オンサの話 2011.4.12

 今日は「オンサ(音叉)」について書きたいと思います。とにかくマニュアルもない状態ですので、自分の直感と推測に頼って研究していくしかない現状。一応、英語の解説本はあるのですが、私が持ってるオンサと対応しているわけじゃないので、あくまでオンサ概論として読むに留まっています。また、ネット上で解説されてるものの多くはちょっと怪しい。オカルト寄りだったり、特定の周波数とチャクラが対応しているなど、検証不可能なことが事実にように説明されていたり。その辺のことは後で書くとして、まず、これが私が持ってるオンサです。
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 こうやって並べるとカッコイイ感じしますよね。ヒーリング用のオンサは実に多種多様で、数も種類もたくさんあるのですが、私は「十二音階」にこだわりたかったので、そのオンサを購入しました。「十二音階」ですので、これはピアノと同じく「平均律」で作られています。

 音階(音律)と呼ばれるものは大きく分けて「平均律」と「純正律」の二種類があります。調律の仕方でもあるのですが、その違いをここで説明してもうるさいと思いますので、簡単に言うと、「平均律」は音をちょうど十二等分した音律であり、「純正律」は基音(例えばド)から初めて和音が調和するように並べて音律のこと。ですので「和音」を鳴らした時、「純正律」だと美しく調和するのに対し、「平均律」だと少々濁ってしまうのです。

 だったら「純正律」がいいではないかと思われるかもしれませんが、それは「移調」や「転調」を含む曲になると完全に破たんしてしまう欠点があります。例えば「ドレミファソラシド(ハ長調)」って音階がありますが、確かに「平均律」は「純正律」に比べると響きが濁ります。しかし同じ調律で「レミファ#ソラシド#レ(ニ長調)」の音階を鳴らすと、「平均律」だと先ほどのハ長調と均質の響きになるのですが、「純正律」では完全に破たんしてしまいます。「純正律」はあくまで一つの音階でしか対応できないのに対して、「平均律」は多少の濁りはあるものの、すべての音階で同じように響くわけです。つまり若干妥協してもらうけど融通がきくのが「平均律」の特徴です。

 では、音楽ではなく「ヒーリング」においては、「平均律」と「純正律」ではどちらが適しているでしょうか。これはおそらく「純正律」になるでしょう。ヒーリング行為には移調も転調もないので、純粋に美しい響きのする「純正律」の方が良いに決まってます。

 しかし私に関してはそうとは限らないのです。今からちょっとややこしい話をするかもしれませんが、ま、いつも通り斜め読みをして頂いて構いません(笑)。例えばヒーリングを「音楽」として用いる場合、より響きの美しい「純正律」がいいです。クリスタルボール、ディジュリドウ、ガムラン、仏具、その他民族楽器などは基本的に純正律です。いわゆる西洋音楽的な転調という概念がありませんので、純粋に美しく響きます。

 ではオンサヒーリングの場合はどうか。これは使い方によります。クリスタルボールのように「音楽的」にオンサを用いるのであれば、純正律の方がいいのですが、オンサの場合は必ずしもそのように使うとか限りません。例えば私の使い方はこうです。

 まずクライアントには任意に「二本」のオンサを選んでもらいます。基本的に直感でもいいのですが、念のためキネシオロジーで確認することもできます。そこで「C」と「G」のオンサを選んだとします。ちなみにチャクラで言うと「ムーラダーラ・チャクラ(基底)」と「ヴィシュッダ・チャクラ(喉)」に対応することになっています。この時、もしも基音が「C」だけであれば、純正律の方が良いと言えるのですが、もしも「D」と「A」を選んでしまったら、同じ完全五度の和音であるのに、純正律だと響きが破たんしてしまいます。

 つまり私が使用するオンサヒーリングには「移調」という概念が介在するため、ちょっと妥協してでも無難な「平均律」の方がふさわしいと言えるわけです。と言うことで、「平均律」か「純正律」かの決着はここで付いたことになります。どうでもいことかもしれませんけどね。

 ところで先ほど「チャクラ」の話をしましたが、ネット上の説明で見られる通り、本当に「オンサ」と「チャクラ」は対応しているのでしょうか。私が思うに、これは「ある程度は対応しているかもしれないが完全ではない」と言うのが正確でしょう。いや、もしかしたらまったく対応してないかもしれません。

 理由は簡単。そもそも「チャクラ」には決まった「周波数」なるものが存在しないからです。それに対してオンサにはちゃんと数値化された周波数があります。私が持っている平均律のオンサだと、Cの周波数は130.81Hzであり、説明上はこれが「第一チャクラ」に対応していることになります。しかし、別の資料を見ると「第一チャクラ」の周波数は194.18Hzと書かれてあるものもあるし、また別の数値をあげている資料もあります。要するに「チャクラ」には決まった周波数など存在しないのです。

 「チャクラ」は7つあると言われますが、そもそもこれが間違い。大まかには7つかもしれませんが、実際にはもっともっと多いのです。10万近くあると言う人もいますし、実のところは無限にあるとも言えるようです。ですので「第一チャクラ」を例えば130.81Hzだとするには無理があり、同じ130.81Hzであっても、人によっては場所が異なるかもしれません。ただ、大まかには「この辺だろう」と言うことはできるかもしれません。

 同じ理屈で、例えば特定のオンサと特定の臓器や経絡が対応していると見るのも無理がある気がします。マニュアルにはそのように説明されていたとしても、実際には特定のオンサに対して、ある人は肝臓だけど、ある人は腎臓と対応してるってこともありうるからです。もしも正確な対応関係を調べるのであれば、キネシオロジーを用いるのがいいとは思いますが、これは熟達した人でなければ正確に判断することは難しいでしょう。

 ですので、私がやる場合は、チャクラや臓器・経絡等との対応関係は厳密には無視します。大まかに第一チャクラら辺との言い方はするかもしれませんが、最初から特定のオンサと特定の部位が対応しているとは言わないことにしています。そもそも仮に「このオンサは腎臓に効きます」などと言っては薬事法にも引っかかるでしょうから。

 では私は何のためにオンサを用いるのでしょうか。大きく2つあります。一つは心身のリラックス。そしてもう一つは変性意識をもたらすためです。一つ目の「心身のリラックス」から説明すると、これは純粋に音楽ヒーリングの一種と考えていいでしょう。最近はあまり言わないかもしれませんが、カッコイイ音楽を聞いた時、「しびれる~」と言ったりしますよね。これは単なる比喩表現ではなく、実際に身体のどこかがしびれているのです。

 例えばオンサを2セット用意して鳴らせばわかります。130.81Hzのオンサを一つ鳴らしたとしたら、まったく手を触れてないのに、もう一つの同じ周波数のオンサが震えるのです。以前、声でワイングラスを割る人がテレビに出ていました。甲高い声を出して、その声の響きだけでグラスを割るのですが、これは声の勢いとかではなく、グラスと同じ周波数の音を出すことで可能になります。その人は超人的な耳をしているそうで、グラスを軽く叩いただけでその音と同じ周波数の声を出すことができるのです。同じ周波数同士のものは共振(レジナンス)しますので、そこでの振動が激しければグラスは割れます。他にも、基地の近くの民家の窓ガラスが突然割れることもあるようですが、それは基地から離着陸する戦闘機の音と、窓ガラスの音の周波数とが、たまたま一致した時に起るのです。

 これと同じ理屈で、音楽を聞いた時、しびれるとか、癒やされると感じるのは、身体のどこかの部分が「共振」しているからなのです。ちなみに私はモーツァルトやジャズには共振するのですが、ビートルズには共振しませんでした。これは単純に好みの問題ですが、そもそも好み自体も「共振」によって形成されるもの。

 対人関係で波長が合うなんて表現をするのも同じこと。気が合うとか、ウマが合うってのは、つまり周波数が一致していることを言うのです。会ったばっかりの男女がビビっと来るのもこれ。杏里って歌手がヒットさせた「悲しみがとまらない」って歌に「二人はシンパシ~感じ~てた~」ってフレーズがありますが、これもまさに周波数の「共振」です。

 オンサの話に戻りますが、オンサを鳴らすと、人によって部位は異なるでしょうが、必ずどこかが共振します。その共振は手で触れることのできない細かなマッサージ効果があり、それによって身体がほぐれ、つまり潜在意識のコリが取れるのです。「潜在意識=身体」とは今まで何度も言ったと思いますが、手のマッサージではできない微粒な振動を与えるには「音」そして「光」が有効です。オンサは「音」によって潜在意識に到達するマッサージを施すことができるってわけ。

 では、どのオンサを用いればいいのか。それこそ人によって違いますが、潜在意識のコリ、つまり「メンタルブロック」を身体的に見つけることができれば、それに対応するようなオンサを当てがえばそれでOK。以上が「リラックス」についてでした。

 そしてもう一つが「変性意識」についてです。これは2本のオンサを用いる必要があります。オンサは12本ありますので、2本用いるとなると128通りの組み合わせができます。「平均律」で調律されてあるので、どうやっても少しは濁ってしまうのですが、我々の耳はすでに「平均律」に慣らされているので、さほど違和感はありません。ピアノと同じような和音が響くのですが、オンサの面白いところは左右の耳でそれぞれの音を聞けるところ。

 左耳で聞くと右脳に、右耳で聞くと左脳に働きかけるので、聞く人のコンディションによってどちらが適切かを判断する必要はあります。ですが、それより面白いのが「両脳」に働きかけること。それぞれのオンサは言うまでもなく周波数がそれぞれ違います。これらを左右の耳で同時に聞くと、その周波数の「差」が「うねり」として聞こえてきて、それは三つ目の周波数として「両脳」に同調するのです。

 この仕組みを利用したのがヘミシンクです。例えば440Hzと445Hzの音を左右に聞かせると、そこには「5Hz」の差が出てきて、これは独特の「うねり」として脳に働きかけます。この時、それらの差が「1~3Hz」であればデルタ波、4~7Hzであればシータ波、8~13Hzであればアルファ波、14~30Hzであればベータ派と同調することになります。これを「バイノーラルビート」と呼んでいます。

 バイノーラルビートを用いた音源はヘミシンク以外にもいろいろあると思うのですが、それらの効果は脳波をそれぞれ固有の周波数に同調させて、その周波数にあった状態を作り出すことです。通常の起きてる時はベータ派ですが、リラックスした状態ではアルファ波になります。ヘミシンクの多くはこのアルファ波を作りだしてるようですが、体外離脱とかを目指す際はシータ波を作りだす音源を聞く必要があります。この時、シータ波独特の「うねり」を聞くようにすれば、割と簡単に体外離脱できてしまいます。特におススメはしませんけど。

 ヘミシンクはともかくとして、左右の異なる周波数のオンサを聞かせると、その差が「うねり」となって、特別な脳波へと誘導されます。私の持ってるオンサでは半音(短二度)の隣同士に聞かせるとアルファ波へと誘導されるのですが、それ以下の脳波には対応していません。

 ですが、もっと面白いのが、全音(長二度)以上の間隔でオンサを鳴らすと、いわゆる「うねり」はさほど強く聞こえないのですが、それぞれの倍音が同調しているためか、いずれにせよ「両脳」に働きかけることは間違いなさそうです。そしていろいろと実験してみたところ、あくまで感覚値でしかありませんが、それぞれ特有の反応があるようなのです。この辺は参考資料もないので、経験を積み重ねるしかなさそうですが。

 その結果どうなるかと言うと、いわゆる「イメージ」がいろいろと見えてくるのです。これはおそらく潜在意識にある特定の感情が表出したものだと思いますが、いずれにせよ普段は見えないイメージが出てきて驚かされます。ですので、この現象を私なりに解釈しますと、異なる音程のオンサを左右の耳に同時に聞かせると、特定の「変性意識」の状態がもたらされ、そこから無意識(潜在意識・超意識)からのメッセージが得られやすくなるようです。

 こんな実験を昼間っから一人でコツコツやってるのですが、とにかくこのオンサは興味深いです。現在やっているNLPセミナーの最終回では全員にオンサを体験して頂きますし、5月6月の「超意識ワークス」でもフル活用する予定。それまでもっと研究を深めていきたいと思いますね。今日はそんなところで。ありがとうございました。

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by katamich | 2011-04-12 23:39 | ■精神世界 | Comments(0)