宇宙人はいない話から 2011.11.8

 急な気温の変化のためか、ちょっとばかし風邪気味。滝行中はめったに風邪をひかないけど、気が緩むと時々こうなります。熱とかはないのですが、木曜日の商工会議所講演に向けて、ベストコンディションを作っておかないとですね。ちなみに10日は会議所、11日は完全フリー。原爆ドームの近くのホテルを取ってるので、ちょっとばかりブラブラしつつ、アイデアをまとめようと思います。そして12日は広島セミナー。今年のセミナーは8割以上が満員御礼となりましたが、初めての広島はちょっとしたチャレンジ。お近くの方はぜひお待ちしています。当日はセミナー、懇親会と濃すぎる一日を過ごしましょう。その後の人生に必ずプラスの効果をもたらします。

 ところで今日は興味深いニュースが飛び込んできました。これまで「アメリカ政府は地球外生命体(宇宙人)との接触を隠ぺいしている」などの噂が常にささやかれていましたが、その件について、ついに公式見解を発表したとのこと。


【ワシントン=山田哲朗】米ホワイトハウスは7日、異星人(エイリアン)がいる証拠はないとする公式見解を発表した。

 SF映画などでは、政府や軍が宇宙人の存在を隠しているとの陰謀説がおなじみで、これまで「大統領は国民に対し、長く秘匿されてきた地球外生命との交流についての知識を開示し、議会公聴会を開催せよ」といった請願が多数、寄せられていた。

 公式見解は、ホワイトハウス科学技術政策局の広報担当者がブログ上で明らかにした。「米政府は地球外に生命が存在する証拠、地球外生命体が人間と接触、 関係した証拠を何も持っていない」とした上で、「証拠が公衆の目から隠されているという信頼できる情報もない」と一蹴した。

 米航空宇宙局(NASA)による地球外生命の探査計画などについては、「科学者は、統計的にみて宇宙のどこかの星に生命が存在する見込みはかなり高いという結論に至っている」と指摘したが、「距離からして接触できる見込みはきわめて小さい」とした。



 政府がこのような公式見解を示すことはおそらく異例で、いわゆる陰謀論者たちは、逆に「わざわざ発表するくらいだからますます怪しい」となり、ますます陰謀論に油を注ぐことになるでしょう。しかし私としては、この見解は妥当だと判断しています。最近の代替医療慎重論もそうだけど、宇宙人否定も同様に、いわゆるスピリチュアル系からは反感買う立場ではあるでしょうが、私は決して「反対のための反対」をすることはありません。

 宇宙人がいるか否かについて、私は今まで30年以上が考えてきました。小さい頃から兄弟の間でも何度も議論になった話。結論としては、このアメリカ政府の公式見解とまったく同じ内容となりました。これまで何度も主張してきた通り、まず私は「宇宙人は存在する」と考えています。理由はこの広大な宇宙に、他に生命体いないと考えるのが不自然だから。

 しかし、その前に「宇宙人とは何ぞや」の定義も必要です。もしも宇宙人を「地球人と同じ生理的構造を持つ存在」と定義したのであれば、その可能性は高いのか低いのかの判断はできないものの、そのような存在と出会う可能性は限りなくゼロであると考えています。

 別の言い方すれば、私たち地球人が「認識」できる地球外生命体と接触する可能性は、限りなくゼロ。つまりこれは、宇宙があまりにも広大であるのに対し、地球人の「認識」の範囲があまりにも小さすぎることがその理由です。まず物理学的に言うと、この宇宙はその昔、すべて原子でできていると思われていました。しかし、そう仮定すると諸々の理屈が合わなくなる。そして次に発見されたのがニュートリノです。この宇宙は原子50%、ニュートリノ50%でできてると仮定されたのですが、それでもまだ理屈が合わない。で、結局のところこの全宇宙から原子とニュートリノをかき集めてみると、なんと4%ちょいしかないことがわかりました。ここまでが、今の宇宙物理学でわかっていること。

 じゃあ、残り96%は何かというと、わかってないけど一応名前だけはある。それがダークマターとダークエネルギーです。つまり、人類数万年の科学力をして、宇宙はまだまだわからないことだらけってことがわかったに過ぎません。ほんと、途方もありません。

 宇宙人の話に戻りますが、この「わかる」ってのは「認識できる」ってことで、今のところ地球人にとってそれはごくわずか。そのわずかの中に地球外生命体が認識できるかどうかで言うと、計算はしませんが、その可能性は限りなくゼロに近いのです。2012年に宇宙人が助けに来る、、、などの本を書いてる人もいますが、まずそれはあり得ません。夢を壊すようかもしれませんが、少なくとも私たちが生きている間、さらに言うと、今の人類が地球にいる間は宇宙人に会うことはできません。これがまさにアメリカ政府の公式見解でもあり、陰謀論などの余地さえないのです。

 ただ、「宇宙人」の範囲を広げると、私たちの環境は宇宙人だらけとなります。例えば「音楽」それ自体は、非物質であり、「人」とするには無理があるでしょうが、私たちが「概念」を超えたところに宇宙人を認めるのであれば、「音楽」もまた宇宙人です。特に私はモーツァルトが好きなので実感できるのですが、しばしば「この世のものとは思えない美しさ」と形容されるように、もともと「この世」のものではないんでしょう。だとすればそれは、モーツァルトというたんぱく質と細胞の塊に、宇宙人がウォークインして、それを媒体として表出したものと言えます。私がモーツァルトの音楽を聞いて「宇宙」を感じるのは、きっとそれ自体が「宇宙人」だからなのかもしれません。

 ただ、そこまで宇宙人の概念を広げると何でもありになりますが、あくまで「地球人と同じような宇宙人」の定義の上では、やっぱり接触するのは難しい、と言うか、可能性は限りなくゼロ。また、スピリチュアルでは人気の高いバシャールにしても、一応、宇宙人と言えば宇宙人だけど、私たちがイメージする、例えばグレイ型のような形ではありません。単なるエネルギー体であり、それは地球からはるか離れた星にいるのではなく、私たちの「潜在意識(集合的無意識)」に既に存在しているのです。別のいい方すれば、脳内に既にあるエネルギー(情報)こそがバシャールの正体なのです。

 ま、バシャールをすべて読んだわけじゃありませんが、その中の一番有名なフレーズである「ワクワク(exiting)」なんてのは、2500年前から言われてること。もしもバシャールが地球人の叡智を超えた情報を持っているのだとすれば、手っ取り早くこの世から病気をなくす方法を教えてくれればいいもの。だけど、簡単に教えるのは地球人にためにならないと言っては、結局は「ワクワク」で終わってしまう。

 だけど、バシャールの肩を持つわけじゃないけど、「ワクワク」は確かに究極。人間ってのは、最終的には「ワクワク」するために生きてるのであって、それなくしてどんなに金があろうが、異性にもてようが、人から認められてようが、意味ありませんからね。むしろ、物質的な豊かさがなくとも、ただ「ワクワク」してさえいれば、それ以上のものはありませんから。

 ま、願望実現がどうとかって言いますけど、最終的には「ワクワク」して生きることが究極。私もそれを目指してるのだし、そうやって皆で生きていきたいな~と思うだけなんです。ただ、バシャールから「ワクワクしましょう」と言われたところで、「はい、ワクワクします」とはなかなかならない。理屈はわかるんです。だけど、現実にはブルーになることばかりで、素直にワクワクできないんです。

 そうおっしゃる人は決して少なくない。それなら、まあ、いろいろやってみましょうかってことで、その一つが「願望実現」です。やってる途中でイライラすることはあっても、なんか最後までやってみるとわかることだってある。2006年の1月から4月まで、私は100日間の滝行に入ったのですが、ま、毎日きつかったですよ。一番寒い時期だし、いろいろ禁止事項もある。でも、最終の100日目は24時間、お堂にこもって行をしてたのですが、最後の最後の滝に打たれる時の日の出には、もう、心の震えが止まりませんでしたもの。あ~幸せだな~って心から実感して、その後、コンビニで買ったシュークリームの美味かったこと。文字通り、五臓六腑に沁み渡る幸せを感じちゃいましたもんね。 
 
 そしてその「感覚」を知ってるだけでも、生きることが喜びでもあるし、そんな一瞬一瞬をとても愛おしく思うのです。今の私は、とりあえず、ちびQの笑顔を見てる時が一番幸せ。神様が与えてくれたギフト。でも、実はギフトって誰にでも与えられてるし、与えられると思うのです。ようはそれに気がつくかどうか。それに気づいてる人はワクワクしてるだろうし、気づいてない人はどうかなあ。じゃあ、どうやれば気づけるのかと言うと、やっぱりいろいろ動いてみるしかないんじゃないかな。

 「あ、これやりたい」って思ったことを、素直にやってみる。その繰り返し。そのうちギフトに気がつける時もあれば、ギフトが突然やってくることもある。そして気がつけば、「な~んだ、これでいいんじゃん!」と究極に気がつくこともある。そうなるともうワクワク以外ありませんものね。今の私は結構そんな感じ。だからなのか、ワクワクすることばかりの毎日ですもんね。

 宇宙人の話からえらいそれちゃいましたが、なんだかね、自分にとって宇宙人とかどうでもいいのが正直なところ。なまじ「会える」とか希望を持つから気になるのであって、いろいろ理屈こねてでも「会えない」って知ってしまえばそれでよし。だけど、そんな話は好きなので、宇宙に関する新しい発見とか見解とかがあれば、やっぱり楽しんじゃう。それはそれでいい。

 同じようなことに「死後の世界」もあるけど、これは宇宙人以上に知ることは不可能。世の中には臨死体験とかで「死後の世界」を見てきたって人はたくさんいるけど、その人たちは生きている以上、死んでませんからね。また、瞑想やチャネリングで見てきたって人もいますけど、それが本当に「死後の世界」である保障はどこにもありませんから。だけど、気になりますよね。

 ただ、これだけは言えるのですが、きっとこれからどんなに科学が進化しようが、「死後の世界」だけは絶対に明らかになりませんから。それは人間の宿命でもあります。誰もが気になるものだけど、絶対に知ることができない。だけど、最後は誰だってそこに行く。それが「死後の世界」の特異性でもあります。

 だけどまあ、それだけわかってしまえば、「死後の世界」など気にしてもしょうがないってことがわかります。ある意味、それが「悟り」じゃないかと思うこともあるんですが、わかんないものはわかんないでいい。そう思うと気が楽ですもん。それよりも目の前にいろんなギフトが転がってるのだから、それを感じてワクワク生きてれば楽しいですもんね。

 そんなわけで、宇宙人の話からかなりそれちゃいましたが、その話することが自体が楽しいので勘弁してください。てなところで、また明日。ありがとうございました。

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by katamich | 2011-11-08 23:39 | ■精神世界 | Comments(0)