります。では、日本社会においては誰なのか。それがマスコミです。そして学校教育です。
物心ついたとき、日本は数十年前、「戦争」というのをしたらしいことを知ります。アメリカと戦争して負けた。原爆も落とされた。たくさんの人が死んだ。だけど、その原因を作ったのはすべて日本であり、日本が絶対に悪いのだと知らされてきました。日本はアジアに「侵略」して、その鉄槌として、東京大空襲、そして二か所の原子爆弾を落として、戦争を終わらせて頂いた。本当にそう思っていました。恥ずかしながら家族もそう。母親だけが例外的に天皇陛下ファンでしたが、昔からインテリだった兄貴はそんな母親をdisりまくってました。言うなれば、母親は戦前の価値観のある両親から育てられた典型的昔の日本人。一方で父親は教職員である種のインテリ。新聞はもちろん朝日。そうなると、家族内では母親を除いてみんな左寄りになるんです。私も少なからずその影響を受けてきました。ただ、先日実家に帰ると、父親はかなり保守になっていました。ふふふ、脱洗脳されたな。
とにかく、私も日本は「悪」なんだと信じ込んでいました。それはもちろん私だけじゃありません。社会全体がそう。日本は悪いことをしたんだ、悪いことをしたんだ、謝らなければならない、こんな日本に生まれて恥ずかしい。こんな日本に生まれた自分は価値がない。自分を誇ってはいけない。そうやって最低限まで「社会的ビリーフ」が根付いてしまいます。そこで日本はどうしたか。頑張ったのです。ありのままの自分たちでは価値がない。だから、せめて奴隷のように、馬車馬のように働こう。社畜と言われようが、過労死しようが、頑張って働くことだけが、悪いことをした自分たちができるせめてもの償いだ。その結果、日本は奇跡の経済成長を成し遂げました。自動車や電化製品を代表として、国内と世界に良質なモノを広めていき、その結果、知らない間に経済大国になっていた。
しかし、そんなに頑張った日本のことを、誰も褒めてくれません。アメリカはジャパンバッシングし、中国、韓国はそんな日本から何とか「戦後賠償」を奪えないかと画策します。その一つとして、南京大虐殺があり、従軍慰安婦があり、サンフランシスコ条約や日韓基本条約で片付いたはずの問題を蒸し返してくる。そして日本は「悪」だから、せめてもの償いとして謝罪し、ただ言われるがままにお金を支払うだけ。そのことに何の疑問もない。ただ、その代わり、日本は本当に豊かになりました。にもかかわらず、日本人は本当に「幸せ」だったのでしょうか。今も昔も。そうは思えない。今でも年間3万人の自殺者がある。実際にはそれ以上でしょう。
そして今、どうなったか。かつては自動車や電化製品が日本の経済を支えてきましたが、元気のよかった会社にも老いがあります。ソニーやパナソニックにはもはや世界を揺るがすような技術革新をする力がありません。内部の人の話によると、仕様書を作るだけがかつて栄光を誇った大企業の仕事になっているとか。スマホ連動型洗濯機とか、斜め上過ぎて滑りまくる商品ばかり作って、まったくヒットを飛ばせない。かたや国外ではアップル、MS、サムソンなど、革新的な商品をどんどん出してくる。悔しいかな、今使ってるPCはかろうじてソニーだけど、それ以外の端末は次々と外国製品に取り換えられてきた。それが現実。アベノミクスで株価が上がったと喜んでるのもむなしく、肝心のイノベーションが日本にはなくなっている。誇りもない、そしてお家芸だった技術もない。それが今の日本と言っては言い過ぎでしょうか(もちろん基礎技術のパテントなどは日本がほとんど握ってるので早々にはつぶれないけどね)。
今日もメルマガで音声セミナーを配信しました。聞いて頂いた方はお分かりですが、今日もその話。橋下の話。ただ、私の言いたいことは慰安婦がどうとかって話ではなく、社会にとって、人間にとって最も重要なのは何かってこと。それは「自分のことが大好き」ということです。
音声でも力説しましたが、幸せな人にはたった一つ、共通点があります。それが「自分のことが大好き」です。言うまでもなく、私は自分のことが大好き。だから、自分をもっと大切にしたいし、自分の可能性も認めてあげられる。もっと、自分を可愛くしたい。いい人生を送らせてあげたい。二人の子どものことを思うのと同様、自分のことももっともっと幸せにしてあげたい。なぜなら、自分のことが大好きだから。ありのままの自分が大好きだから。
しかし、戦後の日本には「誇ってはいけない」がありました。そんな国に住んでいる自分たちのことを誇ることができるでしょうか。好きになることができるでしょうか。頑張っても頑張っても苦しい。なぜなら、ありのままの自分に価値があると思えないから。自分のことが本当には好きじゃないから。どうなるとどうなるか。最悪のケースで自らの命を絶ってしまうことになる。自分のことが大切なら、自分のことが大好きなら、そして自分のことを誇りに思っているなら、自分で自分を殺すようなことは絶対にしないでしょ。
私は生憎と、朝日新聞が日本を褒め称える時代に生きてはいません。誇りの持てない日本人を作った元凶はマスコミと学校教育(日教組)。もし、マスコミが、学校教育が、日本はこんな素晴らしい国なんだと堂々と主張できていたら、自殺者は3万人もいないかもしれない。昨日も言ったように、戦争に負けたから悪でなく、戦争そのものが絶対的に悪。日本も悪い部分はあるけど、連合国だって悪い。なぜなら「戦争」をしたから。そのことを堂々と言える日本になることが「戦後」のレジームから脱する唯一の方法。どんなに謝ってもキリがありません。だからと言ってもう一度戦争しようなどナンセンス甚だしい。それこそ悪。それよりも戦争そのものが絶対悪だと堂々と主張して、橋下の言うように、日本だけが特別に悪いことをしたのではなく、戦時中はどこも悪かった。そのように言ってのけた政治家を、少なくとも一方的に悪者扱いするマスコミであってはならない。私個人は橋下も半々の評価なんだけど、今まで誰も言わなかったことを堂々と主張する態度には敬意を評したい。確かに言い方の良し悪しはあるでしょう。だけど、その悪い部分だけをクローズアップして世界に拡散する我が国のマスコミたるや、一体、どんな魂胆があるのでしょうか。
だけど、話を戻すけど、もう、マスコミのいいようにはさせない。そんな時代が目の前に来ています。先日、70年周期説から次のような予測を立てました。
1940年:大政翼賛会設立=2009年:民主党政権
⇒ ダメな日本の本格スタート
1941年:真珠湾攻撃(開戦)=2011年:東日本大震災
⇒ 日本の方向性がシフトした、民主党がダメなのが露呈
1942年:ミッドウェー海戦(戦局転換)=2012年:民主党崩壊
⇒ やっぱりダメだったのが明らかに
1943年:学徒出陣=2013年:アベノミクス&TPP
⇒ 一般市民が戦場に駆り出されるように、一般サラリーマンが世界市場に駆り出される
1944年:大本営による虚偽の放送(玉砕など)=2014年:消費税増税
⇒ マスコミによって本来必要のない消費税増税の世論が作られ実施。
新聞社は消費税免除。マスコミの情報操作が加速。
1945年:終戦=2015年:マスコミ解体
⇒ インターネット(SNS等)の更なる革命がおき、既存マスコミが次々と解体。
マスコミ帝国主義から本来の意味での「民主主義」へと市民革命が起こる。
1950年:朝鮮戦争勃発と戦争特需=2020年:日本の復興
⇒ インターネットにより「正しい歴史認識」が世界に広がり、東京裁判史観が完全に是正。
カルト国家の脱洗脳と朝鮮半島統一。竹島、尖閣、北方領土問題も解決し、日本は復興する。
2015年から始まります。これからは本格的にインターネットの時代。時代が変わります。それも2年後です。橋下が今、あれだけ強気なのは、おそらくわかってるからでしょう。そろそろネット選挙がスタートします。つまり、政治とネットがますます近づくと言うことは、私たちはテレビや街頭演説だけでなく、「ネット」を情報源として代表者を選ぶようになるんです。橋下は確かに今、物議を醸しています。だけど、もしかしたら裏で笑ってるかもしれません。マスコミが騒げば騒ぐほど、ネットにつないでいる人は本当の情報が欲しくなる。その戦術として、ユーチューブとツイッターを活用しているんじゃないですか。何度も言うけど、私自身は橋下さんに対し半々の評価であり、今の段階では票を入れることはありません。最大の理由は「勝てば官軍」の価値観に染まってるから。彼は法律家なので、「裁判」で負けたものが「悪」なる価値観に根付いている。それは違う、と言いました。
だけど、それでも私たちはネットを情報源として、政治家を選ぶ時代に直面している。私のブログだって、一応、スピリチュアルブログのつもりだけど、たまにはこんな話も書きたくなる。最近は「たまに」じゃない気もしますが、ま、いいです。そして場合によっては、こんなブログもまた「選択」の判断材料になる可能性がある。そんな動きがこれからどんどん広がると、マスコミによって歪曲された情報ではなく、一次ソースを始め様々な情報から判断できるようになる。その意味では、今回の橋下発言は、次世代の選挙運動へのカケと言えるかもしれません。成功しようが失敗しようが、新しい選挙の形を見せてくれたのは確か。今度の参院選が楽しみですね。
では、一方で私たち個人はこれからどう生きればいいのか。一言。自分が大好き、です。このことを主張するのは、橋下ではなく、私の役目だと思っています。自分のことがだ~い好き、愛してる~、でいこうじゃないですか。心から自分のことが大好きな人に不幸な人はいません。たったそれだけのこと。幸せになるって、意外と簡単なことなのかもしれませんね。ではまた明日。ありがとうございます。
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長年、朝日新聞を取り続けた頑固オヤジなんですが
定年退職後にパソコンをはじめてインターネットに触れて真実を
知ると180度方向転換しちゃいました。
インターネットによってビリーフチェンジができたってことですかね。
70年周期説・・・・当たりそうな気がします。
確か見たような気がします。
ネットの力はすごいですよね。これから本格的に世界が変わりそうです。

おっしゃる通りです!