大らかな時代ではあったけどね・・・ 2012.8.16
2012年 08月 16日
ところで今日もフェイスブックの同級生グループを見ていたら、女子も昔の寮生活のことを語り始めたのです。読んでて大笑いしてしまいました。いや~、女の世界は怖いですね~。確かに男子寮にも怖い先輩とかいて、それはそれで緊張感ある場ではあったのですが、女子のそれは男子の比じゃないですね。男はまあせいぜいパシリにしたり腹を殴ったりの程度だけど、女子は精神にダメージをくらわすようで。もちろん断片的にしか知らないのですが、悪口とか怖い手紙とかは当たり前で、先輩がお風呂で髪を洗っていたら、「かわります!」と言ってかけてあげなきゃならないとか、、、おいおい、古代ローマの奴隷制度かよ!ってつっこんでしまいました。あと、支給されるお菓子を先輩に差し出さなきゃならないとか、それってジャイアンじゃないですか。今ならモンスターならずとも、即クレームで大問題。大らかな時代と言えばそうかもね。
以前の会社は役所相手の仕事だったのだけど、民間企業の営業マンはついでに菓子折りや一升瓶を置いていくことよくあったようです。明らかな袖の下は問題ですが、その程度ならば普通に受けて、それで心証を良くして仕事をもらうこともよくあったとか。だけど今それをしちゃうと、まあ、即刻指名停止でしょうね。職員も目の前では絶対に受け取らないでしょうし。大らかな時代です。テレビ番組とかもそうかな。最近はあまりバラエティとかも見ないのですが、ここ数年、テレビ画面から消えたものがありますよね。それは、、、おっぱい。昔は「志村のバカ殿」みたいな子どもも見る人気番組でも普通に出てました。バカ殿のスゴロクで、あるコマに入ると半裸の女性と入浴できるとか。バカバカしいですが、今じゃまず見られません。深夜番組でもないんじゃないかな。理由としてはいろいろあるんでしょうが、視聴者がうるさくなったのもあるでしょう。昔は局にクレームの電話が入っても、「なら、見るな、バーロー!」で切ってそれでお終い。だけど今それをやったら、録音されてユーチューブで拡散される恐れもある。
最近はテレビが面白くないとよく言われますが、面白くなくしてるのは視聴者ですもんね。今日、ある「まとめサイト」を見ていると、「松本人志のイジメが酷い!」ってスレッドがあったのです。何のことかと見てみると、大昔に「放送室」って番組でしゃべったことを、今頃、拾って拡散してるのです。その放送はCDで聞いて私も知ってました。ある貧乏な同級生がいて、どうたらって話。詳細は知りませんが、聞く限りではイジメと言えるのかなあ、と。あと、いつだったか「すべらない話」のほっしゃんの話で、同級生のメガネをカレーの中に入れてサングラスみたいになったってネタがありました。その同級生は吹奏楽部でトランペットをやってて、そのサングラスのようなメガネを見て先生が、「おい!形から入るな!」と注意したってオチ。まあ、半分ネタだろうと思って笑って聞いてたのですが、それがまたネット上で批判の嵐。炎上、拡散。ほっしゃんはイジメをしてたって話で。確かにまあ、あまり愉快な話ではないのでしょうが、それだけでほっしゃんをつるしあげる風潮もどうかな、と思いました。ほっしゃんももちろん知ってるでしょうが、きっと裏では「あんなんされたら、なんも言われへんやん!」と言ってたでしょう。ツイッターでは大人しくされてましたが、もし反論しようものなら、また「責任ない正義」の鉄槌をくらわされ、謝罪会見なんて事態になっていたかも。テレビが面白くなくなって仕方ないですが、でも、もしかしたら「面白い」には、一部の犠牲が伴うものなのかな、、、と思うと、それもまた複雑ですよね。
先ほどの女子寮の話。先輩にお菓子を差し出すとか、髪を流してあげるとか、、、今聞くと「コント」のようで笑えるのですが、当時の女子たちにしてみれば必死だったんでしょうね。ちょっと間違って先輩方からの心証が悪くなったら、それだけで部屋に居づらくなるんでしょうね。そう言えば前に私の一つ下の後輩って女性がセミナーに参加されたことあります。私のことを先輩と知らずにブログを読んでて、途中でわかったそうですが、その女性は中学の頃に寮が嫌で辞めたと言ってました。私はその方のことは当時は知らなかったのですが、もちろん共通の知り合いはいました。先生とかも。聞くところ、ちょっと目を付けられやすい性格だったようで、それはそれで苦労したんだな~と思いました。でも今になってみれば、すべてはいい思い出。もちろんそうじゃない人もいるでしょうが、ま、私もいろいろありましたが、すべては良きことのためにって思っています。
でもまあ、私が寮生活してたのは今から25年ほど前ですが、時代は確かに変わりましたね。当時はモンスターペアレントなんて言葉もなかったし、寮の先輩からいじめられて辞めた生徒が問題になることもなかった。今なら「なんでうちの子が辞めなきゃならないんだ!その先輩は誰だ!親を出せ!訴えるぞ!寮も学校も訴えるぞ!」となってるでしょう。そしてそれは正当な手段でもあります。体中にアザができるような暴力も当時はあるにはありました。今ならば、病院に行くような程度でなくとも、「精神的苦痛」ってだけで本人と親を相手取って訴えることもできます。そして親と寮から示談金で300万円くらいはいけるのか。当時はそれに相応するようなことはたくさんあったのだけど、身の周りでは訴えたなんて話は聞いてません。私の小学校からの同級生で、中学の寮でとんでもない先輩と同室になったことから、ほとんどノイローゼのようになって辞めた奴がいました。私もその先輩は直接の関わりはなかったものの、話をよく聞いてたので大嫌いでした。訴えてしかるべき。だけど、そんなこともなかった。今思うとちょっと不思議な気もするんですけどね。。。
いずれにせよ、時代は変わったんでしょう。大らかさがなくなったと言ってしまえばそうですが、だけど、いじめや暴力を許していいわけではありません。もちろん過剰反応と思うことも無きにしも非ずですが、そうやってちょっとずつ「住みやすい世の中」にはなって来てるのかな~と思いながら、新たな問題もまた出て来てはいます。だけど私は、世の中ってそんなに悲観することもないかな、とも思っています。
例えば世界情勢で言えば、今、一番問題視されてるのは「環境問題」でしょうか。開発が進んだ結果、温暖化など地球環境が破壊されている。そう言われるんですけど、地球にとってみれば小さなことなんですよね。行き過ぎた開発に地球が怒って津波や地震が起こったんだ、、、なんていうオカルト市民もいますけど、そんなはずもないですから。確かに空気は300年前の方がいいでしょう。だけど衛生状況は今の方がいい。例えばヨーロッパ。300年前は街中に糞尿が垂れ流され、劣悪な環境だったようです。パスタなんかもフォークを使わず手づかみが当たり前で、衛生観念ってものも希薄。だからペストで人口の半分くらいがなくなるなんてこともあった。災害で亡くなることも多かった。だけど今はどうでしょう。今後、まだ見ぬ恐ろしい疫病が流行る可能性もないわけじゃないでしょうが、少なくともペストで一気に死ぬようなこともない。何かあってもそれを防ぐ科学的叡智がある。(画像は「漂流教室」からペストの少年)
戦争だってそう。ついこないだまで戦争ばかりしてきたヨーロッパですが、今では一部の民族・宗教紛争はあるものの、曲がりなりにもEUって形で一つになろうとしています。つい数10年前までめちゃくちゃ険悪だったドイツとフランスなんかも、今の人たちは、その国が戦争してたなんて想像でできないんじゃないかと思います。それだけ社会が成熟したってことなんでしょう。
今一番もめてるのは、東アジアの領土問題。私が日本人だからってわけじゃないですが、韓国って国ができたのは高々まだ70年もなってません。ネット上では「民度が低い」なんて言われ方しますが、上から目線でもうしわけないですが、やっぱりもう少し成熟する必要はあると思います。一国の大統領が他国の象徴とも言える存在に対し、「土下座しろ」なんて言うのはやっぱどうかしてる。エリザベス女王やローマ方法を揶揄するようなもの。また、領土問題にあろうが、国の代表がそこに上陸してしまう意味をわかっていない。それによって今、世界は韓国に対して呆れ顔になっている。だけど、それもまた「時代」が解決してくれるんじゃないかと思っています。いろんな意味で、なんだかんだと良い世の中に進んでいるんだと信じて、自分は自分として楽しく生きていきたいのであります。
ところで大阪・名古屋セミナーは週末ですが、資料を印刷して準備完了と思ったら、お申込みが増えて再度印刷。大阪と名古屋あわせて70部ほど持っていきます。嬉しい話です。これも「輪葉葉」の効果かな、、、と思うことにしておきましょう。大阪・名古屋でお会いできる皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。楽しみにしています!ありがとうございました。
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