連投チェックの本質 2011.3.24

 震災から2週間。非常に奇妙に思うのですが、何だか落ち着きムードになってるような。原発など問題は何も片付いていないのに。これを日本人の飽きっぽさと言うのか、順応性と言うのか、対応力と言うのか。日本にいると政治や東電などの対応の甘さばかりが目立ちますが、外国から見ると、驚異的な復活力と見えるようです。道路が崩壊しても2~3日で通れるようになるなど、やっぱり冷静に考えるとすごいかもしれません。日本。

 とは言いながらも、毎日、悲しいニュースばかり。やるせない話、腹の立つ話。今日はインドメンバーとの連絡のためミクシィを開いたのですが、いろいろと気がついたことがあります。ちなみにインドメンバーは11名となり、さすがにこれ以上になると身動き取れないので、どんなに多くても残り一名で締切にさせて頂きます。で、ミクシィで何に気がついたかと言うと、「チェック」や「つぶやき」って機能について。私はマイミクが826名いるので、日記やつぶやきがすごく早く流れます。特に震災後はたくさんの人が投稿するので追いつく暇もありません。ま、それはそれでいいのですが、気づいたことってのは、、、ネガティブなニュースに反応する人ってのは決まってるってこと。

 例えば「第3号機から煙」なんてニュースがあると、真っ先に「チェック」をするわけです。ワンクリックのチェックですが、それはマイミクのタイムラインに流れますので、当然、私の目にも入ります。他にも「都知事激怒」とか「避難所で餓死者」などのニュースには欠かさずチェックを入れます。もちろん「江頭2:50単独で物資調達」もたくさんあったのですが、震災後は完全にネガティブな情報が多くなっていました。

 例えば楽しいニュースとか感動したニュースってのは、確かに広めたくはなります。エガちゃんの件にしても、デマかもしれない段階ですでにかなりの盛り上がりを見せていたし。対して、ネガティブなニュースばかり追いかけるのは、どんな意図があってのことなんでしょうか。周囲に注意を促したいのか。ただ、ニュースになっている以上、多くの人が知ってるわけですし、さほど大きな影響があるわけでもない。考えてみれば簡単な理屈。要するに「本能」なのです。

 人間の「無意識(潜在意識)」は「安心・安全」を求めようとします。ですので「安心・安全」を脅かすものについては特に敏感になる。私の母親なども子どもを心配するがために、よくないニュースにはものすごく敏感。アンケートなどを取った時、10人中9人までが「良い」と評価しても、残りの1人が「悪い」と評価すると、どうしても悪い評価ばかり気になってしまいます。また、自分に対してだけでなく、多くの人は悪口が大好きです。

 つまり人間の「本能(無意識)」はデフォルト状態でネガティブにできてるんです。それは「安心・安全」を守るためだけに。ミクシィなどでネガティブなニュースにばかり反応してしまうのは(チェックを入れたり)、その人が悪いってわけではなく、単に本能的に生きているだけ。別の言い方をすれば、脳が原始的な反応しかしてないだけ。

 ただ、その一方で、極端にポジティブなニュースにばかり立て続けにチェックを入れる人がいます。では、その人はポジティブなのかと言うと、決してそうではありません。補色の原理と同じく、ネガを隠すために、わざと極端なまでのポジに傾いているだけ。

 ようは人間の本質はネガティブであるがゆえに、本能的にはネガに反応するのですが、実はもっともっとネガなになると、それを隠さんとして極端なポジに傾いてしまうので。つまり反応がネガであろうがポジであろうが、その根底は「ネガ」なのです。それが人間の本能なのです。

 では、どうすればネガでなくなるのか。答えは簡単。「ニュートラル」であればいいのです。執拗なまでにニュースにチェックを入れるのではなく、どちらにしても中立でいること。価値判断をいちいち挟まないこと。起ったことが起ったと傍観すること。もちろんそれは冷酷になれってことではありません。単に本能反応をセーブしてればいいだけです。

 ・・・てなこと書きながらも、ニュースにチェック入れるのを見て、ネガだのポジだの反応してる私はどんだけネガティブなんだと思われるかもしれませんが、ほんと、そうですよね(笑)。ま、確かにそうなんですが、前も言ったように、情報に中立になるためには、時々は情報断食してみるのもいいと感じます。

 ところで今日は明日のセミナーの資料を作っていました。テーマは「ビリーフ(思い込み)」です。題材として「お金」を取り上げ、お金に関するビリーフチェンジをすることで、現実的に望むべき収入へと近づけるって実践ワークをします。そこで資料の一部を大公開。
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 簡単に説明しますと、「私はできない」ってビリーフを持っている人は現実もそのように反映されます。そしてビリーフってのは意識(言語)ではなく、無意識(感覚)にあるため、「私はできない」ってビリーフには特定の「感覚」が結びついています。その「感覚」のことを部分(パート)と呼びます。

 ワークの中でそのパートを見つけ、前回のセミナーで演習した「サブモダリティ・チェンジ」をしてパートの質をチェンジします。チェンジしたらそれを再びパートに埋め込み、今度は「私はできない」を裏返して「私はできる」と声に出します。その時、パートがどんな反応をするかを観察して、もし違和感がなければそれでOK。違和感があれば、OKになるまで繰り返します。

 ビリーフチェンジのワークはいろんなのがあるのですが、明日はこれをやりたいと思っています。実際、ビリーフチェンジに成功したら、収入だって望ましい状態へと着地し始めるもの。明日の3時間のワークでどこまで深くできるかわかりませんが、まずはしっかり理解して現実生活に活用できるようにしたいと思っています。

 で、資料を作りながら思ったのですが、ニュースにチェックする人々は、一つ一つのニュースを見た瞬間、特定の「パート」が反応してるんだなって。例えば上の図で見ると、「第3号機から煙」ってニュースを見た瞬間、胸なら胸のパートが黒くなるんです。その黒いままでは気持ちが悪いので、とりあえず外に出そうとする。それが「チェック」や「つぶやき」の反応の正体。黒いパートが気持ち悪いので、それを外に出す。しかし、出したら元のパートは空っぽのまま。潜在意識は「空っぽ(空白)」を嫌いますので、そのパートには次のニュースを探すことで満たそうとします。しかし相変わらずパートは黒いまま。するとまた出します。そんなわけで、ある一定の人はニュースチェックの連投に陥ってしまうわけです。

 この現象の怖いところは、パートを満たしたいがために、次々とネガティブなニュースを追い求めてしまい、言わば「ビリーフ」そのものがネガティブへと色付けされてしまうこと。そしてニュースだけでなく、現実生活にもそれが反映されてしまうのです。まさにビリーフの現実化。

 では、どうすればその悪循環から脱することができるのか。答えは上の図にあるのですが、一度出したパートに質を変えてあげること。ニュースのチェックで言えば、そのニュースの意味を「リフレーミング」するのです。そしてパートに戻してあげる。例えば「第3号機から煙」ってニュースがあったとします。「大変だ!」と反応してチェックするのではなく、とりあえず自分には直接的な実害がないのであれば、「・・でも実害はない」と付け加えることでOK。たとえが不謹慎かもしれませんが、一例としてご容赦頂ければと思います。

 そんなところでして、資料を作りながら、いろんなことがわかったわけです。私のセミナーの本当の目的は「人間の本質」を理解すること。単なるテクニック紹介に留まるのではなく、そのベースにある「本質」をしっかり理解することで、現実生活をよりよく過ごそうって趣旨です。「お金」についてもそんなわけで、明日もまた楽しいセミナーにしたいと思います。ありがとうございました。

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Commented by しらたき at 2011-03-25 19:12 x
情報を遮断してもいいでしょうけど、情報は取捨選択するものでは?
知ってるとは思いますが「つぶやき」は非表示にできますよ。
by katamich | 2011-03-24 23:39 | ■願望実現 | Comments(1)