大船に乗って 2012.12.2
2012年 12月 02日
それまでセミナーは「エステ感覚」とか何とか言って、OLさんが気軽に受けられる値段設定、つまり9,000円以下でしかやったことがなく、それはそれでいいと思っていました。ただ、だからと言って、参加者が増えるわけでもないし、完全に壁にぶち当たっていました。そこで思い出したのが、ある有名なセミナー講師の言葉。もしセミナー講師で食って生きたいと思うなら、最低でも一人15,000円で会場を満員にできなければならない。この「満員」の人数がどれくらいかは聞いてないのですが、5人や6人でないことは確か。このとき、私は30名を目指しました。9月半ばのセミナーだったのですが、告知はちょっと遅れて8月頭。コンテンツはいろいろあったので、二日間することにし、一日だけなら16,000円、二日なら29,000円と微妙な料金設定にしてみました。これでダメなら別の道、、、とまでは言わないものの、かなりチャレンジングな試み。だって、それまでの参加費のほぼ倍になるのですから、抵抗がないと言えばウソになります。最初の2~3日は申込ゼロ。ヤバいな~と思っていたら、ま、いろいろありまして、結果的に二日目は定員オーバーして広い会場に変更するほどの盛況となりました。大阪でそれでしたので、東京ではさらに盛況。その年の12月に一冊目の著書が出て、なんとか一皮むけた感じです。
そのときに思ったのは、人生、ときには「思い切り」も大切だってこと。ほとんど何もせずに今のままに状況が変わってるのは理想ではありますが、私の経験上も、またいろんな人に話を聞く上でもそうですが、ほとんど何もしなければ状況が悪くなることはあれど、よくなることはあまりないです。もし自分が何かの道で食っていきたいと思うなら、それに向けた地道な努力は基本ですが、ときにはバンジージャンプするような思い切りが必要なこともあります。私にとって3年前のことはそれでした。セミナー代金を倍にする。もちろん内容もそれに伴っていなければなりませんが、値段を上げることで自分自身の気持ちも変わりますし、それだけの内容を充実させようとの意気込みはいっそう高まります。とにかく、自分のできることはすべてやった上で、最後に審判を仰ぐこと。それが実際に席が埋まるかどうか、でした。結果的には自分が思った以上の状況となったのですが、内心はどこかで大丈夫だろう、、、との思いもありました。もしも自分にこれが「天命」として与えられているのなら、必ず何か大いなる存在からのヘルプがあるものだと確信していました。逆に思わしくない結果に終われば、私はそれまでです。もちろん改良改善の余地はありますが、実を言うと私は、、、ほとんど「頑張る」ってことをしていません。もちろんミクロレベルで見るとそう見えることもあるでしょうが、つまり自分自身の役割や天命を超えたところの「頑張る」はいつだってしようと思ったことさえありません。
なので、悩んでいるようでいて、実際にはそれほどでもなくて、気持ちは常に前向き。割と細かいことで悩む程度で、大まかにはまったくと言っていいほど悩みも不安もありません。実はしばしば、ツレと生命保険のことで意見が食い違うことがあります。厳密には食い違うと言うより、哲学の違いでしょうか。私も家族を養う立場ですので、私の身に何かあったら家族が大変になることはわかっています。ですので、可能な限りの保険はかけているし、近々その見直しもする予定(・・・売込はご遠慮くださいね)。だけどその一方で、「どうにかなる」とも思っています。仮に私が死んで家族が困ったことになったとしても、なんだかんだと生きていくことは間違いない。例えば子どものこと。仮にお金がなかったとしても、日本にいる限り死ぬことはない。ハングリー精神を養いながら、なんとか生きていくことでしょう。
さらに、、、これはかなり現実的なことですが、例えばちびQなりたくちゃんがですね、大人になって、もし私がいなかったとしてもこのブログを読むことはできます。そして自分の父親がどうやって生きていたのか、何を考えていたのかを知ることができます。そのとき、ここで書いてきたことは人生においてめちゃくちゃプラスになるでしょう。中途半端な保険金よりもずっとためになると思っています。もっとも、私は88歳までブログを毎日書き続けると決めているので、保険金のお世話になることはないでしょうが、子どもたちもいずれは親から離れていくときが来る。それが学生であれ社会人であれ、一人になって壁にぶつかることもあるでしょう。そしてどうしようもなくなったら、とりあえず自分が生まれた日の記事を読んでみるとよい。どれだけ自分が愛されて育てられたかを知るようになるでしょう。初めての息子ちびQをどんな思いで迎え入れたか、また、次男たくちゃんが産まれた翌日に多呼吸でICUに搬送されたとき、オレはどんな気持ちで車を走らせたのか。それを知るだけでも力がみなぎると思うし、さらにこのブログは生きる上でのヒントが散りばめられている。それだけの自信はあります。
なので、もちろん入れるだけの保険には入るつもりだし、それ以上にお金に苦労させないだけの仕事はしていくわけですが、おこがましいことを承知で言うと、子どもらが物心ついて一人でも生きていけるだけの「情報」は現時点でも十分に残しているつもりです。その意味でも心配はしていないし、それ以前に、人間、生きてさえいればどうにだってなるもん。と言うか、死ぬ日だって決まってるし、すべては成すがまま。すべては宇宙のシナリオ通りに動いているだけ。その範囲内であーだこーだと悩んだり笑ったりしてるのが人生ってやつです。だから、とりあえず自分のやりたいと思ったことは素直にやってみて、それで失敗したら次にチャレンジしたらいいし、上手くいったらまた上を目指せばいい。だけど、そんなこともすべて決まってるもんだな~と思うことはよくあります。
3年前にセミナー代金を倍にすると言っても、私の中ではなんとなくタイミングを感じていたし、きっとうまくいくだろう、なる根拠ない自信はありました。めちゃくちゃ細かい話ですが、先ほどキーボードのスペースバーの下に丸いゴミが入りこんでしまったので、それを取りたくなってキーを外したら、キーを支えている部品が真っ二つに割れました。一応、キーをかぶせるだけでも使えることは使えるのですが、音がうるさいし第一に不自然。この、ゴミが入ることも、キーの部品が割れることも、最初から決まってるんだな~なんて思ったりして。つまり、パソコンを買い替えろってことでしょう。このパソコンなんかもすでに5年使っていますし、そろそろ寿命でしょうか。DVD・CDはすでに反応しなくなっているし、第一、スペックも相当古くなっています。
そんなことも含めて、すべては決まってるんだなって、終わった瞬間から思うようになってるのですが、ただ、幸か不幸か私たちは未来のことは一秒先もわかりません。そのわからなさが人生における不安や悩みをもたらすのですが、一方で、「何が起こっても最初から決まっていたことだ」と思えば、すべてを受け入れることができます。そしてすべては上手くいっている。ちょっとまた細かいこと書きますが、今年の正月、これからはビジネス系に本格出動だ~と意気込んで、確かに商工会議所やビジネス団体から呼んで頂く機会は増えました。だけど、それ単体でやっていけるかと言えば微妙。そんなとき、たままたどっから知ったのか忘れましたが、5月に福岡で棚田克彦先生のビリーフチェンジ公開講座があることを知り、時間もあいていたのですぐに申込。だけど、何をするのかは知らず、まさか二日間とも公開セッションをするなんて当日になって初めてわかりました。一応私もセッションを希望したのですが、これまた運よくジャンケンに勝ってクジにも当ってセッションを受けることができた。それが始まりかな。
受けた当初はいろいろ考えることもあって、ブログにもややdisり調に書いた部分もあったけど、気になったので本講座にも申込み。するとその場で一緒に受けていた人から、「本当の自分を失いますよ」なる反対意見も頂いたのですが、そのこと自体に何らかの前兆を感じ9月から11月まで参加。その間、同窓会もあり、東南アジアにも行き、自分のセミナーもし、などいろいろあって晴れてセラピストとしてデビューしたのが先週のこと。もしもあのとき、本講座に申し込んでいなければ、さらに公開講座のことを知らずにいたら、、、間違いなく今はない。そして今、それらのタイミングがなかったことを考えるとぞ~っと背筋が寒くなります。だけどこれもまた最初から決まっていたことなんだな~と改めて実感。
その意味では私は、私たちはすでに「ノアの箱舟」に乗ってるんですよ。宇宙と言う名の大船に乗ってただ揺られているだけ。波が来るのも風が来るのも、それ自体は避けることができず、ただ受け入れるだけ。今月は「アセンション」などと言われ、いまだに「人類滅亡」などを信じてあわててる人もいるようですが、「人類滅亡」すればしたでいいじゃん、とも思いますよ。だって、世界中が一斉になくなるのなら、そこで恐怖や痛みを感じることもないじゃないですか。人類スケールにおいて、オリオン座のベテルギウスが爆発するのは明らかですが、それで何か直接の影響があるわけじゃない。厳密には3ヶ月間は満月の100倍の光がずっと輝いてて、言うなれば夜のない時期を過ごすことになるだろうから、その意味で何かの影響はあるでしょうが、滅びるとかはない。だけど、10光年離れたシリウスが超新星爆発してしまったら(質量が小さいのでしませんが)、この地球は確実に滅びます。そしてそれを防ぐ手立てもない。月や火星に逃げても同じ。でも、そうなったらそうなったで最後まで笑って過ごせばいいじゃんね。
とにかくも私たちは誰一人例外なく大船に乗ってるんです。何が起ころうとも、それは個人個人のミクロなことであっても、すべては決まってるし、逆らえないこと。だったら受け入れるしかない。任せるしかない。その範囲内で自分のできることをすればいいだけ。だとしたら、やっぱり楽しいことをしたい。何かにチャレンジしたい。どうせ結果は決まってるのだから、やるだけやればいい。ただ、ここで「考え方」の違いは出てくるでしょう。「決まってるのだから何もしない」と「決まってるからこそできることをする」と。どっちが人生にとってハッピーかは言うまでもないですよね。私はハッピーな方を選びたい。ただそれだけ。
そんなわけで、今年も残すところ一か月切りましたが、2013年に向けてワクワクがどんどん高まっています。今年最後のセミナーも15日大阪は満員、16日名古屋は残り一席、14日大阪はまだありますが、アセンション前の劇的なセミナーになろうかと思います。盛り上がってきました。とりあえず今は毎日滝に打たれて、またリフレッシュして姿を現したいと思います。ありがとうございました。
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