カルチャーショックから 2013.4.2



 なんとなく気分が上がってきますね。年間通して最も好きじゃない季節(2~3月)が終わって、これからの季節はテンションが上がります。子どもが産まれる前から夏の九州はくまなく回ったと思いますが、程よい田舎加減がとても素敵です。例えばこんな感じで。
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 画像サイトから拾ってきたのですが、大分県の湯布院ですね。バックに見える山が由布岳。Q州ツアーの三日目に訪れます。そうそう、6月(8日~10日)のQ州ツアーですが、やっぱり女性が多い。もっとも、まだ定員の半分にも達してない状況で、出会い系にするつもりはないですが、だけど、宇宙の計らいでカップルが誕生することにやぶさかでない気持ちもあります。今年はどんなことが起こるのか、どんな出会いがあるのか、そしてどんな奇跡が待っているのか。主催者の意思を超えた「宇宙の采配」が楽しみです。そして男性の方もお待ちしています。。。とりあえず直接のフォームはこちら

 そう言えば、ちょうど一週間前に沖縄から福岡に帰ってきたところですが、あれからいろんな報告を頂きました。と言いながらも、プライベートな話もあるため、報告内容をブログで書くわけにはいきませんが、とにかく「何か」が起こることケースは多いようです。ある方は意図せず過去の自分との決別の儀式がやってきて、新星の自分として4月がスタートしなども。とにかく、何らかの形で人生を変えるきっかけとして、私は「旅」を重視しています。前も書いたと思いますが、私にとって初めての海外旅行は大学一年の韓国。下関から釜山まで一泊の関釜フェリーで渡ったのが最初。ちなみに今、運賃を見ると、関釜も高速船ビートルも飛行機もさほど変わらないんですね。当時は圧倒的に関釜フェリーが安くて、東京とかの学生は夜行バスを乗り継いで来てました。今なら、東京からなら飛行機が一番安いでしょうね。

それはともかく、釜山まで船で行き、そこからセマウル号でソウルへ。初めて日本語の通じない世界に入ったわけですが、そこで切符を買うのは、メモ用紙に英語で伝えました。そんなことせずに、「ソウル」と言うだけでいいのに、そのときは必死だったのです。難なくセマウル号に乗り込んで「地球の歩き方」を見ていると、隣の女性から日本語で話しかけられました。年にして25歳くらいで、最後まで何の仕事か教えてくれませんでしたが、おそらく夜の仕事でしょう。日本人相手の妓生とか。はしのえみみたいな顔で、そこそこ可愛かったです。私はなぜかその女性から気に入られて、当時は美人局なんて言葉も知らず、言われるがままに着いて行って、食事も奢ってもらい、彼女の友達の家にも泊めてもらいました。翌日にはまた一緒に釜山に戻ったのですが、最後の最後にちょっとだけ変なことがありました。

 その彼女の「彼氏」と合流したのですが、カラオケ店を経営してるとかで、何となく怪しい感じ。三人で食事して、そのときは私が支払いましたが、それでも3,000円くらいだったかな。それまでのことを思えば安いもの。私はその後、泊まるところがなかったので、その彼女に旅館を紹介してもらいチェックイン。なぜか、その彼女と彼氏も同じ宿にチェックイン。時間にして2~3時間は経ってから、再び彼女が私の部屋にやってきました。彼は帰ったのだと。ま、世間知らずな私でもその2~3時間の間に何が行われていたかは推測できます。そして二人がちゃんとした恋人同士でないことも。ちなみにそのとき、今思うと「できそう」な雰囲気はあったのですが、気疲れと臆病とで、そのままサヨナラを言ってドアを閉めてしまいました。結局、私が支払ったのは最後の食事の3,000円程度で、それ以外はすべてのその女性が支払いました。不思議です。その女性は何を意図していたものか。

 今ならいろいろと魂胆を読んだりするのでしょうが、当時はいい意味でも悪い意味でも、純粋過ぎたのでしょう。だけど、もしあのとき、「やって」いたらどうなっていたか。もしかしたら、いなくなったはずの「彼」がやって来て、恐喝を受けていたかもしれません。そう考えた方がストレート。やっぱり、やらなくてよかったのでしょう。もっとも、その女性も顔は可愛くて、スタイルもまあまあだったものの、タバコを吸っていかにもお水風でもあったので、帰国の緊張も手伝って、「その気」になれなかったのも正直な話ですが。

 だけど、結局のところ、その防衛本能のおかげなのか、初めての海外旅行はいい思い出しかなくて、その後の「旅好き」をさらに強化するものになりました。ちなみに当時、私の知人の大学生も同じく釜山に行ったとき、騙されたのか盗まれたのかわかりませんが、16万円ほどやられて、韓国の印象は最悪になったそうです。確か彼も初めての海外旅行だったと思いますが、それ以来、海外に行くのは嫌だと言ってました。最初の「印象」って大切なんですね。

 ま、いずれにせよ、今ならどうってことない経験ではありますが、異国の女性と異国の地で「何もなかった」にせよ、丸二日も一緒にいたのは、一種のカルチャーショックではありました。その翌年もまた韓国に行き、今度はさほどの緊張もなく余裕をかましてたのですが、その直後に行ったインドにやられました。韓国も外国とは言え、日本人に近い民族、文化ではあります。それに対してインドは、、、何もかもがカルチャーショック。特に当時のカルカッタはヤバかった。雨季で道路が洪水状態の町中を普通にタクシーが走り、その車内でも「四人で70ルピー」だったのが、「一人70ルピー」に値上がるという手口。4人いたので突っぱねましたが、一人なら言われるがままだったかも。車窓からは、洪水の道路をほぼ裸で横切り遊ぶ子どもたちの姿。私たちは口々に「ええ感じやなあ」と言うのですが、誰もが明らかにひきつっています。

 何とか安宿のあるサダルストリートに到着し、お目当ての「ホテルパラゴン」は満室。近くの安宿を紹介され、そこもかなり汚かったのですが、ようやく一人が言いました。「もしかしたら、とんでもない国にきたのとちゃうか」、と。そこでようやく、「俺も思ってた!」と本音を言うことができたのです。「ええ感じ」が合言葉のような雰囲気で、あまりネガティブな発言もできない。だけど、お互いに本音を言い合うことができ、ようやくリラックスできたものです。気もちを取り直して、雨の上がった街中に出ていきます。あっという間にストレートチルドレンに囲まれます。中には「足のない子ども」がハイハイ同然で追いかけてくるのです。

 その子どものことはよく覚えていました。その後、ブッダガヤ、バラナシと言って、一週間ほどでカルカッタに戻ったのですが、バラナシで知り合った大学生とシタールの演奏を聞きに比較的大きなホテルの門で待ち合わせました。するとこともあろうに、例の「足のない子ども」がそこにいたのです。しかし、その子どもはすでに息をしておらず、つまり行き倒れになってたのです。その子こぼしたのか、誰かが投げ与えたのかわかりませんが、その子の周囲にはパイサ硬貨が散らばっていました。待ち合わせの場所で、その姿を見て完全に固まってしまい、すると中産階級っぽいインド人が早口で何やら言うのです。インドは貧しい国だ、、、とかなんとか。また、その待ち合わせ中もショッキングなことに、他のストリートチルドレンがやはり近寄って来て、私が門の中に入るとそれ以上は追ってこないのですが、勢いでつい入ってしまった子どもは、、、門番から思いっきり蹴飛ばされてたのです。そんな、オレのためにそこまでしなくても、、、と思ったのですが、それがインドなんだな、と思うしかありませんでした。

 話をカルカッタ初日に戻しますが、気を取り直した私たちは、ストリートチルドレンに囲まれながらも、またしてもショッキングな光景を目にしたのです。手足のない大人の男性二人ばかりが、袋に入って亀のようにこちらを見上げてるのです。そしてそれらの親分と言わんばかりに、ただ座って「金よこせ」と手を出す男性がいて。

 あれから20年ほど経ち、今ではカルカッタもかなりマシになってるとは聞きますが、私の海外旅行の原体験が韓国とインドという、まったく対照的なカルチャーショックであったのです。だけど、旅をなくして今の自分は語れないのもまた事実。ちなみにこの写真は当時のオレ。カルカッタのサダルストリートのハガキ屋サトシと。
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 目つき悪いね、オレ。当時は悪い意味でかなり尖ってまして、自分のバカを棚に上げて、周囲をバカにしまくって生きてましたもんね。写真の日本人は知らん人も混じってます。ま、そんなわけで、バリバリにカルチャーショックを受けて帰り、二度とインドなんかに行くもんか!と固く決意したのですが、何だかんだと5回くらい行ってますし、これからも何度も行くんだと思います。拙著「宇宙となかよし」もこれまでのインド旅行がベースにあるわけで、その意味でも、インドは私とって切っても切り離せない国。だけど、今年はアイルランドに行くんですけどね。アラブと。アイルランドもまたインドと同じくらいに私とは切り離せないと感じてますもんで。

 これらの旅を通して、常に「潜在意識」が揺り動かされ、「自由」に対して柔軟になってきたと思ってます。そして今、「潜在意識」のことを深く語る中で、やっぱり「旅」は無関係でなく、だからこそQ州や久高島をはじめ、いろんなツアーを開催してしまうのです。そう言えば「九州」が「Q州」なら、「久高島」は「Q高島」でもありますね。やっぱりご縁があるのか~。そんなわけで、これからも流れに逆らわず、多くの方に「人生における新しい扉」をくぐる体験を提供していきたいと思うのであります。これらのツアーも、最初は私がやりたいと思って始めたころではなく、人からリクエストされたりなど、自分の意思を超えた「流れ」があるからのこと。いずれにせよ、楽しい季節になってきましたね。ではまた明日。ありがとうございました。

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Commented by keiko at 2013-04-03 21:08 x
サダルストリートのハガキ屋のサトシ!私も会いましたよ。15年程前ですが。彼は今もここに居るんでしょうか?!忘れていた懐かしいものを見て思わずコメントしてしまいました。
Commented by katamich at 2013-04-09 11:46
■keikoさん!
ずっといるって聞きました。インドは余程のことがない限り、低カーストは職を変われないのかなあ。
by katamich | 2013-04-02 23:39 | ■旅・ツアー | Comments(2)