よく生き残ってるものだ 2011.11.21
2011年 11月 21日
で、今回の出張の最後のイベントは、「90日で商工会議所からよばれる講師になる方法」という本を出された東川仁さんとお会いすること。この本を買ったきっかけは、昨年4月に九州ベンチャー大学でご一緒した一圓克彦さんの経由だったと思います。ちょうどキャンペーンをやってて面白そうだったので特典もゲット。本を読む前に特典音声を聞いたのですが、すごくよかったのです。一圓さんとの対談も含めて。そして私もいつか商工会議所から呼ばれる講師になりたいな~と思っていたら、11月に広島商工会議所から呼ばれて講演をさせて頂きました。
今回の出張にあたって、自分のセミナー以外の時間に何か参加できるものはないかと探していたら、昨日の牧野谷さんのセミナー、そして今日の東川さんの個別コンサルがあったので、あまり何も考えずにすぐに参加申込。個別コンサルを受けるにあたっては、自分のプロフィールや企画書を用意する必要があり、それを作ってから出張に出ました。で、今日は何をしたかと言うと、商工会議所で話をする上での「10分セミナー」を東川さんの前で行い、それについてのアドバイス、その他企画書の書き方のレクチャーなどを頂きました。
今までセミナーや講演は何度もやって来たのですが、「10分」という短時間で審査される経験は初体験です。話の内容はもちろん用意していたのですが、実際、やってみると自分の思い通りには行かないものです。短時間を意識し過ぎていつも以上に早口になり、メリハリもなくなり、声も大きくなる。そして手が震えるほど緊張する。ここ数年、人前でしゃべる機会として、これ以上に緊張したことはないかもしれません。
そして実際の批評についても、かなりシビアなご意見を頂きました。ただ、今日は本当はこれで終わるはずだったのですが、終了後すぐに東川さんのグループコンサルが予定されており、人数もゆとりがあったため、私も参加させて頂くことになりました。帰りの新幹線は取ってなかったので、お誘い頂いてすぐ参加。参加者は私以外に4名で、税理士や社労士など士業の方中心のグループコンサルでした。ようは、士業としていかにして稼ぐかってテーマで、それぞれの参加者の問題などについて、グループで意見交換をする内容。これが実によかった。普段、このような場に出ることもないので、新鮮でありながら、何より実践的。
私の出番は最後になったのですが、リベンジの意味でも「10分セミナー」を皆さんの前でさせて頂くことになりました。ただ、先ほどから3時間くらいしか経ってないし、グループコンサル中でもあったので、改善するには決して十分な時間ではありません。ただ、やらない理由もありません。もし、まったく改善されてなかったら、それはそれで厳しい意見を頂くだけですし、少しでも改善されていたら、それもまたよし。いずれにせよ、皆さんから批評頂くことはすごく勉強になります。
大まかな内容は昼にやった「10分セミナー」と同じですが、とにかくゆっくり話すこと、参加者とのアイコンタクトを心掛けてお話させて頂きました。前よりは幾分リラックスできましたが、それでもいつものセミナー以上に緊張していることは確か。自分の手ごたえとしても、少しは改善されたかと実感できました。そして今日の参加者4名の方からそれぞれご意見を頂きます。このような場は褒めるのが趣旨じゃないので、どんどん辛口の意見を頂きたいもの。そしてなるほど、見事に的確な意見を頂き、ほとんどサンドバック状態になりました。ただ、このような機会は貴重ですので、パンチの一つ一つが喜びでもあり。Mでは決してないですが。
そして最後に東川さんの批評。昼に引き続き、いろいろと厳しいご意見も頂いたのですが、一方で「驚いた」とも。つまり、こんな短期間でここまで改善できることに対し驚いたとのこと。そしてこうも言われました。
「この人がここまで生き残ってきたのは、この『現場対応力』にあるんだと、話を聞きながら思いました」
そう言えば私は6年間、確かに生き残ってきました。昨日の牧野谷さんのセミナーでも言われてましたが、独立起業して生き残るのは決して楽ではありません。牧野谷さんの知人で大手出版社から本を出し、ベストセラーになったにも関わらず、独立しては食べていけず、今はサラリーマンに戻った人もいるとか。確かに多くの人が一度は「独立」を夢見、実際に独立するのは決して多くないでしょうが、そのわずかな独立者であっても、それを長く続けることは楽じゃない。セミナー業も同じ。私の知り合いにもセミナー講師デビューした人は少なくありません。しかし、ほとんどが単発で終わります。一回目は知り合いも参加するし、それなりに成功をおさめるのですが、続けるほどに苦しくなるものまた事実。
その意味において、会社を辞めて6年、セミナーを開始して4年になりますが、確かによくぞ生き残ってきたものです。それも実家住まいや専業主婦でもなく、曲がりなりにも家族を養いながら、よくぞ続けてきたな~と自分でも感慨深くなりました。続ける秘訣ってのがあれば、まずは「信念」ってことになるのでしょうが、それだけでは現実的な解決方法にはなりません。そこで重要なのが「改善」です。これは当たり前の話。続ける上でのマイナス部分があれば、それが放置できないことであればプラスに埋める必要がある。そのためには、自分のマイナスを指摘してもらうことが重要で、そして柔軟に対応することがもっと大切。
以前、ある人にちょっと苦言を呈したら、「私ほめられて育つ子だから」と聞いてくれないことがありました。ま、正直言うと批判されて改善できない人は、褒められても付け上がるだけ。褒められると確かに気持ちがいいし、やる気も出てくる。だけど、これもまたバランス。褒められることだけ求めて、自分に手厳しく言ってくれる人の話を聞かないのでは、改善も成長もありません。ただし、批判したり、叱ったりする側は、その根底に「愛」がなければならないのは言うまでもないこと。
ただし、親や恩師と違い、誰もかれもが「愛」をもって批判してくれるとは限りません。また、大人になると親や恩師はだんだん叱ってくれなくなります。では、どうすれば自分の高められる「批判」を頂けるのでしょうか。実に簡単なこと。それは「お金を払うこと」で簡単に得られます。
例えば今日のコンサルにしても、私はちゃんとお金を払って参加しています。それも必ずしも安くないです。アルバイトなら5日分は吹っ飛びます。だけど、それだけ払っているのだから、代金を頂く方は多少厳しくとも的確なアドバイスをするようになるし、払う方もそれだけ真剣になります。実際、批判する方も楽じゃないですよね。誰が好き好んで、初対面の人に嫌がることを言いますでしょうか。それを言うのは、根底に愛があるか、またはその対価があるかに限ります。上司が部下を叱るのも、そこには「会社の利益に結びつく」なる対価があるから。
時々、セミナーなんかでも、厳しく言うと来なくなるってことがあります。それではもったいない。むしろお金を払ってでも、そんな場所に顔を出す方が、ゆくゆくは自分のためになりますから。もしも、独立して続けられる人と、そうでない人がいるとすれば、それは「自分を批判してくれる場」に積極的に出向くかそうでないかの違いじゃないかと思いました。
その意味でも今日はすごく感謝の一日。そして何より、「改善」の後の機会をすぐに与えて頂け、さらに厳しい批判を頂けたのもすごくありがたかったです。なぜ、11月21日の午後に面談を申し込んだのか。これがもし、別の日だったらグループコンサルには参加できていません。これもまた大いなる導きとしか思えません。本当にスゴイ一日でした。さらにその後、近くの寿司屋での懇親会にも参加させて頂きました。最終の新幹線があったので、8時には退席しましたが、それでも2時間弱も皆さんとご一緒させて頂きました。

今回の出張は木曜日に実家に帰り、金曜日は「宇宙となかよし塾」、土曜日は名古屋セミナー・懇親会、日曜日は「NYセミナー」、そして今日。いろなん刺激や学びを頂き、また一つ大きくステップするきっかけとなりました。とりあえず「10分セミナー」のブラッシュアップを始めとして、もっともっと自分を磨いて行きたいと思います。来年がまたまた楽しみになってきました。ありがとうございました。
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