景気対策と願望実現のクロスオーバー 2012.9.19

 昨日書いた通り、iphone5の予約をしてきました。2年間お世話になったソフトバンクさんとはお別れして、元通りAUに一本化します。だけど、電話番号はソフトバンクからの080番号を受け継ぎ、これまでずっと使ってきた元のAUの090はなくなります。AUの機種変よりもSBからの乗り換えの方がはるかに安かったのが直接の理由ですが、現状を刷新するにもいい機会かと。最近は080の方が多いですし、番号を変更したところで親と数人の友人に知らせればいいだけ。それでも昔の人が私と電話したければ、ホームページ見ればわかるようにしますので。あと、これも近々ですが、アメブロでやってたオフィシャルブログと独自でやってたオフィシャルサイトも一本化しようと思ってます。ワードプレスで。アメブロもビジネスで使っている限りいつ消されるかわかりませんし、オフィシャルサイトも動きがないので、いっそのこと一つにまとめてしまった方がいいわけで。こちらは年内にやりたいですね。そんなわけで、よりシンプルに進めます。

 ところで今日から一週間の滝行に入りました。本当は土曜日からやりたかったのですが、台風とかあって延期。滝場まで歩く予定が、早朝は思いのほか寒いので取りやめ。滝に入った後は身体が冷えたままだと完全に風邪ひきますので、また暖かくなってから歩きをしようと思います。最後に滝に入ったのが、たくちゃんが産まれた9月1日だったのですが、あの日はまだまだ暑かったです。この数日で完全に季節が変わってしまいましたね。滝の水はこれからどんどん冷たくなるのでしょうが、季節的には過ごしやすくなりますね。来週はいよいよ東京です。水曜日の昼に東京に入り、その日はジャズのライブ鑑賞。翌日はセミナー受講と夜は出版関係の方と飲み。翌日もセミナー受講。そして29日は「引き寄せの法則」のセミナーをします。何度も言うように、私が提唱する「引き寄せの法則」はちょっと独特だと思います。もちろん着地点はどれも同じなんでしょうが、アプローチは違います。

 「引き寄せの法則」の本質は、「目の前の現実はすべて自分自身が引き寄せた結果である」の一言に尽きるわけで、ワクワクしてたらその通りの現実が引き寄せられ、その逆もまたしかりってことだけです。だから最終的にはどれも「ワクワクしましょう~」ってことになるんですが、しろと言われても感情は思い通りになりませんからねえ。そこが問題。何らかの都合でそもそもネガティブな人に対して「ワクワクしましょう」と言ったところで、「はい、ワクワクします」とならないどころか、否定されてる気にもなって余計にネガティブモードに入ってしまいますから。デフレスパイラルならぬネガティブスパイラルです。

 デフレスパイラルと言えば、今、総裁選だとか解散総選挙だとか、政局が動いてます。争点の一つに「消費税」があると思いますが、こないだも書いたように、財務省的には利権上、消費税を上げたくて仕方ないそうで、マスコミもそれに追従しています。一方で三橋貴明さんのようなネット系の人はそれに真っ向反対。三橋さんてかつては2ちゃんねるにコテハンで書き込みしてた、つまり元2ちゃんねら~だったそうですね。かなり親近感。それはともかく、日本が「不況」に突入してから20年が経過しますが、今さらですがこの「不況」は単なる景気循環ではなく、明らかに失政によるもの。先日、三橋氏が出てる昔の番組の動画を見ました。TPPについて竹中平蔵氏とバトルしてるのですが、見てて笑ってしまった。三橋氏はTPPを絶対にダメと言ってるのではなく、今のデフレ期に参加するとデフレがますます加速して不況から出られないと言ってるのに対し、推進派の竹中氏は「時期云々ではなく、国民は『自由』の権利を守らねばらない」って主張するのみ。つまり、国民は高い関税によって安い商品を買う「自由」が奪われている、ゆえにTPPを進めるべしって論調。こればかりはアホかと思いました。それって単なるイデオロギーやないかい。イデオロギーで政策進めて失敗したのは、竹中とかが大嫌いなはずの共産主義がきちんと証明してる。そもそも「自由」って言葉自体が漠然としてて、もし「自由」を極限まで進めると「政府」はいらないことになりますから。もちろん国民の「自由」は享受されるべきでしょうが、それは「公共性」に反してはならない。だって「国」なんだから。「自由」を進め過ぎて、失業者があふれかえるのは明らかに公共性に反しています。で、この20年間の大部分は竹中のような「自由主義イデオロギー」にてガタガタにされてたわけでしょ。特に橋本と小泉。それに反対してた小渕は途中で死亡。同じく反対してた安倍は病気で降板、麻生はアホ総理扱いされ、さらにその懐刀だった中川昭一も死亡。そして自由主義イデオロギーを至上とするのはアメリカ。カラクリが分かりやす過ぎますよね。

 このブログの読者さんの中にはこの手の話が苦手な人もいると思うので、単純にまとめます。あとからスピ系の話につながるので、飛ばさずに読んでくださいね。まず、今の日本はデフレです。デフレとはGDP(国内の所得の合計)が下がること、つまり企業や家庭の所得が減り、物価も下がる状態。通常なら物価が下がると消費が上がって景気が回復する。これが通常の景気循環ですが、現実はそうじゃない。本来は「消費」に回すところを、国民全体が「貯蓄」に当ててしまう、つまりモノを買わないものだから需要に対して供給が上回り価格の下落が加速。これがデフレスパイラル。現在の国内の貯蓄額は1,400兆円と実にGDPの3倍近く。さらに日本は国外に対して債権国(お金を貸している国)だから、本当はもっと景気よくていいはずなんです。だけど現実はそうじゃない。理由は先ほど言ったように、国民が「消費」をしない、つまりモノを買わないから。モノを買わないと、ますますモノの値段は下がります。そうなると売ってる側の所得も減って、その人たちはマインド以前にモノが買えなくなる。モノを買わない人が増えると、同時に買えない人も増える。そうやってどんどんデフレが加速して、蟻地獄に落ち込んでいるのが今の日本経済です。

景気対策と願望実現のクロスオーバー 2012.9.19_b0002156_1247324.jpg ここで重要なのはモノを買わせること。今、我が町では「地域振興券」なるものが販売されてて、それは5万円で5万5千円分の商品券が買える。その差額5,000円は町が負担。ただし、町の指定のお店でしか使えないし、期限は年内。それを買った人は少なくとも年内は町内で必ず5万円の買い物をしますので、それだけ町全体の所得が上がります。町が5,000円を負担したしても、町民の所得が上がれば巡り巡って税収でペイできるかもしれない。それもモノを買わせる政策の一つですが、もっと効果的なのが「国や自治体が民間からモノを買うこと」です。これを「公共投資」と呼びます。例えば道路工事。そのための予算を計上して、ある民間建設会社が10億円で受注したとします。するとその10億の中から材料を買うのですが、それは材料屋さんの所得になる。材料屋さんは加工屋さんに発注し、その加工屋さんは資源屋さんに発注。つまり政府が出した10億が末端にまでどんどん枝分かれして、それらを合計すると10億がその何倍にもなって返ってきます。この仕組みを理論化したのが、J.M.ケインズでその理論を最初に導入したのが1929年発の世界不況を救ったニューディール政策。日本では高橋是清。

 これを財政的には「積極財政」と呼ぶのですが、そうじゃないやり方もあります。それが「緊縮財政」と言われ、自由主義イデオロギーの採用者はこちらを進めます。つまり、あまり政府が積極的にモノを買うんじゃなくて、金利を下げる程度にして、あとは民間に任せておけばいいって理屈。どちらが正しいかと言うと、どちらも正しい。そしてどちらも問題がある。だけど、三橋氏が言ってるのは「状況による」ってことで、一方の竹中氏は状況によるんじゃなくて、国民の「自由」をまず尊重すべきって主張する。ちなみに「状況によらず常に政府が経済をコントロールすべき」って主張するのが共産主義。「自由主義」も「共産主義」も単なるイデオロギーであって、現状とか状況とかはさて置くもの。このイデオロギー戦争については「共産主義」が敗北し、さらに1990年年代は「自由主義」を進める経済学者が次々とノーベル賞を取ったりして(マンデル、フレミングなど)、あたかも「自由主義」が絶対に正しいような風潮が作られてしまった。ただ、アメリカは完全な弱肉強食であり、世界では絶対の強者なので「自由主義」が受け入れられやすい。では、日本やその他の国々はどうか。アメリカから見ればどれも弱者であって、その状況や文化によってやり方はいろいろあるはずなんだけど、悲しいかな、竹中はアメリカ型の自由主義経済理論に洗脳されてしまい、小泉のときにそれをやってしまった。結果は失敗。にもかかわらず、橋下徹率いる「維新の会」はこともあろうが竹中をブレインとしてしまった。もしかしたら、これでマスコミは橋下押せ押せムードになるかも。だって日本のマスコミはアメリカの犬ですから。

 以上が今日の背景なんですが、三橋氏など政治経済系ブロガーは少なくともアメリカや朝鮮半島の犬ではなく、ある程度自由に書けるため、わりとまともなことが言えるわけです。もちろん三橋氏が絶対に正しいとは断言できませんが、少なくとも「状況による」と言われるのは、自由が正しい、計画が正しいと最初から決めつけられるよりは受け入れられやすいです。三橋氏の話をそのまま受け継げば、デフレを脱却して、インフレが進みそうになったら、今度こそ消費税増税や緊縮財政をうったえるところでしょう。そうである限りは、特別に擁護するわけじゃないですが、三橋氏は単なるアンチでもなければネトウヨでもないわけです。ようは、マスコミに流されず、かといって特定のネット情報だけを盲信するのでもなく、自分のアタマで考えようってこと。

 もう一度まとめますが、デフレ期にはどうすればいいか。一つが政府が積極的にモノを買うこと(ケインズ主義)。もう一つが民間に任せて放っておくこと(新古典主義・自由主義)。これと同じようなことが、「ネガティブ期にはどうすればいいか」ってことにも当てはまります。ネガティブに陥ってる人に対して「ワクワクしましょう~」って言うだけなのはどちらか。言うまでもなく「自由主義」ですよね。人間なんて浮き沈みあるもんだから、とりあえず「ワクワク」だけ言っておけばそのうちポジティブになるでしょうってこと。これは一部には正しい。実際、ネガティブ状況な人でも「バシャール」とか「ザ・シークレット」を読むだけで立ち直る人もいますから。だけどこれは通常の景気循環と同じで、単なる気分循環に過ぎないケース。私などはこっちですね。こんな人には「あるがまま」って言っておけばいい。

 だけど、世の中には、今の日本経済がそうであるように、ネガティブスパイラルに陥ってる人にはどうすればいいか。願望はあるけど叶えられない。いつもなんとなく気分が悪い。ため息が多く、朝起きるのも憂鬱。そんな人に「あるがまま」って言うだけじゃダメでしょ。「あるがままイデオロギー」に洗脳されてはダメ。そこはちょっと頑張らんといかんのです。思い切って旅行に出る、セミナー等に参加する、エステに行く、パーっと酒を飲む、断食をする、などいつもと違うことする必要がある。それこそお金を使うことも含めて「積極財政」に出ることも重要。それである程度持ち直したら、ちょっと財布を引き締めて日々を淡々と過ごす。

 私などは27歳のときはニート生活で完全にネガティブスパイラル。このまま餓死してもしばらく気付かれんとか考えながら。だけど、あるきっかけ(教師びんびん物語)でちょっとスイッチが入り、頑張ってみた。そっからいろいろ動き出したので、この「ちょっと頑張る」はネガティブスパイラルを脱するのにやっぱ必要でしょ。会社員時代も慢性的なネガティブスパイラルでしたが、会社を辞めるなる「ちょっと(かなり)頑張る」ことで人生を持ち直しました。そのきっかけはいろいろあるんだろうけど、とあるセミナーで「目標設定」を教えてもらったことも大きかったです。

 そんな感じで、今の私は通常の「気分循環」に戻って、ま、いいときもあればそうでないときもあるって感じかな。極端にネガティブに陥ることもここ数年はないかな。だけどその一方で積極的な「投資」が必要なこともある。韓国がサムスンやLGに対して優遇策に出たように、明治維新以降の日本が財閥を育てたように、自分の中の「ウリ」になる部分を積極的に育てることが必要なときもある。その一つとしてこれから3か月ほど50万の投資で「ビリーフ・チェンジ」の養成講座を受講するわけです。まさにイノベーション。私などは国で言えば、アメリカや日本のような先進国ではなく、これから伸びしろはあるけどまだまだ国内投資が必要な東欧とか南米諸国くらいな気分です。「景気循環(気分循環)」とは関係なく投資を進めて、一流先進国(一流起業家)の仲間入りを目指してる状況でしょうか。

 「あるがまま(→自由主義)」とか、逆に「私の言う通りにすれば大丈夫(→共産主義)」などの極端なイデオロギーを盲信するのではなく、文字通り「状況による」をベースとして、そのときどきの景気対策(気分対策→実現対策)を採用するのが得策かと思う次第。そして、29日の「引き寄せの法則」のセミナーでは、皆さんの「景気対策」のお手伝いをさせて頂こうと思っています。国も人間も本質は同じこと。イデオロギーに縛られずに、そのときどきにふさわしい景気対策をする。だけど、単なる放漫財政になるのは避けねばならない。そこで重要となるのが「目標」です。デフレ脱却するためにインフレターゲットを定めるように、自分が将来どうなりたいか、どんな願望を実現したいかを明確にする必要はある。そこの「引き寄せの法則」を効果的に発動させるための「秘訣」があるのです。そんなわけで、今日はなかなか面白い記事が書けた気がします。景気対策と願望実現のクロスオーバー。29日東京も面白くなりそうです。ありがとうございました。

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by katamich | 2012-09-19 23:39 | ■願望実現 | Comments(0)