天命に目覚める・・ 2011.3.16

 今日は「mixi自粛」を宣言しました。メッセージのやり取りはしますが、マイミクさんの日記やつぶやきもしばらく見ないし、もちろん自分からも発信しません。理由はアメブロに書きましたが、あえて何もしないことも重要な貢献だと考えています。誤解を恐れず言うと余計な情報が多すぎです。それもデマや素人判断など無益なものばかり。本当に必要な情報はNHKだけで十分。疑い始めるとキリがありません。被災地の方が大変な状況にあることは察して余りありますが、私自身はそろそろ情報遮断をしたいと思っています。それにマイミクさんの中にはネガティブなニュースにばかりチェックする人もいますし。とにかくこれからは、テレビは最小限、ミクシィやツイッターはしばらく見ない。情報発信はブログだけ。執筆に専念。それと同時にインドも進めています。

 日本中に自粛ムードが高まっていますが、経済活動を始め、やるべきことはやる。それが日本の下支えになるのです。血液の循環を止める必要はない。でも、余計なウイルス(デマ情報など)はそろそろ駆除していきたい。そのためには見ない、発信しない。そんな理由でしばらくはミクシィも自粛。一応、今週末からスタートの予定にしていたセミナーだけは延期にしましたが、コーチングも毎日やってますし受付もしています。5月には大阪と東京でセミナーもやる予定です。来月は会社の決算。やること山積みなのに、余計な情報に付き合ってる暇もない。オレはオレなりの貢献の仕方がある。頑張りまっす!

 と言いながらも、地震の話ではありますが、次のニュースは心が震えました。


「使命感持って行く」=電力会社社員、福島へ―定年前に自ら志願 (時事通信社 - 03月16日 05:04)

 福島第1原発の事故で、情報提供の遅れなど東京電力の対応に批判が集まる一方、最悪の事態を避けるため、危険を顧みず作業に当たる同社や協力会社の社員もいる。地方の電力会社に勤務する島根県の男性(59)は、定年を半年後に控えながら、志願して応援のため福島へ向かった。

 会社員の娘(27)によると、男性は約40年にわたり原発の運転に従事し、9月に定年退職する予定だった。事故発生を受け、会社が募集した約20人の応援派遣に応じた。

 男性は13日、「今の対応で原発の未来が変わる。使命感を持って行きたい」と家族に告げ、志願したことを明かした。話を聞いた娘は、家ではあまり話さず、頼りなく感じることもある父を誇りに思い、涙が出そうになったという。

 東京電力側の受け入れ体制が整った15日朝、男性は自宅をたった。特別なことにしたくないと考えた娘は見送りはせず、普段通りに出勤した。「最初は行ってほしくなかったが、もし何かあっても、自分で決めたことなら悔いはないと思った」と話し、無事の帰宅を祈る。

 男性の妻(58)は「彼は18歳の時からずっと原発の運転をしてきた。一番安全なものをやっているという自信があったんだと思う」と話す。出発を見送り、「現地の人に安心を与えるために、頑張ってきて」と声を掛けたという。 


 ああ、、、昨日紹介した動画の「再建おじさん」もそうですが、この男性のような人生を歩みたいと思ったものです。これがまさに「天命に生きる姿」だと感じます。そしてこのような方がいらっしゃるから、私たちは平和に豊かに暮らすことができるんだと痛感しました。今、私は温かい部屋でブログを書いていますが、この瞬間、寒くて危険な中で極限の恐怖と闘いながら作業をしている人もいるわけです。原発に関する是非はあるけれど、私たちは例外なく原発のメリットを享受してきたことは間違いない。将来的に原発がどうなるかはわかりませんが、これまで私たちに豊かさを提供してきたことは確かです。感謝するしかないです。

 私はこれまで「天命」とは何かについて、いろいろと考えてきました。拙著でもふれたと思いますが、陳腐に聞こえるのを承知で言うと、それは「愛と感謝で生きること」に他なりません。それを「自分らしさ」と言うこともありますが、私たちの魂、そして究極の姿は「愛と感謝」そのものなのです。

 「愛」とは与えること。「感謝」とは受け入れること。その二つはベクトルが逆のように見えますが、実は同じものを別の角度から見ただけのこと。例えば「天命」に生きた人物としてはマザー・テレサがそうでしょう。修道女として生きたわけですが、ある日、列車の中で突然、「貧しい人のために生きなさい」とメッセージが来て、そのまま修道院を飛び出してカルカッタのスラム街に入ります。そしてそのまま一生を終えるのですが、マザー・テレサはまさに「与える人」であり「受け入れる人」でした。つまり「愛」と「感謝」に生きた人だったのです。

 人間ってのは究極に立つと、最もピュアな部分が出てくるもの。変な喩えで言うと、ジャイアンだって映画の時はいい奴ですもんね。昨日の「天国」の話のように、人間ってのは最終的に「~のため」に生きていけるんですよ。私がいつも紹介するセオリーに「意識の三階層」ってのがあって、それが「顕在意識」「潜在意識」「超意識」の三つ。「顕在意識」は自我のことであり、「潜在意識」は安心を守るためのパターンのこと。

 例えば悪事を働く人ってのは、自我による欲望を抑えられず、さらに悪事によってしか自分の安心を守ることができない人のこと。暴走族などはそうかもしれません。彼らは暴走して迷惑をかけることによってしか自分を見てもらない。人は見てもらうことでしか、真の安心を得ることはできないのですから。しかし、そんな暴走族であっても、阪神大震災の時には物資を運んだりして率先して活躍したと言われています。究極的にはどの人もピュアであり、誰かの役に立ちたいと思っているのです。

 上のニュースの電力会社の方もまさに「天命」に生きていると言えるでしょう。自分の身の安全なんかよりも、人のため、未来のために動き始めたのです。そして万一事故が起こったとしても、きっとそれを受け入れる準備があるでしょう。自分ができることを精一杯与える。これが「愛」です。そして何があっても受け入れる。それが「感謝」です。人は究極的に「愛」と「感謝」で生きることで、「顕在意識」と「潜在意識」を飛び越えた「超意識」につながることになる。それがまさに「天命」なのです。

 今、この大災害に渦中において、日本が一つになろうとしているし、そして多くの人が「天命」に目覚めつつあるように感じています。自分のことよりも人のこと。社会のこと。未来のこと。そして何があっても受け入れる。すべては起ること。必然。そうやって生きる人が増えて行くと思うのです。私などはまだまだですが、いつかそのような生き方に目覚めたいと思っています。そのためには今できることを精一杯するしかない。

 今朝はミクシィを見ていていろいろ気分が悪くなったりしましたが、こんな状況でありながらも、素晴らしいニュースを目にして感動を覚える瞬間もあります。最近、一日一回はひそかに泣いてる気がします。でも、それでいいのかも。とにかく感謝を忘れず、自分のできる最高のことを明日もやろうと思います。ありがとうございました。

ありがとうございます!
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Commented by まんが道 at 2011-03-17 10:03 x
ご自由に。
Commented by 上原さつき(マハローカイ) at 2011-03-17 10:09 x
昨日3月16日来日公演を行った、シンディ・ローパー(57)にも感動しました。天命を生きる姿をみました。
Commented by 深海魚 at 2011-03-17 10:48 x
素晴らしいお話をありがとうございます。
Commented at 2011-03-17 23:00 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-03-17 23:49 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by katamich | 2011-03-16 23:39 | ■人生哲学 | Comments(5)