霊を見るのはストレス解消 2013.1.8
2013年 01月 08日
今まで40国近く旅行していますが、もう一回行きたくなる国って意外と多くない。インドは別格として何度も行くと思いますが、スリランカとか東南アジアとか特に無理して行こうとも思いません。ヨーロッパも機会があれば行きたいと思うものの、何としてでももう一度行きたいって感じでもない。だけど、アイルランドだけはなぜか行きたい。今にして思えば、アイルランドってめちゃくちゃパワースポット・スピリチュアルスポットとかがあって、確かにいわゆるスピ系の人で行ってる人は多いです。そんな背景もあってか、昔からなんか魅かれてたんでしょうか。私は何だかんだ言って、パワスポとか大好きですしね。そんで、いろいろ調べてたら、アラブ系のエティハド航空。安いのも魅力なんですが、途中下車がほとんどタダなんです。他のキャリアだと、経由地であっても途中下車できるとは限らないし、できても高い。だけど、ドバイやアブダビは途中下車客をかなり狙ってる感じがあるので、ツアーなども充実しています。ですので、基本的にアイルランドでの現地集合となってますが、希望者がいらっしゃいましたら、アブダビで待ち合わせてツアーに参加するのもあり。4WDで砂漠を走ってそこでディナーとか、いろいろ魅力的なツアーもありますし、有り余るほどの金で作った大げさな都会を見るのも立派な旅。いろいろ考えてたらワクワクしてきました。
そんなわけで走り出します。9月にはどんなことになってるかなあ。ところで話変わりますが、昨日の夜、なかなか寝付けない感じだったのですが、ようやく寝付けたと思ったら怖い夢見て目が覚めました。朝になって聞いてみると、どうやらまた唸り声を上げていたようです。年に2~3回あります。そして唸り声を上げてるときは、まず例外なく「夢」を見ています。自分の叫び声で起きることも昔はあって、それこそ26歳のときのアイルランド旅行でも薄汚いホテルでそんなことがありました。そしてしっかりと「霊」を見ました。いや、今までも何度もあるんですよ。霊を見ることって。今住んでいるマンションでも、窓際に菅笠かぶった3人の行者さんがいたとかありましたが、そのときは確かに「霊」だと思っていました。だけど今では違って解釈をしています。それは自分自身の「想念」が視覚化した姿であると。それが聴覚化したら声や音になるし、体感覚化したら身体に現れる。
ではこの「想念」の元になってるのは何か。それは「ストレス」です。ストレスは心身に緊張感をもたらしますので、それをため込みすぎるとバランスが崩れます。バランスが崩れるほどのストレスって、身体にももちろん精神的にもよくありません。ウツになることもあります。先日も言ったように、「存在するな」なるビリーフを持つ人の中には「霊」を見やすい人が比較的多いようです。また、作家や芸術家にも多いようです。例えばゴッホなどどうなんでしょう。生前はまったく絵が売れなかったらしいですが、今では世界中が天才と認めています。私は絵のことはよくわかりませんが、有名な「ひまわり」なんかでも、どっか普通じゃないですよね。ある種の狂気を感じると言うか。ゴッホなんか自分で耳を切るくらいですから、相当に生きにくかったのはわかります。その生きにくさは「存在するな」なるビリーフにあることは明白ですが、だけど、そのビリーフこそが狂気の芸術を生み出したとも考えられます。また、作家・芸術家の中にはゲイの人も少なくないですが、多くの場合、ゲイであることを認められずに生きてきています。男に生まれたけど、心は女。その人のアイデンティティ(自己認識)は女性であるにも関わらず、周囲は自分を男として扱おうとする。そのギャップが大きなストレスを生み、生きにくさにつながります。だけどこの「ストレス」こそが、普通の人とは違う「何か」を生み出し、それが芸術家や文学における創造性をもたらすとも考えられるのです。
ですので、ビリーフチェンジセラピーの場合、根本的な「生きにくさ」を問題として持っていて、その人は芸術や文学などの創造活動をされたり、サイキックな能力を仕事にしているなどの場合、その辺の能力が失われる可能性を最初に説明しておきます。先日、「頭の中の女性」をずっと求めて続けている男性の話をしましたが、彼もブログを読む限り、その愛嬌あるキャラとは裏腹にどこか生きにくさを感じていたようです。なのでもし、その生きにくさを解消するようなセッションを行った場合、「頭の中の女性」をも失う可能性が考えられるのです。彼、つまりピストン高田がずっと追い求めている「頭の中の女性」の正体は、彼の「生きにくさ」の似姿なのかもしれません。彼は生きにくい人生を歩みながらも生きていく必要がある。その拠り所として、「頭の中の女性」なる人物を生み出したのかもしれません。その女性が実際に存在するかどうかはわかりませんが、だけど彼には必要な女性。「生きにくさ」を守ってでも、守りたい女性なのでしょう。
話を戻しますが、「存在するな」なるビリーフを持つ人は、それでも生きて「存在」している現実とのギャップに苦しめられます。それが大きなストレスになる。コリになる。しかし、そのストレスを溜め込みすぎると心身が崩壊するので、それを出す必要がある。そこで出てきた「姿」が「霊」なのです。ビリーフチェンジセラピーでも、チェンジする前に必ず「感情処理」をするのですが、人によっては「霊を見る」という体験によって処理することもあります。私が年に何回か恐怖の夢を見て唸り声をあげるのも、一種の「感情処理」なのです。
なぜ、このようなことが分かったかと言うと、実は夢の中で、私は何かの対象に向けて大声を上げて怒っていたのです。そして怒っている自分に対して、「これは感情処理だから」と言う自分がいたのです。あ、そうか。夢の中ですべて自己解決して、その答えまで導き出してしまった。その「気づき」を今ブログに書いているのです。そりゃ、私にだってストレスはあります。私が最も霊を見た時期は2005年1~3月のこと。つまり、会社を辞める前で、鬼のような繁忙期。徹夜続きで睡眠時間は完全に不足していて、それでいて客先や上司からのプレッシャーも大きい。そんな時期、それでも「21日滝行」をやってたのですからストレスはマックス。ボーっとするとすぐに霊が出てくるし、滝に行ってもいろんな音が聞こえる。よくもまあ、あんな状態に耐えられたものと思いますが、精神がマヒしてたんでしょうね。忙しすぎて。
そこで、このような仮説が立てられるわけです。
「霊を見ることはストレス解消のための自然な発動である」
と。生きにくさのストレスがマックスになると、霊を見たり、宇宙人と交信したりして、自然とストレスを解消する。芸術家は創作活動で解消する。モーツアルトに「存在するな」なるビリーフがあったかは知りませんが、「てんかん」であったとの研究があります。モーツアルトはトランペットが嫌いだったのですが、ある日、父のレオポルドが無理やり子どものモーツアルトにトランペットの音を聞かせたとろ、発作で泡吹いて倒れたなる記録があり、これをてんかんの発症だと見る研究者もいます。ちなみに、父レオポルドの数少ない代表作の一つに「トランペット協奏曲」があり、しばしばモーツアルト(アマデウス)の作品と間違われることがあるようですがもちろん違います。
とにかくモーツアルトはその莫大な手紙からもわかる通り、かなりおかしかったのは事実。幼少期のてんかんは克服しながらも、晩年は重度のうつ病だったとも言われ、いろんな病気が重なって35年という短い人生を閉じました。とにかくも、モーツアルトは先天的に脳の障害があり、特に快楽ホルモンであるドーパミンが出なかったそうなのです。すると当然のこと、めちゃくちゃ生きにくくなるのですが、それを解消するにはドーパミンを出すしかない。当時からドーパミンを出す麻薬のようなものはあったでしょうが、そこには手を出さず、ドーパミンが出るような「音楽」を作り出すことで自己解決していたのです。モーツアルトの音楽がしばしば心理セラピー、音楽療法に用いられるのもそんな理由があるのかもしれません。
話を戻しますが、生きにくさのストレスを持つ人は、それを解消するために他の人とは違う感覚を持つことがある。それが霊を見ることだったり、宇宙人と交信することだったり、芸術作品を生み出すことだったりする。だからもし、そのような方法でなく、例えば心理セラピーなどで「生きにくさのストレス」を取り除いたとしたら、確かに生きにくさは軽減されるかもしれませんが、それまでの能力・感覚を失う可能性があるのです。逆に言うと、何らかの卓越した能力・感覚を持つ人の多くは、どこかで「生きにくさ」を持って生きてるのかもしれません。それが非凡を生み出し、多くの人から注目される「現象」として世に出るのでしょう。
そんなわけで、昨日は久々に夢の中で唸り声を上げたのですが、そうやってストレス解消してるってことでしょう。ブログ書くのもストレス解消かも。つまり、私だって普段から相当なストレスを抱えてまして、だからこそ滝行してるんです。そのストレスってのは、、、やっぱりフリーで生活するのは何かと大変なんですよ(笑)。常に何か考えてなければならないし、ひらめきがあると、夜中でも飛び起きてメモする必要がある。家族を養う責任もある。だけど、そんな生活を楽しんでるのもまた事実なので、これからもどんどんストレス溜めて唸り声を上げたいと思います。
ところで、昨日、受付開始した2月1日の「宇宙となかよし塾」ですが、とりあえず3分の1の席が埋まりましたので何とかなりそう。開催までまだちょっと時間はありますが、今回も満員になるかな。それから、その前の話ですが、1月27日は福岡で一日のセミナーをしますので、ようやく受付開始しました。こちらもかなり濃い内容になると思いますので、お近くの方はお待ちしています。半年ぶりの福岡セミナーとなりますが、満行翌日で懇親会も楽しみです。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
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