ターニングポイント 2011.11.10

 ついに商工会議所デビューを飾ってきました。私にとって初舞台と言うこともあり、実は昨晩はほとんど寝れませんでした。ウトウト夢見心地になった時は、講演の練習をしてる夢を見たりして、アドレナリンが出っぱなし。7時には起きて朝食。遅れるといけないので、集合の2時間前には広島に到着し、昼飯を食いつつイメトレ。そして原爆ドーム前にある商工会議所に早目に到着してロビーにいると、担当の方から見つけてもらい、控室に通されます。

 しばらく雑談したりして、13時半にはパネルディスカッションのメンバーも到着。地元の有識者、経営者の方、そして部会長、担当などなど。このような皆さんを前にして、最初に基調講演をさせて頂くなんて、緊張が走ります。そして14時にスタート。60~70名ほどの参加者で、参加者名簿を見ると、ほとんどが地元の経営者。正直、最初は緊張して口が渇きっぱなし。だけど、徐々に会場の反応も良くなってきて、後半になるにつれ調子が出てきた感じ。

 そんな風で、出足はなかなか調子が出せず、時間配分も誤った感じがしましたが、後半には盛り返してなんとか着地することができました。正直、自己採点的には65点かなってとこですが、講演終了後、何名かの方から「素晴らしかった」との感想を頂き、本も買って頂けました。本当はもっともっと伝えたいことを思い出したのですが、後半のパネルディスカッションにまわすことに。

ターニングポイント 2011.11.10_b0002156_11232832.jpg 「小売商業振興フォーラム」なるちょっと真面目な雰囲気ですが、そう言えば思い出しました。今からたぶん10年前くらいに「中心市街地活性化法」なる法律が始まりまして、つまり地元の中心地、商店街を活性化するために、公的資金でお手伝いをしますよって内容。そのためには「計画書」を作成する必要があり、その請負を前いた会社がやっていたのです。計画書は市町村が主体で、コンサルはそのお手伝い。もちろん文章を仕上げるだけじゃなく、地元の商工会議所や団体などとミーティングを重ねながら、どんな「まちづくり」をするかの方向性を盛り込むのです。

 その際、例えば今日やったようなフォーラムなども企画したのですが、その時の裏方で働いてたのを思い出しました。今日のような控室に担当者と入り、まさに地元の有識者・経営者と打ち合わせを持つのです。その時の会議録を作成したりなどが私らの仕事。で、その時も興味みたいな基調講演+パネルディスカッションがあるのですが、講演されるのはだいたいが地元の大学教授など。私の時で言えば、九州大学工学部の教授などがそうでした。

 そして今日、その役目を私がさせて頂いたこと、すごく感慨深く思いました。話の内容はメンタル系が中心となりながら、商工会議所の役割からして、いかにして地元の商業を活性化し、まちを発展させるかが課題。参加者の皆さんのテーマもそこ。で、今日、話をしながらつくづく感じたのですが、やっぱり経験に無駄はないってこと。つまり前の会社での経験、知識が今日のような話ですごく役に立っていたのです。また、小さな会社が勝つためには、「弱者の戦略」と呼ばれる「ランチェスター経営戦略」を取り入れることが不可欠。今日、ディスカッションに同席した地元の商店主の方も、かなり儲かっているようですが、やり方はまさに「弱者の戦略」でした。

 そのような諸々の知識が、決して極めたわけじゃないにせよ、あるのとないのとでは全然違うと思うのです。ディスカッションの時、それこそランチェスター経営の竹田陽一先生の話から「経営力」に大切な要素についてお話させて頂きました。それは「精神:戦略:戦術」の割合は「53:40:7」でできてるとのこと。竹田先生は「精神」についてはほとんど語りたがりませんが、それでも「精神」が経営力の半分以上を占めることを認められています。

 このでの「精神」とは、文字通り「メンタル」のことですが、そこには目標設定、理念、モチベーションなどが含まれます。「戦略」とは経営の原理原則のことで、小さな会社にとっては「弱者の戦略」、つまり「一点突破」的にな戦略が大切。広島にもイオンや夢タウンが進出しているようですが、それら大企業に勝つには、大企業のやらない一点に集中した戦略が必要。そう言えば、会社員時代、「中心市街地活性化計画」でもやたらと「一点突破」が叫ばれてましたが、当時は「弱者の戦略」など知らなかったものの、やっぱりそれなんだと再確認。そして「戦術」とは、今で言うと例えばフェイスブックの集客法だとか、最新のマーケティングスキルだとか、その時々のノウハウのこと。

 ただ、世の多くの人は、どうしても手っ取り早く稼げるノウハウに関心を持ちがちで、それは「経営力」全体の中の7%に過ぎないのです。その意味では、今日のような商業系の会合の中で「メンタル」の話をさせて頂くことは、実のところ、すごく有意義なのです。
 
 で、今日、閃いたのですが、これからこのネタで企画書を書いて、全国の商工会議所・商工会にお送りすれば、仕事の範囲がどんどん広がるではないですかってこと。特にどの自治体でも商店街の活性化は深刻なテーマ。グローバル化、大店舗の進出、不況、震災など、小売業・商店街にとってますます向かい風が吹く中、それでもちゃんと稼いでいる店はいくらでもある。そのための方法がまさに「弱者の戦略」であり、そして経営者それぞれの「やる気」や「考え方」が重要なのです。

 会社員時代は「まちづくり」の仕事をし、独立後は成功哲学や自己啓発の研究実践をし、同時に栢野さんらとの付き合いの中で「弱者の戦略」についても勉強させて頂いた。つまり「まちづくり+弱者の戦略+自己啓発」のベースを知らず知らずのうちに持つようになったのも、ひょっとしたらその方向で貢献せよとの導きじゃないかと感じてるのです。

 人生には何一つ無駄がない。まさにすべては「天命」における導きそのもの。それからもう一つ。昨年5月27日に設立した「株式会社アンサー」ですが、正直、私自身が経営者でなければ、このような話はなかったはず。昨年、「あの世に聞いたこの世の仕組み」の運黒斎さんが会社を退職される際、「Qさんの名刺をデザインしてプレゼントしますよ」など、唐突なご提案を頂いたのがきっかけ。

 で、どうせなら会社設立してからやってもらおうと言ったら、名刺を刷れるのは会社にいる間だけなんです、と言われ、バタバタと設立を急ぐことになりました。そして、肝心の社名なども悩んでいる時、黒斎さんが「降りてきた」と言い、その2時間後には「社名」と「ロゴ」が完成していたのです。もう迷う理由もないので、その一か月後には法人設立。そして今に至ります。

 そんなことを考えても、やっぱりすべては必然だってことですね。「天命」に従って生きると、すべてはベストの流れでやってくる。感謝しかないです。そんなわけで、今日はとても重要なターニングポイントを迎えさせて頂くことになりました。土曜日の広島セミナーもまだ受付していますので、ぜひ「流れ」に乗りに来てください。ありがとうございました。

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by katamich | 2011-11-11 10:39 | ■ビジネス・事業 | Comments(0)