目標達成のメカニズムを再び 2012.4.24

 今日、「写経セット」が届いたので、明日からさっそく早朝写経スタートです。ちょうど水曜日だし滝行とともに開始できますしね。これから一日一枚の写経と週2回の滝行を生活に取り入れ、さらにパワーアップしたいと思います。7日や21日の行とは別に。ところで、先日スタートした「行動強化コーチング」ですが、どしどしお申込み頂いています。経営者・起業家及び予備軍限定としているので、当然、お申込みもその方々。これまではセミナーにしてもコーチングにしても広く募集をかけた方がいいと思ってましたが、やってるとどうも違和感があったんです。コーチングの初セッションで「3ヶ月後はどうなっていたいですか?」と聞いたら「幸せになっていたいです」とだけ答える。そりゃそうだろ。と言うか、そんなに不幸なのか。実際、そう聞き返したところ「いえ、そこまではないですけど」と言われるのです。

 その方の心理を代弁すると、おそらく毎日、漫然と不満を思いながら過ごしていて、日々の刺激もなければワクワク感もない。だからと言って、めちゃくちゃ不幸ってこともない。なんとなく不満を持ちながら、現状維持に甘んじてしまっている。確かに口では「覚悟」なる言葉を聞くことはあります。以前、7日間の無料音声プログラムをやってみたとき、参加者の中に「覚悟をもってこのプログラムに参加します」と宣言される方がいらっしゃいました。もちろんその気持ちは嬉しいのですが、一方で「それがあなたの『覚悟』なんですか?」と聞きたくもなります。お金を払うこともなく、出かけることもなく、誰かに会うこともない。パソコンから音声をダウンロードして、7日間毎日10分程度の音声を聞くだけ。それって「覚悟」でしょうか。なんか、めちゃくちゃ違和感あったんですよね。

 思うに、本当の「覚悟」ってのは、決して言葉にできるものじゃない。そんな風に宣言せずとも、すでに行動が先に来ている。言葉だけの人は、結局、できなくてもその「言い訳」を用意してくるだけ。コーチングやってて何が辛いかって、相手の「言い訳」を聞かされること。さすがにこの1~2年はほとんどなくなりましたが、昔、それこそ無料でやってるときなど、言い訳を一時間聞かされることも。それってかなりエネルギーを吸い取られて、電話を切った瞬間、ぐったりです。だって何も進展しませんから。

 私も含め、ほとんどの人は「現状維持」を好みます。しかし、自分はもっと高いところに登りたい。ならば「行動」するしかない。結局、目標達成なり願望実現ってのは、「行動」の結果でしかないんです。現状の行動を変えずして、今と違った場所に立とうなんて、すでに言語矛盾です。「現状」と「目標」のギャップを埋めるのは「行動」でしかありません。私のその「行動」の結果なり、プロセスにおける気づきを聞きたいのに、「行動」の代わりの「言い訳」だけを延々と聞かされる。私も辛いし、相手だって結果が出ないで辛い思いするだけ。なので今回スタートしたプログラムは、申し込みの時点で「言い訳をしない」ことにコミットして頂いてます。

 そもそも「言い訳」ってのは脳の習慣です。先日、「脳の誤作動」の話で「自己正当化システム」について書きましたが、私たちは危機に際しては「言い訳」をするプログラムが仕組まれているのです。約束の時間に遅刻した。電車が遅れた、道路が混んでた、道に迷った、、、などなど相手に謝る前に言い訳する人多いですよね。遅刻してしまったことに対するバツの悪さを言い訳で埋めようとする。「言い訳」は一種の自己防衛本能でありながら、変化を抑制する最大の要因にもなります。もしもこれから「変化」をしていきたいと思うのであれば、「脳」から「言い訳」を排除すること。それだけで人生は間違いなく変わります。もう一度言いますが、日常の習慣から「言い訳」を排除するだけで、あらゆる目標は達成されます。

 今回のコーチングのプログラムは何も特別なことはありません。ものすごい秘訣があるわけじゃなし、ただ、目標に向かって淡々と行動を積み重ねていくだけ。昨日やったことを今日も明日もやるだけ。だけど、その「継続」がすごく難しいのもわかります。徐々に徐々に、その行動をストップさせようとする現状維持プログラムが働きます。そんなとき、、、、ある物体が飛んできました。そう、言い訳です。朝6時に起きる。これを毎日続ける。初日クリア、二日目クリア、三日目なんとかクリア、四日目、、、悪魔のささやき。「慣れない早起きしたもんだから、日中眠くなったでしょ。それだと業務に支障が出るから、あと一時間は寝た方がいいよ・・」、なんてささやきが。そして見事に「三日坊主」を達成するわけです。結局、何も変わりやしない。
 
 何度も言うように「潜在意識」ってのは「安心・安全」を第一とするのです。それだけなのです。なので「業務に支障が出るよ・・」なる声もまぎれもなく「潜在意識」の声です。つまり潜在意識からのメッセージ。だけど、それは甘やかしてくれるお母さんのようなもの。これまで何度か書いたとおり、「意識」「潜在意識」「超意識」は次のような関係に成り立っています。

意識:~したいなる純粋な思い⇒子ども
潜在意識:子どもを危険から守ろうとする存在⇒母親
超意識:子どもに対して常にベストのアドバイスを送る存在⇒父親


 しかし、多くの家庭がそうであるように、母親と父親が言い合いしたら弁の立つ母親が勝ってしまいます。父親はすごすごと引っ込んでしまい、結局、子どもは母親の言いなりです。だけど、母親だって子どもが憎くてやってるのではなく、安心したいだけなのです。子どもを危険な目に合わせたくないだけなのです。だから決して母親、つまり潜在意識を責めてはなりません。

 しばしば「自分が嫌い」って言う人がいますが、正確に言うと、それは「自分の潜在意識が嫌い」って意味です。そしてしばしば自分のとっての母親と、現実の母親が不思議と重なることがあります。「自分が嫌い」って人の多くは、自分の両親のことを嫌っています。「意識=子ども(自分)」、「潜在意識=母親」、「超意識=父親」なるメタファーは、単なる喩え話とは限らず、現実の親子関係を反映していることが多いのです。

 一つのメカニズムとしては、「自分が嫌い」と思う人は、自分を無価値な存在だと思っています。では、なぜ無価値と思うようになったのか。単純な話、周囲から無価値な扱いをされてきたから。特に両親から「~しなさい!」、「なんてダメな子なの!」、「それやらなきゃご飯抜き!」などと言われながら、反対にほめてもらうことはほとんどない。そのような言葉を浴び続けることで、それが無意識のうちに深く刷り込まれていき、自分を「無価値」だと一般化してしまいます。そして自分自身のセルフイメージに最も強く影響した両親のことを、なんとなく嫌ってしまう。だけど、ほとんどの場合、両親から言われた数々の言葉も、決して憎くて発してたわけじゃない。同様に、自分の潜在意識も決して憎くて抑制しているのではない。そのことにまず気が付けば、、、何かが変わり始めるかもしれません。

 いずれにせよ、「あと一時間は寝た方がいいよ」みたいな声は、潜在意識の声には間違いないのですが、それは自分を変えまい、危険から身を守るために発せられた声なのです。しかしその前に、、、そもそもなんで早起きをしようと思ったのか。早起きじゃ、あまりにも一般的過ぎますが、例えば私の例で、今回「写経」を続けようと思うようになりました。導師からもやるなら108枚は書くように言われます。写経セットも買いました。あとは毎日早起きして続けるだけ。おそらく決してスムーズにはいかないでしょう。途中でやめたくなることもあるでしょう。だけど、今の私は「写経」を続けることで、何か大きな変化が起こりそうな気がするんです。根拠はありません。なぜなら「直感」で降りてきたことだから。この「直感」の正体こそが「超意識=父親」です。

目標達成のメカニズムを再び 2012.4.24_b0002156_1258404.jpg 先日も「直感」の話をしましたが、例えば「瞑想」などを習慣化していると「直感」は降りてきやすくなります。それをパッとつかんで何かを始めたとします。だけどそこで出てくるのが「潜在意識」による抑制の力。しかし、潜在意識とてずっとストップをかけるわけではありません。強い意思をもって続ける。そして何よりも「感謝」を習慣化する。「行動強化コーチング」でも、毎日書き込むシートの中に「今日の感謝」なる項目があります。一日を振り返り「感謝」を言語化することで、潜在意識の抵抗は薄れてきます。このメカニズムも今まで何度も書いていますが、つまり安心安全のために引き留めるお母さんに「ありがとう」と言えば、その手は弱まる。それと同じことです。

 すると今まで抵抗していた潜在意識が急に味方するようになります。今まで早起きできてなかった人が、いつの間にか早起きしないと気持ちが悪くなることがある。それが習慣化であり、潜在意識の力なのです。その結果、目標は達成し、願望も実現するのです。こんなメカニズム。

「意識」は何やればいいのかわからない
 ↓←瞑想など
「直感」と「シンクロニシティ」等によりやりたいことに気が付く=「超意識」
 ↓
「潜在意識」が新しいことを始めることへのブレーキをかける
 ↓←強い意思と感謝
「潜在意識」が味方になる⇒習慣化
 ↓
「目標達成・願望実現」


 もちろん「意識」は最初からやりたいことが決まってる場合もありますし、やりたいことを見つける方法は瞑想に限ったことでもありません。しかし、その後はだいたい同じです。新しいこと始めると必ず抵抗がある。そしてしばしばやめるための「言い訳」を用意してくる。また振り出しに戻れです。

 だけどここで、強い意思と感謝の気持ちをもつことで、いつの間にか潜在意識が味方になることがある。その時初めて「意識:子ども」と「潜在意識:母親」と「超意識:父親」が一体となり、目標達成・願望実現が果たされるのです。

 そんなわけで、いつも言ってることですが、改めて「目標達成・願望実現」のメカニズムについてご説明させて頂きました。今回の「行動強化コーチング」は経営者・起業家を主な対象としていますが、明確な目標がある方はもちろん受け付けています。目標探しは別の方にお任せするとして、一定のスタートラインに立ち、これからガンガン変化していくんだってテンションのある人のみ、お待ちしております。ま、そうであっても楽しい会話をしたいな~と思っています。そんなわけで、明日はいよいよ滝行と写経がスタートされます。ありがとうございました。

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【世界】目標を確実に達成する行動強化コーチング
Commented by 肥後 at 2012-05-07 15:17 x
潜在意識が何もしなくても勝手に願望を叶えてくれるのではなく
潜在意識を使って自分で願望を叶えるということですかね
Commented by katamich at 2012-05-08 13:56
■肥後さん!
潜在意識は常に願望を叶えてくれていますよ。
意識との間にギャップがあるだけで。
by katamich | 2012-04-24 23:39 | ■願望実現 | Comments(2)