楽観的な悲観主義者 2012.12.25
2012年 12月 25日
ところでこのクリスマスと言うか、アセンションと言うか、この3~4日は「闇金ウシジマくん」のせいでどことなく気分が悪かったのですが、二度読みすると慣れてきて、今度はそのセリフの奥深さや心理描写に感心するようになっています。賛否両論あるとは思いますが、私はかなり良く出来た漫画だと思っています。なぜ突然、これを読み始めたかと言うと、コンビニで「生活保護くん」って話がおいてあり、「あ、これは7月のQ州ツアーですぐるちゃんから勧められたのだ」と思ってちょっと手に取ると面白い。一気に1巻から24巻まで読んでしまいました。一昨日紹介した「ラブラブ・アンド・ピースピース」の話は1巻に2話完結で収録されているので、まずはブックオフなどで買うか立ち読みしてみられるといいかと思います。かなり気が滅入りますが、そこはあらかじめ断っておきますので、私に文句を言わないでくださいね。私は私で、すぐるちゃんに文句言おうと思いましたが、それ以上に面白かったので感謝です。ところでこの漫画はドラマ化もされてるようで、ユーチューブの番宣を見てると私の知り合いが出演していました。先日の同窓会にも来た高校時代の同級生。役どころはサラリーマンでしたが、ま、当時から彼はサラリーマンになりそうな雰囲気はまったくなかったですね。先日の同窓会では二次会の後、朝までカラオケにいたのですが、改めて話をしてみると、当時から歌手か俳優になるもんだと思ってたそうな。歌も相当上手い奴ですが、今や立派な俳優としてよくテレビに出ています。そう言えば今年はよくカラオケに行ったなあ。出張時に終電を逃したパターンばかりですが、年代的に歌うのは80年代後半~90年代前半が中心。学生時代に戻ったようでいつも楽しいです。
ウシジマくんの話に戻りますが、あれ読んで勉強になるのは、まさに「ダメになるパターン」がよくわかること。世の中に「楽観主義」と「悲観主義」が二通りの傾向があったとして、どっちが不幸になりやすいかと言うと、実のところ、私は「楽観主義」だと思っています。いや、もっと正確に言いましょう。世の中にはざっと4パターンの人がいて、それぞれの特徴とともに分類するとこうなります。
「楽観的な楽観主義」
とにかくハッピー。いつもニコニコ。誰からも好かれ、自分でも自分のことが大好き。自分を含めて周りもいい人ばかりなので、実際にそのような現実を引き寄せやすい。だけど、人を疑うことを知らなかったりするので、騙されやすいところがあって、自分に対するセキュリティも甘い。男性ならともかく、女性だけどネットの顔写真付き本名でプライベートをだだ漏らし。それでも、よほどのことがない限り危害を加えられることもないので、本人的に幸せと言えば幸せ。ただ、どこかハラハラさせる部分があって、あまり仕事を任せたい気にはならない。
「悲観的な楽観主義」
基本的には楽観主義だけど、意外と人間関係や金銭感覚にシビアで、抜け目ないところがある。時には人と衝突したり、感情的になることもあるけども、最終的には自分で自分を信頼しているので、よくない状況が長引くことはない。やることやってるので、周囲から見ても安心感、安定感があり、責任ある仕事も任されやすい。いろいろと大変なこともあるけど、根が楽観主義なのでどこかでそんなことも楽しんでいる自分がいる。なんだかんだとハッピーだし、現実面で着実に実績を積んでいるので、物質的にも恵まれている。
「楽観的な悲観主義」
大丈夫、なんとかなる、まあいっか、が口癖で、基本的にニコニコ、物腰も柔らかで、人からも好かれやすい。あまり衝突を起こすこともない。だけど、一人になるとすごく落ち込んだりして、それは自分で自分を本当には信頼してないから。ピンチなことが起こっても、自分じゃない誰かが助けてくれたり、最終的には「運」がどうにかしてくれると思っている。他人はともかく自分だけは特別だと思おうと必死なんだけど、現実的にはドツボにハマりがちで、当然、物質的にも恵まれないし、心の奥底でいつもストレスを感じている。そのストレスを処理するために自己啓発本などもよく読み、スピリチュアルであろうとも努力する。
「悲観的な悲観主義」
一言で言ってネガティブ。だいたいいつもしかめっ面で、愚痴や不満も多い。友達も少ないし、幸せでないことを自認している。だけど、仕事などはきちんとするので、なんだかんだと世の中をうまく渡っている。それなりにお金を持っているので、いざというときは使うけど、普段はそんな使う場所もないから預金残高だけは増えていく一方。周囲からもあまり幸せそうには見られてないけど、それは大きなお世話で、本人なりに小さな楽しみを見つけながら淡々と生きてはいる。
誘導的な書き方になったかもしれませんが、この中で一番マシなのは「悲観的な楽観主義」で、最悪なのは「楽観的な悲観主義」と言えるでしょうか。「楽観的な楽観主義」はすべてがハッピーであることを求めるので、現実的にちょっとしたことでショックを受けやすい。「悲観的な悲観主義」は基本的に世の中は楽しいものと思ってないながら、ときどきは小さな楽しみを見つけて幸せを感じたりすることもある。それに対して、「悲観的な楽観主義」は、現実的にはいろいろ大変なことがあるのを認めているので、ショックに対する耐性も強いし、それを楽しむ前向きさを備えているわけです。自己啓発なども嫌いじゃないけど、それにどっぷりつかることもなく、着実に物事を進めています。
そして一番ダメなパターンが「楽観的な悲観主義」ってことになるのですが、ちょっと表記を換えると「楽観(的な悲観)主義」であり、表面的には「楽観主義」に見えるところが特徴。そしてこのパターンが「ウシジマくん」に借金して最終的に破滅してしまうのです。借金を例にすれば分かりやすいですが、例えば何か欲しいものがあったとしましょう。だけど手持ちのお金じゃ足りない。そこで今は便利なものがあって、クレジットカードでキャッシングすれば、一時的には打ち出の小づちのように現金が手に入ります。ATMから番号入力するだけで、最大で80万円ほど引き出せます。しかもリボ払いと言って、毎月の返済額は変わりません。これは心強いシステムです。
とりあえず余裕を見て40万円ほど引き出しました。金利もそこまでは高くない。欲しいものがちょうど30万円だったので、残り10万円手元にあります。どうしようか。あぶく銭だし(実際は違うけど)、、、そうだ、パチンコでもやれば増えるかもしれないし、ちょうどいい。そしてあっという間に10万円失ってしまうのだけど、元々、あぶく銭だし(だから違うって)、ま、いいか。そうこうしてるとまた欲しいものがあって、今度は10万円。とりあえず20万円引き出しても、まだあと20万円引き出せる。手元にはまた10万円残った。久々に風俗でも行くか。あと、5万残ったからどうしよう。あ、そうだ、こないだパチンコで負けた分を取り返そう。そしてまたあっという間になくなるのだけど、もともとあぶく銭だし(何度も言うけど違うから)、ま、いいか。そうこうしてると月末。リボ払いその他で今月は10万円の返済。だけど手元にない。そこで向かったのがATM。残高の20万円を引き出し、そこから10万円返済。また10万円余った。よし、負けを取り戻しにパチンコだ。おーっと、やはり神は見捨ててなかった。差し引き5万円も買ってしまった。これは頑張ったから自分にご褒美でいいでしょ。風俗。
で、気が付けば手持ちのカードでは引き出しができなくなって、別のカードをまわすのですが、同じことの繰り返し。さらには消費者金融のATMにまで手を伸ばし、そうやって「多重債務」ってのが作られていくのです。だけど、今までもカードやATMをまわして何とかなったのだから、これからもどうにかなる。ただ、実際にもう借りるところがなくなって、請求書だけはいつの間にか増えている。どうしようか。そこで登場するのがウシジマくん。一昨日紹介した「ラブラブ・アンド・ピースピース」の女性は、いわゆる「見栄」のために借金を重ね、最終的に身を滅ぼしてしまいます。結局、身を滅ぼすまでわからないし、いや、滅ぼしてもわからないくらいに精神がマヒするからこそ、マヤ暦云々って集会に出るのでしょうか。もちろんその手の集会が悪いわけじゃないけど、一部には「楽観的な悲観主義」の拠り所になってる部分もあるのかな~と思ったりして。
こんなこと書くと、また精神世界批判みたいになりそうだけど、現実にあること。私の周りにはいなくなりましたが、精神世界を心の拠り所にしている人も実際にいる。これを現実逃避と言うのだけど、文字通り「現実」から「逃避」したい人にとってはオアシスのような居場所。そこでいろんなお告げをもらって、この泥沼の境地から脱出できる。人生逆転できる。自分はまだまだ大丈夫。アセンションすれば幸せになれる。ただ、生憎と2012年12月22日は過ぎたけど、政権が民主党から自民党に変わっただけで大きな変化もなし。絶望してる人もいるにはいると思いますが、それでもまだ救いの場所はあるかもしれない。バシャールがどうとかって言う女性の会社も倒産したけど、このジャンルは次から次へといろんなのが出てくるから、探せばどこにだってオアシスはあるんです。だけど、実際にはそれはオアシスではなく、本当の泥沼だってことも多いのが現実。それでも、、、これは「学び」のプロセスであって、いつかは「本物」に出会う日が来る。だから、、、大丈夫。
ここでようやく言わせて頂きます。大丈夫じゃねーよ。実のところ、このブログも意図して「スピリチュアル」のカテゴリだし、私自身のコンテンツがメンタルである以上、「同じ穴のむしな」と思われることもあるでしょう。だからこそ、、、いわゆる「精神世界」の人が決して読ませないような情報をここまで熱く語るわけで、ここはその人たちにとって決してオアシスじゃないけども、だけど、決して不幸にすることはしない。ちなみに「ラブ2&ピース2」のお話は、、、今でもすぐに無料で読むことができます。あまりに刺激が強いし、読んでしまったら48時間はダメージがあると思うので直リンクは貼りません。そもそも無料で公開されるのはNGかもしれないし。なので、「読める」って事実だけを伝えて、覚悟のある人はご自身で探してください。ヒントは「ウシジマくん」に「w」です。読んでブルーになったとしても、それは自己責任でお願いしますね。だけど、「楽観的な悲観主義」の人にはいいバランスになると思います・
それから加えて言うと、この話のもう一つのテーマはやっぱり「劣等感」でしょうか。会社のロッカールームで「見栄」の張り合い。洋服の「タグ」が自分の価値。言うまでもないですが、そんなことない。なわけない。自分には生まれながらの価値がある。このことに気が付いている人が、本当の意味での「楽観主義」です。ブランド物を身に付けなくても、自分の価値は自分が一番よく知っている。私の子どもはまだ小さいですが、存在そのもの素晴らしい。同様に私も素晴らしい。あなたも素晴らしい。自分の価値をブランド「ごとき」に決められてたまるもんですか。だけどね、、、世の中にはその「価値」を認めないようなシステムがしっかりとあって、生まれながらにそのシステムに組み込まれる。第一が親の言葉。そして先生の言葉、友達の言葉。仮に生まれながらの価値が「100」だったとしたら、減点方式にいろんな機会を通して、マイナス5、マイナス10と減っていくもの。そうやって大人になって、気が付けば「100」が「48」になっている。減った「52」をどうすればいいのか。そのために人は頑張り、減った分を埋めるのに手っとり早いものとして「ブランド」が利用されるのです。
だけど、そもそも「ブランド」って「烙印」って意味で、元々は家畜を識別するための焼印のこと。そう考えると、巷で流行っている「セルフブランディング」なんて言葉も空虚に響きますよね。極端な話、自分は家畜だって宣言するようなもので。以前、私の身近にもブランド自慢をする男がいました。腕時計やメガネのブランド名をこれ見よがしに押し付けるのですが、私は知らないですから、「ふ~ん」って言うしかない。同じ男ですが、ある日、女の子たちと焼肉食い放題に行こうって話なったとき、なぜか自分だけは「良い肉」を食べると言う。皆にごちそうするならともかく、そうやって自分のステータスを誇示したいだけ。だけど人は見抜いてます。どんなに高いブランド見に付けようが、どんなに良いもの食ってようが、その人自身に「魅力」がなければ何の意味もないことを。本人も薄々知ってるからこそ、頑張って減った52の分を埋めようとするのです。
そこで、もしも何か感じることがあれば、これは堂々と直リンクはってもいでしょう。斎藤一人さんの「地球が天国になる話」って話ですが、これはまずは7階聞いてみるといいです。私も大好きなお話だし、一人さんの最高傑作であることに間違いないでしょう。できれば、一度写経してみるといいかもしれません。あえて。ウシジマくんは刺激が強いので注意が必要ですが、こちらの音声は絶対のおススメ。声質に好き嫌いはあるだろうし、耳に痛すぎて聞いていられない人もいるでしょう。だけど、とりあえず一度は聞いてみるといいです。私もiphoneに入れて、定期的に何度も聞いています。そんなとこで、今日もまた刺激の強い話になったかもしれませんが、アセンション後だからこそ書きたくなったと言っていいでしょうか。ではまた明日。ありがとうございました。
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