じゃあ、神はいるのか? 2013.3.9



じゃあ、神はいるのか? 2013.3.9_b0002156_16305382.jpg 今日の福岡は猛烈な花粉、黄砂、PM2.5の猛攻にて空気が完全にかすんでいました。こんな日に外の出るのは自殺行為と知りながら、ちびQとの約束のため外で自転車の練習。三輪車系は乗ったことあるようですが、ちゃんとした自転車は初めて。最初は戸惑ってましたが、最後にはきちんとこげるようになりました。ですが、問題は私です。外に出て間もなくすると、鼻水、くしゃみ、涙が一斉に出てきまして、今年はこのまま逃げ切ると思いきや、ついに症状が出てしまいました。でも今年はこれがピークでしょう。来週は東京だけど、再来週には沖縄だもんね~。なぜ今の時期に沖縄なのか。理由はたくさんあります。そこそこ沖縄らしく暖かい。台風のリスクがない。比較的観光客が少ない。何より花粉がない。

 去年もそうでしたが、那覇空港に降り立って瞬間、体中の毛穴が広がり筋肉が一気に緩むんです。これがすごく快感。ああ、来たな~って。メンバー掲示板によると、今度のツアーでは約半数が沖縄は初めてのよう。どハマりすること間違いなし。何よりも共通の価値観を有する人たちとの交流が楽しいのです。そう言えば掲示板を見て思ったのですが、今年は久高島で早朝のまだ暗い時間に起きて、流れ星を見ようと思います。昨年も暗い中歩いてカベール岬に向かったのですが、流れ星は見られず。その代わりに朝日を拝みながら瞑想してたら、すごいインスピレーションをもらっちゃいましたもんね。なんだかさあ、、、こんなこと言うとピヨピヨって思われるかもしれないけど、久高島で流れ星を見たら、めちゃくちゃ「開運」できそうな気がするのです!!!!

 実は私、開運とか大好き。霊はいない(実体としての霊)、宇宙人はいない(認識できない)、輪廻転生はない、、、とか断言する割には「開運」とか大好き。だって楽しいからね。さらにカベール岬には「生まれ変わり」の儀式する場所があって、海水(羊水)で手を清めてから、その穴の中(子宮)で、10数えると(十月十日)、、、「人の子」から「神の子」へと生まれ変わることができるのです。と言いながら、私などそこでは2回生まれ変わっててどうなんよ、、、と思いますけども、だけど、楽しいからいいのです。やっぱり、この「楽しい」って感覚が大切ですよね。

 そもそも「運」なんてものは存在するのか。それも霊とかと同じく、あると言えばあるけど、ないと言えばない。ちなみに「霊」については厳密に言えば、何らかの「感覚」がその正体です。「嫌な感覚」が増幅されれば、視覚優位の人にはそれが何らかの姿として見えることもあるだろうし、聴覚優位の人ならば何らかの音や声として聞こえることがある。今外に出ると花粉や黄砂でくしゃみが出ますけど、花粉や黄砂って「概念」がない時代だったら、これも「霊」の仕業と片付けることができたと思います。そんなのも含めて「霊」と言うことができるわけで、その意味で「いる」と言えばいる。だけど、我々との関係性と独立した形の、いわゆるそれ自体が意思を持つ実体としての霊がいるかと言えば、それはいないと断言。死んだ人が霊魂や地縛霊として地上に残っていることもない。

 ここでプチ哲学レクチャーになりますが、「実体」の反意語は何だと思いますか。答えは「関係」です。西洋哲学・古典物理学においては、まずは「実体」ありきでした。目の前に「目薬」がありますが、アプリオリに実体としての目薬が独立して存在しており、それに「関係」する私がいるって図式が前提。だけど、それは本当にそうか、、、と疑問を呈したのがフッサールの現象学だったり、もっとさかのぼれば仏教の縁起説などがあるわけです。つまり「関係」が先にあって、その限りにおいて「実体」が認められるって前提。目の前の「目薬」は私がそれに「関係」してるから存在するのであって、私と無関係には存在しえない、つまり「関係」がなければ「実体」としてあり得ないって話ですね。ようするに、「実体」が先か、「関係」が先かって図式。

 「霊」や「宇宙人」は私たちとは無関係に存在するのか、もしくは私たちと関係する上で存在を認めるものなのか。ただし、その「私たち」ってのは70億通りあるので、誰もが客観的に確認できる「霊」などはどこまで認められるのだろうか。その意味では「霊」に限らず世界そのものに「絶対」などないのかもしれない。そこでその「絶対」を理性的に証明しようとしたのがデカルト。方法的懐疑(すべてを疑う姿勢)によって、私たちの認識はすべて不完全であることを認めた。しかし「不完全」があるには「完全」を前提としてなければならず、その「完全」を求めたのが「絶対」であり、つまり「神」だって論法です。今読むと屁理屈でしかありませんが、デカルトは真面目に論じてそう結論付けました。

 その後、いろんな潮流が議論を深める中で、どう決着がついたかというと、「やっぱり絶対なる神は存在しない」って数学的に証明されてしまったのが、ゲーデルの「不完全性定理」です。よく出される例としては「温度計のパラドクス」があります。ビーカーの中の水温を図るのに、温度計を入れなければわからないけど、温度計を入れた時点で水温は変わってしまうからどこまでも正確には測れないってロジック。ゲーデルはこれを数学的に証明したのですが、同じことが物理学でも言われて、それがハイゼンベルクによる「不確定性原理」ってやつ。「シュレーディンガーの猫」ってたとえで有名ですかね。

 ようするに言わんとしてることは、私たちが世界に対して何らかの「関係」を持っている以上、常に不完全であることが証明されてしまい、つまり、全知全能の「絶対」なるものはない、、、ってなったのが割と最近のこと。ゆえに「神は存在しない」となるのですが、これは確かにキリスト教圏・イスラム教圏には衝撃を与えたことでしょう。さらにはホーキング博士までも「神はいない」と言ってしまったもんだから、もはや2,000年間の宗教的パラダイムは根底から揺るがされたわけです。

 つまり、、、この世はすべて幻想。精神世界でもよく聞く言葉ですが、実は「科学」の世界でもすでに看破されており、トンデモ系の人たちがよく「科学は絶対ではない」って言うけど、科学からすれば何を今さらです。ホメオパシーには科学には解明されていない効用がある。なぜなら科学は絶対ではないから、みたいな論調ですよね。ただし、ホメオパシーに関しては、科学的に「効果はない」ってことが証明されてて、いや、もう少し譲歩して言うなら、「効果はあっても、それは薬効ではなく、プラシーボ効果でしかないって」ことが科学で証明されていて、そこは「科学」を信用してもいいと思ってます。だからと言って、ホメオパシーそれ自体は否定されるもんでもなく、いわゆる「呪術」的な効果はあると思うので、信じる人はどんどん利用していいと思っています。糖尿病1型の人にとってのインシュリンの代わりにはならないけど、命にかかわる病気でなければ、積極的に採用してもいいんじゃないでしょうか。

 話が脱線しましたが、この世はすべて「幻想」である。これが私にとっての基本的な立ち位置であり、その意味では「運」もまた幻想でしかありません。もう一度言いますが、「神」でさえも否定された今の世の中、信じることは結局、「おのれ」でしかないわけです。別の言い方すれば、自分が信じたいものを信じればいい。そしてそれが正解なのです。久高島で流れ星を見た人は幸運になれる。私はこの手の話は信じたいし、ゆえに、信じている。だから、今度のツアーで早起きして流れ星を見ることができれば、、、めちゃくちゃテンション上げようと思っています。いや、別に早起きしなくてもいい。昨年は苗さんとの夜の懇談会の後、それぞれ入浴フリータイムを挟んで、お酒なしで寝る前に瞑想しましたが、今年はお酒解禁にします。メンバーの中にいいスコッチを持って来られる方もいらっしゃいますので、夜中に外に出て、夜空の下でスコッチを飲んでもいいじゃないですか。流れ星を見るためだけの目的で。

 え~っと、、、何言ってるのかわからなくなってるでしょうから、この議論を簡単にまとめます。要するにですね、、、この世に「絶対」なるのはなく、すべては「幻想」に過ぎない。だけど、私たちは何かを信じる選択肢はあって、信じているものが「幻想」の世界に具体的な「形」として現れる。私は論理的に霊や宇宙人はいないと演繹しましたが、何度も言うように、「いる」と信じてる人はいるのかもしれません。私にはまったく関係ないだけの話で。

 昔、大学の先生が道端で「神を信じますか?」と聞かれて、「あなたはどうなんだ?」と質問返しをしたそうですが、そのときの言葉に先生は平伏したそうです。どう答えたか。もちろん「信じている」、なぜなら「信じている人がいる」から。その答えをしてゲーデル的不完全性定理に反論できるものではないですが、だけど、この答えに一抹の「真実」はあると思っていいです。となると、霊も宇宙人もいる。なぜなら信じている人がいるから。だけど、一方で「霊や宇宙人はいないと信じてる人もいる」ので、その限りではいない。最終的に結論としては「絶対はない」と言うのが真実になるのでしょうが、もし「絶対はない」を絶対とするならば、その命題自体も絶対ではないことになります。これがゲーデル的な「限られた系において無矛盾はない」てことの証明でもあるのですが、ま、いいです。そんなややこしい話は。

 とにかく、もう一度言いますが、信じたいものを信じていればそれが正解。それでいいじゃないですか。そんなことよりも、私は今、少し寂しい思いをしています。昨日の記事のランキングバナーですよ。自分で作ったと言うより、画像は最初から落ちてたのをランキングバナーに加工しただけなのですが、これについて一人しかつっこんでくれなかったこと(フェイスブックで)。いや、むしろ一人もつっこんでくれたと好意的に解釈すべてなのか。私的には爆笑したのですが、元のサイトはこちらです。くっそわろた。







 面白いと思えば面白い。運がいいと思えば運がいい。ハッピーだと思えばハッピー。金運がいいと思えば金運がいい。モテると思えばモテる。自分がどう思うか、どう信じるかだけが「人生」なんです。だったら、自分にとって都合のよい「選択」をすればいいんです。もし、自分にとって都合の悪い「選択」をしてしまう自覚があれば、それは「コリ」がじゃましてますので、単純に取り除けばいいだけ。もし「お金」のことでいろいろ悩んでいるのなら、とりあえずは「マネービリーフ」のセミナーへとお待ちしています。この世に「神」はあるのか。それは自分の信じている世界そのものが「神」なのかもしれません。ありがとうございました。

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Commented by タカ at 2013-03-10 19:08 x
Qさんの使ってる漢方薬はなんて名前のものなんでしょうか?
今まで花粉とは無縁の人生だったのが今年になってついに
やられちゃいました。
普通の薬に比べて漢方は弱いってイメージだったのですが
ブログを読んでいるとQさんの使っているものはすごく効き目が
ありそうだと思いました。なに使ってるのか教えてください!お願いします!!
Commented by katamich at 2013-03-10 22:20
■タカさん!
オースギ小青竜湯って薬です。割と一般的な漢方薬だそうです。
Commented by タカ at 2013-03-11 01:46 x
オースギ小青竜湯ですね。
ありがとうございます!!さっそく明日買います。
Commented by katamich at 2013-03-20 17:23
■タカさん!
即効性あるかわかりませんけどね。。。
by katamich | 2013-03-09 23:39 | ■精神世界 | Comments(4)