「引き寄せの法則」をちゃんと説明します 2012.6.6

6月6日。確か6年前、、、2006年6月6日で3つの6。36(みろく)、、、弥勒菩薩で「おんまいたれいやそわか」で完璧、、、とか言って騒いだ覚えあります。あれから6年かあ。そう考えると早いなあ。当時はバリバリにスピテク実践してて、聖徳太子の一万円札が財布に入ってたりしてましたもんね。高度経済成長の波動でお金がどんどん引き寄せられていました、はい。その翌年に「ザ・シークレット」が大流行。私もいろいろ成長したもんと思います。そう言えば今日、久々にメルマガを配信しました。「ビリーフチェンジの極意」って話で、ブログには書いてないこと。その極意とは「○○○○」で、この意味をしっかり理解して実践すれば、あらゆる悩みから解放されます。今すぐできること。


今日はいろいろ書くことあるんですが、なんとなく一つにまとまりそうな気がします。まず、今日の出来事としては大きく二つ。朝は「金星が太陽を横切った現象」があり、夜は「AKB48の総選挙」がありました。実のこの二つの現象、、、6月6日の新たな幕開けを象徴するエポックだと考えています。まず金星の話から。私は宇宙とか星とか大好きで、もちろん星空を眺めるのも好き、宇宙の本を読むのも好き。だけど、今日の金星ほどバカバカしい話はありません。見た人ごめんなさい、ちょっとdisります。日食とか彗星ならまだしも、あんな「点」みたいな星を見て楽しいですか。そもそもレンズで見ても見えんし、見えたところで感動せんでしょ。なぜに今回の金星が騒ぎになったかは単純。次回が105年後だから。つまり「希少性」があるから。人は「ない」と言われるものには、条件反射的に欲しくなるもの。100台限定セールが10万台ほど出るのも日常。テレフォンショッピングもその手を利用しています。


もし、今回のような金星の現象が毎月とか毎年あったらどうでしょう。誰も見ませんよね。満月を毎月楽しく見る人がいても、あんな「点」をわざわざ見ようとはしないでしょ。だけど今見とかないと一生見られない。価値はそこだけ。金星が太陽を横切るのは、私たちの都合であって、金星も太陽もただアルだけ。そしてたまたま重なっただけ。つまり「希少性」というフィルターによって、人間が勝手に「価値」を付けてるだけなんです。


それから総選挙の話もそう。前田敦子にしても大島優子にしても、別にすごい特技があるわけでもなく、容姿だってそれなり、歌もそれなり、踊りもそれなり。卓球の愛ちゃんなら卓球が上手、芦田愛菜なら演技がとびきり上手などの特異性はあるけど、AKBは目立った要素はまったくなし。つまり秋元康、電通その他大人たちが任意に作った「価値」の集合体でしかない。AKBはヒットしたけど、秋元だってなんでもかんでもヒットさせたわけじゃなし。中西某をAVに送ってフェードアウトさせようとしたとき、ものの弾みでヒットしただけのこと。急いで資金を投入して急いで作り上げた時代の虚像(アイドル)に過ぎません。


ちょっと前までは「ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン」で涙流したかと思うと、今度はみんなで総選挙応援しようぜ、です。何が優子の笑顔かいって。お前らがボーナスはたいてCD買って、投票権のシリアル打ち込んでいるとき、優子もまゆゆも彼氏か業界関係者といちゃついてるっちゅうねん。で、買ったCDはブックオフでは嫌がられ、やむなく廃棄ですよ。不法投棄も含め。そのシステムを作ったのも電通たちでしょ。女の子らがスピーチで泣くのも笑うのすべて演技。虚像ですよ。だけど、それ、みんなわかってないかと言うと、決してそうでもない。私がこうやって本音を言っても、そりゃそうだけど、、、だけど盛り上がったからいいじゃん、で片付けられる。

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いや、いいんですよ、ほんとに。金星見るのも、総選挙を応援するのも自由ですから。私がここで何かを言いたいのか。つまり、世の中は「幻想」だってこと。それ自体は意味も価値もなく無色透明なものに、誰かが何かが勝手に着色して、私たちはその着色されたフィルターを通して、世の中を「事実」のように見てしまう。私たちは「幻想」をレンズを買って見て、そして「幻想」に100万円使うやつもいる(CD1000枚分)。2500年前にお釈迦様が「色即是空」と言ったけど、大乗仏教ではそれを反転させて「空即是色」と言う。本来はすべて「幻想」なんだけど、だけどその「幻想」に私たちが生きているのも事実なんだよ。正直なところ、金星はいいとしても、総選挙の投票券に100万円使う人がいるのは、「幻想の肥大化」が象徴された現象だと感じるのです。


金星と総選挙。この大きな「幻想」が二つ重なった2012年6月6日。オーメンが嘲笑ってるようなこの日。私は改めてこの世の中が「幻想」であることを強く感じたのです。逆に言えば、「幻想」から解放された瞬間もあり、その瞬間こそが「今ここ」であり最もリアルな現実。つまり「悟り」の世界なのです。


「引き寄せの法則」の話になりますが、「通り魔に殺されるのも津波で死ぬのも自分が引き寄せたのか」という質問に対する答えもここにあります。何言ってるのかわからんと思いますが、ま、読んでください。結論から言うと、私たちはまず「何一つ引き寄せた事実はない」という事実に立脚する必要がある。おいおい、待ってくれよ、こないだ「あなたの現実はすべてあなたが引き寄せた結果なのです」って言ったばかりじゃないか。「すべてが引き寄せ」と言いながら、「何一つ引き寄せていない」って、言ってることデタラメやろ。確かにそう思うのも当然のこと。でもまあ、読んでください。ほんとはもったいぶりたいけど書きます。


まず、私たちは何一つ引き寄せていません。すべてが決定されたことで、最初から「ある」のです。津波は。地球が活動している限り当たり前。人が死ぬのは。産まれるのは。どちらも「ある」だけ。お金も健康も恋人もビリーフも、、、何もかも最初から「ある」だけ。引き寄せなんてないのです。要するに、すべては「起こること」が起こっているだけ。何の意味も価値もない。「起こること」はすべて無色透明。


だけど私たちはその「起こること」に意味を求め価値を付与します。津波は。確かに大変だ。ダメージは大きい。だけど、昨年の3.11の前年、インドのラダックで大洪水があり道路が寸断され200名の死者が出たことを知る日本人は少ない。津波と洪水と何が違うのか。規模が違う。規模って何か。死者の数。では、何人からが規模が大きくて何人まで少ないのか。それをもし決めたとしても、その基準は。どこまで行っても相対的ですよね。私はラダックに行くのでラダックの洪水は他人事じゃなかった。だけど、日本人の多くはラダックなる地名さえも、もちろん洪水があったことさえも知らずにいる人がほとんど。その人たちにとって「ラダックの洪水」はないも同様。だけど、私自身はラダックに行くし関心があるので、まるで「引き寄せた」かのようにラダックの洪水を見てしまっている。同じ日本に住みながら、「ラダックの洪水」に対する意味づけはこうも違うのです。


東北地方の地震や津波も同様。被災者の人たちは大きなダメージがあり、リアルな現実があります。だけど、同じ日本であっても九州に住む私とは「意味」が違うでしょう。私には直接の被害はない。にも関わらず、アメリカ人の友人はFUKUSHIMAとFUKUOKAの違いがわからない。頭で分かってても、FUKUが付くだけで同じに感じてしまうもの。昨年、私がラダックにいるちょうどそのとき、同じインドのチベット文化圏であるシッキムで大地震がありましたが、ラダックとシッキムではすごく距離が離れているにもかかわらず、日本から見ると同じと思うのと同様。


つまり、すべてはすでに「起こること(起こったこと)」なのですが、それに「意味」や「価値」をつけて、勝手に「引き寄せ」と感じているだけなのです。例えば今日の金星もそうです。その前日にでも、占い師かに「あなたには金星人がウォークインしてるようです」とか言われたばかりとして、その翌日に「金星通過」のニュースに接したら「引き寄せた~」とか「シンクロだ~」とか騒ぐじゃないですか。だけど、金星人ウォークインとか言われずにいたら、金星通過のニュースを見ても「へ~」で終わるか、見えさえしないとこでしょう。


ここに「引き寄せの法則」の本質があります。「引き寄せ」とは「ない」ところに「何か」を引き寄せるのではなく、「ある」ものを自分の興味関心のフィルターに基づいて「選択」するだけなのです。640光年向こうにベテルギウスなる巨大恒星があり、現時点ですでに超新星爆発をしているそうです。ですが、光が届くのに640年かかるので、地球にはまた届いておらず、近い将来とは言われながら時期は特定できていません。だけどもし、アセンションなどに関心を持っている人が、ベテルギウスの超新星爆発に接してしまったら、「引き寄せた~」とか騒ぐのでしょう。関心のあることが、目の前に迫ったらそれを「引き寄せ」と言うのでしょうが、そもそもはすでに「ある」ものです。


では、収入はどうか。それも今すでに「ある」もの。自分で紙幣を刷るわけじゃないし、市中に、そして世界には決まった分量のお金がすでに「ある」のです。それがたまたま自分の預金通帳に移動してきたとき、人はお金を引き寄せたと言いますが、それもまた「お金」に対する関心が、預金通帳の金額を書き込んだに過ぎません。預金通帳に書きこまれない人は、「お金」に関心があるのではなく、「お金を避けること」に関心があるのです。


恋人も同じ。引き寄せたと言っても、突然、ボウフラのように恋人が出現するのではなく、30年なら30年、その人はすでに「ある(いる)」のです。だけど、恋人ができない人はどうか。その人は恋人を作ることに関心があるのではなく、「恋人を避けること」に関心があるだけなのです。または、「恋は盲目」と言うがごとく、例えば不倫相手しか見てないような人は、ずっとその人に固執して、ちょっと目をそらせばいるはずの「恋人」に気が付いてないだけ。だけど、不倫相手との関係をスッキリ断ち切って、新たな視点を獲得した途端、新たな「恋人」の存在に気が付き、そこで「引き寄せた~」と言えるのです。


コーチングが機能する理由もここにあります。私たちは大なり小なり、必ず何らかの「盲点(ストコーマ)」を持っています。コーチングの目的は、「質問」によって「視点」を移動させ、その「盲点」に光を当てること。そこに新たな「リソース」を発見することができ、そうして人生が新たに展開、加速するのです。なので、私なんかもセッションするときは、クライアントさんの心の中に潜り込んで、懐中電灯で盲点を探すところから始めます。その懐中電燈の光こそが「質問」なのです。そうやって盲点に光を当てて、クライアントさんがそこに「何か」を発見する。それを「気づき」と呼ぶのですが、一度、発見してしまえば、今度は現実世界に対しても新たな光が当てられ、そこで現実的な「何か」を発見したとき、「引き寄せた~」と騒ぐのです。


ですので、ちょっと手前味噌な言い方になると思いますが、私もセミナーなりコーチングなり、そのような視点でやっていますので、上手く光が当たった人は加速します。だけど、頑なに懐中電灯のスイッチを入れないか、または自己流であちこち好きなとこばかりに光を当てている状態だと、停滞から抜けることは難しいです。私でさえも、、、と言うと偉そうですが、そうやって盲点に陥ることがあるので、定期的にセミナーに参加したり、コーチングやカウンセリングを受けたりしているのですから。


話を戻しましょう。まず「津波」は引き寄せたのでしょうか。最初の命題に戻りますが、私たちは何一つ引き寄せなどしていません。すでに「ある」ものに、恣意的に光を当てているだけで、その当たった先を「引き寄せ」と言ってるに過ぎません。すべてにおいて、起こる、ある、は避けられません。だけど、起こったことに「意味」や「価値」を与えることができます。その意味なり価値こそが引き寄せの本質。例えば、、、不謹慎になることを承知で言いますが、津波によって仕事や財産を失ったとしても、家族の絆や温かさに光が当たるかもしれません。その人は「津波」という起こった事態に対して、「家族の絆や温かさ」を引き寄せたのです。さらに家族さえも失う人だっていたでしょう。だけど、もしかしたらその人は悲しみによって初めて「愛」に気が付くのかもしれません。その人は「津波」という起こった事態に対して、「愛」という、人によっては一生得られない尊き価値を引き寄せたのです。もちろん具体的、個別的ケースはいろいろあるでしょう。


だけど、まず私たちは「起こることが起こる」という現実に立脚し、その上でどんな「意味」や「価値」に光を当てるかを選択する必要があるのです。ただ、私たちはほとんど無意識的、反射的にある状況に対して、個別の「意味・価値」を付与します。その反応があまりにも強固なものであるため、状況と意味、つまり刺激と反応の結びつき自体を「事実」と錯覚してしまいます。なので、人はいつも同じ状況を引き寄せ、それを繰り返すのです。


「男は浮気するものだ」なる「ビリーフ」を持っている人は、「男」と「浮気」を強固に結びつけ、それを証明するために、浮気する男と付き合います。ほらね、やっぱり。そうやって「男」と「浮気」の結びつきをより強固にし、世の中に大勢いる「浮気しない男」に光が当たらないのです。引き寄せないのです。


なので、私たちはまず、目の前の現実とは、自分が無意識的に意味付けした結果であることを理解し、その意味付けはチェンジできることを知る必要があるのです。それがまさにビリーフチェンジです。また、起こったことに対する意味や価値をすべて取り除くこと。それを私たちは「悟り」と呼んでいます。金星が太陽を通過した。ただそれだけのことなのに、次は105年後なる「意味」を付与し、それを必死で見ようとします(もちろん見ることが悪いわけじゃなく、そういうものだと理解して欲しいだけ)。その辺にいる女の子の順位を上げてあげるために、ボーナスをはたいてCDを買う。順位が上がった優子の笑顔に満足する。だけど、20年後はどうなってるでしょうか。たとえて言うなら、新田恵利を応援するためにボーナスをはたいたようなもの。新田恵理と大島優子は違う。確かに違うでしょう。顔も年齢もキャラも。だけど20年後は間違いなく私が今、新田恵利を見ている視点で、大島優子を見る人があふれかえるということ。つまり、新田も大島もアイドルという意味や価値を持った虚像に過ぎないのです。しかし、その虚像に光を当てることによって、その人にとってはリアルな現実になる。福岡県宗像市に「大島村」って島があるのですが、グーグルマップでたまたまそれ見ただけで、「優子を引き寄せた~」とか言う人もいたって不思議じゃないでしょ。


「あなたの現実はすべてあなたが引き寄せた結果なのです」


この命題はまさに、今、「起こっていること」に対し、意識的無意識的に光を当てた、その世界なり事実のことを言ってるのです。私たちは何一つ引き寄せていない。ただ、「起こってること」に対置しているだけ。だけど、その「起こっていること」に対して恣意的に「光」を当てた世界に生きている。光が当たった世界がその人の世界である。そのメカニズムのことを「引き寄せの法則」と呼んでいるのです。


さあ、いかがでしょうか。ご理解頂けたでしょうか。津波だけじゃなく、通り魔も内戦も金政権も、すべて説明はできますが、あとはご自身で当てはめて考えてくださいね。まだ疑問点があればどうぞ、喜んでお答えさせて頂きます。それにしても、ちょうどいい時事ニュースがあってよかったです。ちなみに私は金星は見ませんでしたが、総選挙はちょっとだけ見ました。個人的にはたかみなを応援したくなりました。「あんなことがあってぶっちゃけつらかった」と言ってのけたたかみなに乾杯です。顔はあまり好きじゃないですが。ありがとうございました。



Commented by こひろこ at 2012-06-07 15:41 x
昨日のメルマガにあった『○○○○』…本来の意味(意義?)はここにあったのか、としばし呆然としました。三回読み直して、身体が震えました。
さらに今日の記事の内容…痛いとこ突かれてしまいました。痛すぎて笑ってしまいました。
けど、だって、いやそれは…等、言い訳はナシにします。

ありがとうございます。
石田さん、凄い。
Commented by at 2012-06-07 20:04 x
(*゜3゜)・*;'.、ブッ

Qさん…orz
たかみなの顔が。って、相変わらず正直ですねぇ。
現場スタッフ(確か照明部)から聞いた話では、めっちゃ性格の良いコだそうですよ。
還暦まじかのオジサマたち(別にAKB好きとかじゃないですよ?)が「応援しちゃうぜ~♪」って言ってましたわ。
(^ー^;)
Commented by katamich at 2012-06-07 21:10
■こひろこさん!
どの辺が痛いのかわかりませんが、自分もかなり痛いことしてるので、そのつもりで書いたのです(^^)
Commented by katamich at 2012-06-07 21:10
■営さん!
それ、よく聞きますよね。たかみなは業界には珍しくいいこだって。
逆に最悪なのがともちんとか。
Commented by 上原さつき マハロ-カイ at 2012-06-07 22:37 x
メルマガ、読んで頭がジリジリするのでノートに書いてみました。

4ページ半!!(2色使い)
Qさん凄いですね。




私の通帳は、支払いをする!!

通帳でした。

今月も引き落としされてると安心してました。

あっ!!
ビリーフに関係あり!
だ!!です!!


あっ!
恋人は、いつも素敵な方にめぐり逢います。


ありがとうございます☆彡
Commented by katamich at 2012-06-08 09:50
■上原さつき マハロ-カイさん!
どういたしまして!
Commented by at 2012-06-08 10:10 x
(; ̄ b ̄)<シ~…

悪い噂も聞きますが、そちらはオミットってことで。
(聞いたのは別の子ですが)
Commented by katamich at 2012-06-08 16:12
■営さん!
なるほど。
by katamich | 2012-06-06 23:39 | ■精神世界 | Comments(8)