わがまま人生 2011.12.21

 今年も残り10日ほどになりましたね。今日は、ちびQが風邪気味で保育園お休み。熱もあるので、23日からの1泊旅行はお休みかな。雪の心配もあるし、ま、今回は自重しろってことでしょう。で、いろいろ準備完了しました。一つは1月27日の「宇宙となかよし塾in東京」のご案内です。今回はしっかりテーマを決めて、がっつりお話したいと思います。

 それから29日の福岡忘年会の予約をようやく済ませました。忘年会くらいちょっといいとこと思ってたのですが、個室はすでにどこも満室。最終的には「坐・和民」に落ち着いてしまいました。ただ、和民系は、その他のチェーン居酒屋の中では好きな方です。安い上に外れがない。2011年を楽しく締めくくりたいと思います。今回は福岡NLPセミナー参加者限定で、今のところ、男性は私入れて2名。残り13名はすべて女性です。最近このパターン、多いなあ。おそらくまた終電コースになるでしょう。

 福岡の忘年会でふと思い出しました。そう言えば以前、中州と福岡の間にある「福博出会い橋」でサックスを吹いていたおじさんがいました。私が大阪から福岡県にやってきたのは20歳の時。それから世界放浪も含めて7年間は田川市ってとこに住んでいました。その後、福岡市の某大学院に進学するため、福岡市東区の6畳の木造アパートに引っ越します。しかし、大学院は3か月で挫折。ニートとなります。

 あの当時、失意のどん底で、ある日、アルバイトの面接かなんかでフラリと博多に出てきました。東区と博多はもちろん近いのですが、なぜかあまり行かなかったんですよね。で、吉牛かなんか食って、酒を飲むともなし、風俗街などを冷やかしつつ、何となく夜の中州をほっつき歩いてた時のこと。突然、野太いサックスの男が聞こえてきたのです。

 元々ジャズとかサックスが大好きだったので、蛍光灯に集まる虫のごとく、その音に吸い寄せられていきました。すると大きなスピーカーでカラオケを鳴らしながら、黒のシルクハットを被った黒ずくめのおじさんがテナーサックスを吹いていたのです。実はすごく衝撃でした。その演奏技術に合わない、巨大なオーラに圧倒されて。正直なところ、演奏技術自体はど素人でした。これまで何度もプロの演奏を聞きまくってきたので、その辺はすぐにわかります。だけど、、、その演奏を聞いて、なぜか涙が出てきたのです。その時は、チップ代もケチるほどだったので、1~2曲聴いて去ったのですが、なぜか「また、そのうち聞きに行こう」って気になったのです。それが2,000年のある日のこと。

 その一年後、あの辺りで就職してから、何度も何度も中州付近に飲みに行ったのですが、いつもいつも演奏しているのです。あんなガラの悪いとこで、変な人から絡まれやしないかと心配になりながらも、あの辺りに行くと、いつもドス太いサックスが聞こえてきました。そしてまたある日、今度は失意でなく、それなりに楽しい気分で通ったと思うのですが、その時もふと、涙が出てきたのを思い出します。おそらく、福岡に出て来たばかりの、あのどん底の当時を思い出したのでしょうか。

 その後も、ふとした瞬間、あのサックスを思い出すことがあり、2~3年前から検索しまくっていたら、いろんなことがわかりました。そしてこんなページを見つけました。詳しいページはこちら
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「20~30才までの10年間、バイトをしながら一心不乱に哲学書を書き綴ったが挫折、32歳で福岡に流れ着いた」

 あ~、そうだったのか。妙にこの方が気になるはずでした。私は哲学書こそ書かずとも、20歳前後から哲学書を読むようになり、いろいろ経験しながらも挫折。30歳前に福岡に来たけど、ニートとワープアで辛い日々を送っていたわけですから。だからこそ、あのサックスに共振してしまったのでしょう。

「100回挫折するまでやめないでおこうと決めてました」


 しびれます。この方にどんなドラマがあったのか知る由もありませんが、おそらく挫折と共に生きる毎日なのかなあ。なんせ、10年間も売れない哲学書を書いていたのですから、その毎日は想像もつきません。でも、こんな言葉も残しています。

「わがままに生きるために努力してるって感じかな」

 やっぱりね。わがままするのも楽じゃない。だけど、人間、生まれてきた以上、わがままに生きることに憧れる時もある。だけど、ほとんどの人は、「わがまま」を捨てて、楽な道に入ってしまう。その意味で言うと、私なんかも「わがまま」な人生を歩んでるものです。

 その辺はすでに20歳前から始まってます。大学受験に失敗して何となく浪人。だけど、その最初の浪人で「わがまま」に目覚め、もう一度チャレンジするために土方でバイト。その一年後、福岡の片田舎で学生生活を送るも、とにかくわがまま三昧の好き勝手してました。大学卒業後もわがままで世界放浪。帰国後はわがままで大学院。さらにわがままで進学し、わがままで挫折。わがままでニート。わがまま言って契約社員で入社。会社入ってからもわがままばかり言って、それでいて年に1~2回は必ず海外旅行。そんで、わがままで退職し、わがままでフリーランス。

 ここに来て、ようやく「わがまま」が許され始めた実感はあるにせよ、気を抜くと途端にわがままできなくなるんですよ。だから、やっぱり努力するしかない。ほんと、わがままばかり言ってすいません。

 そんで、またいろいろ調べていたら、こんな記事まで見つけました。今年の記事だから、今まで見かけなかったはずです。と同時に、今もまだ活動されてることを知り嬉しくなりました。歳にして、すでに還暦前なのか。

中洲・伝説の路上アーティスト【篠原 正樹】Vol.1

 こちらの記事はVol.9までありますが、とても面白かったです。謎に包まれた伝説のストリートミュージシャンの素顔が見えてきます。生活は案の定、演奏のチップだけのようで。こりゃ、また聞きに行かないとアカンですね。そしてもう、20年近くも毎日同じ場所で同じこと。まるでサラリーマンのようですが、これもまた「天命」なのかな、、、と思います。

 私はフリーになって来年で7年目。セミナーを始めて5年になりますが、あと15年、つまり20年もセミナーや講演をやっていたら、それはそれで見えてくるものもあるんでしょうか。5年先のこともわからない今ですが、とりあえず、これからも「わがまま」やって生きていこうと思います。ありがとうございました。

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