今年は妖精の国へ 2013.1.6

 今朝の気温は2度。普段は近所の「不入道」ってとこで滝行してるのですが、昨日打たれた「畑観音」よりも水圧が激しい分、身体にかかる負荷も大きいです。これから雪が降ることもあるだろうし、とにかく淡々と毎朝滝を頂くに尽きます。それにしても、よくやるよなあ、オレも。

 そうそう、2月の熱海ワークスについてお問い合わせを受けたのですが、現在、キャンセル待ちも締め切らせて頂きました。現段階で頂いているキャンセル待ちの方については、欠員が出次第ご連絡させて頂きます。万一、欠員が多く出た場合は追加募集するかもしれませんが、今のところその可能性は低いと思われますので、どうぞご了承くださいませ。それから3月の沖縄ツアーに関しても近々日程を決めて受付したいと思います。ただし、沖縄に関してはこれまで私のセミナー・ツアー等に参加された方に限定させて頂きます。また、昨年は熱海、沖縄、Q州2回のツアーをしましたが、今年はさらに9月のアイルランドがあります。そしていよいよそちらの方も一歩前進しました。と言っても、現地ツアー会社に見積を依頼しただけですが、今のところ想定しているのが、9月22日(日)の正午にダブリン空港に集合して、そこから専用車(ワゴン)に乗って西側へ。ちなみにアイルランドの人口は500万人ほどなんですが、西側は150万人にしかなりません。つまりそれだけ人口密度が低く寂しい土地なんですが、その分、「妖精」がたくさんいらっしゃいます。

 なぜ私がアイルランドに魅かれるのかは、自分でもよくわからないのですが、いつ頃からかずっと行きたいと思ってて、初めて行ったのが26歳のときでした。で、私の好きな写真家・作家に藤原新也さんがいるのですが、普通の写真エッセイもすごいのですが、「印度放浪」、「西蔵放浪」、「全東洋街道」などアジアものはバックパッカーにも人気で私も何度も読みました。だけど、欧米ものはあまり面白くない「アメリカ」って本はありますが、ヨーロッパではイギリスでも、フランスでも、スペインでも、オランダでもなく、「アイルランド」の本が二冊あるのです。小説と写真集。小説と言っても、限りなくノンフィクションのような雰囲気の。冬のアイルランドが舞台なんですが、写真集である「風のフリュート」は、それはもう陰気臭い本です。見てるとウツっぽくなるような。藤原新也の写真はそもそも陰気臭いのですが、でもまぎれもなく藤原の見えた世界なんでしょう。「全東洋街道」の方は原色に近いクッキリしたコントラストの写真が多いのだけど、食べ物などはまさにそう。食い物ってハッキリ見えるじゃないですか。飢えてると特に。同じくトルコやインドの娼婦の写真なども載ってるのですが、そう言えばインド人女性のヌードなんてネットでも見たことありません。チャドル着たムスリム女性は当然のこと、あの辺の女性は人前にあまり肌を見せませんものね。だけど、インド人女性の乳首とか絶対黒そうじゃないですか。で、しっかりとインド人娼婦の写真などもあって、地が黒いから当然ですが、案の定、乳首も黒いんですよ。それだけリアリティがあるんです。

 だから、藤原の撮るアイルランドもまたそれだけリアリティがあるとも言え、やっぱ、冬のアイルランドとか行くべきじゃないと思わせられます。私が行ったのは一番いい時期、8月でした。だからじゃないですが、今度は9月末の微妙な時期に行ってみたいのです。それを過ぎると、本格的に陰気臭くなるから、ツアーとしてどうかと思う。かと言って、一番いい時期もまたなんか違う気がして、その前のチケットも高いですからね。なんとなくイメージとしては、パブで陽気にギネス飲んでる日があってもいいけど、半分ウツっぽくなって夜遅くまで泣いてるような旅があってもいいじゃないですか。そんな僕を妖精がそっとなぐさめてくれるような。なんか、普通の観光地、国にない何かがあるんですよ。そしてなぜか、今のうちに行っとけって気がするのです。おそらくインド、ラダックはこれからも何度も訪れると思うけど、アイルランドはどうだろうか。正直な話、26歳で行ったとき、一か月近く自転車に乗ってきつかったし、貧乏旅行で美味しいものをほとんど食べなかったからもあるのでしょうが、途中で嫌になって飛行機を切り上げてマレーシアの滞在を延ばしましたもんね。やっぱり、アジアはいいよな~と実感したものです。

今年は妖精の国へ 2013.1.6_b0002156_1471141.jpg まあ、そんなこと言うと、誰も一緒に行ってくれなさそうになるけど、だけど、いいところもたくさんあるんですよ。自然だってすごく魅力的だし、お酒も、音楽も、それだけあれば十分ってこと。美食グルメを満足させられるかはわからないけど、でも、朝食は美味いかもね。見積ではB&B中心にしてもらってて、ようはペンションのような感じだけど、朝食はどこも充実してますもんね。イギリスは卵が一つだけど、アイルランドは二つらしい。そんで、紅茶がめちゃくちゃ美味かった記憶もあります。右の写真はアラン諸島(イニシュモア島)のB&Bでティーを頂いてるオレ。この宿はこの島の港から一番遠い場所にあって、そこまではるばる自転車で行ったのでした。一番安い離れが空いてるからどうだと言われて即決。この島は港付近は観光ずれした感じだけど、奥の方はすごく雰囲気がありました。夜は灯りもほとんどないので、天の川がよく見えました。久高島や阿蘇もそうだったけど。

 それはともかくとして、とにかくこちらも進めていきましょう。で、今日はスカイスキャナーで航空券をいろいろ見てたのですが、いやはやビックリですね。今はこのような中継サイトからでも買えるし、各航空会社のホームページから直接ネット決済もできる。しかも安い。ちょっと前のイメージとしては、そもそも「格安航空券」ってのは、旅行会社がまとめて買うからその分値引きしてもらったのを、再度、消費者にバラ売りすることで安かったはず。なので、航空会社から直接買うと正規料金で高いはずだったのだけど、今はファーストでもない限り、正規で買う人はほとんどいないから、最近はPEXと言って自前の格安航空券も出回るようにありました。つまり、「格安航空券」がノーマルの値段になってるので、航空会社もそれに合わせざるを得ないのでしょうか。そしていろいろ見てたら、福岡からだとアラブ系のエティハド航空がダントツで安い。新興キャリアですが、サービスも充実していると聞きます。それもそのはず。アラブは石油が豊富ですから、いわゆるオイルマネーを背景に航空関連のパフォーマンスは高いのでしょう。

 で、福岡からアラブ首長国連邦(UAE)経由、アイルランドのダブリンまで往復で12万ちょい。もちろん燃料費込。オランダのKLMがその次で15万円。成田や羽田からも同じくらい。だけど、福岡からの値段がそんなに安いのは驚きです。もっとも、成田や中部を経由するのですが、そこまでの値段は実質無料ってこと。そんでせっかくなのでドバイやアブダビにも寄ってみたいと思い、エティハドのホームページから「往復」ではなく「ストップオーバー(経由地に寄る便)」で検索すると、それも同じく12万ちょいで変わらず。KLMだと20万超えてしまうのに。つまり、UAEの場合はトランジット客をしっかり狙ってるわけで、実際、空港でいろんなツアーに申し込みができるらしい。なので9月は福岡発、アブダビ・ドバイ経由でアイルランドに行こうと思います。UAEには二泊ほどして。ですので、希望者にはすでにお伝えしてる通り、アイルランドツアーは現地集合ですので、どうぞご了解ください。チケットもネットで買うと簡単だから、わからなければ教えますのでご安心ください。そんなわけで、9月のアイルランドもちょっとずつテンション上がってきました。最近は月日が経つのがすごく早く感じるから、9月もすぐにやってくるんだろうなあ。それまでいろんなことが起こりそうですが、とにかく楽しんでいきましょう。ありがとうございました。

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Commented by rupert at 2013-01-07 11:10 x
年末帰省の際にエティハド使いましたが良かったですよ。きっと空港税が安いのでしょう。空港も無料でwifi使い放題でした。
アイルランドいらっしゃるなら私も行きます!日程早めに告知お願いします!!!
Commented by katamich at 2013-01-08 00:40
■rupertさん!
おお!ぜひぜひぜひ!rupertさんがいらっしゃるとすげえ楽しいし心強いです!日程は今月中に確定すると思いますが、たぶん、、、9月22日~27日が現地ツアーの日程になると思います。
by katamich | 2013-01-06 23:39 | ■旅・ツアー | Comments(2)