あの世へダイビング 2010.11.24
2010年 11月 24日
まず事務的なことで、11月27日と28日の二日間に渡っていますが、これは二日続きなのか単発なのかって質問。答えは「単発」でそれぞれ同じ内容を扱いますので、都合のよい日にご参加頂ければと思います。セミナー(ワークス)の場合は、より濃密な体験を重視するため、10名前後の少人数でさせて頂く都合上、同じ内容を二日やるってことです。そして終了後はもちろん懇親会でさらにコアな空間となります。
もう一つの質問としては、セミナーに参加すると何が得られるのかって話。私は今までセミナー以外にも講演会を何度かさせて頂いてまして、講演会(トークライブ)の場合は基本的に生の情報を提供する場となりますが、セミナーの場合はそれプラス、「体験」の要素が強いです。つまり講演会だと「○○の結果を得るには、△△という方法があります」などと報提供が中心であるのに対し、セミナーでは「○○の結果」を得るための「体験」そのものを重視する特性があります。そのためには丸一日は最低限必要となるのです。
では、肝心の内容についてですが、まさに昨日の話の続きに関係しますので、今からお話したいと思います。昨日のテーマは「あの世を知れば願いが叶う」って話でしたが、ここでもう一度この図を見てください。
さらに補足しますと、こうなります。
意識=この世=結果の世界
無意識=あの世=原因の世界
さらに「無意識」は「潜在意識(個人的無意識・集合的無意識)」と「超意識」に分けられ、それらが現象界としての「この世」を形成します。ついでに言うと、これは哲学用語なのですが、「現象」とは通常、「観察できる世界」を意味し、要するに目に見える世界のことを言います。そして「現象」の反意語としては、いろいろあるのですが、一般的なのが「本質」という言葉です。それ以外には「物自体(カント)」や「イデア(プラトン)」などがありますが、つまりは「現象」を成り立たせる「本質的な世界」のことを言います。
この「本質」に相当するのが、言うまでもなく「無意識」の世界のこと。「意識」の世界とは、「無意識」の世界の現れでしかありません。図を見ると何だか「海」に見えませんか。つまり「意識」が「波」であり、「無意識」が「海中」。その海中にもさらに「深海」なるレベルが存在し、その最も深いところに「空(くう)」があるわけです。
そして波はそれ自体が単独で動くのではなく、海中の影響を受けて動くもの。もちろん風の影響など一時的な波の動きはありますが、恒常的には海水全体(地中や重力を含む)の動きによって生じるものです。ですので、「波(意識・この世・結果)」を理解するには、「海中(無意識・あの世・原因)」を知ることが何よりも重要となるのです。
例えば「相手を知る」ような場合、「言葉(意識)」だけでは限界があります。昨日も書いたように、「私のことを信頼してください」と言葉で言われたところで、それ以前に雰囲気的にその人が信頼できるかどうか判断できますよね。また、人を動かす場合も、言葉で言ったところできくものじゃありません。そのために「非言語的コミュニケーション(潜在意識的コミュニケーション)」なる技法があるわけで、優れたコミュニケーターは例外なく「非言語」の技法に長けています。
昨日の繰り返しになりますが「願望実現」も同じこと。「お金持ちになりたい」と意識したところで、それは表面に波に息を吹きかけるようなもので、ほとんど効果はありません。本当のその願いを叶えたいのであれば、水の中に手を突っ込んで、ぶわ~っと動かすかの如く、水面下の「無意識(潜在意識)」そのものを動かすしかないのです。
で、私のセミナーの目的とは何かと言えば、それはまさに「海に潜ること(ダイビング)」です。もちろん世の中には「波乗り(サーフィン)」のようなセミナーも多数存在します。一例では「投資セミナー」などはそうかもしれません。つまりは「投資」に関するノウハウを意識的に理解するためのセミナー。そしてその通りに実行すれば、一時的には上手くいくこともあるでしょう。しかし長期的に投資で成功したいのであれば、やっぱりメンタル面を鍛える必要があり、その時にダイビング型のセミナーが重要となるのです。
ですので、私が提供するセミナーや講演会のほとんどは「ダイビング型」であり、講演会の場合は「ダイビングの方法」を伝えるのに対し、セミナー(ワークス)の場合は「実際にダイビングする」という体験が中心となります。そして毎日書いているこのブログですが、それは単なる「ダイビングのためのトリセツ(取扱説明書)」の役目があるわけです。
で、実際にダイビングをしてみるわけですが、そのツールとしてNLP(神経言語プログラム)があったり、それを補完する上でのヘミシンクがあったり、これからのワークスでもそれらをフル活用していくわけです(ヘミシンクが登場するのは週末の東京からですが)。ただ、ダイビングをすると言っても、そもそも海が怖い人は、近くまで行きながら止めてしまうこともあるでしょう。以前、ツレと初めて沖縄(慶良間)に行った時のこと。ダイビングの道具を背負いながら、ツレは表面をプカプカ浮くだけで、結局、潜ることはできませんでした(右写真の直後:2006年)。私はインストラクターの指示通りにきちんと潜れましたが。この場合はインストラクターのスキルと言うより、ツレが海を怖がっていたからに過ぎません。
同じように、セミナーでも講師はダイビングのインストラクターとしての資質を高める必要があるものの、そもそも海(潜在意識)を怖がって潜れない人だって中にはいます。例えばこんなケース。「口角を上げてください」と言ったとします。口角を上げることで、瞬時にセロトニンが分泌されハッピーな気分になることが知られていますが、ここで素直に口角を上げられる人が海に潜れる人。それに対して口角を上げられない人は「潜りたいけど潜れない状態の人」のことを言います。実際にこのような方はいらっしゃいます。
では、インストラクターである私はどうすればいいのか。それは「上げてください」と言葉(意識)で言うのではなく、トークで笑わせるなど、自然と口角が上がるように仕向けるわけです。それが潜在意識的なコミュニケーションです。「口角を上げてください」と言葉で言うのではなく、笑わせて自然と口角を上げるよう仕向ける。これです。
ですので、セミナー講師こそが「潜在意識的コミュニケーション」を学ぶ必要があるわけですが、それはさておき。セミナーでは実際に海に潜ってもらう。ただ、人によってはなかなか潜れない人もいれば、浅くなら潜れる人、そしてものすごく深く潜れる人などいろいろいらっしゃいます。ただ、多くの場合、そのようにマチマチになるのではなく、全体が同じように潜れるケースが通常。つまり、実際のダイビングでもそうですが、仲間がいて、周囲が潜れたら自分も潜れるってことがありますよね。
体験型のセミナーでも同じで、その「場」がダイビングの「深度」を決めることが多いのです。ですので、その「場」によっては浅くしか潜れなかった場合もあれば、全員がものすごく深く潜れる場合もあります。講師(インストラクター)の資質とは、すなわちその「場」をいかに作るかってことにかかっています。その「場」のことをNLPではラポール(信頼関係)と呼んでいます。
全体にいいラポールができた場合、その後の懇親会も盛り上がりますし、さらにその後も参加者同士がマイミクになるなど交流が続きます。さらには後日改めて集まるようなこともしばしば(先日もそのようなことがありました)。中にはラポールができ過ぎちゃって一緒に旅行に言ったり、さらには結婚したりってケースも実際にあります。
ですので、私がインストラクターとしてすることは、もちろん普段からの勉強も、いろいろな参照体験を積むことも重要ですが、何より重要なのが「場」を作る技術です。そして「場」を作るってのは、ものすごくエネルギーを必要とします。実際、100人の講演会よりも、10人のセミナーの方がエネルギーを費やすわけで、実際、セミナーが終わるとほとんど熱を出して寝込むってのもその現れですから。
話を戻しますが、「この世」を変えるには「あの世」の論理を理解することが何より重要。そして「あの世」の論理を知るにはどうすればいいのか。その最も一般的な方法が「瞑想」です。または「瞑想的」な行為全般です。例えば「作曲」という行為は極めて瞑想的。モーツァルトが作曲している時も、かなり深いトランスに入っていることが想像できます。そしてモーツァルトの場合はそれこそ「無意識(あの世)」の世界へと深く深く深く潜って行き、そこで見た世界、、、つまり「宇宙」を「楽譜(この世)」に残したわけです。
「願望実現」でも同じで、何か特定の「願望」があったとします。例えば「収入アップ」でもいいです。そのためにはやっぱり「収入アップ」につながる行為を深く深く探求し、それを実行すること。もちろん様々な波風が立って(つまりうまくいかない状態)、なかなか深く潜れないこともあるでしょう。それでもひたすら深く潜る。するとどこかでどっか~ん!と収入が入ってくることがあるわけです(私もその連続)。
さらに続けます。どんどん深く潜って行きましょうか。そこには「願望実現の源」なるゾーンがあり、そこまで潜ると願っていたことがドカンと叶います(ヘミシンクでいうフォーカス15のレベルか?)。しかし、まだまだ先があり、さらにさらに深く潜って行くと、、、そこにもしかすると「本当の自分」があるのかもしれません。
私の例で説明します。私がこれまで5年間、ずっと続けてきたことは二つしかなくて、それが「ブログ」と「滝行」です。実際、ブログを書いているとかなりトランスに入って行きます。その結果、まずは「ブログに書いたこと」が次々と実現すると言う、「願望実現の源」のゾーンに行きたります。例えばセミナー開催、本の出版、収入、子どもなどなど。いわうる「願望」と呼べるものはほとんど実現しています。それでも私は毎日書き続けますと、、、段々と見えてきたのです。それが「本当の自分」ってやつ。ここまで潜ると、人生に対する不安ってのはほとんどなくなりますよね。
このように私の場合は「ブログ」という行為を積み重ねることで、「無意識(あの世・原因)」の世界へと深く深く潜ることに成功したわけです。それは「滝行」も同じで、これまで700回近く打たれてきたからこそわかることもあるわけですね。
このように何か特定の行為を積み重ねることで、「無意識」という深海を潜っていけるわけですが、例えばその行為が見つからないとかいう人は、やっぱり「瞑想」そのものをおススメします。もちろん坐禅でもいいです。ちなみに私が参加している坐禅道場は全国に支部があり、たったの1,000円で参禅できて、見性まで導いてもらえますのでかなりおススメです。
またNLPやヘミシンクでも確かにダイビング効果があり、中でもヘミシンクは簡単。CDを聞くだけですから。と言いながら、ヘミシンクで潜れる人って、そんなに多くないとの情報もあります。つまり私が一発で潜れるようになったのは、それまで滝行や瞑想でそのコツを習得してきたからであって、そのような習慣がない人にはやっぱり難しいと言われました。それもそうかもしれませんね。ただ、私はヘミの回し者じゃありませんが、ものすごく簡単に潜れるツールだという実感はあります。
てなわけでして、、、あ、昨日の続きの「空とマントラと数字」って話ができませんでした。また明日ってことで。とにかく、、、どんどん深くまで潜って行きましょう。ちなみに「瞑想」そのものをする場合も、実際に海に潜るイメージをしながらだと、かなりいいところまで行けちゃいますよね。ただ、滝行中は「海猿2」の吉岡を思い出して苦しくなりますけど。今度のセミナーでも、皆さんで潜って行きますので、ご一緒されたい方はお待ちしてます。まだ若干席がありますので。それではまた明日~。ありがとうございました。
ポチリと深く潜って行きませんか。。。
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【東京】11月27日(土)・28日(日):願望実現1dayNLPセミナー(spiritual NLP)
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Qさんは「名前」って言う「レッテル」については、どうお考えですか?
「名前」という「レッテル」が「今」「付いている」「自分」を「認められるか?否か?」っていうことなんですけどね。
何故か、「名前を伏せる」と言う行為ネット社会では当たり前になっていますが、「何か」を主張しようと言う時は「伏せてどうする?」と想う事もしばしば…
「何」を「怖がっている」だろう?って思ったりするんですよね~・・・
名前を公開する事によって出てくる被害?って、そもそも「自分」が招いた事なんじゃないのか?って気がするんですよ…
「レッテル」を「レッテル」として堂々と公表出来ない「レッテル」って何なんだろう?と思ってしまうわけで…
究極的な「全て」を現す「私」では無く、「今」「自分」に「付けられている」「私」を「認められない」もしくは「言えない」のは「何故」か?
と少し考えていました…