2012年に向けて 2011.10.15

 今日は久々にビジネス系セミナーに参加してきました。知り合いが主催してるってこともあり。3時間半のセミナーでしたが、さっそく実践できるネタも頂き、有意義な時間でした。懇親会も参加したかったのですが、生憎と「行」なので辞退。そのまま家に帰るのももったいないので、新しくできた博多の阪急に行きました。と言っても本屋くらいですが。そして喫茶店で書きもの。

 で、今日の滝行は4時55分に起きて行きました。ちょうど2週間が終わりましたので、残り1週間です。インドから帰ってちょうど3週間。あっという間に月日が過ぎますね。いよいよ「アセンション」と騒がれる2012年まで2か月ちょいです。2012年12月23日にマヤ歴が終わることになってるのですが、何が起るんでしょうかね。

 前も書いたと思いますが、私がいわゆるスピリチュアルに興味を持つきっかけとなったのが、まさに「アセンション」と言うか「フォトンベルト」の話を聞いたこと。当時聞いた話は実はわかりやすかった。細かい話は省きますが、地球が何万年かぶりに「フォトンベルト」という磁気エネルギーの中に突入して、5日ほど電機が使えなくなるから、食糧とロウソクを用意しとけって内容。

 その5日を過ぎると、今度はあまりに異質な磁気エネルギーに耐えれる人とそうでない人が出てきて、耐えれる人には天国の生活だけど、そうでない人は地獄。じゃあ、どうすれば天国に行けるか言うと、波動を高めておけばいいって話。その話を広めていたのが経営コンサルタントの船井幸雄氏。そして波動を高めるための方法がいろいろ紹介されていました。長所を伸ばすとか感謝しよう、とかの話だったと思います。

 その翌年、船井氏自身がフォトンベルトの存在を公式に否定したのですが、とにかく2012年には何かが起るって話ばかり独り歩きして、今では「フォトンベルト」の代わりに「アセンション」なる言葉がメインに用いられています。物理的エネルギーとしてのフォトンベルトは存在しないため、5日間ほど電機が使えなくなるなどの話もなくなりました。きっと何事もなくその日は過ぎ去るだろうし、そもそも一般の人はフォトンベルトもアセンションもほとんど知りません。騒いでいるのは精神世界好きの人ばかり。

 ただ、今思うと、私が今のようになったのは「アセンション(フォトベルト)」の話がきっかけで、あの時期にそんな情報を知ることができたのはよかったと思っています。船井氏のサイトや本もかなりチェックして勉強させてもらいました。確かに今となっては違和感のある話も多いのですが、生きる姿勢や考え方についてはとても共感するし、今でも大切にしています。

 そしてその延長上に先日も書いた斎藤一人さん、五日市剛さん、小林正観さんなどとも出会い、滝行も始め、そして会社を辞めてしまうのですが、その時点では完全にゼロの状態だったのが、よくもまあ、今のように自分のしたいことをして生きていけるようになったものです。

 ちなみに今日のセミナーは、ようするに手っ取り早く稼ぎましょう的な内容だったのですが、話を聞いていてちょっとした危うさも感じました。早く成功することは確かに良いように思えるけど、急に目立った人は失墜も早いケースが多いから。早く成功するには、なるほどそのための方法がしっかりあるんだなってことはわかりましたが、基礎体力をつけずして、ノウハウばかりで駆け上がった人の行く末については、あまりいい話を聞きません。

 だからと言ってゆっくりやればいいって話でもないのですが、私のポリシーとして、成功には基礎体力が重要だと思っています。その「基礎体力」とは何か。一言で言うと「メンタル」です。ランチェスター経営の竹田陽一先生は、戦略コンサルでありながら、「成功に必要な要素はメンタルが53%」と言っています。つまり「メンタル」という土台なくして、ノウハウばかりを積み重ねるのは、非常に危険なわけです。

 実際、長く成功されている人は、人とは違ってメンタルを持つし、付き合っていても勉強になります。そして私自身が今まで積み上げてきたものは、実は戦略・戦術ではなく、メンタルそのものだと言えます。たまに私のブログに紛れ込んだ人から、「ビジネス系のブログ」と思われることもあるのですが、元々はそちらの話にはあまり関心もなく、ひたすらメンタル、言い換えるとスピリチュアルで生きて行こうと思っていたふしです。

 そして独自にスピリチュアルを研究している中で、何が正しくて、何が間違っているかも、自分の言葉で表現し、時には敵を作りながらも正面から言うことができるようになりました。つまり「スピリチュアル」の変なところもいっぱい見たし、経験もした。そしてスピリチュアルは必ずも人を幸せにするとは限らないこともわかりました。

 例えば神仏や霊、過去生に代用される「目に見えない存在」を信じることがスピリチュアルであり、そうであることが精神性の高い条件だと言う人もいます。先ほどの話で言うと「波動の高い人」のこと。ですので、時々書くように、霊も過去生もカルマも存在しない、と言うと批判を浴びたりするわけです。

 しかし「目に見えない存在」を信じることと、その人の人間性の高さとは、何の関係もありません。「目に見えない存在」を信じるとは、言い換えると、そのような存在への関心が極めて高いことを意味します。霊や過去生が気になって仕方ないだけなのです。

 ですが、実を言うと「目に見えない存在」に関心を示すことは、人間、いや生物の本能に過ぎないのです。何度も書いてきたように、人は本能的に「安心・安全」を求めます。つまり「恐怖・危険」を避けようとします。そして人間にとって一番の「恐怖・危険」は何かと言うと、それは「未知」であること。霊がなぜ怖いのか。それは霊の正体がはっきりしないから。どっかの諺だったと思うのですが、「霊に名前を付ければ怖いくない」って話があります。それは言い換えると、霊を可視化すれば怖くなくなるって話。正体が分かれば怖くないのです。

 しかし基本的に霊にしても、過去生にしても、そして死後の世界にしても、その正体を確かめることは絶対にできません。少なくとも3次元の物理空間の文脈で、それを確かめることはできません。できたとすれば、それぞれの主観的体験においてのみです。今まで何度も霊を見た、過去生の記憶がある、死後の世界を見てきた、と言う人の話を聞いてきました。ですが、それらは単なる主観的体験に過ぎず、言い換えるとすべてが脳内の出来事なのです。

 そうである以上、いわゆる「目に見えない存在」の正体を明かすことは永遠にできません。と言うことは、その存在はいつまでたっても「未知」であり、人々の関心を消すことはないのです。そしてしばしば、自称・目に見えない存在を知覚できる人が登場します。いわゆる霊能者やチャネラーの類。多くの人は「目に見えない存在」が気になって仕方ないところに、その正体について、それなりの臨場感を与えることできる。そしてその人をカリスマ的に扱い、多額のマネーがその人の元に流れるわけです。

 繰り返し言いますが、「目に見えない存在」を信じることと、その人の人間性・精神性とは何の関係もありません。むしろその存在を気にする人であればある程、「安心・安全」のメカニズムに支配された、原始的で未発達な脳の持ち主であると言えるでしょう。こんな言い方をするから嫌われるのでしょうが、ま、これは私のブログですので思ってることを素直に書かせて頂いてます。

 ようは「目に見えない存在」はすべて幻想であり、そしてさらに言うと「目に見える存在」だって幻想なのです。「雨が降る」って現象は目に見えますが、雨の降らない地域に住んでいる人にとっては、それは雨とは認識でいません。せいぜい「何か冷たいもの」くらいであって、それさえも認識しないことだってあります。もっと極端な話をすれば、私たちのほとんどはニュートリノを認識することはできませんが、それを認識できる人だっている。小柴博士を始めとしたその道の研究者がそうです。

 また「雨」を認識できる人たちの間でも「鬱陶しい」と思う人もいれば「気持ちがいい」と思う人もいる。いや、それは季節や気分によっても違ってくる。つまり「雨」は一つの現象ですが、それに対する世界認識は人によってまったく異なります。そんな違った世界観が付与されるものを「幻想」と呼ばずして何と呼べばいいのか。

 2,500年前にお釈迦様が「色即是空」と言いましたが、それはまさに「この世はすべて幻想」であることを看破した表現。しかしながら、今、「すべて」と言いましたが、これは実は正確な表現ではありません。実は唯一、絶対的なリアルな世界がある。それが「今、ここ」です。または「今、ここ、私」です。

 もし、「今、ここ」を知ることができれば、実は霊なんていないし、死後の世界なんてないことを知ってしまう。と言うか、気にならなくなる。なぜなら「今、ここ」以外はすべて「幻想」だから。その「幻想」を「幻想」として認識するには、「幻想」の外に出る必要がある。そこがまさに「今、ここ」なのです。だから私はハッキリ言うことができる。この世はすべて幻想だし、つまりは霊も過去生も死後の世界もないってことを。

 と言いながらも、私はその幻想の世界に生きていることも事実。だけど、この世が幻想であることを知ってこの世界に生きるのと、知らずに生きることでは、生き方の「質(・・と言っていいかわからないけど、とりあえず今は)」が違ってくるのも確か。幻想と知れば、それなりに楽しめばいいし、楽しむことを選択できるわけです。

 2012年。もしも「アセンション」なるものがあるとすれば、それは人々が最もリアルな世界の存在を知るようになることじゃないかな、、、なんて思いながら電車に乗って帰ってきました。そんわけで、今日はこの辺で。ありがとうございました。

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by katamich | 2011-10-15 23:39 | ■精神世界 | Comments(0)