念願だった昆虫料理バッタ会に参加してきたぞ! 2012.10.13-1

 昨日は二軒目に行ったところで電車で変えるのをあきらめ、4人でタクシーに乗って新宿に向かいました。そのまま宿に行こうとしたところ、他の3人はカラオケで夜を明かすと言うので、私も一時間だけ付き合いました。宿にチェックインしたのは3時前。そのまま寝て起きてからお風呂に入ります。そして10時前にチェックアウトして新宿から京王線に乗ります。今日は待ちに待った昆虫料理のバッタ会です。八幡不動駅で降りると、虫取り網を持った集団が見えます。その中に見覚えのある顔が。そうです、主催者の内山昭一先生でした。
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 こちらが本日のレシピ。
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・バッタ、スズメバチ、セミの幼虫などのから揚げ
・カイコガ佃煮の大根巻き
・ツムギアリとイチゴジャムのカナッペ

 これ以外にもたくさん出てきましたが、「バッタ」は現地調達となります。参加者はざっと15名ほど。雑誌の取材やライターの方も参加されていましたが、多くは常連さんのようでした。駅から出て内山先生による説明。
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 さっそく食材調達です。私も数十年ぶりに網を持ってバッタを追いかけます。食材として捕まえるのはもちろん生まれて初めて。バッタを触ること自体、子どものとき以来ですので、最初は抵抗ありましたがすぐに童心にかえれました。
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 二時間ほどバッタを追いかけましたが、私は十匹ちょい。大きな殿様バッタも4匹ほどゲット。どうよ。
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 こんな感じで参加者が捕まえたバッタを一つに集め、下ごしらえに入ります。私は見てるだけでしたが、調理しやすいように、足と羽をはさみで切っているようでした。
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 こちらは「ツムギアリとイチゴジャムのカナッペ」で、ツムギアリとはようはシロアリのこと。害虫がこんな食材に変身するのです。上のは左からカイコガ成虫の佃煮、イナゴの薫製、カイコガさなぎの薫製でした。どれも美味しかったです。
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 こちらは個人的にすごく楽しみにしていたセミ幼虫の素揚げ。
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 内山先生のブログを見ていると、セミ幼虫がどんどん美味しそうに見えてしまい、めちゃくちゃ食べたかった料理の一つ。さすがに今の時期は現地調達できませんので、内山先生が冷凍保存してたのを持ってきて頂きました。結論。セミの幼虫は立派な食べ物です。ビールが欲しくなる味でした。今後、自分でも捕まえて調理するかと言えば、します。したいです。家族の同意が必要ではありますが(黙ってやるのもあり)。いよいよ本日メインディッシュのバッタを投入します。
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 じゃーん。上のがバッタのから揚げで、下のがセミの幼虫・成虫の素揚げです。
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 バッタは何となく草の味を想像していましたが、そんなことなく、黙って食べたらエビかなんかのようです。まったく違和感ありませんが、これは衣の味と言えなくもない。それに対してセミはそれ自体に味があって美味しいです。私はセミのファンになりました。そして料理が出そろいました。
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 先生持参の食材の中にはサクサンって言う、でっかい蛾のさなぎがありました。こちらは中国では立派な食材の一つで、購入できる分、調達も簡単。今日はニンニクバター炒めで出てきましたが、これはいわゆる「虫の味」でした。正直、セミやバッタは揚げてしまうとエビやナッツのような味で、虫感はまったくないのですが、サクサンは虫でした。だけど、内山先生はじめ常連の方は「サクサンが美味しいようね~」と言いながら次々と手を出されていました。おそらくこの「サクサン」が本当の意味での「虫食い」かどうかのラインのような気がしました。だけど、これは単に慣れの問題でしょう。イカの塩辛だって慣れないうちは難しい。納豆だってそう。東北地方のホヤなんか、初めて食べたときは驚きでしたが、土地の人は最高の美味だと言って積極的に食べられます。その意味で私もサクサンの美味さに目覚めれば、立派な虫食いの一員になれる気がしました。精進させて頂きます。

 本日のメインをアップでお見せしますね。カマキリ君がいらっしゃるのはおわかりでしょうが。セミの幼虫・成虫の中になぜかカミキリムシも。やっぱり取り立ての新鮮な食材ほど美味しかったです。
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 楽しそうな内山先生。ほんとに昆虫料理を愛されてるんだな~と感じました。私も最もお会いしたい人の一人に会うことができ感無量です。
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 内山先生は私のこともいろいろ知って頂いており、すごく親しげに接して頂けました。つい最近、平凡社新書から出された本も贈呈して頂き(iphoneからの投稿なのででリンクは後ほどPCからします)、欲しいと思っていただけにとても嬉しかったです。

 他の参加者さんとは一言二言お話するだけでしたが、かなり気合いの入った常連さんもいらっしゃいました。弁当に白飯だけ持ってきて、虫をおかずにばくばく食べる若い女性。カイコの糞茶で炊いた炊き込みご飯持参の方。カイコの糞は漢方にもなるそうです。高血圧にいいとか。また、虫食い専門の女性ライターさんもいらっしゃいましたが、見てると女性の方が積極的な気がしました。雑誌の取材に来られたいたのは、若い女性二人に男性カメラマン。女性の方は仕事とは言え、「うわ~」とか言いながら、なんだかんだほとんど躊躇いなく挑戦されていたのに対し、男性カメラマンの方はこれまた仕事とは言え、ちょっと引き気味だったような。
 
 未知の料理・食材に対する積極性はやはり女性の方が上手のようですが、これはおそらく本能と言えるのかもしれません。赤ちゃんにご飯を与えるとき、熱いかどうか、痛んでないか、などまずはお母さんが試してみますよね。もちろん伝統的に、家族の食事の用意をするのも女性だったこともあり、いわば女性は家族や人の命を預かっている存在だとも言えます。女性の食材に対するこの寛容性・積極性が人類の生命保全に貢献してきたのではないか、、、などと考えながら、私も未知の食材に箸をのばすでありました。

 今日は天気にも恵まれ、すごく貴重な体験をさせて頂いたと思っています。とりあえず私はセミのファンになりましたので、また機会あれば、今度は「セミ会」に参加したいと思っています。

 この後、再び新宿に戻り、いよいよ22年ぶりの同窓会に突入するのですが、結論から言うと「感動的な同窓会」となりました。人生に対しても深い気づきを与えるような。。。参加して本当によかったです。その話は後ほど本日二つ目の記事としてアップしたいと思います。ありがとうございました。
 
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Commented by BCL霊 at 2012-10-15 00:03 x
小生も機会あったら参加してみたい。
Commented by さてぃ at 2012-10-15 10:38 x
 これで日本も食糧危機のとき安心ですね。昔の飢餓のときとか本当に食べるものがないとき虫は食わんかったんでしょうか?
Commented by katamich at 2012-10-23 18:02
■ BCL霊さん!
ぜひ!
Commented by katamich at 2012-10-23 18:03
■さてぃさん!
ただ、実のところ昆虫は採集や養殖に手間がかかるので、食料としては非効率なんですよね。サバイバルにはいいと思いますが。
Commented by なり at 2017-10-31 18:02 x
念願の昆虫料理!素晴らしい!その行動力!
by katamich | 2012-10-13 23:39 | ■食 | Comments(5)