「何か」を考えてる 2012.12.26

 さて、今日もブログ書くか。ここ数日、ウシジマくんの話ばかりしてすみません。「生活保護くん」を読み終わって、ようやくと全巻読破したところです。この師走の忙しいとこ、漫画ばかり読んで呑気だな~と思われるかもしれませんが、それを否定する言葉はありません。だけど、いろんなことを着実に前に進めていて、自分なりに楽しく頑張ってるつもりではあります。「生活保護くん」を読んで、忘れていたことを思い出しました。この話は珍しくハッピーエンドになるんですが、無気力でどうしようもない生保受給者が、最後はNPO的な活動でわずかながらでも収入を得るようになって終わります。ネットの力とか借りて、とにかく「頑張る」ってことに目覚めたわけですが、その過程で高齢者の方にパソコンを教える事業などをされます。これと同じこと、実は私も「ニートくん」の時代に思ったことがありました。

「何か」を考えてる 2012.12.26_b0002156_101796.jpg 学生時代は家庭教師とかよくしてたので、人に何かを「教える」ことは自分に向いてると思っていました。そして私の実家には昔からパソコン(NEC-PC8801、→みたいなゲームがありました)があり、私は兄弟と違ってプログラムこそ組めなかったけど、キーボードに触れることには抵抗がありませんでした。そのおかげか、ワープロを使い出すようになってから自然にブラインドタッチができるようになっていて、一般の人よりもパソコンは得意って思い込みがあったのです。ただし、自分ができることは本当にパソコンのイロハでしかなく、同年代に教えることはない。そこで思ったのが、そのイロハさえも知らないであろう高齢者にパソコンの基本を教える事業ってどうだろうってこと。世間知らずだったため、誰も思い付いてないことだ、、、などと思って、見よう見まねで「企画書」らしきものを作りました。当時は大学院を挫折して、就職活動しようにもまったくかすらず、もっぱら工場のバイトなどが入ればいい状態。恋人はもちろん遊び友達もおらず、ただ無為に一日を過ごすだけだったけども、それでも「何か」をずっと考えていました。そこで思い付いたのが「高齢者にパソコンを教える事業」でした。とにかく思い付きだけをA42枚くらいにまとめて年配の知人に勇気を出して見せてみました。定年退職して悠々自適の生活をされてる人だったので、何か力を貸してくれないかと期待しながら。だけど、言うまでもなくそんな軽い「思い付き」に手助けをくれるほど世の中は甘くない。やんわりと否定されて終了しました。今思うと当然のこと。

 その後は運よく知人(恩師)のつてでバイトをさせてもらい、そのまま契約社員として入社。入社当時は28歳。この会社で頑張って正社員になってどんどんのし上がっていくんだとの気概があったのは最初の一年間。思えば一年目の正月は実家に帰らずに元旦から会社で仕事してました。ある客先の仕事がプレッシャーで、帰ってられない気持ちだっただけでしょう。今思うと無駄な動きも多かったと思いますが、とにかく気持ちは袋小路。その大晦日のこと。博多のあるホテルでジャズのカウントダウンコンサートがあるのを知ります。演奏はクラリネットの北村英治さん。ずっと大ファンでした。夜の11時半から始まるので、東区松島のアパートから自転車で博多に行き、始まるまでラーメン屋で「年越しそば」を一人で食べて待っていました。そして予定通り11時半からコンサートが始まったのですが、あれは2002年の幕開けだったでしょうか、新年を迎えた瞬間に演奏した曲が「世界は日の出を待っている」でした。ユーチューブに動画がありました。演奏はもちろん北村英治。



 それ聴きながら涙があふれ出てきて、今年は本当に頑張るぞ!って気持ちになったものです。それから3ヶ月間は仕事が大変でしたがなんとか納品。ゴールデンウィークには高校時代の友達に会いにカナダ旅行。そしてその6月、今のヨメさんと付き合うことになり、つまり、年始に「頑張る」と決意した彼女を作ることが実現したのです。それからもいろいろ大変なことはありましたが、2004年3月に「アセンション」の話を聞いて、そっちの世界に興味を持つと同時に5月からブログもスタート。8月には滝行に出会い、翌年に会社退職。紆余曲折あって今に至ります。

 こうやって振り返ると、ある意味、私の「起業家」としてのスタートはニート時代の「高齢者パソコン事業」にあったようにも思います。実際、その当時にそんな事業があったかはわかりませんが、今では私の知人がその分野でかなり成功しています。いずれにせよ、自分に制限をかけることなく、思い付きでもいいから何かやってみる。紙ベースでもいいから「形」を作って表現してみる。「どうせ無理だ」と最初から諦めず、とにかく「やってみる」ことが大事。そして表現してみる。私が勤める会社のバイトに入れてもらったきっかけも、世話になって恩師に相談したことがきっかけでした。やってみて、表現してみて、上手くいくかどうかはわからない。恋人を作るにも、その気持ちを伝えてみなければわからない。そう言えば先日、いい話聞いたな~。大阪での「ラブラブ忘年会」でのことだけど、今年のQ州ツアーで誕生したカップルの話。彼はよく頑張った。気持ちを伝え続けてよく頑張った。ふられた瞬間もあったみたいだけど、気持ちを伝えなければ始まらんし、伝えたからこそ成就したわけです。

 ここ数日、ウシジマくん読んですげえ気分が悪かったけど、「生活保護くん」はいいお話でした。今ならコンビニに売ってますので、この話はぜひお勧めします。エグイ描写もほとんどないし、すんなり受け入れられる気がします。それはともかく、私自身も絶望の時期があって、それでも「何か」を常に考えていました。その「何か」をとにかく「形」にしてみて表現する。伝える。伝え続ける。すると失敗して落ち込むこともあるけど、続けてるとその中の「何か」がパッと花開くときもある。最初は小さな花かもしれないけど、続けてるといずれ大きな実をつけて次のステージに進んだりもする。その連続があるだけ。

 今日は12月26日。安倍政権も誕生して、何かが始まったような気もする。いずれにせよ、2012年も残りわずか。これまで心のどこかで「アセンション」を向かって進んできた感じもあり、それが終わった今、いよいよ新しい時代がやってきた気配を感じています。2002年の新年に頂いた音楽に感動して、改めて頑張る決意をしてから10年が過ぎました。つまり10年歳とったわけだけど、気持ちはあの頃と全然変わってないばかりか、ますます希望が膨らむばかり。今年はたくちゃんもやってきたし、他にもいろんなことがあって楽しい一年だったけど、来年はもっともっと楽しい一年になりそうな気がします。でも、結局、今日一日、今ここ、やれることを積み重ねるだけ。それがいつかは花開いて実を結べばいいな~とは思うけど、一番大切なのは今。今の連続。今年はあと5回ブログを書くけども、明日のブログは明日になってみないとわからない。その連続でまあ、8年も毎日よく書いてきたものだと思います。たぶん、これからも飽きずに毎日書き続けると思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。変なまとまり方になったけど今日はこの辺で。ありがとうございました。

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by katamich | 2012-12-26 23:39 | ■人生哲学 | Comments(0)