こだわらない 2013.3.18



 しかしまあ、なんですね。花粉は東京の方がヤバいですね。それでも何とか土日のセミナーをクリアしました。去年は薬も飲まずに過ごしたので、喉を完全にやられ、しゃべれない日もあったくらい。それに比べると今年は大丈夫。日頃のケアは大切ですね。そして来週はいよいよ沖縄です。まずは花粉から解放されます。やったあ。あ、そうそう。22日の「宇宙となかよし塾in沖縄」では、日曜日にやった「マネービリーフ」の資料をベースに進めたいと思っています。2時間半しかないのでワークとかは端折りますが、短時間でできることをピシッとやりたいと思います。こんなチャンスはなかなかないと思いますので、お近くの方はぜひお待ちしています。

 そして来月は大阪と福岡で何らかのセミナー及びセッションをするつもりです。昨年、ビリーフチェンジセラピーの手法を学んだことが大きな武器になっています。そして年末にセッションを受けて頂いた方から、その後のことをチラホラ聞くようになっているのですが、いつの間にか「変化」してるって声を方々から聞きます。現実的には、「彼氏ができた」、「告白された」、「仕事が増えた」などの変化もあるのですが、そこまでの途上であったとしても、確実に「ある変化」は起こっているようです。その辺かとは、、、「こだわり」がなくなること。つまり、「~であるべき」をいつの間にか手放してると言うのです。

 前はそうじゃなかったのにいつの間にか、、、みたいな。付き合う人のタイプや条件、働き方、人との接し方などなど。付き合う人は年上じゃなきゃダメ。みんな仕事してるのに、自分だけ休み取って遊んではいけない。他人の意見を聞いてから動かなければならない。とかとかいろいろ。この辺の「こだわり」ってのはそもそも何の根拠もありません。お金についても、「苦しいこと(労働)をしなければお金を受け取ってはならない」みたいに思ってる人は多いと思うのですが、少なくとも私にはそれはない。昔はあったけど。そんな風に思っていたら、そもそも自営とかできませんもの。「お金=労働」なんてのも「こだわり」だし、そう言えばだいぶ前にツレの親父さん(義父)からこんなこと言われてたようです。私が会社を辞めるとき、「男は最後まで勤め上げて一人前だ」みたいな。もちろん今は思われてないでしょうが、それもまた「こだわり」ですもんね。

 もっとも、仕事や表現の世界において、その質を上げるために「こだわり」を持つ必要がある場合はあります。だけど、生きていく上で不必要な「こだわり」だったら手放した方がいいですもんね。「こだわり」を捨てた瞬間、世界は広がりますから。結局のところ、ビリーフチェンジとは「余計なこだわりを捨てる」ことが一つの着地点になるのかな。なのでセッションでもしばしば、その辺の「こだわり」が顔を出して来たら、そこをつついてみることがよくあります。自分ではこだわってないつもりでも、それが「こだわり」だと気付いた瞬間に心が氷塊するものですので。その「こだわり」は多くの場合、やはり両親とか幼少期の環境から来てることが多いですもんね。

こだわらない 2013.3.18_b0002156_9213094.jpg そう言えば「こだわり」と言うと、どうしても「美味しんぼ」の「鍋対決」を思い出してしまいます。ある日、主人公の山岡たちの前に「へちかん」なる稀代の奇人が登場します。過去の実在する茶人だそうですが、いいお茶を飲めればそれだけで幸せみたいな人物として描かれています。漫画の中でも当然にリスペクトされてるんですが、話の流れ上、必然的に「へちかん」を中心とした料理対決になるわけです。題材は鍋。へちかんを喜ばす鍋を作るのですが、主人公の山岡側は、「もてなし」をテーマに日本国中の鍋料理をごっちゃ混ぜにした「万鍋」をプレゼンします。鍋と言うと、とかく「うちが一番だ」みたいな風潮があるので、誰にでも好かれる、誰からも憎まれない鍋を披露したわけです。対する海原雄山は最高級の蟹とか松茸とかすっぽんとかふぐとか、超高級の鍋で迎え撃ちます。結果は海原雄山の勝ち。へちかんの哲学は「こだわり」のなさ。山岡の鍋はみんなに好かれようと媚びを売るだけのこだわりにこだわった鍋。それに対して海原のはただ美味い鍋を食わせるどストレートの鍋。

 山岡は「そんな高いのアカンやろ」って言うのですが、「高い安いは人間の都合じゃろ、仏の前ではどれも同じじゃ」とへちかんから言われて、完膚なきまでに叩きのめされます。確かに「我が家の水炊きが一番」と思ってても、最高級のカニ鍋が出てきたら笑って食うしかないですもんね。人間のちっぽけの虚栄心、こだわりを超越した鍋。美味ければそれが最高。美味いこと以外に追及することはない。へちかんも「美味いお茶」をただ飲みたいだけで、道具も、場所も、人も自由。公園でホームレス相手に欠けた茶碗で茶会をするのですが、山岡たちはそれを見て感動したばかりだと言うのに。

 つまり、、、ハッピーになるのにこだわる必要はない。苦しい労働がハッピーならそれでもいいし、何が何でもイケメン君がハッピーならそれでもいい。だけど、実はそうじゃないことだってある。単に「こだわり」を持ってるだけで、本来のハッピーとは無関係なことありますからね。その辺の不要な「こだわり」がなくなれば、目の前に広がるのは「ハッピー」ばかり。それでいいのですよ。

 そんなわけで、今日は夜、お寿司を食べに行きました。Q州ツアーとかの参加者さん7名の方々と。割と安くて美味しいお寿司。食べて飲んで5,000~6,000円くらいの。おいしゅうございました。そして楽しゅうございました。寿司の後もちょっと飲んでしゃべって終電で。
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 今日も楽しい一日でした。明日は福岡に帰り、金曜日からいよいよ沖縄です。こだわらずにただ楽しめればいい。最高じゃん。そんなとこで、また明日。これからもガンガン進みますよ~。ありがとうございました。

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■3月22日(金)/沖縄/宇宙となかよし塾
by katamich | 2013-03-18 23:39 | ■人生哲学 | Comments(0)