青春させてくれ 2013.1.23
2013年 01月 23日
私がセミナーなりツアーなりで提供したコンテンツの一つは、やっぱり「青春」です。ちょっとクサい言い方と思いますが、私は一生死ぬまで「青春」していたいのです。じゃあ、その「青春」ってなんだってことですが、わかりません。あえて言うなら、いつまでも未来への希望を語っていたいってことじゃないでしょうか。今さらですが、私はかなりの「語り好き」です。思えばそれは、高校時代の寮生活から始まります。高3にもなると寮の規則もわりと緩やかになり、寮係的にも「ま、いっか」みたいな半分黙認するような立場におかれます。だからと言って、タバコ吸ったり、無断外出したりすると、それなりに処罰はあるのだけど、一日7~8回あった「点呼」みたいなのはかなり適当。
朝はだいたい6時過ぎに起床のコールがかかるのだけど、それから徒歩5~10分くらい場所にあるグランドに集合して、朝の体操をさせられます。どこぞの少年院のようですが、まさにそんな感じ。それも1~2年のうちはかなりきちんと集まるのですが、高3になるとグランドに行かずにそのまま飯に直行することもよくありました。本当はいけないのだけど。もし今、学生時代に戻れるならば、高3の時代には戻りたいな~と思います。受験とかプレッシャーもあったけど、とにかく楽しい思い出しかないですもんね。そんな時代、11時の消灯後に寮係オカダ君が10分くらいで適当に回って自室に入ってしまいます。そこからしばしば、オレたちの時間が始まります。寝室とは別の勉学室ってとこに集まって、毛布をかぶりながら5~6人で語るのです。その常連メンバーの中には、最近、よくCMやドラマに出てくる俳優になったやつもいます。たぶん、見たらわかる顔。で、話の内容はと言うと、当たり前ですが7割は「女」の話。だけど、割とマジメに語るのですよ。
私んとこの学校は男女交際禁止だけど、それ以前に、あまり男女が仲良くする雰囲気ではなかったです。今は知りませんが。なので、一日に一回も「女子」としゃべらない日とかあって、いや、ほとんどそうかも。もしかしたら高校3年間で3回くらいしか事務的な話をしたことない男子だっているはず。私は吹奏楽だったので、割と女子としゃべることはあったけど、それでも世間一般に比べると少ないはず。全体的に変に硬派ぶると言うか、ウブと言うか。なので、もし今のコミュ力で高校時代に戻ったら、もっともっとバラ色でしょうね。もっと女の子と仲良くしたかった。それが高校時代の悔いと言えばそうですが、でも逆にそれが貴重だったりして、あれはあれでよかったのかな。なんか、すげえ思い出語りたいのだけど、このブログ、同級生もかなり見てるんで慎んどきます。
でもまあ、そうやって集まって語るんですよ。女の話が中心だけど、意外とエロは少ない。そういうときって、エロ語りたくないじゃないですか。って言うか、好きな女の話するのに、エロをからめたくないんですよ。あの当時は。だから、まあ、ゼロではないけども、普段よりはエロは控えめで、かなり真面目に女の話してたんです。あとは将来のこととか。具体的な職業とかわからないけど、漠然とこんな感じ的な話するやつはいたかな。先ほどの俳優なったやつも、あの当時から俳優か歌手になるって言ってたし、他には外国に住むって言ってたやつもいた。そいつは今、本当に外国に住んで、外国人の奥さんがいます。じゃあ、オレはどうだったかと言うと、あまり覚えてないです。大学行くか行かないか、もし行くならどこか、、、みたいな小さな話だったような気がします。その意味では、今言った二人みたいに、大学は通過点で、10年後とか20年後はどうなっていたいかってビジョンを持ってるのはすげえと思うし、持ってるからこそ実現したんだと思うのです。
でも、それ言うなら今も同じこと。同級生はほとんど40歳になったのだけど、50なったらどうしたいか、60なったら、、、と考えてるやつってどれくらいいるのかな。そんな話をですね、昨年5月だったかな、博多で同級生3人でしゃべってたんです。すごい再会だった。で、そのうち一人は立て板に水のごとくしゃべる。さすが。さすがなんです。当時からリーダーで向上心もあった。オレなんか、そいつからなんか言われるとまず言い返せない。このヤロー的な存在。だけど、相変わらずのこのヤローで嬉しかったですよ。でもその意味じゃあ、私は昔よりはかなりマトモになった気はします。何をもってマトモかはともかく、そいつと同じレベルで10年後、20年後のことを語れるようにはなってるのだから。そうそう、10月の30人同窓会でもある男と22年ぶりに再会して横に座ってしゃべったのだけど、すげえロマン語ってた。もう、嬉しくなったです。だけど、そいつもまた、私がなんやかんややってるのを知ってて、刺激を受けていたというのだから、お互い、いい大人のなり方したよな~ってしみじみ思いました。
その「いい大人のなり方」ってのが、まさに「青春」ってやつ。また戻るけど、高3のとき、勉学室で布団かぶって、なにやら語り合った。あれをずっとやっていたいんですよ。それからまた別のエピソードとしては、高3の夏休みで、吹奏楽の最後のコンクールでのこと。7月20日くらいから30日くらいまで10日間は「合宿」と言う名の練習に入るのだけど、寮は中高男女それぞれ。朝9時過ぎから夕方6時頃までの練習かな。その当時、私は部長で、ま、リーダーですよね。二つ下の後輩なんか今は3人がプロだったりして、今思うと恐ろしいのだけど、それでもリーダーだったわけですよ。ちなみにNHK幼児番組の「いないないばあ」に「森のふくろうさん」って歌があるのですが、その歌のバックでクラリネット吹いてるのが私の後輩です。本職はジャズ奏者。
で、その10日間はとにかく純粋に打ち込んだ。コンクールに向かって。女への色気もなし。だけど、結果は惨敗。結果発表では代表者がステージでひとりひとり賞状をもらうのだけど、それはもちろん私の役目。ドキドキもんだけど、アナウンスの3秒前に賞状が見えて、真っ先に惨敗を知ってしまった。そのまま何も考えられずに、みんなのいるとこに戻ると、ま、泣いてるわけですよ。終わったねって。でも、私は不思議と冷静でむしろへらへらしてたかな。帰りのバスは全体的に静かなんだけど、2~3人の元気な声だけが響いてた感じがする。で、そのまま寮に帰って後輩らと一緒に風呂に行くわけだけど、そこで封を切ったように号泣っすよ。涙をシャワーで流すわけだけど、そのまんま。みんなわかってるから、誰も話かけてこないのだけどね。そのあとも2~3日の間は一人になって不意に泣いたり、また、後輩としゃべってて泣いたり。ま、青春ですよね。
そんで、コンクールが終わった日、風呂で泣いた後のことだけど、当然、眠れるはずない。後輩の誰か起きてね~かなと思い、一年生のフロアに行くのだけど、当然、寮係も見回りとか来るはずありません。おもむろにある後輩の布団をはがして「オナニーしてる場合じゃねえぞ」って登場するわけですが、タイミング悪く、してなかった。だけど、目はギラギラで寝る気配なし。そいつの横に座って、「ところでおまえ、○○のこと好きやろ」って口火を切るわけです。そいつもまた純情には違いないので、「え、石田さん、何言ってるんすか、そんなことないっすよ」とか言うのだけど、見りゃわかるっての。「ま、ええやないか、オレも語るから」って感じでオレの話、好きな女と言うか、好きだった女の話とかして、あーだーこーだと、するとそいつも白状するんです。当たり前だけど。そんな話で一時間は盛り上がって、その後はあまり覚えてません。たぶん自分の部屋で寝たと思うのだけど、翌日、飯のとき、そいつが「昨晩はありがとうございました」って言うわけですよ。青春でしょ。そいつも今ではプロの演奏家。そんなことをときどき思い出したりすると、やっぱ、どうしても応援したくなるんです。もっともっとビッグになって欲しいもんだと。当然、オレももっとビッグになるんだけどね。
で、何が言いたいのかと言うと、私は今でも「そんなこと」をしてるんです。セミナーでは語り部になって、ツアーでも人と人、人と場所との出会いを演出して。そしてオレの思いをブログで大勢に伝えて。ですので、今でも基本的に当時の感覚のまま。当時と一つだけ違うとこは、酒があることかな。そんで、何を語ってるかと言うと、人生のこと。生きるってこと。それをいろんな言葉で伝えていくだけ。でもそれって高校時代からやってたこと。つまり、これが私の「天命」なのかもしれません。2005年に会社辞めて、それからいろいろあったけども、何だかんだと今の感じに落ち着いている。最近では商工会議所みたいなとこでもしゃべらせてもらうようになったし、そろそろ青年会議所からも呼ばれそうな雰囲気かな。その辺では自己啓発の話とか、営業の話とかするのだけど、でも、根底にあるのは「人生」についての思い。正直、営業セオリーなんて私以外にもっと適任がいるはずだけど、私はそこに「生きる」ことへの思いを乗せて語りたい。そのために呼ばれてるんだと勝手に思ってます。担当者はそのつもりでなくとも。
そんなわけで、思い出語るの控えるとか言いながら、思いっきり語っちゃいました。これからも毎日ブログ書くし、今、本も書いてるし、そしてセミナーやツアーで全国各地に出没するわけですが、よかったら私の「青春」にこれからもお付き合いくださいませ。2月3月はたくさんの方々とお会いできそうでとても楽しみにしています。今日はこの辺で。ありがとうございました。
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