ラクに生きようや 2012.12.27
2012年 12月 27日
それは「ウツ」になる感覚もよくわかるだけに。今日はフェイスブックで前の会社の同僚を見つけて、久々にやり取りができたのですが、私も何度かウツになりかけたことはあります。当時は。ある程度の会社はどこでもウツになる温床を抱えてるのでしょうが、ウツになる人はそれなりにパターンもあるようです。あえて一般化すれば、責任感が強い人などがそう。ビリーフで言えば「子どもであってはいけない」などの禁止令を持っているとなりやすいのかな。逆に「成長してはいけない(大人になってはいけない)」のような禁止令を持っていると、なりにくい要素はある気がします。前の会社には面白い女性がいました。先輩社員なんですが、とにかく「片付け」ができない。ときには衛生観念を疑うようなこともあり、いわく、一人暮らしの自宅にもしばしばお母さんが片付けに来るとか。その方はよく会社のパソコンを私物化して、BL的な小説(こーいうの→)を書いたりしていましたが、周りがどんなに忙しくても、そしてどんなに仕事に追われていても、見つからなければ平気で遊んでいました。最終的には問題が顕在化して、つまり客先からのっぴきならない状況を突きつけられて、上司が責任を取る結末が多かったですが、本人はそれを意に介さないようで。上司なんだから責任を取って当たり前と言わんばかりに。
これも今思うと、典型的な「成長してはいけない」のビリーフであって、本人に悪気はないのでしょうが、それがパターン化されてるのでしょうね。今思うと。ただ、その方をフォローするつもりもないですが、本当はすごく優秀な人なんだと思います。地頭はいいし、表現力もある。だけど、社会人として求められるスキルって、最終的にはいかに責任を取れるかにあると思うので、その意味、「成長してはいけない」って禁止令があると、どっかで限界にぶち当たるのかな~と思ったりもして。ま、そんな話はともかく、滝に打たれてるとウツになりにくいって話でしたよね。それはそうかと思います。2004年に滝行を始めて今年で8回目の冬を迎えます。その初めての冬に「21日滝行」をしたのですが、睡眠取るのは三日に一回のような過酷な業務状況でありながら、それでも何とか精神崩壊せずにやっていけたのは、無理してでも挑んでいた滝行があったからのように思います。あの当時、ほとんど睡眠も取らずに滝に打たれてたので、普通に意識が吹っ飛ぶ感覚で、いわゆる「霊」の姿を見ることもありました。だけど、意識朦朧状態だったからこそ、滝に打たれた後はスッキリさわやかで「今日も頑張ろう」って気にもなったものです。ドーパミンが出てる状態と言っていいのかな。
今は仕事に追われるってことはほとんどないですが、だけど目に見えないプレッシャーが常にあり、つまり自分には「与えられた仕事」がなく、それゆえに何もしなければ生活できない状況が常にあるのです。だから、常に「何か」を考えてなければならず、それは決して精神衛生上、「良い」とは言えない状況。私などさして能力があるわけじゃないので、とにかく「何か」をしなければならない。ちょうど年末調整の季節なので、今日はざっと会社の経理を見てみたのだけど、自分なりには「よく頑張ってる」と思えども、これは常に「何か」を考えていた結果であって、同じ「何か」であっても、私の知る多くの起業家さんはもっと効率的に数字を上げてるであろうことを考えると、やっぱりプレッシャーを感じるわけです。その意味では会社員時代は「目に見える」、今は「目に見えない」、同じレベルのプレッシャーを与えられていて、いつでもウツ状態になってもおかしくない。それを整えているのが「滝行」だとすれば、やはり私には必要なわけです。以前、「まだやってるんですか?」とちょっと冷ややかに言われたことありますが、やらないと精神崩壊するからやってる、と言っても過言じゃない。それだけ私は弱い人間ですから、弱いなりに心を整える方法を日々実践してるだけのこと。
そして実際の話すると、「滝行」の後は妙にさっぱりした気分になって、その後しばしばですが、、、車の運転中とかにいきなり「きた~!」ってヒラメキがやってくるのです。そしてそれを実行すれば、まず間違いなく成功する。どんなピンチであっても、スッキリした状態、心身ともにリラックスした状態に自分にとって必要なヒラメキがやってくるもんだと思っています。そのリラックスをもたらす方法として、私は「滝行」があるだけで、同じメカニズムの手段は他にもいろいろあると思うのですが、そのメカニズムを一言で言うと、やっぱり「呼吸」かなと思います。人はストレス下にあると無意識に息を止めてしまうようです。止めるとと言うより止まる。滝行もそうですが、真冬の滝を頭からかぶるとそれはもうストレスです。その瞬間に筋肉が収縮して、呼吸器が自然と圧迫される。そのとき苦しいのは、冷たさよりもむしろ息苦しさ。「息ができない~」ってなって、多くの人は滝から出て呼吸を整えるのです。だけど、そこまで呼吸が苦しくなると、逆に滝の中で呼吸ができるとはどうかってこと。これは逆説的ながら「大きなストレス下でも呼吸ができるほど身体がリラックスしている」ことにあるのです。
確かに今でも滝に入って最初に2~3分はすごく苦しいのですが、息を止めずにとにかく深い呼吸を意識してると、次第に身体が緩くなってきて、ラクな姿勢へと変化していきます。その状態ができてからようやくと滝から出ると、いわゆる「深いリラックス」のままが維持されるので、そのとき、、、車でちょっと身体が温まっただけでとんでもないヒラメキがやってくるのです。なのでそこでおススメ。さすがに滝行するわけにはいかないと思うので、一日に5分~10分でいいので、落ち着いて深い呼吸を意識する習慣が付けば、それだけで随分とラクになると思います。人は仕事にせよ、人間関係にせよ、日々の生活にせよ、何らかのストレスを感じてて、そのストレスががあるからこそ成長できるとは思うのだけど、だけど同時にそれを解消する術をしらなければどんどん苦しくなって、場合によっては病気になることもある。ロングブレスダイエットのような激しい動作は必要ないけど、ただ、深く息を吸って、そして長くゆっくりと吐くだけ。私は滝行によって自然とそうするしかない状況を味わってはいますが、同じようなことを今、この瞬間ででもできるので、ぜひとも実践されるといいと思います。やっぱりラクに生きたいじゃないですか。それなりにストレスがありながらも、それを楽しむくらいラクに生きたいですもんね。だとしたら、まずは基本として「呼吸」を深くとる習慣を作ること。それだけで随分と良い感じになると思いますよ。てなわけで、今年の滝行もあと三日。楽しく頑張ります。ありがとうございました。
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