元気100倍 2011.7.31
2011年 07月 31日
そう言えば今日のアンパンマンはなんだか感動しました。先週の続きの長編バージョンだったのですが、魔女みたいな悪者に世界が真っ暗にさせられる話。アンパンマンは基本的に顔が汚れたり濡れたりすると力が出なくなるのですが、仲間を助けてるうちに顔が汚れてしまいます。さらにショクパンマンやカレーパンマンなど仲間たちは次々とヒヨコに姿を変えられてしまい、万事休す。いつもは悪役のばいきんまん達までヒヨコになってしまい、顔が汚れて力が出ないアンパンマンが孤軍奮闘。それでも「負けるものか~」と力を振り絞る姿を見て、、、思わず胸が熱くなりました。
最後はみんなで力を合わせて、ばいきんまんも手伝って、悪者をやっつけて平和が蘇ります。あまりにもスッキリした勧善懲悪なのですが、大人が見ても勇気づけられます。と言うか、私が単純なだけかもしれませんが、最近はちびQと一緒にアンパンマンを見るのが楽しみになっています。
考えてみたら、、、子どもの頃ってものすごくたくさん「夢」を持っていたように思います。私は小一の頃、友達に「改造人間になる」と言って小馬鹿にされた思い出があります。全身は無理だけど、例えば右手だけでも改造してパワー100倍になるのは可能だ!とか反論してました。でも、今思うと、私は間違ってない気もします。もちろん仮面ライダーやキカイダーのように改造は無理かもしれませんが、医療器具や福祉器具を体内に埋め込むのは普通のこと。しかしもっと大きな「改造」があります。それが「努力」です。
こんなこと言うと、またまた「努力は奴隷の力だよ~」とか言う人が出てくるのですが、何か夢や目標に向かって頑張る(「顔晴る」ではなく)ことは、人間にとって一番美しい姿だと思うのです。人間って何に一番感動するのでしょうか。それは自らの限界を超えようとする姿こそに感動するんじゃないでしょうか?
先日、女子サッカーのなでしこジャパンが優勝しました。強豪アメリカを相手に試合終了間際に同点ゴール。そしてPKで逆転勝利。これはリアルタイムで見ていた人は、めちゃくちゃ感動したと思うのです。泣いたでしょ、サッカー知らなくても。あれってやっぱり最後の最後まで諦めないで、そして自分たちの限界を超えた何か、しばしば神がかりな力が降臨してきた、その姿に感動するんじゃないかと思います。
実は前も書いたと思いますが、私の「生きる指針」ははっきりしています。それは「感動」です。感動するために何をするか、、、それが私の生きる道。インドに行くのだって、あれは感動しに行くのです。いつか宇宙に行きたいと思うのも、やっぱり感動したいから。宇宙空間から私たちの住む地球を見るって、これ以上の感動はなかなかないじゃないですかね。セミナーだってそう。いろんな人と感動を分かち合いたい。そのきっかけになればと願ってセミナーをしています。
そもそも「感動」ってどこにあるんだろう、、、って考えてみると、それはきっと「自己の超越」にあるんじゃないかと思うのです。「感動」ってのは「感」が「動」くもの。私はいつも「感」のことを別名「潜在意識」と呼んでいます。「意識」は「言葉」であらわされる世界であるの対し、「潜在意識」は「感覚」であり「身体」のこと。身体がぶるぶる~って動くことを「感動」って言うのだから、まさに「潜在意識」が揺り動かされること、そのものなのです。
またちょっと理屈ぽい話をするけど、そもそも「潜在意識」って動きたくないって性質を持っています。動くことは変化につながる。変化した先は未知の世界。未知の世界は危険。潜在意識は安心安全を守る。したがって動くことは危険なので、なるべく動きたがらないのが潜在意識なのです。現状維持のこと。
だけどずっと現状維持したままだと成長はない。月収30万円の人が100万円を望んでいたとしましょう。でも、潜在意識はどんなに望んでも「30万円」を維持しようと働きます。なぜなら潜在意識にとって「100万円」は危険極まりないと判断するから。では、本当に100万円を得たいのであれば、潜在意識を動かす必要がある。そのための原動力が「感動」なのです。
何かの本を読んで感動したとしましょう。するとその本に感化されて動き始める人がいますよね。多くの成功者には「座右の書」なるものがあって、停滞したり、負けそうになったりしたら、その「本」に戻って「感」を「動」かそうとする。「感動」ってのは実は現状を打ち破る一番の特効薬なのです。
人間ってのはやっぱり死ぬまで成長したいと思うし、成長すべきだと思うのです。「ありのまま」って話も言葉の表面をとらえると「何もしなくていい」みたいに思われるけど、決してそうじゃない。赤ちゃんが何も言われなくとも、動こうとし、食べようとし、歩こうとし、話そうとするように、成長することそのものが「ありのまま」の姿なのです。
だけどいつの間にか、そうやって動くことをはしたないこと、端的に言えばお金を稼ごうと頑張ることをはしたないこととして、どうにか動くことをやめようとし、それを美徳であるかのように信奉する。赤ちゃんが初めて自力で立ち上がり、歩き始めた時。それを見た親は例外なく「感動」するでしょ。子どもの成長を見て感動するのは当たり前だけど、別の言い方をすれば、赤ちゃんがその限界を一つ突破した姿に感動するんでしょ。ちびQはまだ2歳だけど、この先、保育園や小学校でいろんなことにチャレンジしていき、その度ごとに感動する自分がいると思うんです。
そんな姿見て、オレも頑張ろう~とか思うんじゃないかな。感動とは自己を超えること。自己を超えることによって感動する。心が動く、感情が動く、そして潜在意識が動いて現状を突破する。そこに初めて「成長」があり、自らが生まれてきた意味をまっとうすることができる。成長に向かって努力する自分。そのプロセスでボロボロ涙を流して感動する自分。そんな自分に出会うために、明日からもが頑張って行こうと思います。顔が汚れて力が出ないアンパンマンも必死で頑張っていた。オレも頑張ろう~って素直に思いました。はい。
そんなわけで、8月もまた感動的な一か月にしちゃいましょう。と言うか、一日一日が「感動」の連続にしたいとよね。もう、単純な話だけど、朝、目が覚めた瞬間、
「今日はどんな感動的なことが起るだろうか?」
と質問して、さらに寝る前、
「今日はどんなことに感動しただろうか?」
ってちょっと思うだけで、人生の質がガンガンに良くなって行きますよ。私はいつもそうしてます。湯船に浸かりながらとかも、「オレの人生、、、感動だらけや~」としみじみしたりしてね。ちなみに昨日、すごく感動的なことがあったけど、まだブログには書けませ~ん。NLPセミナーの最中には言ったのだけどね。勘のいい人はわかるかな。このまま順調にいけば来年の春には、、、おっとその辺で。元気100倍。ありがとうございました。
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