片付本歴史ミサイル朝鮮天皇など 2012.4.15
2012年 04月 15日
これから先、ブックオフもそうですが、電子書籍なども普及するだろうから、いわゆる紙の本は売れなくなってしまうんだろうなあ。だけど、個人的は一読でいいような本は電子書籍で読みながら、何度も読みたいのは紙で持っていたいです。そしてそんな人は私だけじゃないでしょう。もしそうであれば、今後、「紙」の本を出すことの価値はますます高まるでしょうね。だって、電子書籍ならばコストはほぼゼロですが、紙の場合は紙代と印刷費分は絶対にかかりますからね。
ちなみに最近、一番よく読んでいるジャンルは歴史の本。なにを隠そう、学生時代、私は歴史や社会科が大嫌いでした。昔のこと知って何になる、知るべきはこれからのことじゃないのか、、、などとあまりにも中二病的な発想してましたし。だけど、ある程度大人になって実感するのが、歴史を知ることの大切さ。いろんな人が指摘している通り、学校での歴史教育は年号や単語を覚えるのに偏りすぎてて、面白味もないどころか、そもそも意味をなしません。まずはやっぱり歴史の全体的な流れをつかむ方が大切で、年号などはそれを補完する記号に過ぎません。
最近、いわゆる成功しているビジネスマンを見ていると、歴史にすごく詳しい人が多いです。学者などは自然科学系の人も含めて、誰もが歴史に詳しい。そう言えば私の父や兄、弟もバリバリの理系ながら、私なんか以上に歴史に詳しいし、実家の蔵書もほとんどが歴史関連。一般に自然科学ってのは、数式など極めて抽象度の高い概念を取り扱いますが、実のところ、歴史を学ぶことと極めて共通することがあります。それは歴史もまた、自らの世界認識の抽象度を高めるという点において。
例えば今、何かの問題に取り組んでいたり、悩みを抱えていたりしたとしましょう。その問題や悩みの枠から抜け出せずに、ずっとそのことばかりにとらわれるのは、極めて抽象度の低い状態です。しかし、そんな個人の悩みなどは、過去の誰かが同じような悩みを持っていたでしょうし、そしてそれを解決してきた歴史があるのです。それが具体的にどうしたかはともかく、「誰かがすでに何かやっている」という方向に視点を向けるだけで、一気に解決へと進むことがよくあります。
ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」の中に極めてオカルトな話が紹介されてあります。それは「想像上の円卓会議」なるもの。ナポレオン・ヒルはしばしば自分に影響を与えた歴史上の人物、例えばエジソンやダーウィンなどを想像上の相談者として、いろんなアドバイスをもらおうとしてました。もちろんすぐに具体的な回答が得られるわけじゃないですが、毎晩寝る前、儀式のようにそれらを思い浮かべていたとのこと。それがある日、想像上・幻覚上のことと自覚しながら、それらのメンターたちが実際に目の前に現れ、特定の問題について、いろいろ議論を始めたと言うのです。ナポレオン・ヒル本人もこの話を公表するのにかなり躊躇したそうですが、今ならば、この手の話も割とすんなり受け入れられるのではと思います。
実際、現代日本における最大のビジネスメンターとしては、おそらく多くの人が「坂本龍馬」をあげるでしょうが、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を何度も読み返しながら、そしてしばしば、その想像上の竜馬からアドバイスを受けるなんてことが、よく言われています。ソフトバンクの孫正義氏もおそらくそうでしょう。龍馬以外にも、例えば吉田松陰ならどうしていたか、松下幸之助ならどうしていたか、宮本武蔵ならどうしていたか、など歴史上の人物に思いを馳せて、自らのリソースに取り込むことは現実生活においても極めて効果的でしょう。
そもそも今を生きる私たちには、人類50万年の遺伝子が組み込まれています。今の人類ができたのは3万年前、農耕が始まったが9500年前。国家ができたのは5500年前だと言われています。そしてお釈迦様が生きていたのが2500年前、イエスキリストは2000年前。その辺りから人類は急速に進化発展していくのですが、特にこの200年ほどは目覚ましい変化を遂げています。さらにこの30年ほどはどうでしょう。私が生まれてからも、あり得ないくらいの発展を遂げていますよね。なぜ、そんなに急速に発展できたのか。答えは明白。歴史の積み重ねがあるからです。
最近、ウィリアム・マクニールの「世界史」をよく読んでいるのですが、それによると人類発展の萌芽にあったのが「犂(すき)」の発明だとされています。それがより効率的な農耕を可能にし、さらに余剰をも生みだし、いわゆる「資本」なるものが誕生します。そのような小さな発明に始まり、歴史は多くの技術や思想を積み上げてきて、その量が多くなればなるほど質に転化され文明文化が飛躍するのです。
余談ですが、先日、北朝鮮のミサイル打ち上げが失敗しましたよね。報道によると失敗の瞬間、新しい金書記長は激怒し、関係者を牢屋にぶち込んだとかなんとか。これまでも北朝鮮って国は、そのような技術なり、またスポーツなど文化なりで、いわゆる「失敗」をした人たちを次々と処罰したきたと言われます。これが何を意味するか。歴史の積み上げをそこで途絶えさせてしまうのです。今回のミサイルにしても、きっと国一番の技術者があたったのでしょうが、その人たちを処罰したりなどしたら、じゃあ、次はいるのかってことじゃないですか。怖いのが、国内にいないから、外国から拉致して無理矢理やらせないかってこと。あり得そうで安心してられません。
じゃあ、これは北朝鮮の限ってのことかと言うと、実は韓国だって似たようなものですから。この手の話をし過ぎると、またどっかからお叱りを受けそうですが、ま、一般によく知られてるからいいでしょ。そもそも朝鮮半島ってのは、「前の歴史をぶっつぶす」ことが伝統的に受け継がれてきたわけで、李氏朝鮮時代なども、だいたい政権が変わるのはクーデターですもんね。前の国王が親だろうが兄弟だろうが、ぶっつぶして、自分の代からまた新たにスタート、その繰り返し。後世に受け継がれるものなどほとんどない。ちなみに今でも韓国では大統領が変わると、前の大統領は難癖付けられてすぐ逮捕されますが、李氏朝鮮時代からの伝統じゃないかと思ってしまいます。
ですので、朝鮮半島ってのは、伝統的に「歴史を積み上げない文化」と言っていいかもしれません。実際、「韓国の文化って何がありますか?」と聞いても、ほとんど即答できないでしょ。せいぜいキムチか焼き肉と言う程度。そのキムチだって、唐辛子は秀吉が持って行ったものだし、肉を焼くのが食文化と言うにはちょっとお粗末過ぎます。ようは、ほとんどなんもないです。だからこそ、韓国はすぐに「韓国起源説」を唱えるわけです。例えば、剣道、空手、相撲など武術から、茶道、華道、歌舞伎など文化もすべて韓国発祥。寿司など食べ物もほとんどそうです。禅もそうだと言ってましたね、最近。あと、東北地方のなんとかって伝統祭りも、日本に学びに来ながら、実は自分とこが発祥だと世界登録しようとしたり。パクられた側の東北地方の自治体は「勝手にやってくれ」って対応。
文化や芸能などもそうだけに、技術などはもっとひどい。どっかの技術をいち早くパクって、特許対策で自分たちの起源を主張する。サムソン対アップルがその典型ですよね。iPhoneなんてどう考えてもアップルのものなのに、難癖付けて自分がオリジナルだと主張する。だけど、もっとひどいのは、先ほど北朝鮮が技術者を他国から拉致しかねないと言いましたが、韓国は実際それをやってきましたからね。つまり日本の技術者を、いわゆる金銭的拉致によって引き抜いて、徹底的に技術を盗むわけです。サムソンなどとんでもない報酬を支払って、とにかく徹底的に吸収。そして無用になったらポイ捨て。それを政府がバックアップしている。今、日本の電機メーカーがことごとく負けまくっているのも、そんな原因もある。優秀な技術者は韓国などに引っこ抜かれて、技術的主軸がなくなっている状態。社内には人的資源がないので、下請け任せ。結局、メーカーの仕事って、、、仕様書を作成するだけになってしまう。
話が大幅にそれてますが、ようは「歴史の積み上げ」ってすごく大切ってこと。今言ったように、朝鮮半島にはいわゆる脈々とした「歴史」はありません。一方、日本はと言うと、確かに明治維新や終戦等によって大きな時代の変化を経験しているものの、「天皇」という文化だけは続いてますからね。諸説ありますが、2000年は続いていると言われます。そしてそれが日本人や日本国の精神的支柱になってるのも事実。いわゆるサヨクが天皇制に反対するのもその辺の理由。ここではサヨク=朝鮮半島のことですが。実際、今でも「天皇」に対する世界的なリスペクトはかなり大きい。細かい話は割愛しますが、アメリカ大統領が最敬礼するのは、天皇とローマ法王とエリザベス女王のみ。その法王と女王も天皇には上座を譲るわけですから、世界的な威信の強さは並ではありません。それはまさに天皇の「歴史性」がバックにあるからでしょう。その恩恵を考えたら、天皇家に使われる私たちの税金とか微々たるもの。どんだけコスパ高いねん、ってとこですよ。
あかん、また話がそれてきた。片づけの話から本の話から歴史の話から朝鮮半島の話から天皇の話。行き当たりばったりだな~、相変わらず。つまり今日言いたいのは、私たちはもっと歴史を勉強すべきだってこと。歴史を知れば、今抱えてる問題とか悩みなんて、ほんとちっぽけなものだってわかりますから。瞑想もいいけど、歴史の勉強もそれに匹敵するくらい効果的。歴史上には、数多くのアドバイザーがいますから、やっぱり勉強しないと損なのです。私も学生時代はさぼってましたが、今になってようやく勉強始めました。そんなとこで、また明日。ありがとうございました。
今日の話に共感して頂ける方はクリックをお願いします!
↓ ↓
人気blogランキング