前世に求めるもの 2011.5.30

 今日からまた新たな一週間。今週はいよいよ6月に突入ですね。この半年、、、何やってたんだろう、とか振り返ると、それなりにいろいろやってたようですね。こうやってあっという間に一年が経つんでしょうね。9月のインドまであと3か月ちょい。ちゃくちゃくと進んでいます。そして今週末は「超意識ワークス2日間セミナー(東京)」です。そう言えば東京は、、、と言うか出張自体が2月以来。最近はコーチングのセッションがたくさん入っていたし、福岡での活動が中心だったので久々ですな~。その東京も残席3名です。

 ところで最近、「この世は幻想」って話を繰り返してるわけですが、もちろん「あの世」だって幻想。ただ、この「幻想」って言葉に否定的なニュアンスを感じている人が少なくないようです。特に「あの世も幻想」って言われると、何かガッカリしちゃうのでしょうか。この場合の「あの世」は死後の世界とか、霊界とか、その手の世界のことね。前世とかも入れていいかも。

 中には「この世」を生きていることの悩みや苦しみが大きくて、「あの世」の救いを求める人も決して少なくないです。浄土思想なんかもそうでしょうが、現代スピリチュアルにおいては、もうちょっとニュアンスが違ってきます。今から書くことは、もしかしたら多くの反発を買うかもしれませんが、それでも勇気を出して書きたいと思います。

 「あの世」に救いを求める人の多くは、、、つまり「言い訳」が欲しいだけなのです。

 その人たちにとって「この世は幻想」という思想はわりと好意的に受け入れられます。つまり「この世=苦しみ」と考えている人とって、苦しみも幻想なんだよ、、、と言ってあげると救われた気になるようなのです。では、真実の世界はどこにあるのか。それが「あの世=死後の世界、霊界、前世などなど」なんですよ、、、と言うと、ハッとなるわけです。

 中には「あの世=原因の世界、この世=結果の世界」と説明する人もいるのですが、私がもしこの説に賛同するのであれば、もうちょっと定義を明確にします。それは「あの世=潜在意識、この世=意識」という図式です。その辺に関しては、前もどっかで書いたと思いますし、またの機会にでもしっかり書きたいと思いますが、今日は別のアプローチの話をします。もう一度言いますが、「あの世」に救いを求める人の多くは、単に「言い訳」が欲しいだけなのです。

 深い話じゃなく、単純に考えると、「この世」の苦しみとは、単に思い通りにならないだけのこと。仕事がつらい、給料が少ない、異性に縁がない、人間関係が苦手、願いが叶わない、、、などなど単純にそういうこと。だけど「潜在意識」はそのような現状を維持してしまって、それに打ち勝つ気力もないので、ずるずると苦しい状況に甘んじてしまう。でも、どうにかしてこの状況を打破したい。どうなりたいかはともかくとして、とにかく現状を打破したい。でも努力はしたくないし、これ以上苦しい思いもしたくない。

 そんな時にふらっとスピリチュアルな情報を耳にし、そこで「真実」を知ったような気になり目が覚めます。まるで昔の私のように。「この世(現実生活)」が苦しいのは、「前世」に原因があったんだ、、、と誰かに言われてその気になります。一例をあげましょう。

 Aさんという女性がいます。Aさんは結婚15年で、二人の子どもを持ち幸せに暮らしています。表向きは。だけど、家族の世話ばかりの単調な毎日に嫌気がさして、パートタイムの仕事をするようになります。朝9時から夕方の4時までの6時間。子どもが帰ってくる時間には家に戻ります。

 そんな時、パート先の上司のことがちょっと気になり始めます。旦那とはここ5年くらいレスだし、会話という会話もあまりありません。たまに家族と出かけることはあっても、二人でデートすることなどもすっかりなくなりました。と言うか、お互い無関心なのです。旦那が自分を褒めたり、認めてくれることもありません。その時、パート先の上司から優しくされ、認められて、段々と好きになっている自分に気が付きます。

 しかしその上司にも妻子はいます。だけど恋には障壁があればあるほど燃えるものだし、真実の愛に目覚めるために、神が与えてくださった試練かもしれない。そんなある日、友達から「すっごく当たる」と評判の占い師を紹介してもらいます。占いと言うよりも、チャネリングと言った方がいい感じ。

 セッション料は一万円だし、パートの給料で十分に払える。対面で30分のカウンセリング。そこで、(詳細は省きますが)自分のことを完全に見透かされていることを知ります。とにかく当たるのです。自分にしか知らない情報なのに、その占い師は次々と当ててくる。もちろん上司に恋していることも知っていました。これは本物だと確信します。

 そこで本題に入ります。私は今後どうしたらいいのか、特にその上司との関係は。占い師は20秒ほど沈黙した後、突然、目を見開いてこう言いました。

「その方(上司)と貴女とは前世で夫婦だったようです」

 Aさんは驚きながらも、「やっぱり」とため息をつきます。占い師が言うには、自分と上司とは前世で、それはそれは仲睦まじい夫婦だったにも関わらず、上司は早くに病死してしまい、自分はその後、新たな恋をすることもなく生涯を閉じたんだと言われます。その時の「悲しみ」が、今生でも今一つ素直になれない自分を作ってしまい、もはや好きでもない旦那と単なる共同生活をする羽目に陥っている。

 今生の使命はまさに、その時の「悲しみ」を癒やすことであり、それによって自分だけでなく、家族全体が幸せになることができる。まさに自分は「幸せ」なるために生まれてきたんだ。そのことを占い師のチャネリングが再確認されるわけです。では、どうすればその時の「悲しみ」を癒やすことができるのか。そのためには「素直」になりなさい、と言われます。つまり、その上司の方と結ばれる以外に「悲しみ」を癒やすことはできないんです、と強く言われます。

 その瞬間、目から熱いものがほとばしり、恥ずかしくも生まれてこれほど泣いたことはないくらいに号泣してしまったのです。その日はそれで一応終了。しかし、仮にその上司と結ばれたところで、今の旦那はどうなるのか。子どもたちは。彼らを傷つけることなど自分にはできない。そう思い悩み、再び、占い師の元を訪れます。すると次のように言われます。

「ご主人もまた貴方と別れることで、前世から約束し合った女性を結ばれることになります」

 Aさんは驚きながらも、「やっぱり」とため息をつきます。では子どもは。

「お気づきだと思いますが、お子さんもまた、前世で貴女の子どもでした。と言うことは、本来、貴女の子どももまた上司の子どもでもあるのです。前世で夫婦だった上司の方が亡くなった後、小さな子どもを残して亡くなったことをとても責めていらっしゃいます。ですので、その上司の心を癒やすためにも、貴女は子どもを連れて上司の方と結ばれる必要があるのです。それが決められた運命なのですから」

 Aさんはまたしてもこれ以上ないくらいに号泣してしまいます。しかし、そうは言われても、そうやすやすと旦那を捨てて子どもと一緒に家を出るわけにもいきません。どうすればいいかと占い師に迫ったところ、

「そのためには今のご主人の前世をしっかりと見る必要があります」

と言われます。しかし、連れてくるわけにはいかないので遠隔での鑑定が必要となるのですが、そのためには普段の20倍のエネルギーが要されます。そこまで言われると、もうAさんは20万円を用意するしかないですよね。

 そんな感じで、これは今、私がでっち上げた創作ではあるのですが、あながちデタラメではありません。と言うか、パターンです。これが。最初にAさんのことを次々と当てるのも、実はそんなに難しくありません。その辺の占い師はみんなやってますし、手品師にでもできます。

 そう言えば長崎に「あんでるせん」って喫茶店があるのですが、そこのマスターは超能力者(?)と言われています。しかし、彼が「超能力者でない」ことを証明するのは「悪魔の証明」なので不可能ではありますが、少なくともそこでなされるショーのすべてのタネを私は知っています。

 その中に「名前を当てる」って芸当があるのですが、行った人はみんな不思議がります。でも、タネを明かすと、当てる前に必ず「紙に書かせてる」のです。紙に書かせるのは「証拠として」と言いますが、そこに書いた名前は、マスターのカウンターの下のモニターに出てくる仕組みです。私のそのモニターを見たので確かなことです。ちなみにそれはマジックショップでも売ってます。

 ま、道具を使うまでもなく、無防備な人に対して「当てる」ってのはさほど難しいことではありません。しかも、占い等に来る人は、お金を払っている以上、「当てて欲しがってる」わけですので、その人たちのことを当てるのは朝飯前。先の「あんでるせん」についても、何度も行けばタネがわかるのですが、中には「手品と見せかけた超能力(超能力に見せかけた手品ではなく)」などとむちゃくちゃな論理で擁護しようとする人もいます。

 占い師についても、そのレベルまで信じてしまえば、その後に言うことに疑いを挟むことはできません。前世だと言われたら前世だし、カルマだと言われたらカルマなのです。話を戻しますが「前世で夫婦だった」と言われたら、その人の中でそれはゆるぎない事実となり、もう結ばれるしかないところまで追いつめられます。

 ただ、、、その上司はAさんのことをどう思っているかと言うと、なんとも思っていないのです。単にパートに来ている一主婦に過ぎないし、妻子を捨てるつもりなどもとんでもない話。しかしAさんの中では完全に盛り上がってしまい、ついに上司に告白する日がやってくるのですが、当然、相手にされません。

 これ以上は言いませんが、そんなことってたくさんあるのです。実際にあった話では、ある若い独身女性が妻子ある男性と不倫関係にありました。そこでも「運命」の二文字がやってきて、身ごもってしまいます。その後は、、、もう言いますまい。結局、最悪の事態でことが収束を余儀なくされたのです。

 人はなぜ「あの世」に救いを求めるのか。それは単に「言い訳」を求めているだけなのです。今の旦那とは冷え切った夫婦関係。そこに他の男性を好きになってしまった。当然、後ろめたい。その後ろめたさと、他の男性が好きになることの正当性を「あの世(前世など)」に求めて、「言い訳」をしたいだけなのです。

 仕事が嫌だ。それも「前世」のせいにできますし、人間関係の悩みも「前世」のせいにできます。しかし「言い訳」を求めたところで、何が得られるのでしょうか。相手のことも考えずに勝手に盛り上がって、勝手に傷つくだけのこと。もちろん人を好きになることは悪いことじゃありません。たとえそれが不倫であっても、好きなもんは仕方ない。

 だけどそのことで巻き起こるあれこれの「責任」をしっかり取る覚悟は必要。前世の論理など持って来ずに、しっかりと現状と向き合うこと。そして傷ついたら、しっかりと傷つき尽くす。それだけの覚悟があるのであれば、何やってもいいじゃないですか。それもまた学びでしょうから。

 お金持ちになりたければ、しっかりと知恵と労力を使うこと。努力すること。上手くいかない理由を「前世」に求めたりせずに、今の自分をしっかり見つめるが先。思いと行動が一致してないことをちゃんと認めるべき。上手くいないのは「前世」のせいではなく、「今」のせいなのです。つまり「自分」のせいなのです。人はそこからしか学ぶことはできません。そしてそうやって成長していくものなのです。

 今生のツケは今生で取る。来世に回したり、前世の言い訳を求めたりせず。そして今を最高に生きる。それが最も精神性の高い生き方なんじゃないかな~と思ってます。もちろん占いやチャネリングだって必要性があるから存在している。だけどその使命はあくまで「希望」と言う名のイリュージョンを与えることであって、「今」という軸からずらすことでは決してないのです。それが本物の占い師でありチャネラーなんです。

 てなわけで、今日はちょっと過激なことを書いてしまいましたが、私だって本気ですからね。今を最高に生きる。そのためのお話をこれからもどんどんしていこうと思ってます。ありがとうございました。

今生で最高のクリックをお願いします!
↓ ↓

人気blogランキング

【東京】6月4日(土)・5日(日):超意識ワークス2日間セミナー(残3)

【大阪】6月18日(土)・19日(日):超意識ワークス2日間セミナー(残6)

【世界】90日間で人生が変わる超意識コーチング(第三期)


○石田久二公式ブログはこちらです! メルマガもあります♪
ミクシィにも「マイミク限定日記」を書いてますので、読者の皆さんのマイミク、大歓迎です♪
Twitterで思いのままにつぶやいています♪ (よかったらフォローをお願いします!)
○とりあえずfacebookのアカウントも持ってます♪(まだよくわからないのですが友達になりましょう!)
Commented by Rika☆彡 at 2011-06-01 08:07 x
こういう内容の日記も好きです。
私も過去世には興味が無かったが、スピな事にちっとハマってた時(笑)の事を想うと。。。
現状の自分に満足していなくって、どうにかしたいのだけど、最小限の努力で、しかもそのイタミに関わる部分に触れる事無く、楽してどうにかなって欲しい。みたいに思っていたように思います。
今も素直にしっかり行動できているとは言えないけど、まだましかなぁ~。
Commented by 上原さつき(マハローカイ) at 2011-06-01 10:10 x
今生で最高のクリックを致しました。
Commented by kaorin at 2011-06-01 18:05 x
こういった時こそ、賢く「思考」を使いましょう!!^^
Commented by zanki at 2011-06-01 19:36 x
>「あの世=潜在意識、この世=意識」
どっちも今生の話だと思うのですが…。
Commented by katamich at 2011-06-01 20:42
■Rika☆彡さん!
一度はハマるとこなんでしょうね。
Commented by katamich at 2011-06-01 20:42
■上原さつき(マハローカイ)さん!
ありがとうございます!
Commented by katamich at 2011-06-01 20:42
■kaorinさん!
そうですね!
Commented by katamich at 2011-06-01 20:43
■zanki さん!
定義の問題でしょうね。
by katamich | 2011-05-30 23:39 | ■人生哲学 | Comments(8)