人生は表現ですねん 2013.4.16



 昨日は何だかんだと3時までを読んでて、その後もちょっとした余韻で眠れず。睡眠不足のまま、ちびQを幼稚園に送ってから、ちょっとだけ仮眠。スッキリしました。午後から床屋や買い物の後、図書館へ本の返却へ。そう言えば村上春樹は何があるのかな、、、と思って探すと、ない。エッセイは数冊あったけど、小説はすべて貸出中。人口5万人の田舎町の図書館。村上春樹の新刊が出た途端にこれ。すごい影響力だな~と思いました。昨日も書いたけど、村上春樹を読んだところで知識や教養を得られるわけじゃない。娯楽と言えば娯楽だけど、取り立てて笑ったり泣いたりする類でもない。やっぱり、あるのは独特の「世界観」であって、それ以上でも以下でもない。同時にそれだけは誰にも真似できない。

人生は表現ですねん 2013.4.16_b0002156_13223055.jpg 村上春樹と言えば比喩。上手いな~と思いながら、一方で自分でも思いつくと思いそうなレベル。村上春樹に影響されてる人の文章もやたらと比喩が多い。もちろんアマチュアに限りだけど、そもそもプロで飯食ってる作家の中に村上春樹の影響をモロに受けた人っているのだろうか。もちろんいるとは思うけど、それを作品に出すほど馬鹿じゃない。でないと、飯食えない。だけど、アマチュアはモロにやってしまうんですよね。以前、旅先で知り合った男と、一時期、メール交換してることあって、と言うか、13年くらい昔の話なんだけど、やたらと「一斉メール」を送って来るんですよね。「じゃがりこ」を食べたときの感想とか、どうでもいい話ばかり。毎回、あ、痛い、と思ってました。何言いたいかわからなくなるほど比喩を乱発する。その文章自体はどっか行きましたが、例えば。今勝手に「じゃがりこ食べたときの比喩」を考えようとしたけど、それ自体が痛いってことにすぐ気付いたのでやめました。

 とにかく村上春樹にモロ影響を受けたアマチュア(文章が飯になることない万年ど素人)の多いこと。村上春樹の「世界観」はまずはその独特な文体に出るのでしょうが、そこだけ真似して自己満足に浸るだけの。もちろんそれ自体は趣味の範疇でいいのだけど、一斉メールで読ませられるのはちょっとキツかった。感想を求められると、古傷が痛み出す感じがするくらい。あの男、今どうしてるのかなあ。飲食店にバイトで入って三日も経たないのに、「包丁を握らせてもらえない」と愚痴ってたけど。旅を文章にしてそれで食っていきたいとか言ってたけど、ま、どう考えても無理ですね。旅を文章にして生活したいって人はすごく多いけど、そう言う人に限ってほとんど書いてなかったりしますもん。たまにワードで1ページ、文字数にすると千文字ちょっとを渾身の力で書いて、それをメールやネット上に投稿する。だけど、自分で思ってるほど反応がない。それで落ち込むならいいけど、「まだ、オレの文章を理解できるだけの人はいない」なんて、中二病的な勘違いしてたら絶望的。いや、多いと思いますけどね。

 結局、他人の「世界観」をパクっても何の意味もない。確かに村上春樹の「世界観」は独特で魅力的だろうけど、どんなに模写したところで、永遠に村上春樹にはなれないし、なる必要もない。なってはいけない。大切なのは、売れる売れないは別として、自分の「世界観」で生きること。「世界観」を表現すること。ジャズの世界でも、その人が死んでもずっと聴かれ続ける人って、やっぱりその人独自の「世界観」があって、ちょっと聴いただけですぐにわかる。一番極端で、ジャズ聴いたことない人でも、その特徴がすぐにわかる人と言えばセロニアス・モンクがそうかな。村上春樹の新刊にも登場したけど。モンクのピアノは確かに好き嫌いはあるだろうけど、とにかくその人にしかない世界がある。それ以外では、トランペットのマイルス・デイヴィス、サックスのエリック・ドルフィー、ピアノのビル・エバンズ、ドラムのエルヴィン・ジョーンズなどは、全員故人だけど、これからも永遠と生き続けることでしょう。他にもたくさんいるけど、実際は消えていった人の方がはるかに多い。ジャズだけでなく、文章の世界も。もちろん誰もが歴史に名を残さなければ価値がない、、、なんて微塵も思わないけど、自分の「世界観」で生きている方が、人生は楽しく充実してるのは確かなこと。

 自分自身で言えば、例えばこのブログとか。さほど多くの人が読んでるわけじゃないけど、それでも自分の「世界観」を表現してるんだとの自負はあります。セミナーとかで、読者さんとお会いすると、そのように言って頂けることもしばしば。最初はその文章の長さ、しかも毎日書いているウザさから、開いてもすぐに閉じてしまうのだけど、なんかの拍子に読んでみると、、、これが面白い。そんな感想をよく頂きます。そしてこの「世界観」にある程度慣れると、読むのもさほど苦じゃなくなって、人によっては過去ログまで読みに行ってしまうとか。つい先日もそのように言われました。おそらく、今は5,000人前後のアクセスですが、このまま5年10年と書き続けていると、それだけこの「世界観」に共鳴する人も出てくるだろうから(一方で去っていく人もいるでしょうが)、アクセスもずっと伸びるんだろうな、とは思います。もちろん、アクセスを稼ぐために書いてるわけじゃなく、私が書きたいように書いてるだけ。

 ちょうど3~4年前だったけど、ビジネスパーソンの間で「アメブロ」が注目し始めたときのこと。こぞってアメブロに移行して、私もアドバイスを受けました。誰かに作業料払ってでも、エキサイトからアメブロに移行すべきだ、と。そのときは、ビジネス用のブログを立ち上げたいと思ってたので、そっちを新規に開設。それなりに更新もしてましたが、アメブロサイドがビジネスユースの取り締まりに入って来て、次々と削除されてるのが今の状況。もしあのとき、アドバイスを聞いて「宇宙となかよし」をアメブロに移行してたら今頃どうなってるやら。そんな面倒なことはしたくなかったし、そもそもこのブログはビジネスのために始めたわけじゃありませんからね。言うこと聞かなくてよかったです。それ以外にもですね、一つの記事を2~3にわけろ、もっと文章は短く、行間をあけろ、、、などと助言してくる人もいまだにいますけど、本当に大きなお世話です。このブログはあくまで「世界観」を表現するためのメディアであって、多くの人に読んでもらう、嫌われないためのものじゃありません。読んでもらおうと大多数に迎合し始めたとき、その人の「世界観」は崩壊へと進みます。なので、このブログはこれからもこのまま。自分でいいと思ったことしかしない。アドバイスはまったく不要ですからね。

 とにかく、もう一度言うけど、人生において大切なのは、自分の「世界観」で生きること。それを表現すること。では、どうすれば「世界観」で生きられるのか。そもそも自分には人の自慢できる「世界観」などない、と言われる人もいます。いやいや、そんなことはない。地球上に70億の人がいれば、70億の世界観があるんです。それを自ら表現するかどうかの話。私の場合、それはそう、ブログでやっていました。今の時代は本当に便利ですね。こんなメディアがあるんですから。もしもゼロから自らの「世界観」を発見したい、と思うのなら、ブログが絶対におススメですね。そしてとにかく書き続けること。100日ブログなどをおススメはしていますが、私の狙いは100日で完了することでなく、それで「はずみ」をつけること。100日書いたけど何も起こりませんでした、と言う人もいますが、そりゃ起こらないでしょ。100日は1,000日のための導入。1,000日は10,000日のための導入。1,000日書いて3年。10,000日書いて30年。それだけの日数を、一日も欠かさず書いたらどうなるでしょうか。

 実際、村上春樹にしても、今でも毎日欠かさず書いてると聞きます。分量はわかりませんが、それが習慣になってると。気が向いたときだけ、ヒラメキがあったときだけ書いてるんじゃないです。ご飯を食べて歯を磨くように、毎日の習慣として書いている。そりゃあ、世界観、出てきますよね。今の時代は本当に便利です。本当だったら、書き続けたところで誰も読んでくれないもの、今はブログで不特定多数に配信できるわけですから。それで人生が広がることだってある。私のように。

 とにかく「表現」することですね。ブログに限らず、自分に向いた方法で表現する。絵も文章でも音楽でも踊りでもトークでもなんでも構いません。とにかく「表現」すること。し続けること。それによってしか「世界観」で生きることはできません。そして一度でも自分の「世界観」に気が付き、そこで生きている実感を得ることができれば、村上春樹を読んだくらいで、めちゃくちゃ影響されることもない。あれはあれとして面白いよね。実は今日、図書館の帰りにブックオフで「海辺のカフカ」を買ってしまいました。何だかんだとまだ村上春樹の「世界観」を旅してしまってますが、だけど、旅してるのは「オレ」ですからね。司馬遼太郎の「世界観」に入れば、またそこを旅するだけの話。それでも今は、、、こうやってブログを書くことで、「オレの世界観」を表現してるのです。面白くなくてもいい。ただ、オレはこうやって「表現」することに人生を感じているだけ。なんて幸せなんだろう、ね。

 と言うわけで、「海辺のカフカ」は長編なので週末の大阪セミナーまではちょっとお預けになるかな。すごく読みたいけど、先に読む本もあるし、やることもありますからね。20日の「マネービリーフ」は残席1名。今のところ。21日の「婚活セッション」はオブザーバー枠のみ受け付けています。それから業務連絡。7月6日~8日はMaoさんと出雲ツアーをします。ただし、参加条件は今まで私のツアーに参加したことがある人のみ。案内はフェイスブックのグループでやってますが、フェイスブックされてない方で参加希望の方はご連絡くださいね。今回も定員14名ですぐに埋まると思いますので。今回はいいお宿にお料理、さらにいろんなとこに行くので、ぶっちゃけ「参加費≒実費」です。だから限定。しかも「七夕」を挟みますので、これまた何かあるかなあ。某有名人もたくさん泊まった知る人ぞ知る宿らしいですし。

 あと、19日の夜、NLPの北岡氏のセミナーも受付中、と思います。私は一参加者ではありながら、「公開対談」に参戦させて頂きますので、これまた独特の「世界観」にお誘いすることができそうです。北岡氏もまたぶっ飛ぶような「世界観」で生きておられますので、当日はどうなるやら、お楽しみに。と言うことで、ガンガンに表現しましょう。ありがとうございました。

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■4月20日(土)/大阪/「マネービリーフ」から解放されて思い通りの豊かさを受け取るセミナー

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Commented by ラナン at 2013-04-24 10:08 x
こんにちは。新しいものからここまで読みました。自分らしい気持ちが取り戻せました。今日はいい1日になりそうです。
Commented by katamich at 2013-04-24 21:13
■ラナンさん!
よかったです!
by katamich | 2013-04-16 23:39 | ■人生哲学 | Comments(2)