昨日はセミナーの後、いつものように懇親会でビールを2杯、ハイボールを2杯飲みました。これから毎回、こうやって楽しく飲めると思うとワクワクします。このセミナーは夜が4回、昼が2回ですが、昼開催の土曜日は6時から懇親会には入れますので、普段は時間のない方も一緒に楽しく飲めればな~と思っています。今日は参加者の方から「あの後、興奮して眠れませんでした。これからも楽しみです」ってメールを頂き、私もそうなんですが、開催してよかったな~と思っています。
今日は朝6時からコーチング。夜の9時からも。今月からスタートした「超意識コーチング」の第一回目セッションもほぼ終了しました。リクエストもありますので、来週辺りに、第二期を募集しようと思っています。で、今日、セッションしてて改めて思ったのですが、私たちの「無意識」ってのは、実に無限のリソースを持ってるってこと。以前このような図を紹介したことがあります。
もう一度説明しますと、これは「大脳(意識)」と「小脳(無意識)」の関係を示しています。言うまでもなく「大脳」は思考や言語機能をつかさどります。それに対して「小脳」は感覚や運動機能をつかさどります。この図の通り、大小の言葉とは逆に、大脳で処理できる能力は小脳のそれに比べてはるかに小さい。つまりこれが「意識(顕在意識)」と「無意識(潜在意識等)」の関係に相当するわけです。
潜在意識のパワーは意識の数倍、数百倍、数万倍と言われている通り、普段の私たちをコントロールしているのがまさに小脳(無意識)です。そしてその小脳(無意識)に情報をインプットしているのが、私たちのこれまでの体験・経験。さらにここには、過去世の体験や集合的無意識も含むと考えていいでしょう。
そして小脳(無意識)の情報は常に大脳(意識)に向けて流れてるわけですが、その間には「視床」があり、それは「情報の関所」として、常に「情報」の選別をしています。ただし、その選別をするのもまた「意識」です。意識が視床に働きかけ、私たちは常に欲しい情報を小脳から得ながら生きているわけです。
ただし、そこには「優先順位」があります。情報の優先順位。それを決めているが、私たちが「自我」と呼んでいるもの。つまり意識のこと。例えば「自分とは何か?」を考えたとします。その時、「自分はダメな奴」と真っ先に出てくるとすれば、単にその情報を自ら優先的に取得しているだけ。「自分は何が欲しいか?」を考えた時に、「お金」と出てくるのも、そこに優先順位があるから。それらの優先順位が「自我」を形成しています。
そして言うまでもなく「優先順位が高い=本当の自分」ではありません。その優先順位は時として、外的・社会的な条件付けに決まるわけで、言うなれば、その優先順位さえも自分以外からコントロールされているわけです。これが「自我」のメカニズム。これを知らなければ、「自我=自分」と考えてしまい、それがセルフイメージに深く関与して自分を不幸にしたり、またはその逆がある。
ようするに私たちは、必ずしも本当に必要な「情報」を取得しながら生きているとは限らないわけです。では、どうすれば本当に必要な情報を得ることができるのか。答えは簡単。それが「質問」です。自分に向けての質問。
それは昨日の書いた通り、来世に持って行きたい秘訣であり、質問の質が人生の質でもあります。もしも「お金」が欲しいのであれば、「なんで自分はお金に縁がないんだろう?」と考えるのではなく(質問するのではなく)、「どうすればお金が得られるのだろうか?」と考えていればいい。そしてできればもっと具体的に「今月の収入を10万円増やすにはどうすればいいだろうか?」と考えるようにする。するとその「質問」は「情報の関所(視床)」に働きかけ、小脳(無意識)からその答えをしっかりと流してくれます。
つまりどんな質問に対しても無意識(潜在意識)は答えを持っており、誰もがそこにアクセスできるんです。そして言うまでもなく、、、無意識の領域は「アカシックレコード」にまでつながっているので、どんなに難しい問題であっても、それに対する質問をし続けている限り必ず得られるのです。ただし、問題の難易度も当然ありますので、答えが得られるのが生きてる間とは限りません。
例えば今、目の前に携帯電話があります。それはおそらく昔の人が、「どうすれば遠く離れた人とでも手軽に会話ができるだろうか?」と質問していたからでしょうが、その答えは必ずしもその人が生きている間に得られるとは限りません。しかし、少なくともその答えに向けた一歩の情報を得ていることは確かで、そのような質問を後世の人が受け継ぐことで、最終的な「答え」に行きつくのです。その一つが携帯電話です。
そのような何世代にも及ぶ壮大な問題であっても、人類はしっかりと解決してきました。ですので、今日問題になっている環境や資源、貧困などの諸問題も将来的にはきっと解決することでしょう。
ただ、私たちはそのような大きな問題意識を持つ一方で、日常の些細な問題を抱えているのもまた事実。例えば「お金がない」なんてのもそう。そんな時、「なんでお金がないんだ?」なんて質問をしても、ネガティブな答えが返ってくるだけ。逆に「どうすればお金が得られるんだ?」と考えれば、そのための情報が必ず引き寄せられます。昨日も書きましたが、私が今、こうやって生きていけてるのも「どうすればフリーランスで生きていけるのだろうか?」って質問を延々とし続けたから。ですので、これから先もいろんな問題に直面したとしても、「質問」のメカニズムを知ってるので、何の不安もありません。マジで。
ですので、まずは「良質な質問」を心がけること。これだけで人生は飛躍的によくなります。ただし、、、ここからが少し重要なのですが、質問したところで、答えがなかなか得られないこともあります。なぜか。それは「視床」が頑固だから。
日本ではあまり考えられませんが、開発途上国ではしばしば国境を越えるのに、国境係員の気分次第ってことがあります。気分がよかったらスムーズに通してくれるけど、悪かったら難癖付けて通してくれない。そこで賄賂を払って通してもらうようなことが実際にあります。つまりパスポートとビザを持って「国境を通る」って指令を出しているのも関わらず、なかなか通してくれないのは、まさに視床が国境係員のように頑固になっているから。では、どうすれば国境を越えられるのか。係員を柔和にできるのか。国境ならば賄賂で通れるでしょうが、では、視床における賄賂とは何のか?
その答えが「セロトニン」です。ドーパミンやエンドルフィンでもいいのですが、要するに脳内ホルモンであって、そこで起る現象がまさに「リラックス」です。つまり「良質な質問」だけでも係員(視床)が気難しければ不十分。そこで「リラックス」を加えることで、欲しい情報はどんどんと大脳(意識)に流れ込んでくるんです。
ついでに言うと、しばしば「視床」の働きを崩壊させる方法があります。そうなると、小脳(無意識)から大量の情報が大脳(意識)に流れ込んできて、場合によってはアカシックレコードにつながったり、そうでなくとも、自分が知り得なかった情報を得たり、とにかくすごいビジョンが見えたりすることがあります。それはまさに「視床」の働きが崩壊し「大脳(意識)=小脳(無意識)」となった状態のこと。
そこには当然、大脳に送り込まれる情報の優先順位などは存在せず、すべてが「ひとつ」として認識されるようになる。そこにはもはや「自我」はありません。それを私たちは「悟り」と呼んでいます。
そして「視床」を崩壊させるには、大量のセロトニンが必要であり、その方法論がまさに「瞑想」及び「瞑想的な行為」なのです。「瞑想」も突き詰めつと最後はセロトニン大量放出に行きつき、その時に「宇宙の真理」を知ったりします。ただ、セロトニンを大量放出するには、必ずしも「瞑想」である必要もない。それはしばしば「一瞬」で可能となります。それがドラッグです。中でもLSDはセロトニン受容体を刺激して、直接的な放出を促進します。実際、LSDを「悟り」の手段として研究したのが、トランスパーソナル心理学のスタニスラフ・グロフです。
話がどんどんヤバイ方向に進みそうなので、この辺でストップさせたいと思いますが、まとめますとこう。自分にとって必要な情報を得るには、、、
「良質な質問」を繰り返す ⇒ 「リラックス」する ⇒ 「情報(答え)」が得られる ⇒ 「行動」する
たったこれだけのプロセスで、とりあえず目先の願望なんて普通に叶うでしょう。ただ、多くの人はまず「良質な質問」ができていない。そして「リラックス」もできていない。願望など叶うはずないでしょ。
そんなわけで、いきなり「願望実現の極意」について語ってしまいましたが、昨日スタートした「70日NLPセミナー」では、その5日目に「無意識からのリソース」を瞬時にダウンロードするワークをしたいと思っています。今までやったことがないワーク。それそのはず。今日いきなり思い付いたのですから。でも、単なる思い付きではなく、今までやってきたことの延長にあるものなので、その効果は確認済みとも言えます。さあ、いよいよ面白くなってきました。70日後が楽しみですし、当然、超意識コーチングの90日後も楽しみですね。超意識コーチングの参加者には、今日吹き込んだ補足音声と資料を後ほど送りたいと思います。
てなわけで「良質な質問」と「リラックス」です。ありがとうございました。