運を下げる方法 2011.12.3

 いつの間にか12月。今年最後の21日滝行も11日目の折り返し地点となりました。ところで、今日は東京で「インドツアー・Q州ツアー合同飲み会」が開催されていたようです。お誘い頂いたけどさすがにね。滝行中でもあるし。15日は楽しみにしています。そして福岡では29日。その前に17日の東京セミナー、18日の札幌セミナーでも懇親会で飲みますよ~。そちらは今年最後のセミナーです。お近くの方はどうぞお待ちしております。

 そんなわけで、今日は何を書きましょうか。実はこの最近、ガツン!と来る経験が多くなりまして、自分の甘さに反省するとともに、いろいろ考える時間も多くなってきました。そして、一つの「真理」に到達しました。それは何かと言うと、、、

「やってる人はやってる」

って真実です。当たり前の話ですが、結果を出している人は、それだけのことをやっている。今さら何を、、、と思いながらも、私自身もどこか手を抜くところがありました。精神世界の本など読むと、例えば「宇宙にお任せ」とか「あるがまま」とか「なすがまま」とか、かなり耳心地のいい言葉が並んでるんですが、実は皆さん、わかってるんですよね。それらは単なる現状の自分を慰めるだけの言葉であって、何の解決にも成長にもならないってことを。

 つまり「現状維持」したいだけで、それを認めてもらうので、精神世界ワードの一部はとても魅力的なわけです。で、今ふと思い出しました。2004年8月に、初めて五日市剛さんのことを知った船井幸雄さんの講演会での言葉。「運が良くなる方法の話」について、こうブログに書いています。


○運が良くなる方法の話
 この話は私も想像がつきました。「ツイてる」と言うのです。船井氏は直接はそのように表現されませんでしたが、五日市剛という人の実例から「感謝します、ありがとう」というと必ず運が良くなるということでした。五日市と言う人はそれを日常で100%実践して、本当に運が良くなり本まで書いています。齊藤一人氏と理屈は同じですね。一方、最も運を逃がすのが「言い訳」だとか。これは参考になりますね。

 
 正確には五日市さんは書いてないのですが、しゃべった内容が勝手に広がっただけ。そしてすごく大切なことが語られています。それは「運を逃す方法」について。それがまさに「言い訳」なんだとか。

 そもそも「言い訳」って何だろう。答えは明白。「現状維持」のための魔法の言葉。例えば「目標」ってのは、明らかに「現状」ではありません。現状を突破するところに目標や変化があるのですから。だけど、なかなか目標へと突き抜けられない。なぜだろう。そこで出てくる言葉が「言い訳」なのです。

 最初はやる気満々でも、途中で飽きたり、苦しくなってきて。その時、「自分には力がありませんでした」と認めるならまだしも、「やっててちょっと違うことがわかりました」などと、いかにもまっとうな理由を出してくる。これぞ「言い訳」と言わずしてなんでしょうか。
 
 実はこのフレーズ、今まで何度も聞いてきました。最近はあまりないですが、コーチングでも前はよく聞いたのもです。あと、100日ブログとか、○×計画とか、いろいろ提案してて、最初はすごくやる気になってるけど、途中から「ちょっと違うことがわかりました」と言って、止めてしまう。

 最初はそれでもいいと思ってたんですよ。それもまた立派な気づきだと思って。だけど、どうやら違う感じなのです。「ちょっと違う」って言う人は、いつまでたってもそのまんま。何か新しいことを見つけると、すぐに飛びつくのだけど、途中ですぐに「ちょっと違う」と体のいい理由を持ち出してストップしてしまう。結局、現状を維持するだけです。

 もちろんこれは私自身にも言えること。二冊目を出すとか言いながら、「時期がまだ」などと、とかく言い訳をしてきた。苦しいことに対しては、「自分らしくない」などと、とかく言い訳をしてきた。やらないならやらないでいいけど、一度「やる」って決めたら、最後までやり通すこと。やり通して何も起らなかったらそれはそれ。だけど、失うものはないし、当然、得られることの方がはるかに多い。だけど、途中でやめてしまえば、良くても現状維持です。何も得られません。

 最も運を逃す方法は「言い訳」である。改めてなるほどと思います。コーチングやマネージメントの世界でも「なぜ、できなかったのですか?」という質問はご法度とされています。そこで出てくる答えは「言い訳」しかないから。

 じゃあ、もし「言い訳」を一切言わなかったらどうなるでしょう。達成しようがしまいが、「言い訳」を言わない。すごく気持ちが悪いと思うんですよね。スッキリするには方法は二つ。一つは「言い訳」を言ってしまうこと。もう一つは「達成」してしまうこと。

 さあ、どっちがいいでしょうかね。簡単なのは「言い訳」ですが、何度も言うように、それでは成長はなし。もちろん成長したくなければそれでいい。現状のまま。だけど、私はこう思ってます。人間ってのは成長するために生まれてきた。成長しなくていいならば、サメやゴキブリと同じ。サメやゴキブリって、何億年と姿が変わってないらしく、つまりは進化の最終形態なわけですから。

 だけど、人間は違います。人間という主、そのものも成長するし、それを支えているのは個人。なにも進化論的に「成長すべき」と言うんじゃないですが、スピリチュアルな意味においても人間は成長するもの。もし、成長がなければ来世も同じ。前世のカルマを解消して、来世につなげるなどの輪廻観をもし持ってるなら、今生で「成長」することが使命。って言うか、そんな言い方しなくても、成長しなかったら気持ち悪いでしょ。逆に自分自身の成長を確かめられるときほど、ハッピーなこともないでしょ。

 もし、子どもがいれば思うはず。うちもそうですが、小さな子どものちょっとした成長で、親はすごく喜ぶ。もちろん本人も得意げに喜ぶ。だけど、大人になったらどうでしょう。サメやゴキブリじゃないけど、今が成長の最終形態なんでしょうか。私は違うと思ってます。

 正直に、素直になって欲しい。どうです、本当は「成長」したいでしょ。昨日の自分じゃない自分になってみたいし、昨年の自分じゃない自分になってみたい。具体的に言うと、収入だってもっと上げたいし、ダイエットだって成功させたい。恋愛も成就させたい。資格も取りたい。語学もマスターしたい。難しい本だって読みたい。いろんな機会を通して「成長」するのが、人間の使命やと思うのです。

 だけど、どう言うわけか、表面的なスピリチュアルにおいては、「ありのままでいい」とか、さも大人びた言葉がまかり通ってて勘違いする人が多い。見事な「言い訳」ですよね。最近、この手の話はあまりしなかったけど、近頃、ガツン、ガツンとショックを受けることが続いていて、私自身がもっともっと「成長」しなきゃって思うようになってるんです。すいません。

 そんなわけで、私も「言い訳」はストップします。やっぱり、やってる人はやってるし、結果を出している人からは「言い訳」を聞くことがないのもまた事実。「脱・言い訳宣言」します。なんかちょっと燃えてきた。熱くなってきた。明日も滝行で冷やして頑張ります。ありがとうございました。

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Commented by jellyj7 at 2011-12-05 09:12
ほんとその通りですね。
言い訳しない。
分かってるつもりでも無意識のうちに言い訳しちゃってました。
これは私のためにあったような記事です。
ありがとうございます。
Commented by 悠彰 at 2011-12-05 13:24 x
 僕の生活、変わってきています。Qさんのおかげです!
Commented by nana at 2011-12-05 14:26 x
私はライトノベル書いているんだけど、投稿時代にある人から「書き始めたものはどんな駄作だと思っても最後まで書くこと。エンドマークをつけられない人間は絶対に作家にはなれない」って聞いて、それからずいぶんたくさんノベル書いたけど、途中で辞めないっていうのだけ守ってきました。
私は2年でプロになったけど、今でも投稿してる人は、ああそうだ、みんな言ってるね。「キャラに愛情もてなくなってこの作品はやめた」「ストーリーが読めすぎるって途中で気づいて止めた」そうやって何作も何作もエンドつけられないものを書き続けるからうまくならない。

で、私はどうしても今より売れたいんだけど、そのための努力をしてるつもりでしてないな。言い訳してる。
別に売れなくても書きたいもの書いてるんだからいいじゃんとか、稼ぐダンナがいるんだし生活には困らないじゃん、とかさ(笑

でも本心売れたいの。だから今から超絶に面白い小説のプロット考えよう。
Qさんも本出すの頑張ってね。実はQさんが本出すのにこだわる気持ちわからないんだけど(笑
Commented by katamich at 2011-12-06 21:00
■jellyj7さん!
お役にたてて嬉しいです!
Commented by katamich at 2011-12-06 21:01
■悠彰さん!
GREAT!!
Commented by katamich at 2011-12-06 21:02
■nanaさん!
ぜひ売れてください!
ですが、本を出すのにこだわる気持ちがわからないのがわかりません!
出した方が楽しいし、儲かるし、感動するからに決まってるじゃないですか!
by katamich | 2011-12-03 23:39 | ■人生哲学 | Comments(6)