Q州ツアー2012の2（勤行、秋元神社、阿蘇、ペンション、そして・・・ワイン） 2012.6.10

　6時起床。宿坊はどちらかと言うと自然の中にあり、夜はちょっと寒かったので毛布で寝ました。6時から勤行。お参りをしてご住職のお話を頂きます。

　7時過ぎにチェックアウトしてレンタカーで一気に高速に乗ります。いい天気。いつものことながら、Q州ツアー2日目では一度も雨が降ったことありません。相変わらずの晴れ男ぶりです。途中のパーキングで朝食をとり、そのまま熊本ICを降り、宮崎は高千穂にある「秋元神社」に向かいます。途中のコンビニでそれぞれ弁当を買い。Q州ツアーはメインがいくつもあるのですが、ここも間違いなくその一つ。私にとっては3回目の訪問となりますが、相変わらず凄いパワーです。個人的には国内最強と思っています。もちろん幣立神宮も天岩戸神社も、そして伊勢神宮も行きましたが、「秋元神社」だけは別格のような気がします。

　神社に到着したのは12時を少し回った頃。2時までめいめいでゆっくりします。それぞれ勝手に弁当を食べ、自由に過ごします。私もちょっと寝不足だったので弁当を食べてからすぐに横になります。自分では気付かなかったのですが、しばらくいびきをかいていたとか。一時間ほどそうして、神社や周辺をゆっくり散歩します。メンバーを見ると、もう自由も自由。寝てるのもいれば、ウォークマン聴いてるのもいる。瞑想してるのも。ああ、人間って基本的に自由だ、、、そう思ったとき、突然、天啓が降りてきました。

　まず、この「秋元神社」がなぜにこんなに素晴らしいのか。全国でも珍しい「鬼門」を向いた神社であるなど、いろいろいわくはありますし、サイキックな能力のある人からすれば、とにかくビリビリ感じるのだそうです。初めてQ州ツアーで訪れたとき、それこそその辺がわかるメンバーが数名いて、そのパワーに圧倒されていました。二回目も同様、特に神木の周辺のエネルギーはハンパないと、みんなでエネルギーチャージしていました。私もその辺の「気」はよく感じられます。しかし今回は、、、私自身も三回目で、メンバーの雰囲気も全然違うこともあり、今までとは異なる印象を受けました。

「今この瞬間、すべてから解放されてる・・・自由だ・・・」

　そう感じたのです。日常で過ごしていると、いろんな悩みや不安を抱えることも多い。だけど、ここにいる1～2時間はその辺のことがすっかり解放されてしまう。私自身も実際にはいろんな問題や悩みを抱えて生きています。一人でいるときなどは、完全にウツ状態。たとえて言うなら、心に「雨雲」が押し寄せてくるような感じでどんよりするんです。それもそのはず、私など常に将来が未定ですからね。もちろん会社勤めであっても今の時代、一生安泰なことはないですが、少なくともサラリーマンであるだけで、国からその身分はある程度保障されています。社会保険も半分は会社が払ってくれるし、失業しても雇用保険がある。だけど、私などはその辺、完全にないですから。ましてや子どもも小さいし、これからどんどん支出は増えるばかり。正直なところ、このブログの読者さんの大半は、今の私と同じ状況になると、その重圧に耐えられないと思います。会社でいろいろストレスがたまっても、少なくとも辞めるよりマシだから勤めているわけで。

　それはともかく、私など誰かといるとそれなりに明るくはありますが、一人になると途端に「雨雲」がやってくるのですよ。だからこそ、滝行したり瞑想したり、さらにはメンタルの研究したりなど、いろいろやってるんです。今では仕事としてメンタルやってますが、そもそもは自分の心の問題ですよ。極秘ブログなどでは告白していますけど、人知れずトラウマ抱えてることもあったりして。以前、こんなエントリーを上げたとき、「石田さんは元いじめっ子でしょうか？だとしたら因果応報は確かにあるのだと石田さんの画像を見て思いました（笑）」みたいな心ないコメントも付いて、密かに傷付いてたりしてね。オレなんか誰よりも「いじめられっ子」の気持ちがわかるからこそ、ちゃんと考えて文字にするわけですよ。

　あかん、、、ちょっと弱音吐き過ぎ。てな感じで、弱音吐いてたらしばしば下らないメールもらったりもするんです。よくよく考えてみるとですね、コーチングだとかカウンセリングだとかメンタル系のこと突っ込む人って、「強い」からするんじゃなくて、人一倍「弱い」からするんですよ。どうすれば弱い自分を救うことができるのか。ダメな自分を救うことができるのか。そのことばかり考えて、それを克服したいからこそ、「心の問題」に詳しくなれる。アトピーやアレルギーに苦しんでいたからこそ、「身体の問題」に詳しくなれる。名前出して悪いけど、沖縄のひーこーさんなんてまさにそうじゃないですか。そして、このブログ読んでいる方はお分かりと思いますが、ここは基本的にオリジナルの文章が多いでしょ。確かに本読んだりセミナーで勉強したりもします。だけど、それはあくまで参考程度であって、文章にするときはすべて自分の体験や気づきを文字にしています。それは私自身が誰よりも「心の問題」に真摯に向き合っているからこそで、単なる評論では決してない。だからこそ、それなりにもたくさんの読者さんがいらっしゃるのだと思っています。

　「秋元神社」の話に戻りますが、私がなぜにこの神社が好きなのか。似たような場所に「久高島」などもありますが、滝行や瞑想も同様、私は実のところ「パワー」には興味がありません。魅かれるのはすべて「引き算」の場所。パワースポットと言うと、とかくエネルギーだの波動だのって、「足し算」の発想するじゃないですか。どこそこに行けばエネルギーを貰えるとか、この場所はビビビビ～なんてのもそう。それはそれで否定はしませんが、ほんとのこと言うと、その辺、あんまり興味ないんです。お気づきかもしれませんが、私がおススメする場所って基本的に「人がいないとこ」です。秋元神社、久高島なんかはその典型で、海外ではラダックとかアイルランドとか、どちらかと言うとあまり人がいない（少ない）場所。なぜハワイじゃないのか、バリ島じゃないのか、そう聞かれることもありますが、なぜかはおそらくそこが「足し算」の場所だから。ハワイは行ったことないですが、バリ島にしてもそれだけ多くの観光客が行くのは、そこに「何かがある」からでしょう、たぶん。
　
　バリ島は二回行って、それも新婚旅行で行くくらい好きな場所。ハワイも行けば絶対ハマると思いますし、正直、行きたくてたまらない。だけど、私が主催するとこって、なぜか「人がいないとこ」が中心になります。「何かがある」よりも「何もない」。もちろん「何もない」こと自体が「何かがある」とも言えるのですが、滝行だって水が流れてるだけだし、秋元神社も決して広くない境内、久高島も徒歩2～3時間で周れるとこ。もし、私のブログ読んでその辺のとこ行ったとしても、「何もありませんでした」などとクレーム付けないでくださいね。最初からそんなのわかってるのだから。

　だけど、何もないからこそ、「自分」と向き合える場所。今回、秋元神社に2時間たたずんでいたのですが、「悩み」を思い出そうとしてもどうしてもダメでした。日ごろあれほど悩んでいるのに、この神社にいるとそれが思い出せないのです。それもそのはず。「悩み」なんてのはそもそも「幻想」ですから。赤ちゃんが悩みますか。常に「今ここ」にいる。「今ここ」だけが唯一にしてリアルな世界であり、あらゆる「幻想」から解放された世界。赤ちゃんの世界もそう。この、何もない秋元神社。ここがなぜに「パワースポット」と呼ばれるのか、改めてわかった気がします。「自分」と向き合うとは、文字通り「自分」と向き合うこと。あらゆる「幻想」から解放された、最も純粋な「自分」と向き合うこと。

　前回、前々回とどちらか言うと、秋元神社の「エネルギー」にフォーカスしてる傾向がありましたが、今回は誰一人として「ビビビビ～」とか言わないのです。ただある。ただあることと一体となる。メンバーの皆さんのそんな姿を見て、私は一人感動していました。自由でいいんです。どこまでも自由でいいんです。そんな「ただある」だけの自由な世界。その感覚を知るだけで行った甲斐はあるし、そんな感覚を覚えているだけでいつでも「自分」に戻れそうな気がします。

　そんな感じで、2時間、好き勝手にたたずんで時間は14時過ぎ。せっかくなのでお決まりの「天岩戸神社」に行き、お決まりのアイスクリームを食べ、それから阿蘇を回って18時にはペンション近くの温泉で汗を流しつつ、いよいよペンションに到着。いつものように豪華なフルコース。ワインも開けます。そして気が付けば、、、次々とボトルが開き、一同、完全な酔っ払いと化してしまいます。もっとも、その辺は「大人」なので絡んだり騒いだりはなく、ただただ、あるがまま、飲むがまま。静かに時が流れるだけで、だけどワインはすでに10本目。ここは割り勘ですよ！

　てなとこで、あとはちょっと写真をお楽しみください。









　時計を見ると、、、もうすぐ3時。ありがとうございました。

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