「何かある」と「何かする」 2011.9.27
2011年 09月 27日
8日間の旅ではいくつかの要所がありまして、最初にちょっと体調を崩しかけたのがパンゴン・ツォの後の民宿で。その時は37度0分の熱があったのですが、すぐに薬を飲んで早目に寝ました。それまで気を張っていたのが、大きな要所を超えたことで緩んだのでしょう。そしてレーに無事戻り、デリーに戻り、日本に戻り、最後に福岡に戻ってきた瞬間の発熱ですから、よっぽど気を張っていたことがわかります。
でもエネルギーすっからかんになったってことは、また新たな新鮮なエネルギーが入るってことでパワーアップ。週末からまた滝行もスタートする予定ですし。そんなわけで、そろそろ9月17日からのインドツアーのレポートをしていきたいと思います。更新してもトップには来ませんので、よかったらちょっとさかのぼって見てくださいね。ただ、その日その日の記事は写真中心の客観的なレポートにとどめておきたいと思います。気づきやら心理描写やらし出すとキリがありませんから。ちなみに写真なんですが、これはもう、、、ブロガーの習性を感じさせました。
ここ数年、写真を紙にプリントすることがほとんどなくて、もっぱらデータ管理のみ。そして撮る時はなるべく人物の正面が写らないように(肖像権の問題で)、自然な光景ばかり(ピースサインなどなく)になっています。最初からその気はなくとも、まさに「ブログ仕様」の写真になってるじゃないですか、ほとんど。それに対して義父の写真など見たら、ほとんどが記念撮影。カメラ目線のない人物などあり得ないって感じで、これも世代なのかな~と思います。そんなわけで17日~24日のレポートもぼちぼち更新していきますね。
それにしてもこの8日間、ものすごく濃い経験でしたし、そしてものすごく濃い話ができました。男性6名、女性10名で、部屋割の関係からどうしても男女に分かれる傾向があり、男同士で話をすることが多かったのですが、特に伊藤さんとか麻井さん、宮崎さんのような起業家の方と一緒になるとどうしてもそんな話。いくつもの「名言」が生まれたと思うのですが、生憎、メモってないのであまり覚えていません。オーディオ学習マニアの麻井ちゃんにして「録音しとけばよかった~!」と思うような会話も多々あったのですが。
でもまあ、潜在記憶には残っていますので、必要な時には出てくるでしょう。その中で、帰国後、伊藤さんから頂いたメールを見て思い出しました。こんな文面です。
ここから本題ですが、インドでQさんと『何かある』という話で
盛り上がりましたが、昨日、車で家に帰るとき、ふと頭に浮かんだ
ことがありました。
私がうまくいった時期は、ネットを使って飛躍した人が多く
『人生、何かある』といった話は、当時からよくしていました。
それで面白いのは、こんな会話を交わした人は、ほぼ全員
今でも順調に活躍しています。
一方、こういった話に興味を示さず、成功=100%自分の努力の結果と
捉えていた人は、消えていったような気がします。
私が知らないだけで、どこかで活動しているのかもしれないのですが
ネットで目立たない時点でおかしいので、やっぱりダメになったのかなと。
あと、『何かある』という話をする人は、みんな謙虚で普通です。
謙虚というのは成功するためのキーワードだと思っていますが
自分以上の存在を知ることは、そのための最良の方法なんだろうなと
感じます。
だからといって、ノウハウ的に頭でそう思い込むのも違うので
自然に、そんな機会を持てたというのはラッキーだと思います。
それ自体がギフトのような気がします。
いかにも伊藤さん的な含蓄ある言葉。私だけメールにしてはもったいないので掲載させて頂きました。この「何かある」ってのは私の口癖のようなものでもあります。これを「シンクロニシティ」と言い換えることもできますが、何か目に見えない存在、大いなる何か、宇宙、神、、、のような存在を考えずして説明できないことが多くあります。
そして時々、そのシグナルを発してくれることがあるのですが、それは単に「わかりやすい何か」ってだけで、今この一瞬ですら、宇宙はシグナルを発してくれていると思われます。前回2005年5月のインドの旅では、初日に所持金を奪われ5,000円でラダックに立ったのですが、そのような出来事でさえも、すべては必然的に宇宙のシグナルだったと、、、今なら確信できます。
確かに殴られ、所持金を奪われたことは一見不幸に見えますが、なぜにあの時、5,000円分だけカードにあったのでしょうか。そんなギリギリの額だけ。今思うと、そのギリギリに追い詰められた状況で「気づけ」って言われてたことがしっかり腑に落ちます。そしてそのおかげで本の出版もできたし、そして今回のようなツアーを開催するに至ったのは事実ですから。
つまり「何かある」ってのは、宇宙につながる魔法の言葉とも言えるわけで、目の前に起るすべての事柄は宇宙による「何かある」なのです。そしてそのことに気が付いた瞬間、、、人生は加速する。伊藤さんの話によると、彼はそもそもスピリチュアルではなかったそうです。アメリカの大学を中退し、外資系の製薬会社に少し勤めた後、起業。そして生活費を稼ぐために「英会話」のサイトを立ち上げ、そこから英会話のアドバイスをしながら適切な商材を販売するようになる。それでなんとかかつがつと生活していたのが、ある日、、、もっと正確に言うとある半年で人生が劇的に変わる体験したそうです。
それがホリエモンとの対談に始まる一連の出来事。その半年で収入は20~30倍にもなり、そうなるとどうでしょう。人によっては「オレの実力がようやく認められた」と思うのでしょうが、伊藤さんはそうでなかった。やっぱり「何かある」だったのです。自分の力を超えた「何か」が存在していて、その大きな「何か」に単に転がされているに過ぎない。そう思ったとのこと。
ただし、それは「何もしない」を意味するのではありません。人間として生まれてきた以上、それなりの役割があります。それが「何かする」です。しかしながら「何かする」だけでは、人生が動かないのも事実。今、ふと降りて来たのですが、大切なのはやはり、、、
「何かする」と「何かある」
のバランスなのではないでしょうか。スピリチュアルに頼っている人の多くは行動や努力を蔑にして「何かある」ばかりに期待してしまう。その結果、何も動かない。一方、スピリチュアルを軽視している人の多くは「何かする」ばかりで自分を超えた大きな力を信じようとしない。その結果、思った通りの結果が得られない。
世の中でいわゆる成功している人は「何かする」と「何かある」のバランスが絶妙です。おそらくこのブログを読んでいる人は、割合的に「何かある」に共感する人が多いと推測します。「何かある」と言えば「そうそう」と頷いてくれるのでしょうが、「何かする」と言われると、「ちょっと違う・・」と拒絶される。これまで努力や行動の話をしてきた時、そのような反応を頂いたことが何度かありました。
もちろんこの世の中は「何かある」のです。しかし人間として生きている以上、その使命として「何かする」が大切。今回のインド旅行では改めてそんな基本的なことを確認させて頂くことができました。では、私たちは何を「何かする」にすればいいのでしょうか。
その答えは私の口から自然と出てきました。それは「自分のできること」です。そしてできれば、それが人にわずかでも関係のあること、影響すること、与えることなんです。私に関して言えば、毎日ブログを書いています。今では一日2,000人程度の人に読んで頂いていますが、それだけの関係や影響を発信していることになります。ただし、重要なのはその数ではありません。
インドでこんな話もしました。それは「毎日する」と「ほぼ毎日する」とでは雲泥の差があるってこと。私は毎日欠かさずブログを書いています。一方、ある人はほぼ毎日ブログを書いています。「毎日」と「ほぼ毎日」とでは、「数量」的にはさほど違いがありません。しかし「質」的には天と地ほどの違いがあると感じています。
モーツァルトは物心ついてから36年の生涯を閉じるまで、ほぼ毎日、音楽を生みだしていたのではありません。完全に「毎日」生み出していました。彼の手紙の中にもこう書かれています。
「みんなはボクのことを天才って言うけど、ボク以上に音楽のことを考えている人はいないよ」
笑いの天才、松本人志も同様のことを言っています。
「オレ以上に『笑い』のことを真剣に考えてる奴はおらん!!」(「放送室」より)
これが天才と凡人の差なのです。天才は「毎日」、秀才以下凡人は「ほぼ毎日(か、それ以下)」です。私にしては、たかがブログを毎日書いてるからって、自分のことを天才扱いするつもりは毛頭ありませんが、もし私があと50年、完全に毎日ブログを書き続けていたらどうなってるでしょう。おそらく何かの「天才」と言われているかもしれません。今回の旅の麻井ちゃんがリスペクトしている土井英司氏は「ビジネスブックマラソン」というメルマガを完全に「毎日」配信しています。そして彼はすでに天才の域に達しています。
モーツァルトはしばしば「音楽の神様」という言葉を使うし、松本人志も同様に「笑いの神様(が降りてきた~!)」って言葉を使います。そこで言う「神様」こそが「何かある」の「何か」なのです。
私はたかがブログを毎日書いているだけ。まだ7年目です。だけどたったそれだけの年数であっても、その「何か」の存在をめちゃくちゃリアルに感じています。もっと言えば、7年目にして初めて感じたのではなく、一年、いや半年でその「何か」を感じることがありました。そしてその「何か」は年々増えているのが現実です。
そんなわけでして、インドでは毎日濃い話ばかりしてたのですが、その辺のこともおいおい書いて行きたいと思います。メモ用にノート一冊持って行ったのに、結局、最初に一ページも埋まりませんでした。でも私の頭(身体)にはノート百冊分に収まらないほどの情報量がインプットされています。しばらくインド関係の話が続くかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
今日の話に共感して頂ける方はクリックをお願いします!
↓ ↓

人気blogランキング
【広島】11月12日(土)・13日(日):超意識ワークス2日間セミナー in 広島
【大阪】11月18日(金・夜):宇宙となかよし塾 in 大阪
【名古屋】11月19日(土)・20日(日):超意識ワークス2日間セミナー in 名古屋
【世界】90日間で人生が変わる超意識コーチング(第三期)